JPH053020U - 移動農機におけるクラツチのシフター装置 - Google Patents

移動農機におけるクラツチのシフター装置

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JPH053020U
JPH053020U JP3559392U JP3559392U JPH053020U JP H053020 U JPH053020 U JP H053020U JP 3559392 U JP3559392 U JP 3559392U JP 3559392 U JP3559392 U JP 3559392U JP H053020 U JPH053020 U JP H053020U
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JP
Japan
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clutch
clutch mechanism
shaft
shifter device
gear
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Withdrawn
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JP3559392U
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Inventor
克 佐々木
芳樹 横山
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフター装置を、クラツチ機構との接当部で
の摩擦力並びに摩耗や発熱が少ない状態で操作ができる
ようにするもの。 【構成】 シフター装置に、該シフター装置の先端でク
ラツチ機構40との接当部にベアリング55を設けて構
成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は乗用田植機、乗用播種機、乗用施肥機又は乗用散布機等の移動農機に 設けるクラツチのシフター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動農機の走行部のメインクラツチ又はサイドクラツチに弾性付勢され たクラツチ機構を設けたものがあるが、該クラツチ機構の動力の断続を行うシフ ター装置は、クラツチ機構とスベリ接触で接当するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のシフター装置は、クラツチ機構との接当部がスベリ接触であるため 、接当部に大きな摩擦力が作用し、摩耗や発熱が大きい欠点があった。 また、クラツチ機構の伝達容量を大きくするためには、クラツチ機構に設ける 弾性付勢力を大きくしなければならないが、従来のスベリ接触式のシフターでは 、摩耗や発熱が大きくなり又シフターの操作荷重も大きくなって、クラツチ機構 の伝達容量を確保するためには、シフター装置自体も大きく強固なものとする必 要があり装置全体が大型化してしまう問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような従来の欠点を改善することを目的とし、弾性付勢された クラツチ機構40の動力断続を行うシフター装置を設けた移動農機において、前 記シフター装置に、該シフター装置の先端で前記クラツチ機構40との接当部に ベアリング55を設けて構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用効果】
上述の構成に基づき、シフター装置を操作してクラツチ機構40の動力を断つ とき、シフター装置のベアリング55が、クラツチ機構40との接当部にころが り接触で接当して作用するものであり、接当部での摩擦力並びに摩耗や発熱が少 ない状態でシフター装置の操作が行えるものである。 更に、シフター装置の接当部の摩擦力が小さいものであるから、クラツチ機構 40の伝達容量が大きなものであっても、シフター装置自体は小型なものとする ことができ、コンパクトに構成できる。
【0006】
【実施例】
本考案に係るシフター装置を用いた移動農機の一実施例として、図面に示す乗 用田植機について説明すると、1は乗用走行車、2は植付装置、3は植付装置2 を乗用走行車1の後部に昇降可能にする連結トップリンクとロアリンクとからな るリンク機構であって、乗用走行車1は左右一対の前輪4及び後輪5を有し、前 部にはエンジン6を搭載し、前輪4,4間の上部にはミッション7を設けてある 。 8はミッションケース、9は運転席、10は操向ハンドルであって、該操向ハン ドル10のステアリングシャフト11の基部はミッションケース8の前部に挿入 されていてセックターギヤに噛合している。
【0007】 次にミッションケース7を図4について説明すると、ミッションケース8は入 力軸14、変速軸15、後輪駆動軸16、作業部駆動軸17、油圧駆動軸18を 支承しており、入力プーリー20はエンジン6のプーリーによりテンションクラ ツチ21が付設されているベルト20aを介して駆動され、油圧駆動軸18のプ ーリーは別のエンジンプーリーにより駆動される。 また、前記入力軸14に装着したシフトギヤ23a,23bは変速レバー22 により左右に摺動し、油圧駆動軸18に回転自在に支承されているバックギヤは 一体回転する大小の歯車24a,24bにより構成されていて小径の歯車24a は変速軸15の歯車25に常時噛合し、大径の歯車24bには内方の前記シフト ギヤ23aが係脱し、他方のシフトギヤ23bは変速歯車15の歯車26に係脱 し、変速歯車軸15の他側の歯車27はデフケース26に螺着したリンクギヤ28aに 噛合しており、サイドギヤ28b,28bには前輪4,4に伝動する軸がスプラ イン嵌合している。
【0008】 後輪駆動軸16の歯車29は前記リンクギヤ28aに噛合しており、後輪駆動 軸16によりベベルギヤ31aを介して駆動される後輪PTO軸は、プロペラシ ャフト32を介して図1に示すリヤアクスルケース33の駆動軸34を後輪入力 軸35及びベベルギヤ31bを介して駆動する。
【0009】 そして、前記リヤアクスルケース33の両端に螺着した後輪駆動ケース36に は、操向軸37、減速軸38及び後車軸39を支承しており、前記駆動軸34と 操向輪37との間には左右両側に多板摩擦式のクラツチ機構40が介装されてお り、該クラツチ機構40は、クラツチケース41のボス部42をリヤアクスルケ ース33の端部にベアリング43を介して回転自在に支承すると共にその内径ス プラインを駆動軸34の端部にスプライン嵌合して一体回転するようになし、操 向軸37の内側を前記ボス部42に回転自在に嵌装することによりボス部42及 びベアリング43を介して支承し、外側部はベアリング43aを介して後輪駆動 ケース36の外側壁に支承し、この操向軸37の突出部にはサイドブレーキとな るブレーキ45を付設してある。
【0010】 クラツチケース41の軸芯方向割溝に外周突起を嵌合した多数のメーテングプ レート46・・と、操向軸37のボス37aの軸芯方向割溝に内周突起を嵌合し た多数のデスク47・・とを交互に重合させ、操向軸37に摺動自在に嵌装したク ラツチ作動筒48の内端のフランジ48aをメーテングプレート46に重合し、 上記フランジ48aとクラツチケース41の外端内側に止め輪50で受け止めら れたリング51との間には、多数の皿ばね52・・を介装してクラツチ入りの状 態に弾性付勢されて押圧している。
【0011】 また、前記クラツチ機構40の作動筒48の外周溝48bには、クラツチ軸5 3のアーム54の先端に小径のベアリング55を軸支したシフター装置が嵌合し ており、該シフター装置は、アーム54の先端に軸支したベアリング55の外周 面が、クラツチ機構40の作動筒48の鍔部48cに接当して、作動筒48を皿 ばね52・・の弾性付勢力に抗して離脱方向に移動するものである。 そして、クラツチ軸53の外端に固定したクラツチアーム56とブレーキ軸5 7に固定したブレーキアーム58とは、運転部に設けた操向ペダルに、該操向ペ ダルを踏込むと、クラツチ機構40が切れてから、ブレーキ45が操向軸37を 制動するように連動連繋してある。
【0012】 後輪駆動歯車60は前記操向軸37にベアリング43aと略接触するように近接 して取付け、クラツチ入り状態で減速軸33の歯車38の歯車61,62を介し て車軸歯車63を駆動し、上記後輪駆動歯車60とクラツチ作動部48との間に は該クラツチ作動筒48が断続作動するのに必要な最小限の間隙を設けてあり、 前記後輪駆動歯車60の内側面は、クラツチ作動筒48の切り側のストッパーに なっている。
【0013】 また、前記クラツチ作動筒48の外周溝48b内端部からフランジ48aの受 面までの長さL2 は第6図に示す如く皿ばね52・・の自由長さにおける重合長 さL1 と略等しいか、乃至はやゝ長くなっているので、皿ばね52・・を圧縮し て装着する時、クラツチ作動筒はそれらの皿ばね52・・の変形量の少ない内径 部をガイドすることとなり、適正な重合状態にして容易に取付けることができる 。
【0014】 植付装置2の伝動系統は、入力14に変速駆動歯車65,66,67を一体回 転するように取付け、作業部駆動軸17に摺動可能にスプライン嵌合しているボ スに前記変速駆動歯車65,66に選択的に噛合する受動歯車68と他の変速駆 動歯車67に係脱する受動歯車69とを固定し、植付変速レバー70により3段 階に横移動するシフター71を前記ボスの周溝に嵌合させ、作業部駆動軸17に 固定したベベルギヤ72に植付PTO軸73に回転自在に装着したベベルギヤ7 4を噛合し、一定角度位置で前記ベベルギヤ74のボスの爪に係脱する植付けク ラツチ75を植付PTO軸73に摺動可能にスプライン嵌合することにより植付 伝動系を構成してある。 76は植付装置2を昇降させる油圧シリンダ、77は苗載台である。
【0015】 上述の構成に基づき、作業中操向方向を修正する時、一方の操向ペダルを軽く 踏込むと、クラツチ軸53の外端に固定したクラツチアーム56が回動し、該ク ラツチアーム56の回動によりクラツチ軸53に設けたアーム54の先端に軸支 したベアリング55が、多板摩擦式のクラツチ機構40の作動筒48の鍔部48 cに接当して、作動筒48を皿ばね52・・の弾性付勢力に抗してクラツチの離 脱方向に移動させるので、その側になる皿ばね52・・の押圧力が弱まり前記ク ラツチ機構40は徐々に半クラツチ状態になってスムーズな操向方向修正を行な うことができる。
【0016】 この時、アーム54の先端に軸支したベアリング55が、クラツチ機構40の 作動筒48の鍔部48cにころがり接触で接当してクラツチの離脱方向に作用す るものであり、該接当部での摩擦力が小さいものであり、又、摩耗や発熱が少な い状態でシフター操作が行えるものである。 また、クラツチ機構40のシフター操作が接当部の摩擦力が小さいものである から、シフター装置自体は小型なものであっても、クラツチ機構40の皿ばね5 2・・の押圧力を強くでき伝達容量を大きなものとすることができる。
【0017】 尚、路上走行時等に機体を急旋回させたい場合は前記操向ペダルを一ぱいに踏 込むと、前記クラツチ機構40が切れ、その後にブレーキが作動しその側の後輪 5が停止するようになっており、小さな旋回半径にて回行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシフター装置を用いた後車輪駆動装置
の断面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】ミツシヨンの展開図である。
【図5】乗用田植機の側面図である。
【図6】皿ばね取付工程を示す断面図である。
【図7】図1のクラツチ機構部分の拡大図である。
【符号の説明】
40 クラツチ機構 48 クラツチ作動筒 48c 鍔部 53 クラツチ軸 54 アーム 55 ベアリング

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 弾性付勢されたクラツチ機構40の動力
    断続を行うシフター装置を設けた移動農機において、前
    記シフター装置に、該シフター装置の先端で前記クラツ
    チ機構40との接当部にベアリング55を設けて構成し
    たことを特徴とする移動農機におけるクラツチのシフタ
    ー装置。
JP3559392U 1992-04-28 1992-04-28 移動農機におけるクラツチのシフター装置 Withdrawn JPH053020U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51116787A (en) * 1975-04-04 1976-10-14 Sumitomo Bakelite Co Ltd Pouch forming device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345244B2 (ja) * 1982-01-28 1988-09-08 Kerunfuorushungusutsuentorumu Kaarusuruue Gmbh

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