JPH05302306A - 透水性路面構造 - Google Patents
透水性路面構造Info
- Publication number
- JPH05302306A JPH05302306A JP13421592A JP13421592A JPH05302306A JP H05302306 A JPH05302306 A JP H05302306A JP 13421592 A JP13421592 A JP 13421592A JP 13421592 A JP13421592 A JP 13421592A JP H05302306 A JPH05302306 A JP H05302306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- stormwater
- ground
- footboards
- rainwater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地下水の涵養に必要十分な量の雨水を貯留し
て確保することができると共に、補修と維持管理が簡単
に行なえる透水性路面構造を提供する。 【構成】 踏板１に突設した支柱脚２を対象地面３に当
接させて複数枚の踏板１を布設し、踏板１と対象地面３
の間に形成された雨水貯留用空間４に連通する雨水流入
用通路５を踏板１に設ける。
て確保することができると共に、補修と維持管理が簡単
に行なえる透水性路面構造を提供する。 【構成】 踏板１に突設した支柱脚２を対象地面３に当
接させて複数枚の踏板１を布設し、踏板１と対象地面３
の間に形成された雨水貯留用空間４に連通する雨水流入
用通路５を踏板１に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歩道などの路面の地表
を雨水の吸収浸透のために大幅に開放した透水性路面構
造に関するものである。ここで路面とは歩道、公園や広
場の敷地、運動場、遊戯場等を総称したものである。
を雨水の吸収浸透のために大幅に開放した透水性路面構
造に関するものである。ここで路面とは歩道、公園や広
場の敷地、運動場、遊戯場等を総称したものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の透水性路面構造は、コンクリート
平板、インターロッキングブロック、天然石平板、ある
いは透水性コンクリート平板より成る踏板を対象地面に
布設したり、対象地面に透水性コンクリート舗装を施す
ことによって得られている。
平板、インターロッキングブロック、天然石平板、ある
いは透水性コンクリート平板より成る踏板を対象地面に
布設したり、対象地面に透水性コンクリート舗装を施す
ことによって得られている。
【０００３】しかしながら、このように造成された路面
構造では、舗装層や踏板の全面が地表に直に接触してお
り、舗装層や踏板下面と地表の間には雨水が貯留可能な
空間は全く存在していないため、当該舗装や踏板の透水
能力を越えた大部分の雨水は河川や水路に無駄に流れ去
り、雨水浸透による地下水の涵養の効果は期待される程
には大きくなかった。
構造では、舗装層や踏板の全面が地表に直に接触してお
り、舗装層や踏板下面と地表の間には雨水が貯留可能な
空間は全く存在していないため、当該舗装や踏板の透水
能力を越えた大部分の雨水は河川や水路に無駄に流れ去
り、雨水浸透による地下水の涵養の効果は期待される程
には大きくなかった。
【０００４】また、供用時間の経過とともに土粒子、有
機物のゴミ、あるいはガム等によって踏板や舗装層の透
水機能が低下することは避けられないが、従来の透水性
路面構造では、補修と維持管理に大きな難点があった。
機物のゴミ、あるいはガム等によって踏板や舗装層の透
水機能が低下することは避けられないが、従来の透水性
路面構造では、補修と維持管理に大きな難点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、地下水の涵養に必要十分な量の雨水を貯留して確保
することができると共に、補修と維持管理が簡単に行な
える透水性路面構造を提供することである。
は、地下水の涵養に必要十分な量の雨水を貯留して確保
することができると共に、補修と維持管理が簡単に行な
える透水性路面構造を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の透水性路面構造で
は、踏板１に突設した支柱脚２を対象地面３に当接させ
て複数枚の踏板１を布設し、踏板１と対象地面３の間に
形成された雨水貯留用空間４に連通する雨水流入用通路
５を踏板１に設ける。
符号を用いて説明すると、本発明の透水性路面構造で
は、踏板１に突設した支柱脚２を対象地面３に当接させ
て複数枚の踏板１を布設し、踏板１と対象地面３の間に
形成された雨水貯留用空間４に連通する雨水流入用通路
５を踏板１に設ける。
【０００７】
【作用】図２に示したように対象地面３には、砂利や砕
石等を締め固めた下層部分６と砂を２０mm〜５０mm厚さ
敷き均した上層部分７とから成る透水性基礎層８が設け
られ、踏板１の支柱脚２は該基礎層８上に布設される。
石等を締め固めた下層部分６と砂を２０mm〜５０mm厚さ
敷き均した上層部分７とから成る透水性基礎層８が設け
られ、踏板１の支柱脚２は該基礎層８上に布設される。
【０００８】踏板１の上面に降った雨水や周囲の地面か
ら流れてきた雨水の一部は、踏板１の雨水流入用通路５
を通って雨水貯留用空間４に流れ込む。貯留された雨水
は基礎層８を通って地中に順次浸透し、地下水の涵養が
なされる。
ら流れてきた雨水の一部は、踏板１の雨水流入用通路５
を通って雨水貯留用空間４に流れ込む。貯留された雨水
は基礎層８を通って地中に順次浸透し、地下水の涵養が
なされる。
【０００９】雨水の浸透時には、雨水中の溶存酸素が地
中に随伴されるため、地中への酸素補給が良好になされ
る。
中に随伴されるため、地中への酸素補給が良好になされ
る。
【００１０】
【実施例】図１から図４に示した実施例では、踏板１は
正方形平板であり、角柱状の支柱脚２は下面四隅部に突
設されている。各支柱脚２の隣接する二側面が本体側面
から若干張り出しているため、踏板１の四側辺に細長い
凹部状の雨水流入用通路５が形成されている。
正方形平板であり、角柱状の支柱脚２は下面四隅部に突
設されている。各支柱脚２の隣接する二側面が本体側面
から若干張り出しているため、踏板１の四側辺に細長い
凹部状の雨水流入用通路５が形成されている。
【００１１】図５と図６に示した実施例では、前記実施
例と同様に、踏板１は正方形平板であり、下面四隅部に
突設された角柱状の支柱脚２は、隣接する二側面が本体
側面から若干張り出しているため、踏板１の四側辺には
細長い凹部状の雨水流入用通路５が形成されている。更
に本実施例では、踏板１の上面には十文字溝状の雨水流
入用通路５が追加されている。
例と同様に、踏板１は正方形平板であり、下面四隅部に
突設された角柱状の支柱脚２は、隣接する二側面が本体
側面から若干張り出しているため、踏板１の四側辺には
細長い凹部状の雨水流入用通路５が形成されている。更
に本実施例では、踏板１の上面には十文字溝状の雨水流
入用通路５が追加されている。
【００１２】図７から図９に示した実施例では、踏板１
は正方形平板であり、角柱状の支柱脚が下面四隅部に突
設され、踏板１には側辺梁部を残して開口部９が設けら
れている。この開口部９には、透水性材料で成形する
か、多数の透孔を穿設した透水性平板１０が工場段階ま
たは施工現場で嵌め込まれ、開口部９の内周肩部１１で
支持される。雨水流入用通路５は、透水性平板１０の上
面から下面に連通する透孔や遊隙あるいは遊隙の集合に
よって構成されている。透水性平板１０のガタ付きや無
断脱着を防止するためにブチル系等の接着剤で踏板１に
固定することもできる。
は正方形平板であり、角柱状の支柱脚が下面四隅部に突
設され、踏板１には側辺梁部を残して開口部９が設けら
れている。この開口部９には、透水性材料で成形する
か、多数の透孔を穿設した透水性平板１０が工場段階ま
たは施工現場で嵌め込まれ、開口部９の内周肩部１１で
支持される。雨水流入用通路５は、透水性平板１０の上
面から下面に連通する透孔や遊隙あるいは遊隙の集合に
よって構成されている。透水性平板１０のガタ付きや無
断脱着を防止するためにブチル系等の接着剤で踏板１に
固定することもできる。
【００１３】図１０から図１３に示した実施例では、踏
板１は正方形平板であり、下面四隅部に突設された角柱
状の支柱脚２は、隣接する二側面が本体側面から若干張
り出しているため、踏板１の四側辺には細長い凹部状の
雨水流入用通路５が形成されている。踏板１には側辺梁
部と十文字状梁部を残して４個の開口部９が設けられて
いる。これらの開口部９には、前記実施例と同様に透水
性平板１０が嵌め込まれ、内周肩部１１で支持される。
また、雨水流入用通路５は、透水性平板１０の透孔や遊
隙あるいは遊隙の集合によっても構成されている。透水
性平板１０のガタ付透水性平板１０は踏板１に接着剤で
固定することもできる。
板１は正方形平板であり、下面四隅部に突設された角柱
状の支柱脚２は、隣接する二側面が本体側面から若干張
り出しているため、踏板１の四側辺には細長い凹部状の
雨水流入用通路５が形成されている。踏板１には側辺梁
部と十文字状梁部を残して４個の開口部９が設けられて
いる。これらの開口部９には、前記実施例と同様に透水
性平板１０が嵌め込まれ、内周肩部１１で支持される。
また、雨水流入用通路５は、透水性平板１０の透孔や遊
隙あるいは遊隙の集合によっても構成されている。透水
性平板１０のガタ付透水性平板１０は踏板１に接着剤で
固定することもできる。
【００１４】踏板１の形状と構造は前記のものに限定さ
れず、透水性機能と貯水機能を具備するものであればよ
い。また、１種類の踏板１によって対象地面３の全体を
布設することに限定されず、複数種類の踏板１を適当に
組み合わせて布設することもできる。
れず、透水性機能と貯水機能を具備するものであればよ
い。また、１種類の踏板１によって対象地面３の全体を
布設することに限定されず、複数種類の踏板１を適当に
組み合わせて布設することもできる。
【００１５】図１４に示した実施例では、本発明の路面
構造を複合機能型側溝１２と併用している。車道上の雨
水は、複合機能型側溝１２の雨水貯留部１３と連結した
多孔トレンチ管１４を通して歩道側の地中に浸透する。
構造を複合機能型側溝１２と併用している。車道上の雨
水は、複合機能型側溝１２の雨水貯留部１３と連結した
多孔トレンチ管１４を通して歩道側の地中に浸透する。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明の透水性路面構造で
は、踏板１の支柱脚２が対象地面３に当接して踏板１と
対象地面３の間に雨水貯留用空間４が形成され、踏板１
の雨水流入用通路５を通って雨水が雨水貯留用空間４に
流入し、雨水貯留用空間４に一時滞留しながら徐々に対
象地面３に順次浸透して行くので、地下水への涵養と地
中への酸素の取り込みが良好に行われる。
は、踏板１の支柱脚２が対象地面３に当接して踏板１と
対象地面３の間に雨水貯留用空間４が形成され、踏板１
の雨水流入用通路５を通って雨水が雨水貯留用空間４に
流入し、雨水貯留用空間４に一時滞留しながら徐々に対
象地面３に順次浸透して行くので、地下水への涵養と地
中への酸素の取り込みが良好に行われる。
【００１７】踏板１は対象地面３の全面に布設されるた
め、対象地面３との間に形成される雨水貯留用空間４の
容積の総和は相当大きなものとなって、地下水涵養に必
要十分な水量を容易に確保することができ、また、浸透
面積が広大となるため、雨水の地下水への浸透還流が効
率良く行われる。
め、対象地面３との間に形成される雨水貯留用空間４の
容積の総和は相当大きなものとなって、地下水涵養に必
要十分な水量を容易に確保することができ、また、浸透
面積が広大となるため、雨水の地下水への浸透還流が効
率良く行われる。
【００１８】更に本発明の透水性路面構造では、対象地
面３に布設された踏板１は簡単に着脱できるため、踏板
１が破損したり、雨水流入用通路５に目詰まりが生じた
り、雨水貯留用空間４にゴミや泥土が溜ったりしたとき
には、当該部分の踏板１を取り外して補修交換や洗浄な
いし清掃作業を簡単に行なうことができ、維持管理が極
めて容易である。
面３に布設された踏板１は簡単に着脱できるため、踏板
１が破損したり、雨水流入用通路５に目詰まりが生じた
り、雨水貯留用空間４にゴミや泥土が溜ったりしたとき
には、当該部分の踏板１を取り外して補修交換や洗浄な
いし清掃作業を簡単に行なうことができ、維持管理が極
めて容易である。
【図１】本発明の一実施例に係る透水性路面構造の平面
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１の路面構造に使用した踏板の平面図であ
る。
る。
【図４】図３に示した踏板の正面図である。
【図５】本発明の路面構造に使用される踏板の別の例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図６】図５に示した踏板の正面図である。
【図７】本発明の路面構造に使用される踏板の更に別の
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図８】図７に示した踏板の正面図である。
【図９】図７に示した踏板の使用時の断面図である。
【図１０】本発明の路面構造に使用される踏板の他の例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図１１】図１０に示した踏板の正面図である。
【図１２】図１０に示した踏板の底面図である。
【図１３】図１０に示した踏板の使用時の断面図であ
る。
る。
【図１４】本発明の路面構造を多孔トレンチ管付き複合
機能型側溝と併用したときの断面図である。
機能型側溝と併用したときの断面図である。
１ 踏板 ２ 支柱脚 ３ 対象地面 ４ 雨水貯留用空間 ５ 雨水流入用通路 ６ 下層部分 ７ 上層部分 ８ 透水性基礎層 ９ 開口部 １０ 透水性平板 １１ 肩部 １２ 複合機能型側溝 １３ 雨水貯留部 １４ 多孔トレンチ管
Claims (1)
- 【請求項１】 踏板１に突設した支柱脚２を対象地面３
に当接させて複数枚の踏板１を布設し、踏板１と対象地
面３の間に形成された雨水貯留用空間４に連通する雨水
流入用通路５を踏板１に設けた透水性路面構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13421592A JPH05302306A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 透水性路面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13421592A JPH05302306A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 透水性路面構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302306A true JPH05302306A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15123123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13421592A Pending JPH05302306A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 透水性路面構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05302306A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS521734U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | ||
| JPS6141763U (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-17 | 株式会社ユニオン | レバーハンドル用ラッチ錠 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13421592A patent/JPH05302306A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS521734U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | ||
| JPS6141763U (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-17 | 株式会社ユニオン | レバーハンドル用ラッチ錠 |
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