JPH0797065B2 - 積分球内壁面反射率測定方法 - Google Patents

積分球内壁面反射率測定方法

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JPH0797065B2
JPH0797065B2 JP22317190A JP22317190A JPH0797065B2 JP H0797065 B2 JPH0797065 B2 JP H0797065B2 JP 22317190 A JP22317190 A JP 22317190A JP 22317190 A JP22317190 A JP 22317190A JP H0797065 B2 JPH0797065 B2 JP H0797065B2
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健一 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光放射測定の分野で広く使用されている積分
球の特性測定に関するものである。
従来の技術 積分球は、光源の全光束を測定する球形光束計として、
あるいは、分光放射計の入射光学系として、あるいは、
分光光度計において材料の拡散反射率を測定するための
光学系としてなど、光放射測定の分野で広く使用されて
いる。
これらの用途において、積分球の効率(入射光に対す
る、受光窓からの出射光束の比)は装置の感度限界や分
光応答度を決める重要な特性であり、これは主に積分球
の内壁面に塗布された白色塗料の反射率によって決ま
る。
積分球の内壁面を完全拡散面と仮定し、その反射率をρ
(λ)とすると、積分球の効率T(λ)は、 T(λ)=k・ρ(λ)/{1−ρ(λ)}……(11) (kは定数) で表される。すなわち、積分球の効率を求めるために
は、ρ(λ)の測定が必要となる。
このρ(λ)を測定する従来の方法としては、内壁面に
塗布したものと同じ白色塗料を小さなサンプルに塗布し
て、それを分光光度計で測定する方法、あるいは、大き
な積分球に対しては、可般型の分光反射率計を球内に持
ち込んで壁面に受光部を直接当てて測定する方法が知ら
れている。また、T(λ)を直接求める方法としては、
積分球の外で分光分布を測定した光源を積分球内に点灯
するか、あるいはその光を積分球内に導き、積分球の受
光窓からの出射光の分光分布を測定し、これと、積分球
外での分光分布との比から求める方法が知られている。
発明が解決しようとする課題 上記の従来の方法において、まず、同じ白色塗料を塗布
したサンプルの分光反射率を測定する方法では、内壁面
が汚れた状態や塗料が経年変化した状態の積分球そのも
のの特性を測定することができない。
積分球の内壁用の白色塗料には、硫酸バリウムやハロン
など、反射率が非常に高い(95%〜99%)材料が使用さ
れる。(6)式からわかるように、ρ(λ)が1に近付
くほど、T(λ)の誤差が増幅される。たとえば、反射
率98%を1%の誤差で99%と測定すれば、T(λ)の値
としては誤差が100倍になり、100%の誤差(測定値が2
倍になる)を生じてしまう。一般に入手できる可般型の
分光反射率計の測定確度は1%以上であり、反射率の高
い内壁面に対してはT(λ)の誤差が非常に大きくな
る。さらに、一般の分光反射率計では、材料への入射/
出射の条件が限られており、積分球の内壁面の測定に必
要な条件(拡散入射/拡散出射)での測定ができない場
合が多い。
また、光源の分光分布を積分球の外と中で測定する方法
では、積分球の効率の分光的な相対値は測定できるが、
壁面の(分光)反射率を求めることはできない。また、
この方法は分光測定器を積分球から着脱する機構が必要
であり、かつ入射条件を同じに保って測定する必要があ
り、光量レベルも大きく異なるため、容易ではない。
このように、従来のいずれの方法を用いても、積分球の
内壁面の反射率を精度よく容易に測定する手段がなかっ
た。
課題を解決するための手段 本発明は、積分球内壁面反射率測定方法に関し、積分球
の中に光を吸収する物体を入れることを特徴とする。ま
た、光吸収物体と光源との間に遮光板を介在させること
を特徴とする。さらに、光源として反射形ランプを用い
ることを特徴とする。また、複数の光吸収物体を用いた
場合、その反射率や形状を等しくすることを特徴とする
ものである。
作用 積分球の内壁の面積Aと光吸収シートの面積sとその反
射率ρを知ることにより、積分球内に光吸収シートを
入れた時と入れない時の比較測定を行なうことにより、
積分球の内壁面反射率ρまたはρ(λ)を求めることが
できる。
また、積分球の内壁の面積Aや2枚の光吸収シートの面
積を知る必要なく(s1=s2とした場合)、2枚の光吸収
シートを順次、積分球内に入れ、光吸収シートを入れな
い場合との比較測定を行なうことにより、積分球の内壁
面の反射率ρまたはρ(λ)を求めることができる。
また、積分球の内壁の面積Aや2枚の光吸収シートの反
射率ρおよびρを知る必要なく(ρ=ρとした
場合)、面積の比のみが判っている2枚の光吸収シート
を順次、積分球内に入れ、光吸収シートを入れない場合
との比較測定を行なうことにより、積分球の内壁面の反
射率ρまたはρ(λ)を求めることができる。
実施例 本発明の実施例について、数式と図面を用いて説明す
る。
第1図は、本発明の第1の実施例である積分球内壁面反
射率測定方法を説明したものである。第1図において、
1は積分球、2は受光器、3は光源、4および6は遮光
板、5は光吸収シートである。第1図において、積分球
1の内壁面の面積をA[m2]、光吸収シート5の面積を
s[m2]、光吸収シート5の反射率をρとする。光源
3は点光源とする。遮光板4は光源3からの直射光が受
光器2に当たらないような位置に置かれている。遮光板
6は、光吸収シート6を置く壁面の位置に直射光が当た
らないようにする位置に置かれている。受光器2は、積
分球1の内壁面上の照度に比例した信号を出力するもの
とする。また、以下の解析では、積分球1の内壁面の反
射特性は完全拡散であり、積分球1内の光の相互反射に
おける遮光板4の影響は無視できるものとする。
光吸収物体を積分球の中に入れた場合は、入れない場合
に比べて、積分球内壁面のみかけの平均反射率が低下
し、積分球の効率T(λ)が(11)式にしたがって大き
く低下する。内壁面の面積がAなる積分球の内壁面上
に、面積がsであり反射率がρ(λ)なる光吸収シー
トを置いた場合、内壁面のみかけの平均反射率ρ′
(λ)は,内壁面の真の反射率をρ(λ)とすると、 ρ′(λ)=ρ(λ)・{1−(s/A) (1−ρ(λ)/ρ(λ))} ……(12) となる。また、ρ(λ),sをρ(λ)≪ρ(λ)、
s≪Aを満たすように選ぶことにより(12)式は、 ρ′(λ)=ρ(λ)・{1−(s/A) (1−ρ(λ))} ……(13) で近似することができる。積分球の効率T(λ)は、
(12),(13)式のρ′(λ)を(11)式のρ(λ)に
代入することにより求められる。
まず、光吸収シート5を積分球1内から除去した状態で
光源3を点灯した場合の受光器2の出力I0は、(11)式
の関係を用いて、 I0=kρ/(1−ρ) ……(14) で表わされる。ここで、kは定数、ρは未知数であり積
分球の内壁面の反射率である。
次に、光吸収シート5を、第1図に示すように積分球1
の内壁面上に置いた場合、積分球下方には直射光が当た
らない。したがって、受光器2の出力I1は(11),(1
2)式から、 で表わされる。(14)式、(15)式において、s、A、
ρが既知であるので、連立方程式として未知数ρとk
を解くことができる。すなわち、(14)式、(15)式か
ら、 ただし、a=I1/I0 c=s/A Aは前記積分球の球内壁の面積 が得られる。この関係により、光吸収シート1枚を用い
て、積分球1の内壁面の反射率を測定することができ
る。
第2図は、本発明第2の実施例を示すものである。第2
図において、1は積分球、2は受光器、3は光源、4は
遮光板、5は光吸収シートである。
第2図において、積分球1の内壁面の面積をA[m2]、
光吸収シート5の面積をs[m2]、光吸収シート5の反
射率をρとする。光源3は点光源とする。遮光板4は
光源3からの直射光が受光器2に当たらないような位置
に置かれている。受光器2は、積分球1の内壁面上の照
度に比例した信号を出力するものとする。また、以下の
解析では、積分球1の内壁面の反射特性は完全拡散であ
り、積分球1内の光の相互反射における遮光板4の影響
は無視できるものとする。
第2図において、積分球内壁面反射率ρは、第1の実施
例と同様にして、(11),(13)式から近似的に、 ただし、a=I1/I0 b=(1−ρ)s/A Aは前記積分球の球内壁の面積 が得られ、この関係により、第1の実施例と同様にし
て、光吸収シート1枚を用いて、積分球1の内壁面の反
射率を測定することができる。
本発明の第2の実施例は、第1の実施例に比べて、少な
い構成で実施することができ、積分球内の遮光板が減る
ことで、容易に実施でき、かつ測定精度を向上させるこ
とができる。
第3図は、本発明の第3の実施例を示すものである。第
3図において、1は積分球、2は受光器、4は遮光板、
5は光吸収シート、7は反射形ランプである。第3図の
構成は、第1図における遮光板6を除去し、光源3を反
射形ランプ7に置き換えたものである。反射形ランプ7
は、光吸収シート5を置く積分球1の壁面の位置に光を
放射しないものであり、反射形ランプ7を用いることに
より、第1図における光源3と遮光板6との組合せの効
果と同等の効果を得ることができ、本発明の第1の実施
例と同様の手順で、(1)式により、積分球内壁面反射
率を測定することができる。
本発明の第3の実施例は、第1の実施例に比べて、少な
い構成で実施することができ、積分球内の遮光板が減る
ことで、容易に実施でき、かつ、測定精度を向上させる
ことができる。
第4図は、本発明の第4の実施例である積分球内壁面反
射率測定方法を説明したものである。第4図において、
1は積分球、2は受光器、4は遮光板、7は反射形ラン
プ、8および9は光吸収シートである。第4図におい
て、積分球1の内壁面の面積をA[m2]、光吸収シート
8の面積をs1[m2]、反射率をρ、光吸収シート9の
面積をs2[m2]、反射率をρとする。遮光板4は反射
形ランプ7からの直射光が受光器2に当たらないような
位置に置かれている。受光器2は、積分球1の内壁面上
の照度に比例した信号を出力するものとする。反射形ラ
ンプ7は、光吸収シート5を置く積分球1の壁面の位置
に光を放射しないものである。また、以下の解析では、
積分球1の内壁面の反射特性は完全拡散であり、積分球
1内の光の相互反射における遮光板4の影響は無視でき
るものとする。
まず、光吸収シート8および9を積分球1内から除去し
た状態で反射形ランプ7を点灯した場合の受光器2の出
力I0は、第1の実施例と同様、(14)式で表わされる。
次に、光吸収シート8を、積分球1の内壁面上(第2図
の点線で示す)に置いた場合、受光器2の出力I1は、
(15)式と同様に、 表わされる。
次に、光吸収シート8を取り去り、同じ位置に光吸収シ
ート9を置いた場合、受光器2の出力I2は、(15)式と
同様に、 で表わされる。(14),(16),(17)式からなる連立
方程式をρに対して解くことにより、積分球内壁面反射
率ρは、 ただし、a1=I1/I0 a2=I2/I0 となる。この関係式から、2枚の光吸収シート8および
9を用いて、積分球1の内壁面の反射率ρを測定するこ
とができる。この実施例においては、積分球の内壁面の
面積Aを知る必要がなく、2種類の光吸収シートの個々
の面積および反射率を知るのみで、積分球内壁面反射率
を測定できるため、精度の高い測定が可能となる。
本発明第5の実施例として、図4の反射形ランプ7を点
光源に代えた場合が考えられる。この場合、第4の実施
例と同様にして、(11),(13)式から、 ただし、a1=I1/I0 a2=I2/I0 b1=s1(1−ρ) b2=s2(1−ρ) (b1≠b2) なる式が導かれ、第4の実施例と同様の手順で、(4)
式から積分球の内壁面の反射率を測定することができ
る。
本発明の第6の実施例として、第4の実施例(第4図)
における2枚の光吸収シート8および9の面積を等しく
すれば、(3)式より、s1=s2とおくことにより、 が導かれる。(5)式により、2枚の光吸収シートの面
積を知る必要なく、積分球内壁面反射率ρを求めること
ができるので、さらに精度の高い測定をすることができ
る。
本発明の第7の実施例として、第4図における反射型ラ
ンプ7を点光源に代え、2枚の光吸収シート8および9
を同じ材料で製作する場合を考える。このとき、2枚の
光吸収シート8および9は、その反射率が等しいとみな
すことができる。したがって、(4)式により、ρ
ρとおくことにより、 ただし、d=s2/s1 が導かれる。(6)式より、2種類の光吸収シートの反
射率をそれぞれ求める必要がなく、積分球内壁面反射率
ρを求めることができる。
本発明の第8の実施例として、材料および面積がそれぞ
れ等しい単位シートを作成し、第7の実施例における光
吸収シート8を単位シート1枚、光吸収シート9を単位
シート2枚で構成すれば、光吸収シートを作成する際に
面積を知る必要がなく、また光吸収シート8および9に
用いた単位シートの枚数の比が光吸収シート8および9
の面積比になるので便利である。
一般に、積分球の内壁面の反射率には波長選択性があ
る。上記の第1〜第8の実施例で述べられている反射率
ρ、ρ、ρは、内壁面の分光反射率を、光源の分光
分布の関数と受光器の分光応答度の関数との積の関数で
重価積分した値を意味する。たとえば、受光器の分光応
答度がV(λ)関数(標準比視感度)と等しければ、
ρ、ρ、ρは光源に対する視感反射率として表わさ
れる。受光器が1波長のみ選択的に応答するものであれ
ば、その波長をλとすると、分光反射率ρ(λ)を測定
することになる。この場合、ρ、ρも、それぞれ、
ρ(λ)、ρ(λ)で求めておくことになる。この
ようにして、受光器を分光測定器におきかえ、各波長毎
に実施例1〜実施例8の測定を行なうことにより、積分
球内壁面の分光反射率ρ(λ)を測定することができ
る。
第5図は、本発明の第9の実施例である積分球内壁面反
射率測定方法を示したものである。第5図において、1
は積分球、4は遮光板、7は反射形ランプ、8および9
は光吸収シート、10は分光測定器である。反射形ランプ
7は、光吸収シート5を置く積分球1の壁面の位置に光
を放射しないものである。光吸収シート8および9の面
積は等しいものとする。また、以下の解析では、積分球
1の内壁面の反射特性は完全拡散てあり、積分球1内の
光の相互反射における遮光板4の影響は無視できるもの
とする。第6の実施例と同様に、光吸収シート8および
9を積分球1内から取り出した状態で各波長の分光測定
器10の出力I0(λ)をまず測定し、次に、光吸収シート
8を積分球1内に置いた場合の分光測定器10の出力I
1(λ)を測定し、次に、光吸収シート8を取り除い
て、光吸収シート9を積分球1内に置いた場合の分光測
定器10の出力I2(λ)を測定すると、(5)式における
a1,a21を、a1(λ),a2(λ),ρ(λ),
ρ(λ)におきかえて、 なる関係式により、積分球内壁面の分光反射率ρ(λ)
を求めることができる。
本発明の第10の実施例として、第9の実施例(第5図)
における反射形ランプ7を点光源に代え、光吸収シート
8および9を同じ材料で製作した場合が考えられる。第
7または8の実施例において、(6)式におけるa1,a2,
ρ1を、a1(λ),a2(λ),ρ(λ),ρ
(λ)におきかえて、 ただし、d=s2/s1 a1(λ)=I1(λ)/I0(λ) a2(λ)=I2(λ)/I0(λ) なる関係が得られる。この関係式を用いることにより、
第9の実施例と同様の手順にて、光吸収シート8および
9の分光反射率ρ(λ)、ρ(λ)を知る必要な
く、それらの面積の比dだけを求めておけば、上記の比
較測定により積分球内壁面の分光反射率ρ(λ)を求め
ることができる。
発明の効果 以上のように、本発明による積分球内壁面反射率測定方
法は、積分球の効率の変化を測定して、内壁面の反射率
を逆算する方法であるため、積分球が機能しているのと
同じ光学的条件(拡散入射/拡散反射)での反射率の測
定ができるため、原理的にきわめて確度が高い。
また、積分球の内壁面の反射率を容易に測定することが
可能になる。さらに、通常に積分球を使用する状態で、
面積(相異なる)の知れた2枚の光吸収シート(反射率
は同じ)を用いることにより、その光吸収シートの反射
率や積分球の内壁の面積を知る必要なく、積分球の内壁
面の反射率を容易に測定することが可能になる。また、
積分球に分光測定器を接続することにより、積分球の内
壁面の分光反射率をより容易に測定することが可能にな
る。
換言すれば、本発明は、容易にかつ高確度で積分球内壁
面反射率を測定する方法を実現するものであり、積分球
の(分光的)効率の校正や、内壁面の白色塗料のよごれ
や経年変化の実測など、積分球の特性評価に広く応用で
きる技術を提供するものであり、その実用性はきわめて
高い。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明の異なる実施例における積分
球内壁面反射率測定方法の説明図である。 1……積分球、2……受光器、3……光源、4、6……
遮光板、5、8、9……光吸収シート、7……反射形ラ
ンプ、10……分光測定器。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内壁面の一部に受光器を有し、光源の特定
    方向の放射光を遮蔽する遮光板を有することを特徴とす
    る積分球において、一定の光束をもつ光源を前記積分球
    内に点灯した時の前記受光器からの出力をI0、面積がs
    で反射率がρなる光吸収シートを前記遮光板によって
    前記光源の放射光が遮蔽される前記積分球の壁面上に置
    いて前記光源を点灯した場合の前記受光器出力をI1とし
    たとき、 ただし、a=I1/I0 c=s/A Aは前記積分球の球内壁の面積 なる関係により、前記積分球の壁面の反射率ρを求める
    ことを特徴とする積分球内壁面反射率測定方法。
  2. 【請求項2】内壁面の一部に受光器を有する積分球にお
    いて、一定の光束をもつ光源を前記積分球内に点灯した
    時の前記受光器からの出力をI0、面積がsで反射率がρ
    なる光吸収シートを前記積分球の壁面上に置いて前記
    光源を点灯した場合の前記受光器出力をI1としたとき、 ただし、a=I1/I0 b=(1−ρ)s/A Aは前記積分球の球内壁の面積 なる関係により、前記積分球の壁面の反射率ρを求める
    ことを特徴とする積分球内壁面反射率測定方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の積分球内壁面反射率測定
    方法において、光源と、遮光板を用いる代わりに、特定
    方向に光を放射しない反射形ランプを用いることを特徴
    とする積分球内壁面反射率測定方法。
  4. 【請求項4】請求項1または3に記載の積分球内壁面反
    射率測定方法において、面積s1,反射率ρなる光吸収
    シートAおよび面積s2,反射率ρなる光吸収シートB
    を置いた場合の受光器出力をそれぞれI1,I2としたと
    き、 ただし、a1=I1/I0 a2=I2/I0 なる関係により、積分球内壁面の反射率ρを求めること
    を特徴とする積分球内壁面反射率測定方法。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の積分球内壁面反射率測定
    方法において、面積がs1,反射率ρなる光吸収シート
    Aおよび面積s2,反射率ρなる光吸収シートBを置い
    た場合の受光器出力をそれぞれI1、I2としたとき、 ただし、a1=I1/I0 a2=I2/I0 b1=s1(1−ρ) b2=s2(1−ρ) (b1≠b2) なる関係により、積分球壁面反射率ρを求めることを特
    徴とする積分球内壁面反射率測定方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の積分球内壁面反射率測定
    方法において、光吸収シートAおよび光吸収シートBの
    面積を、s1=s2のように選ぶことにより、 なる関係により、積分球の壁面の反射率ρを求めること
    を特徴とする積分球内壁面反射率測定方法。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の積分球内壁面反射率測定
    方法において、光吸収シートAおよび光吸収シートBの
    反射率を、ρ=ρのように選ぶことにより、 ただし、d=s2/s1 なる関係により、積分球壁面反射率ρを求めることを特
    徴とする積分球内壁面反射率測定方法。
  8. 【請求項8】請求項4または5に記載の積分球内壁面反
    射率測定方法において、面積の等しい光吸収シートを単
    数もしくは複数用いて、光吸収シートAおよびBを構成
    することを特徴とした積分球内壁面反射率測定方法。
  9. 【請求項9】請求項1または3に記載の積分球内壁面反
    射率測定方法において、受光器を分光測定器に置き換
    え、I0,I1を各波長において測定した値をI0(λ)、I1
    (λ)とするとき、 ただし、a(λ)=I1(λ)/I0(λ) c=s/A Aは前記積分球の球内壁の面積 ρ(λ)は光吸収シートの分光反射率 なる関係により、積分球内壁面の分光反射率ρ(λ)を
    求めることを特長とする積分球内壁面反射率測定方法。
  10. 【請求項10】請求項2に記載の積分球内壁面反射率測
    定方法において、受光器を分光測定器に置き換え、I0,I
    1を各波長において測定した値をI0(λ)、I1(λ)と
    表わし、 ただし、a(λ)=I1(λ)/I0(λ) b(λ)=(1−ρ(λ))s/A Aは前記積分球の球内壁の面積 ρ(λ)は光吸収シートの分光反射率 なる関係により、前記積分球の壁面の分光反射率ρ
    (λ)を求めることを特徴とする積分球内壁面反射率測
    定方法。
  11. 【請求項11】請求項6に記載の積分球内壁面反射率測
    定方法において、受光器を分光器に置き換え、I0、I1
    I2を各波長において測定した値をI0(λ)、I1(λ)、
    I2(λ)とするとき、 なる関係により、前記積分球の壁面の分光反射率ρ
    (λ)を求めることを特徴とする積分球内壁面反射率測
    定方法。
  12. 【請求項12】請求項7または8に記載の積分球内壁面
    反射率測定方法において、受光器を分光器に置き換え、
    I0、I1、I2を各波長において測定した値をI0(λ)、I1
    (λ)、I2(λ)とするとき、 ただし、d=s2/s1 a1(λ)=I1(λ)/I0(λ) a2(λ)=I2(λ)/I0(λ) なる関係により前記積分球の壁面の分光反射率ρ(λ)
    を求めることを特徴とする積分球内壁面反射率測定方
    法。
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