JPH10132662A - ダブルビーム積分球 - Google Patents

ダブルビーム積分球

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JPH10132662A
JPH10132662A JP28395996A JP28395996A JPH10132662A JP H10132662 A JPH10132662 A JP H10132662A JP 28395996 A JP28395996 A JP 28395996A JP 28395996 A JP28395996 A JP 28395996A JP H10132662 A JPH10132662 A JP H10132662A
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JP
Japan
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integrating sphere
sample
light
window
white surface
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Pending
Application number
JP28395996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Tamura
哲司 田村
Takeo Tanaami
田名網健雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料と参考白色面の法線方向が積分球の中心
を向いていると共に、光トラップが試料と参考白色面で
共用されるダブルビーム積分球を提供すること。 【解決手段】 積分球10の北極に設置される光トラッ
プ16と、この積分球の南極近傍に設けられると共に、
試料40の法線方向が当該積分球の中心方向とほぼ一致
する姿勢で装着される試料面開口11と、この積分球の
赤道上に設置される入射窓12と、この積分球の南極近
傍に設けられると共に、参考白色面50の法線方向が当
該積分球の中心方向とほぼ一致する姿勢で装着される標
準面開口13と、この積分球の光トラップ近傍に設けら
れる測定用測光窓14a及び参考用測光窓14bとを備
えるダブルビーム積分球であって、前記測定用測光窓を
前記試料に対する測定側測光窓からの正反射光が当該光
トラップに反射する位置に設け、前記参考用測光窓をこ
の参考白色面に対する参考側受光器からの正反射光が当
該光トラップに反射する位置に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分光測定器等に用
いられる二光路(ダブルビーム)の積分球装置に関し、
特に標準試料、測定試料並びに光トラップの配置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は反射物体測定の場合の照明及び受
光の幾何学的条件の説明図で、例えばJIS−Z872
2に解説されている。図において、積分球10は、球の
内壁に拡散反射率の大きい白色塗料が塗布されたもの
で、入射窓12を通して球内に入射した光は、球の内壁
で拡散反射を繰り返して測光窓14を通って球の外部に
出る構造となっている。光トラップ16は、正反射光を
吸収するもので、例えば平滑な鏡面試料を置いたとき、
その正反射光の少なくとも95%を吸収するものであ
る。光トラップの有無は、測定値への影響が大きく、特
に物体の色に重点を置く場合には、光トラップを用いて
正反射光を除いて測定する。受光器20の方向は、試料
の法線方向に対して6〜10°程度傾いている。受光器
20の方向が、試料の法線方向と一致すると、受光の開
口が光トラップと同様の効果を与え、レンズ面の反射等
でその性能が左右される為である。
【0003】図4は従来の二光路(ダブルビーム)の積
分球装置の構成図である。ここでは、光源30が積分球
10の上面(北極)に位置し、受光器20が積分球10
の赤道上に位置している。積分球10の底面(南極)に
は、試料40と参考白色面50が設置されている。参考
白色面50を用いて光源30の光度や受光器20の感度
の変動を補償して、試料40の測定が正確に行われるよ
うにする。ここでは、光源30から照射された光は分光
器32を介して、例えば5nm幅の波長間隔で分光され
て、交照ミラー34により試料40と参考白色面50を
交互に照らし、反射光は受光器20で検出される。光ト
ラップ16は、試料40と参考白色面50からの正反射
光に対して共用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4の従来装
置によれば、積分球10の底面に設置された試料40と
参考白色面50の法線方向が、積分球10の中心に対し
て10°程度傾いているので、試料40と参考白色面5
0の領域は積分球10の本来予定する球面とは相違して
いる。そのため、積分球10を加工して試料40と参考
白色面50を装着するのに際して手間がかかると共に、
積分球10の内壁が完全な球面からは乖離しているので
積分球の本来予定する完全な拡散光を得るについて誤差
を生ずる恐れがあるという課題があった。
【0005】他方、従来装置として試料40と参考白色
面50の法線方向が積分球10の中心を向いているダブ
ルビーム積分球も知られているが、光トラップ16が試
料40と参考白色面50のそれぞれに対して設けられて
いる。光トラップ16が積分球に2箇所設けられている
と、構成が複雑になると共に、参考白色面50を用いて
光源30の光度や受光器20の感度の変動を補償して試
料40の正確な測定値を得ることが困難になるという課
題があった。本発明は上述の課題を解決したもので、試
料と参考白色面の法線方向が積分球の中心を向いている
と共に、光トラップが試料と参考白色面で共用されるダ
ブルビーム積分球を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、積分球10の北極に設置された光トラップ16
と、この積分球の南極近傍に設けられると共に、試料4
0の法線方向が当該積分球の中心方向とほぼ一致する姿
勢で装着される試料面開口11と、この積分球の赤道上
に設置される入射窓12と、この積分球の南極近傍に設
けられると共に、参考白色面50の法線方向が当該積分
球の中心方向とほぼ一致する姿勢で装着される標準面開
口13と、この積分球の光トラップ近傍に設けられる測
定用測光窓14a及び参考用測光窓14bとを備えるダ
ブルビーム積分球であって、前記測定用測光窓を前記試
料に対する測定側測光窓からの正反射光が当該光トラッ
プに反射する位置に設け、前記参考用測光窓をこの参考
白色面に対する参考側受光器からの正反射光が当該光ト
ラップに反射する位置に設けることを特徴としている。
【0007】本発明の構成によれば、測定用測光窓から
の正反射光が、測定側測光窓→試料→光トラップとなる
経路を経ると共に、参考用測光窓からの正反射光が、参
考側測光窓→参考白色面→光トラップとなる経路を経る
ので、光トラップが試料と参考白色面とで共用される。
試料面開口11では、試料40の法線方向が積分球の中
心方向とほぼ一致する姿勢で装着される。また、標準面
開口13では、参考白色面50の法線方向が積分球の中
心方向とほぼ一致する姿勢される。この結果、積分球の
内壁は試料と参考白色面とで実質的に球面の一部をな
し、拡散反射の特性が理論値に近いものとなり、正確な
測定値が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例を示す構成図で、(A)
は光路を示す正面図、(B)は側面図である。ここで
は、積分球10に光源30を付随させ、分光器及び受光
器を二台持って、試料40及び参考白色面50に拡散光
を照明した後、反射光をそれぞれ分光して同時測定を可
能にしたものである。図において、積分球10には、試
料面開口11、標準面開口13、入射窓12、測定用測
光窓14a、参考用測光窓14b及び光トラップ16が
設けられている。試料面開口11は、積分球10の南極
近傍に設けられるもので、試料40の装着姿勢は試料4
0の法線方向が積分球10の中心方向とほぼ一致するも
のとなっている。標準面開口13は、積分球10の南極
近傍に設けられるもので、参考白色面50の装着姿勢は
参考白色面50の法線方向が積分球10の中心方向とほ
ぼ一致するものとなっている。
【0009】入射窓12は、積分球10の赤道面上に設
けられたもので、光源30が装着されている。測定用測
光窓14aは、積分球10の光トラップ16近傍に設け
られるもので、積分球10の外側には測定側分光器42
及び測定側受光器44が装着される。参考用測光窓14
bは、積分球10の光トラップ16近傍に設けられるも
ので、積分球10の外側には参考側分光器52及び参考
側受光器54が装着される。光トラップ16は、積分球
10の北極上に設けられている。バッフル18は、積分
球10の入射窓12と試料面開口11、標準面開口13
との間に設けられた遮蔽板で、光源30から試料40や
参考白色面50が直接照射されるのを防止する。尚、測
定側分光器42には、測定用測光窓14aからの光を導
く受光光学系も付設されている。参考側分光器52に
も、参考用測光窓14bからの光を導く受光光学系が付
設されている。
【0010】このように構成された装置の動作について
説明する。光源30からの光は、入射窓12をへて積分
球10の内壁で拡散され、試料40及び参考白色面50
を照明する。試料40からの反射光は、測定用測光窓1
4aを介して測定側分光器42及び測定側受光器44に
送られる。参考白色面50からの反射光は、参考用測光
窓14bを介して参考側分光器52及び参考側受光器5
4に送られる。尚、測定用測光窓14a及び参考用測光
窓14bへの正反射方向成分は、光トラップ16を開閉
させることで、SCI(specular component include)と
SCE(specular component exclude)の条件で測定が可
能である。
【0011】図2は本発明の他の実施例を示す構成図
で、(A)は光路を示す正面図、(B)は側面図であ
る。ここでは、積分球10に分光器及び受光器を付随さ
せ、光源30からの光を分光し、単色光として後積分球
10に導入し、交照ミラー34を用いて試料40と参考
白色面50を交互に照明し、試料40と参考白色面50
からの拡散反射光を受光している。これによれば、白色
光照明による蛍光の影響を調べることが可能となる。図
において、積分球10には、試料面開口11、標準面開
口13、測定用入射窓12a、参考用入射窓12b、測
光窓14及び光トラップ16が設けられている。試料面
開口11、標準面開口13及び光トラップ16は、図1
の構成と同様である。
【0012】測定用入射窓12aは、積分球10の光ト
ラップ16近傍に設けられるもので、測定用入射窓12
aの正反射光は試料40で反射して光トラップ16に到
る。参考用入射窓12bも、積分球10の光トラップ1
6近傍に設けられるもので、参考用入射窓12bの正反
射光は参考白色面50で反射して光トラップ16に到
る。ここでは、測定用入射窓12aと参考用入射窓12
bは、積分球の北極と南極とを結ぶ中心線に対して、左
右対称に設けられている。測定用入射窓12a及び参考
用入射窓12bに入射する光学系は、積分球10の北極
上に設置された光源30、分光器32、交照ミラー34
及び反射ミラーよりなっている。測光窓14は、積分球
10の赤道面上に設けられたもので、受光器20が設け
られている。
【0013】このように構成された装置の動作を次に説
明する。光源30からの光は、分光器32により単色光
となり、交照ミラー34に送られる。交照ミラー34が
測定用入射窓12aから試料40を照明するモードで
は、試料40からの反射光は、測光窓14を介して受光
器20に到る。他方、交照ミラー34が参考用入射窓1
2bから参考白色面50を証明するモードでは、参考白
色面50からの反射光も測光窓14を介して受光器20
に到る。
【0014】次に、測定用入射窓12aから試料40に
到る試料用光路と、参考用入射窓12bから参考白色面
50に到る参考用光路の幾何学的関係について説明す
る。図示するように、試料用光路と参考用光路とは交差
している。そして、試料40と参考白色面50は、積分
球10の中心に正対して配置されている。これによれ
ば、光源30は試料40と参考白色面50に対称な位置
に配置され、且つ光トラップも試料40と参考白色面5
0で共用されている。そこで、試料40と参考白色面5
0の測定光学系は対称性が高く、また試料40と参考白
色面50の法線方向は積分球10の中心方向と大略一致
しているので、積分球10の内壁が球面形状に近くなっ
ている。
【0015】この関係は図1の実施例でも同様である。
即ち、測定用測光窓14aから試料40に到る試料用光
路と、参考用測光窓14bから参考白色面50に到る参
考用光路の幾何学的関係について説明する。図示するよ
うに、試料用光路と参考用光路とは交差している。そし
て、試料40と参考白色面50は、積分球10の中心に
正対して配置されている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
トラップが試料40と参考白色面50で共用されると共
に、試料40と参考白色面50の法線方向は積分球10
の中心方向と大略一致している積分球としたので、積分
球10に対する試料40と参考白色面50の取付けが容
易で、且つ積分球の本来予定する完全な拡散光に近く、
分光測定が正確にできる積分球が得られるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図3】反射物体測定の場合の照明及び受光の幾何学的
条件の説明図である。
【図4】従来の二光路(ダブルビーム)の積分球装置の
構成図である。
【符号の説明】
10 積分球 11 試料面開口 12 入射窓 13 標準面開口 14 測光窓 16 光トラップ 18 バッフル 20 受光器 30 光源 40 試料 50 参考白色面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積分球(10)の北極に設置される光トラ
    ップ(16)と、 この積分球の南極近傍に設けられると共に、試料(4
    0)の法線方向が当該積分球の中心方向とほぼ一致する
    姿勢で装着される試料面開口(11)と、 この積分球の赤道上に設置される入射窓(12)と、 この積分球の南極近傍に設けられると共に、参考白色面
    (50)の法線方向が当該積分球の中心方向とほぼ一致
    する姿勢で装着される標準面開口(13)と、 この積分球の光トラップ近傍に設けられる測定用測光窓
    (14a)及び参考用測光窓(14b)と、 を備えるダブルビーム積分球であって、 前記測定用測光窓を前記試料に対する測定側測光窓から
    の正反射光が当該光トラップに反射する位置に設け、前
    記参考用測光窓をこの参考白色面に対する参考側受光器
    からの正反射光が当該光トラップに反射する位置に設け
    ることを特徴とするダブルビーム積分球。
  2. 【請求項2】積分球(10)の北極に設置される光トラ
    ップ(16)と、 この積分球の南極近傍に設けられると共に、試料(4
    0)の法線方向が当該積分球の中心方向とほぼ一致する
    姿勢で装着される試料面開口(11)と、 この積分球の南極近傍に設けられると共に、参考白色面
    (50)の法線方向が当該積分球の中心方向とほぼ一致
    する姿勢で装着される標準面開口(13)と、 この積分球の光トラップ近傍に設けられる測定用入射窓
    (12a)及び参考用入射窓(12b)と、 この積分球の赤道上に設置される測光窓(14)と、 を備えるダブルビーム積分球であって、 前記測定用入射窓を前記試料に対する測定側入射窓から
    の正反射光が当該光トラップに反射する位置に設け、前
    記参考用入射窓をこの参考白色面に対する参考側受光器
    からの正反射光が当該光トラップに反射する位置に設け
    ることを特徴とするダブルビーム積分球。
JP28395996A 1996-10-25 1996-10-25 ダブルビーム積分球 Pending JPH10132662A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105651380A (zh) * 2016-01-22 2016-06-08 上海倍蓝光电科技有限公司 一种大视场负角度均匀光源系统
CN112513615A (zh) * 2018-01-30 2021-03-16 格兰森斯股份公司 用于校准积分腔的方法

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