JP2509208Y2 - 積分球式濁度計 - Google Patents

積分球式濁度計

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JP2509208Y2
JP2509208Y2 JP1990028550U JP2855090U JP2509208Y2 JP 2509208 Y2 JP2509208 Y2 JP 2509208Y2 JP 1990028550 U JP1990028550 U JP 1990028550U JP 2855090 U JP2855090 U JP 2855090U JP 2509208 Y2 JP2509208 Y2 JP 2509208Y2
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integrating sphere
sample
light
light source
detector
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JP1990028550U
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浩美 大川
理一郎 鈴木
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Horiba Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、積分球を用いた濁度計の改良に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来までの一般的な積分球式濁度計を示し、
同図において、1は可視光2を発する光源であり、3は
光源1から発せられた可視光2を集光するコンデンサレ
ンズ、4はピンホール、5はコリメータレンズであり、
このコリメータレンズ5を介して試料セル6中の試料に
可視光2を照射する。
7は試料セル窓6aに近接するように設けられた積分球
で、アルミニウムの削り出し等から成る内部に球状の空
間7aを形成し、その内面に白色塗装を施してある。そし
て、試料セル6中の試料に可視光2を照射することによ
って生ずる散乱光を検出するための例えばフォトダイオ
ードから成る散乱光検出器8がその内部空間7aに接する
ように積分球7に埋設されている。
9は試料セル6からの透過光を検出するためのフォト
ダイオード等から成る透過光検出器であり、迷光による
影響を小さくするために、内部空間7aに連なり、その内
面に黒色塗装を施した筒体10の先端に設置されている。
また、11は散乱光検出器8に透過光の散乱等による迷
光が混入しないようにするための遮光板である。
而して、上記散乱光検出器8及び透過光検出器9でそ
れぞれ検出される散乱光及び透過光の信号量の比を求め
ることにより、試料の濁度を測定することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成による積分球7は、上述した
ようにアルミニウムの削り出し等から成るため、その内
部に球状の空間7aを形成するにはまず、少なくとも2分
割した後、その内面を球状に精密加工し、その後白色塗
装を施す。また、散乱光検出器8に透過光の散乱等によ
る迷光が混入しないようにするための遮光板11をも取り
付ける等の複雑且つ、非常に特殊な加工を必要とし、そ
のため製作が困難となり、延いてはコストが嵩む欠点が
あった。
また、積分球7はその内面に加工を行う都合上、その
小型化には限界があり、一般的には50mmφ以下にするこ
とは困難で、そのため装置全体が大型になるという欠点
もあった。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的とするところは、測定精度が高く、製作が容易で
且つ、小型化も可能な低コストの積分球式濁度計を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る積分球式濁
度計は、積分球を中実の透明体で形成し、その外面に白
色塗装を施すと共に、その外面の一部に散乱光検出器を
設け、かつ、前記積分球の前記光源とは反対側に中実の
透明体よりなる突出部を突設してその外面に黒色塗装を
施すとともに先端に透過光検出器を設ける一方、前記積
分球の前記光源と対応する側に中実の透明体よりなる内
側突出部を突設し、その内側突出部を前記試料を導入す
るためのセルの光源とは反対側に設けた不透明材料より
なる板材に貫挿一体化させることによりその内側突出部
に前記試料を接触させてなることを特徴としている。
〔作用〕
上記特徴構成によれば、従来までの積分球の製作方法
に比べて、遥かに製作が容易になり、そのためコストも
低減する。また中実の透明体の内部にはほとんど加工を
必要としないため、非常に小型の積分球が製作可能とな
る。そして、セルの光源とは反対側に設けた不透明材料
よりなる板材に積分球の内側突出部を貫挿一体化させて
その内側突出部に試料を接触させ、光源とは反対側のセ
ル窓を不要としたことにより、従来、セル窓の表面反射
によって生じていた散乱光を低減することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る積分球式濁度計の一実施例を示
し、同図において、第3図に示す符号と同一のものは同
一物または相当物を示す。
ここで12は、光透過性に優れた中実の透明材料(例え
ばガラスやプラスチック等)を球状に加工または成形し
た後、その外面に白色塗装を施した積分球であり、8は
試料セル6中の試料にコヒーレント光としての例えば可
視光2を照射することによって生ずる散乱光を検出する
ために積分球12の外面の一部に設置された例えばフォト
ダイオードから成る散乱光検出器であり、9は試料セル
6からの透過光を検出するための例えばフォトダイオー
ドから成る透過光検出器であり、迷光による影響を小さ
くするために光源とは反対側の積分球12の外面から連設
され、外面に黒色塗装を施した中実の透明体から成る突
出部13の先端に設置されている。
その積分球12の光源1と対応する側に中実の透明体よ
りなる内側突出部12aを突設し、その内側突出部12aを、
試料セル6の光源とは反対側に設けた不透明材料よりな
る板材14に貫挿一体化させ、その内側突出部12aを試料
セル6中の試料に接触させるようにして、試料セル6の
光源とは反対側のセル窓を不要としている。なお、その
内側突出部12aと板材14には、それぞれネジ部12′14′
を形成して、両者を螺合させて一体化している。
而して、光源1からの可視光2をコンデンサレンズ
3、ピンホール4、コリメータレンズ5を介して試料セ
ル6中の試料に照射し、ここで散乱された散乱光の一部
は内側突出部12aから積分球12の内部に入り、積分球12
の外面が白色塗装されているために乱反射を繰り返し、
散乱光検出器8で検出される。また、試料セル6中で散
乱されない透過光は積分球12の内部においてもほとんど
反射されずに前記突出部13内に入る。しかも、突出部13
の外面は黒色塗装されているので突出部13に入り込んだ
散乱光はほとんどそこで吸収され、透過光のみが透過光
検出器9において検出される。このようにして散乱光検
出器8及び透過光検出器9でそれぞれ検出された散乱光
及び透過光の信号量の比を求めることにより試料の濁度
を測定することができる。
そして、特に、本発明では、試料セル6の光源とは反
対側に不透明材料よりなる板材14を設けて、その板材14
に内側突出部12aを貫挿一体化させて、試料をその内側
突出部12aに接触させ、光源とは反対側のセル窓を不要
としたので、従来、セル窓の表面反射によって生じてい
た散乱光を低減させることができ、これにより精度の高
い測定が可能となる。
また、15は透過光の散乱等による迷光が散乱光検出器
8に混入するのを防ぐための遮光手段としての切り込み
部であり、この切り込み部15に黒色塗装を施すことによ
り迷光を吸収させるようにしてもよい。
上記別実施例で述べた切り込み部15以外に、迷光から
散乱光検出器8を防ぐ方法としては、散乱光検出器8自
体を透過光検出器9と同様に突出部の先端に設ける等し
て積分球12の外面から若干遠ざけるようにして設置する
のもよい。なお、セルを管状材料から構成する場合、板
材14はセルと同一部材で一体化して構成される場合もあ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、従来までの積
分球の製作方法に比べて、遥かに製作が容易になり、そ
のためコストも低減する。また中実の透明体の内部には
ほとんど加工を必要としないため、非常に小型の積分球
が製作可能となる。
さらに、試料セル窓を必要とせず、そのため試料セル
窓の表面反射によって生じていた散乱光を低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の積分球式濁度計の一実施例を示す構成
図、第2図は従来の積分球式濁度計の構成図である。 1……光源、2……可視光、8……散乱光検出器、9…
…透過光検出器、12……積分球、13……突出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−85336(JP,A) 特開 昭52−152274(JP,A) 特開 昭54−118298(JP,A) 特開 昭61−83940(JP,A) 特開 昭62−66142(JP,A) 実開 昭62−146932(JP,U) 実開 昭54−38087(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を試料に照射させ、当該試料
    からの散乱光を積分球内で乱反射させた後、散乱光検出
    器で検出し、前記試料からの透過光を透過光検出器で検
    出して、そんぞれの信号量の割合から濁度を求める積分
    球式濁度計において、前記積分球を中実の透明体で形成
    し、その外面に白色塗装を施すと共に、その外面の一部
    に散乱光検出器を設け、かつ、前記積分球の前記光源と
    は反対側に中実の透明体よりなる突出部を突設してその
    外面に黒色塗装を施すと共に先端に透過光検出器を設け
    る一方、前記積分球の前記光源と対応する側に中実の透
    明体よりなる内側突出部を突設し、その内側突出部を、
    前記試料を導入するためのセルの光源とは反対側に設け
    た不透明材料よりなる板材に貫挿一体化させることによ
    りその内側突出部に前記試料を接触させてなることを特
    徴とする積分球式濁度計。
JP1990028550U 1990-03-19 1990-03-19 積分球式濁度計 Expired - Lifetime JP2509208Y2 (ja)

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CN103472000A (zh) * 2013-09-25 2013-12-25 北京无线电计量测试研究所 含缓冲气的原子气体中各组分比例的检测方法及装置

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CN103472000B (zh) * 2013-09-25 2015-11-18 北京无线电计量测试研究所 含缓冲气的原子气体中各组分比例的检测方法及装置

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