JPS6210667Y2 - - Google Patents

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JPS6210667Y2
JPS6210667Y2 JP6576579U JP6576579U JPS6210667Y2 JP S6210667 Y2 JPS6210667 Y2 JP S6210667Y2 JP 6576579 U JP6576579 U JP 6576579U JP 6576579 U JP6576579 U JP 6576579U JP S6210667 Y2 JPS6210667 Y2 JP S6210667Y2
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JP
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light
reflector
reflected
measured
integrating sphere
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JP6576579U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は反射器用測色計に関するものである。
車輛用再帰反射器はたとえば自動車非常警告反射
器、自転車用リフレツクスリフレクタのように表
面がほぼ平面で裏面がダイヤカツト状の凹凸のあ
る有色の透明性材料でつくられた反射板であつ
て、これに表面から光を当てると透明な本体に入
つた光は裏面の凹凸部で反射し元の入射方向に戻
るいわゆる再帰反射光の性能を有している。この
ような性質をもつ反射器は以下詳述するように従
来の測色計ではとうてい正しい測色はできなかつ
た。
本考案は測色計の光学系受光部を改良し、精度
高い測色をなしうる反射器用の測色計を提供する
ものである。測定せんとする再帰反射器の外観は
第1図に示すよう表面1がほぼ平面で裏面(2)は立
方体のかどが多数ならべられ、各規則正しくなら
べられた状態の凹凸面を有し素材は着色透明体で
ある。このものは従来の測色計では測色すること
は困難であり、正しい結果は全く得られない。そ
の理由は拡散光、透過光が極めて弱く再帰反射光
を受光し得ないようになつているからである。
例として第2図に示すような従来の光学系をも
ちい反射器の透過光からの測色、即ち光源3と積
分球4の間に測定せんとする再帰反射器5をおき
5を透過した透過光を積分球4に集め色の三属性
X,Y,Zの特性を有する三つの受光器6,7,
8で受光し計測部9でX,Y,Z値又は色度xy
を測定する。この場合3からの平行光線は測定物
反射器に直角に入射するので殆どの光は元の入射
方向に再帰光として戻り、僅かに透過した光は更
に図中矢印のように乱れ拡散し積分球内に入る光
線は極めて少ない。従つて測定しにくく測定して
も著しく精度が悪い。
第2の例として従来の測色計で反射光又は反射
拡散光で測定する測色、即ち第3図において積分
球10の端部に穴をあけた反射測定用アパーチヤ
に測定せんとする反射射器11を入射と直角にお
き光源12からの平行光線を11にあて11から
の拡散光を積分球内に集め13,14,15の受
光器で受光し前と同様にX,Y,Z値又は色度
xyを測定する。この場合も11に入射した光の
大部分が光源側に戻り拡散光は極めて少く前と同
様測定精度が悪い。
なお反射器の光の方向について説明を加える。
第4図は反射器の一部断面図を示し入射光が表面
と直角の場合の光路を示す。矢印16の方向から
の入射光は反射器内部に入り裏面17で反射し表
面と平行に進み別の裏面18で反射し入射方向に
平行に進み反射器内から外部に出て光源側に再帰
光として戻る。19,20は裏面から出た透過光
でこれは反射器内部を反射した光に比較し極めて
弱い、拡散光については図示していないが素材が
透明体なので散乱光は極めて少ない。
以上のように従来の測色計では反射器の測定は
不可能で止むを得ず測定物の凹凸を研削研磨し平
面に加工し再帰反射性能を破壊し単なる透明物体
として透過光の測定で測定を行つていた。破壊せ
ずに直接現物のまま測色する装置の開発が望まれ
ていた。
本考案は測定せんとする反射器が入射角度を直
角から傾斜させると再帰反射光が弱まり拡散光が
増大する性質に着目し、入射光を傾射測定体にあ
て増大された拡散光の測定により正確に行うこと
ができるようにしたものである。しかし乍ら従来
の測色計に単に傾斜してとりつけた丈では測定し
得ない。
第5図は再帰反射体の一部断面図で表面21に
対し入射光22を斜め(図は45゜)に入射した場
合の光の進路を示すものである。22の入射光は
23の内部に屈折して入り裏面24で反射し表面
21の方向に進む。次に内外の境界25で反射し
裏面26で反射し21の表面から外部に屈折して
27の拡散光方向となる。
かように入射光の方向とは違つた角度の方向に
進むのでこの拡散した光を積分球に集めることは
容易であり受光量も大なる故正確なる測定が可能
となる。なお22の入射光に対し21の表面で反
射する正反射光28、ならびに裏面24,26か
ら裏側にでる透過光24,30、そのほか24か
ら反射した光が25において外部に出る拡散光3
1がある。このうち正反射光28は反射器内部へ
入らず光源の光が反射するので測定せんとする反
射器の色に関係がない。裏側に出る光は僅かであ
り又これは反射器目的の実情に沿はない光であ
る。従つて27,31の拡散光を測色すればよ
い。以下本考案の実施態様を具体的に例示して説
明する。
第6図は本考案の測色計の光学部の側面断面図
である。
ベース32の上に積分球33、レンズ34,3
5,35′ピンホール板36、電球37、凹面鏡
38から構成する光源部を配置して積分球の一端
の開口部39から光源よりの平行光線をいれる。
光路上で積分球他端に開口部40を設け入射平行
光線と斜の角度例えば45゜に傾斜する面の試料台
41を開口部に接続する。試料台のアパーチヤ部
に測定せんとする反射器42をのせる。43は測
定せんとする反射器からの正反射光を吸収させる
ためと外部から光が光学系内に入らないための光
吸収箱で内面は一例として黒色塗装してある。4
4は反射器42の裏面から透過してきた光を吸収
させるためと外部からの光が反射器を通して光学
系内に入らないための光吸収箱で42の反射器の
出し入れに差支えないように着脱可能とする。4
5,45′,45″は受光器で従来技術と同じよう
にフイルタ光電池などから構成し色の三属性X,
Y,Zが測れるような総合感度特性を有し従来の
計測回路と接続する。測定すべき反射器42の内
部に入つた光は裏面凹凸部で反射し再び外部に出
て再帰反射光に相当する拡散光を積分球内にいれ
る。46は冷却フアン47はカバーである。
本考案の測定手順はまず標準板を42の代りに
試料台41上にのせ従来の調整方法と同じように
標準板のX,Y,Z値が計測器に指示するよう計
測器の回路を調整する。次に測定せんとする反射
器にのせかえX,Y,Z指示値を読み測定する。
標準板は酸化マグネシウム又は硫酸バリウムなど
の白色で角度に対し無方向のものでこれの標準値
の測定は従来技術の分光測色および計算による。
次に本考案による測定値と従来の破壊による方法
による測定値の比較例を示す。
本案測定値 色度 x=0.660 y=0.330 従来測定値(破壊法)
色度 x=0.668 Y=0.330 xについては小数点二桁、yについては三桁目
迄一致し結果良好である。
また傾斜角度については実験の結果45°が最も
明るい拡散光を得ることが判つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は再帰反射器の斜視図、第2図は従来の
測色計での透過による測定の説明図、第3図は従
来の測色計で反射による測定の説明図、第4図は
反射器の一部断面図で入射光が表面と直角の場合
の光路を示す。第5図は反射器の一部断面図で入
射光が表面と斜の場合の光路を示す。第6図は本
考案の実施例の光学的構成を示す断面図である。 1……表面、2……裏面、3……光源、4……
積分球、5……再帰反射器、6,7,8……受光
器、9……計測器、10……積分球、11……反
射器、12……光源、13,14,15……受光
器、16……入射光、17,18,19,20…
…裏面、21……表面、22……入射光、23…
…反射器内部、24……裏面、25……内外の境
界、26……裏面、27……拡散光、28……正
反射光、29,30……透過光、31……拡散
光、32……ベース、33……積分球、34,3
5,35′……レンズ、36……ピンホール板、
37……電球、38……凹面鏡、39,40……
開口部、41……試料台、42……測定せんとす
る反射器、43,44……光吸収箱、45,4
5′,45″……受光器、46……冷却フアン、4
7……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光学系受光部の積分球33に、その入光口39
    に対向する位置に開口部40を設け、該開口部4
    0の外側に光入射方向に対して傾斜面をなす試料
    台41を設け、かつこれを覆う着脱自在の透過光
    吸収箱44を配置すると共に該試料台41の下側
    には反射光吸収箱43を一体に形成したことを特
    徴とする反射器用測色計。
JP6576579U 1979-05-18 1979-05-18 Expired JPS6210667Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6576579U JPS6210667Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6576579U JPS6210667Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55167132U JPS55167132U (ja) 1980-12-01
JPS6210667Y2 true JPS6210667Y2 (ja) 1987-03-13

Family

ID=29299762

Family Applications (1)

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JP6576579U Expired JPS6210667Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18

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