JPH05302720A - 電子レンジの操作パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作箇所を少なくして、使用者の誤操作を低
減できる便利な電子レンジの操作パネルを提供する。 【構成】 電子レンジの操作パネルは、第１の操作部
７，第２の操作部８，取り消しキー９，対照表１０，及
び表示部１１から構成されており、第１の操作部７と第
２の操作部８は同じ場所に配置されている。第１の操作
部７は調理時間及びレンジ出力を選択する機能を有し、
第１の操作部７で所望の調理時間及びレンジ出力が選択
されると、選択された調理時間及びレンジ出力に対応す
る調理番号が表示部１１で表示される。第２の操作部８
は調理時間及びレンジ出力の選択可能状態への移行と調
理の開始を行う機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、調理時間やレンジ出力
を選択して運転することのできる電子レンジに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】近年、予め調理メニューに対応した調理
データをメモリに蓄積しておき、選択されたメニューに
応じてマイクロプロセッサとセンサーの働きにより自動
的に調理を行う機能を備えたものが主流となってきてい
る。以下、従来の電子レンジの操作パネルについて図２
を参照しながら説明する。

【０００３】従来の電子レンジの操作パネルは、第１の
操作部１と第２の操作部２と第３の操作部３と対照表４
と表示部５と取り消しキー６により構成されており、第
１の操作部１は左右へ回動が可能になっており、第２の
操作部２と第３の操作部３と取り消しキー６は押しボタ
ン式になっている。第１の操作部１は調理時間及びレン
ジ出力を選択，設定する機能を有し、第２の操作部２，
第３の操作部３は、それぞれ調理時間及びレンジ出力の
選択を可能にする状態への移行、調理の開始を行う機能
を持つ。対照表４は第１の操作部１により選択される調
理時間及びレンジ出力に適する調理メニューとそれに対
応させた番号（以下、調理番号という。）を示したもの
である。表示部５は、第１の操作部１によって選択され
た調理時間及びレンジ出力に対応する調理番号を表示す
るものであり、取り消しキー６は、それを使用する時ま
でに行われた操作を全て取り消し、最初の状態に戻す機
能を有する。

【０００４】以下、上記構成における動作を説明する。
電源入力後第２の操作部２を押すと、調理時間及びレン
ジ出力の選択が可能な状態となる。この状態で第１の操
作部１を回動させて所望の調理時間及びレンジ出力を選
択すると、選択された調理時間及びレンジ出力に対応す
る調理番号が表示部５で表示される。この後、第３の操
作部３を押すと、選択された調理時間及びレンジ出力で
の調理が開始される。これらの操作を取り消す場合は、
取り消しキー６を押せばそれまでの操作が取り消されて
最初の状態に戻る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子レンジの操作パネルでは、第１の操作部１，第２の
操作部２，第３の操作部３がそれぞれ異なった位置に設
けられているので、操作時に混乱を招いて操作を誤る可
能性が高く、使用上不便なものであった。

【０００６】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、操作箇所を少なくして、使用者の誤操作の低減を可
能にする便利な電子レンジの操作パネルを実現すること
を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子レンジの操作パネルは、第１の操作部
と第２の操作部とを同一位置に配置し、前記第１の操作
部の操作により調理時間とレンジ出力の選択及び設定を
可能にし、前記第２の操作部の操作により調理時間とレ
ンジ出力の選択及び設定を可能にする状態への移行と調
理の開始とを可能にするものである。

【０００８】

【作用】上記した構成により、調理時間及びレンジ出力
の選択可能状態への移行と調理の開始が同じ操作で行わ
れ、操作箇所が少なくなる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１を参
照しながら説明する。

【００１０】電子レンジの操作パネルは、第１の操作部
７，第２の操作部８，取り消しキー９，対照表１０，及
び表示部１１から構成されている。第２の操作部８は第
１の操作部７に被覆されており、第１の操作部７の中心
と第２の操作部８の中心は同一軸上に配されている。
（尚、この軸はパネル面に垂直なものとする。）第１の
操作部７は左右へ回動可能であり、回動することにより
調理時間及びレンジ出力を選択するものである。第２の
操作部８、取り消しキー９は押しボタン式になってお
り、第２の操作部８は調理時間及びレンジ出力の選択可
能状態への移行と調理の開始を行う機能を有し、取り消
しキー９は、それを使用する時までに行われた操作を全
て取り消し、最初の状態に戻す機能を有する。対照表１
０は第１の操作部７によって選択される調理時間及びレ
ンジ出力に適する調理メニューとそれに対応させた番号
（以下、調理番号という）とを示してある。

【００１１】表示部１１は、主として第１の操作部７に
よって選択された調理時間及びレンジ出力に対応する調
理番号を表示する。

【００１２】上記構成における動作を説明すると、調理
を行う場合電源を入れた後に第２の操作部８を押すと調
理時間及びレンジ出力が選択可能な状態になる。この状
態で第１の操作部７を左右に回動させて所望の調理時間
及びレンジ出力を設定すると、設定された調理番号及び
レンジ出力に対応した調理番号が表示部１１に表示され
る。この後、第２の操作部８を再び押すと設定された調
理時間及びレンジ出力での運転が開始される。設定を誤
った場合には、取り消しキー９を押して最初の状態に戻
し、その後同様の手順を行うことにより再設定すること
ができる。

【００１３】このように本発明の一実施例によれば、第
２の操作部８の操作により調理時間とレンジ出力の選択
及び設定を可能にする状態への移行と調理の開始を可能
にするので、操作箇所を少なくすることができ、かつ使
用者の誤操作の低減が可能となる。

【００１４】尚、本実施例では、第１の操作部７は回動
可能なものとしたが、必ずしも回動可能である必要はな
く、要は第１の操作部７の操作によって調理時間及びレ
ンジ出力が選択、設定できるものであればよい。

【００１５】また、第２の操作部８，取り消しキー９は
押しボタン式としたが、必ずしも押しボタン式である必
要はない。

【００１６】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子レンジの操作パネルは、第１の操作部と第２の操
作部が同一位置に配置され、第１の操作部の操作により
調理時間とレンジ出力の選択及び設定を可能にし、第２
の操作部の操作により第１の操作部での調理時間とレン
ジ出力の選択及び設定を可能にする状態への移行と調理
の開始とを可能にするので、操作箇所を少なくすること
ができ、これにより使用者の誤操作の低減が可能とな
り、使用上便利なものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における電子レンジの操作パ
ネルの正面図

【図２】従来の電子レンジの操作パネルの正面図

【符号の説明】

７ 第１の操作部 ８ 第２の操作部 ９ 取り消しキー １０ 対照表 １１ 表示部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 調理時間とレンジ出力の選択及び設定が
   可能な第１の操作部と、前記第１の操作部での調理時間
   とレンジ出力の選択及び設定を可能にする状態への移行
   と、調理の開始とを行う機能を有する第２の操作部とを
   備えた電子レンジの操作パネル。
2. 【請求項２】 第１の操作部の中心と第２の操作部の中
   心とを、パネル面に垂直、かつ同一の軸上に配した請求
   項１記載の電子レンジの操作パネル。