JPH05301Y2 - - Google Patents

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JPH05301Y2
JPH05301Y2 JP1986025625U JP2562586U JPH05301Y2 JP H05301 Y2 JPH05301 Y2 JP H05301Y2 JP 1986025625 U JP1986025625 U JP 1986025625U JP 2562586 U JP2562586 U JP 2562586U JP H05301 Y2 JPH05301 Y2 JP H05301Y2
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welding
wire
arm
swing arm
swing
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JP1986025625U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は大型閉断面構造物例えば橋梁箱桁など
の内部を溶接するための溶接作業用アームに関す
るものである。
[従来の技術] 従来第3図に示すような閉断面構造物21を製
作する場合、内部の構造部材を例えば半自動溶接
機を用いて溶接するには、ワイヤ送給機、ケーブ
ルホース、溶接トーチその他溶接工具を作業者自
身が構造物21内に持込んで溶接作業をおこな
い、また作業場所を移動する場合には、これらケ
ーブルや工具類を作業者自身が持運び移動してい
た。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、閉断面構造物内部のごとく、狭隘で
かつ凹凸が多い作業床面にてケーブルや工具類な
どの重量物を引回しながら溶接作業をおこなうこ
とは、作業者にとつて疲労を伴い、また溶接の作
業能率が低下するうえにケーブルや工具類が損傷
するという問題点があつた。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、作業者の疲労を解消し作業能率を向上す
る溶接作業用アームを提供する。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、複数の旋回アームを水平方向に旋回
可能なるように接合し、前記接合された旋回アー
ムの基端部を走行レールから懸架した台車に同様
に水平方向に旋回可能に取り付けるとともに、先
端部に溶接用のワイヤ送給機を吊架したサドルを
旋回かつ起倒可能に設けてなるものであり、また
前記旋回アームをパイプ構造とし、隣接する旋回
アームをそれぞれ可撓パイプにて接合したことを
特徴とするものである。
[作用] 以上のごとく構成されており、溶接作業をおこ
なうのに必要なケーブル、ホースなどは旋回アー
ムに沿わせて先端部に誘導し、また溶接用ワイヤ
を収納するワイヤボツクスは走行レールから懸架
した台車に取付ける。このようにして前記走行レ
ールを被溶接物の開口部近くに設置すれば、台車
は走行レールに沿つて走行し、また旋回アームは
それぞれ水平方向に旋回可能なように接合されて
いるので、接合された旋回アームは相互に自由に
屈曲する。さらにワイヤ送給機は旋回起倒自在と
なつているので、先端部を前記開口部から被溶接
物の内部に挿入した場合、その先端部に吊架した
ワイヤ送給機を所定位置の近くまで容易に誘導す
ることができる。
また旋回アームをパイプ構造とし、このパイプ
を可撓パイプにて接合することにより、これを連
続した空気配管として使用することができるもの
である。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す溶接作業用ア
ーム1の斜視図、第2図は接合された旋回アーム
2の側面図である。図において2a,2b,2c
はそれぞれ第1,第2および第3の旋回アームで
あり、いずれもパイプ構造で組立てられており、
第1と第2の旋回アーム2a,2bはピン機構3
aにより、また第2と第3の旋回アーム2b,2
cは同様にピン機構3bによりそれぞれ水平方向
に旋回可能なるように接合されている。4は断面
がI形をした走行レールであり、例えば架台(図
示なし)により所定位置に水平に支持され、この
走行レール4には台車5とハンガー台車5a,5
bとが走行可能なるように懸架される。台車5に
は溶接ワイヤを収納するワイヤボツクス6と前記
旋回アーム2を支持するピン機構3が取付けら
れ、さらにこのピン機構3には、このピン機構3
を中心として水平方向に旋回可能なるように旋回
アーム2が取付けられる。
またハンガー台車5a,5bには溶接用のケー
ブル、ホース7が吊下され、台車5の移動に付随
してケーブル、ホース7などを誘導案内するよう
になつている。8は溶接用のワイヤ送給機であ
り、コ形状の連結具9を有するサドル10によつ
て吊架され、この連結具9は第3の旋回アーム2
cの先端部に取付けられたピン機構3cによつて
水平方向に旋回可能となるとともに、ピン機構3
の頂部に取付けられた軸受部11を中心として起
倒可能となつている。
12は溶接用トーチであり、ワイヤ送給機8の
先端部に接続されており、この溶接用トーチ12
には前記旋回アーム2に沿つて布設されたケーブ
ル、ホース7、ならびにワイヤボツクス6から保
護管13によつてワイヤ送給機8に誘導され、ワ
イヤ送給機8によつて送給されたワイヤがそれぞ
れ集合されている。さらに各旋回アーム2a,2
b,2cはそれぞれ可撓パイプ14a,14bに
て接合され、第1の旋回アーム2aには空気供給
管15が接続され、また第2および第3の旋回ア
ーム2b,2cの適宜の位置にホース接続具16
が設けられている。
以上のごとく構成され、この溶接作業用アーム
1を使用する場合は、まず前記第3図に示す溶接
対象物である閉断面構成物21の長手方向22と
平行かつ水平になるように走行レール4を設置す
る。このようにして台車5を構造物21の一端の
開口部23近くに誘導したのちに、第1の旋回ア
ーム2aを旋回してピン機構3aを開口部23の
ほぼ中間に位置せしめれば、第2および第3の旋
回アーム2b,2cは相互に屈曲自在となつてい
るので、ワイヤ送給機8ならびに溶接用トーチ1
2は容易に開口部23から構造物21内部に挿入
でき、またサドル10を適宜に旋回起倒させれ
ば、ワイヤ送給機8を作業に適する位置および高
さに設置することができる。
ついで構造物21の奥行方向のほぼ2分の1の
個所の溶接作業が完了すれば、引続き台車5を走
行レール4に沿わせて他端の開口部24近くに移
動し、同様に奥行方向の他の2分の1個所の溶接
をおこなう。なお、この旋回アーム2を2セツト
設置すれば、開口部の双方23,24から同時に
溶接作業をおこなうことも可能である。
さらに溶接作業の後処理などにて圧縮空気が必
要な場合は、ホース接続具16に適宜エアホース
を接続すれば、別に空気ホースを導入することな
く、エア工具などが使用できる。
[考案の効果] 以上説明したごとく本考案による溶接作業用ア
ームは、旋回可能なるように接合した複数の旋回
アームを、さらに走行レールから懸架された台車
に同様に旋回可能に取付けるとともに、ワイヤ送
給機を旋回アームの先端部に取付けたサドルによ
つて旋回起倒可能に吊架した構造とし、この旋回
アームにケーブル、ホースなどに懸張し、また溶
接ワイヤを収納したワイヤボツクスを台車に懸架
して移動させながら使用できるようにしているの
で、閉断面構造物のごとく、狭隘な場所で溶接作
業をおこなう場合、ワイヤ送給機、ケーブル、ホ
ースなどを損傷することなく、これら重量物の搬
出入が極めて容易となり、作業者の疲労は解消さ
れ、また作業段取りや作業位置の変更も迅速に行
なうことができて作業性が向上する。さらに大容
量のワイヤを使用することが可能となるので、ワ
イヤの取替えなどのために作業を中断するという
無駄を減少させることができ、溶接作業における
アークタイムの向上を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例であり、第
1図は溶接作業用アームの斜視図、第2図は旋回
アームの側面図、第3図は閉断面構造物の斜視図
である。 1……溶接作業用アーム、2a,2b,2c…
…旋回アーム、3,3a,3b,3c……ピン機
構、4……走行レール、5……台車、8……ワイ
ヤ送給機、10……サドル、14a,14b……
可撓パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 溶接対象物に近接して水平に設置させるもの
    である走行レールと、上記走行レールに滑動自
    在に懸架される台車と、上記走行レールに滑動
    自在に懸架されるハンガー台車と、複数の回動
    機構を介して水平方向に回動自在に取設される
    少なくとも1以上の旋回アームと、上記旋回ア
    ーム先端部回動機構に水平方向に回動自在に取
    設される連結具と、上記連結具に垂直方向に起
    倒自在に取設されるサドルと、溶接用のワイヤ
    送給機と、溶接用のワイヤを貯蔵し供給するも
    のであるワイヤボツクスと、溶接用トーチと溶
    接用ケーブル、ホースとを有し、旋回アーム基
    端部回動機構は前記台車に取設されたものであ
    り、溶接用ケーブル、ホースは上記ハンガー台
    車によつて保持されたものであり、溶接用ワイ
    ヤは上記旋回アームによつて保持されたもので
    あり、溶接ワイヤは上記ワイヤボツクスからワ
    イヤ送給機を通じて溶接トーチまでを供給され
    るものであることを特徴とする溶接作業用アー
    ム。 (2) 旋回アームがパイプ構造であり、隣接する旋
    回アームがそれぞれ可撓パイプにて接合された
    ものである実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の溶接作業用アーム。
JP1986025625U 1986-02-26 1986-02-26 Expired - Lifetime JPH05301Y2 (ja)

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JP1986025625U JPH05301Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JP1986025625U JPH05301Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JPS62137681U JPS62137681U (ja) 1987-08-29
JPH05301Y2 true JPH05301Y2 (ja) 1993-01-06

Family

ID=30825952

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4963630A (ja) * 1972-10-20 1974-06-20
JPS5022023U (ja) * 1973-06-26 1975-03-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4963630A (ja) * 1972-10-20 1974-06-20
JPS5022023U (ja) * 1973-06-26 1975-03-12

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JPS62137681U (ja) 1987-08-29

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