JPH05301433A - カラープリンター用インクリボン - Google Patents

カラープリンター用インクリボン

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JPH05301433A
JPH05301433A JP4129735A JP12973592A JPH05301433A JP H05301433 A JPH05301433 A JP H05301433A JP 4129735 A JP4129735 A JP 4129735A JP 12973592 A JP12973592 A JP 12973592A JP H05301433 A JPH05301433 A JP H05301433A
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sensor mark
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color
ribbon
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Hiroshi Katsuno
博 勝野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印画工程中にインクリボンのセンサーマーク
の両側で、インクリボンにスリップが生じることがない
ようにすること。 【構成】 リボンベース2上に塗布された複数色の熱転
写用色材3、4、5間の所定の隙間6内に塗布したセン
サーマーク用色材7aで、その所定の隙間6内全体を塗
りつぶしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドによっ
て昇華性等の熱転写用色材を印画紙に熱転写してカラー
画像を印画するカラープリンター用インクリボンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示すようなカラープリ
ンター用インクリボン1がある。これは、透明な樹脂フ
ィルムからなるリボンベース2上に、昇華性の熱転写用
色材であるイエロー、マゼンタ、シアン(3原色)の染
料3、4、5を1サイクルとして一定ピッチPで繰り返
し塗布したものである。そして、イエロー、マゼンタ、
シアンの染料3、4、5の1サイクル位置である例えば
シアンとイエローとの染料5、3の間に巾W1 の大きな
隙間6を形成し、この隙間6内の一部に巾W2 の小さな
センサーマーク7を黒色の染料等のセンサーマーク用色
材7aで帯状に塗布している。なお、イエロー、マゼン
タ、シアンの各染料3、4及び4、5間には、これらの
染料3、4、5が相互に混り合わない程度の極小の巾W
3 の隙間8が形成されている。
【0003】そして、このカラープリンター用インクリ
ボン1は、例えば、図4に示すようなカラープリンター
11に使用される。このカラープリンター11は、イン
クリボン1を一対のリール12、13間に巻回して一対
のリール軸14、15に装着するようにして、インクリ
ボン1をプラテン16とサーマルヘッド17との間に架
け渡す。一方、印画紙18を一対のピンチローラ19に
よってプラテン16の外周に巻き付ける。そして、サー
マルヘッド17によってインクリボン1の染料塗布面1
a側をプラテン16の外周上で印画紙18に線接触状態
に矢印a方向から圧着させる。
【0004】そして、1回目の印画工程では、プラテン
16を矢印b方向に回転駆動して、印画紙18を矢印b
方向に図3に示す一定ピッチ4Pだけ間欠的に送り、印
画紙18とインクリボン1との摩擦トルクにより、イン
クリボン1を印画紙18と一体に矢印c方向に同じ一定
ピッチPだけ間欠的に送る。そして、これに同期して一
方のリール軸14をトルクリミッターを介して矢印d方
向に回転駆動して、インクリボン1の矢印c方向の弛み
代を一方のリール12に巻き取る。
【0005】そして、この1回目の印画工程で、サーマ
ルヘッド17の加熱によりインクリボン1のイエローの
染料3を昇華すると同時に熱転写して、印画紙18にイ
エローの画像を印画する。
【0006】次に、サーマルヘッド17を矢印a′方向
に離間した後、プラテン16を矢印b′方向に逆回転駆
動して、印画紙18のみを矢印b′方向に一度戻す。そ
して、再びサーマルヘッド17を矢印a方向から圧着さ
せて、プラテン16を再び矢印b方向に一定ピッチPだ
け間欠的に回転駆動して、2回目の印画工程を行う。
【0007】そして、この2回目の印画工程で、サーマ
ルヘッド17の加熱によりインクリボン1のマゼンタの
染料4を昇華すると同時に熱転写して、印画紙18のイ
エローの画像の上にマゼンタの画像を重ねて印画する。
【0008】そして、同様にして、3回目の印画工程を
行って、サーマルヘッド17の加熱によりインクリボン
1のシアンの染料5を昇華すると同時に熱転写して、印
画紙18のイエロー、マゼンタの画像の上にシアンの画
像を重ねて印画して、最終的にイエロー、マゼンタ、シ
アンの染料3、4、5によって合成されたカラー画像を
印画紙18に印画するようにしたものである。
【0009】そして、発光素子20と受光素子21とか
らなる光センサーによって、インクリボン1のセンサー
マーク7を検出することによって、インクリボン1のイ
エロー、マゼンタ、シアンの染料3、4、5の1サイク
ルの印刷工程の終了を検出するようにしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示した
従来のインクリボン1は、巾W1 が大きな隙間6内の一
部に巾W2 が小さいセンサーマーク7を帯状に塗布して
いて、センサーマーク7の両側には染料3、5が塗布さ
れていない巾W4 に相当するリボンベース2の露出部分
6aが存在していた。
【0011】そして、この一対の露出部分6aは、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの染料3、4、5が塗布されて
いる部分に比べて摩擦係数が低いために、図4に示した
カラープリンター11による印画工程中に、この一対の
露出部分6aでインクリボン1にスリップが生じて、イ
ンクリボン1の走行距離に狂いが生じ易いと言う問題が
あった。
【0012】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、印刷工程中にインクリボンのセン
サーマークの両側で、インクリボンにスリップが生じる
ことがないようにしたカラープリンター用インクリボン
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカラープリンター用インクリボンは、リボ
ンベース上に、複数色の熱転写用色材を隙間を設けて塗
布し、これらの熱転写用色材の所定の隙間内の一部にセ
ンサーマーク用色材を塗布してあるカラープリンター用
インクリボンにおいて、上記所定の隙間内全体を上記セ
ンサーマーク用色材で塗りつぶしたものである。請求項
2は、上記センサーマーク用色材に上記熱転写用色材の
摩擦係数とほぼ等しい色材を選択したものである。
【0014】
【作用】上記のように構成された本発明のカラープリン
ター用インクリボンの請求項1は、リボンベース上に塗
布された複数色の熱転写用色材間の所定の隙間内に塗布
したセンサーマーク用色材で、その所定の隙間内全体を
塗りつぶしたので、センサーマークの両側に熱転写用色
材が塗布されていないリボンベースの露出部分が存在し
なくなった。請求項2は、センサーマーク用色材に熱転
写用色材と摩擦係数がほぼ等しい色材を選んだので、セ
ンサーマークとその両側の熱転写用色材間の摩擦係数を
ほぼ一定にできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のカラープリンター用インクリ
ボンの一実施例を図1及び図2を参照して説明する。な
お、図3及び図4と同一構造部には同一の符号を付して
説明の重複を省く。
【0016】まず、本発明のカラープリンター用インク
リボン1は、所定の隙間であるシアンとイエローとの染
料5、3の間の隙間6内にセンサーマーク7を黒色の染
料等の摩擦係数が染料3、4、5とほぼ等しいセンサー
マーク用色材7aによって帯状に塗布する際、その色材
7aによって隙間6内全体を塗りつぶしたものである。
【0017】なおこの際、センサーマーク用色材7aが
シアンとイエローとの染料3、4に一部オーバーラップ
され、センサーマーク7の巾W5 が隙間6の巾W1 より
大きくなる。
【0018】次に、図2は、リボンベース3へのイエロ
ー、マゼンタ、シアンの染料3、4、5及びセンサーマ
ーク用色材7aの塗布装置の一例を概略的に示したもの
である。この塗布装置はリボンベース3を供給リール2
3と巻取リール24との間に巻き掛け、巻取リール24
の矢印e方向の回転駆動によって、リボンベース2を供
給リール23から矢印f方向に繰り出す。そして、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの染料3、4、5及びセンサー
マーク用色材7aの溶液槽25、26、27内の転写ド
ラム29、30、31、32をリボンベース2に同期し
て矢印g方向に回転駆動し、これらの転写ドラム29、
30、31、32上にリボンベース2をピンチローラ3
3、34、35、36によって圧着させるようにして、
イエロー、マゼンタ、シアンの染料3、4、5を図3に
示す一定ピッチPで順次塗布すると共に、隙間6内全体
にセンサーマーク用色材7aを塗布するようにしたもの
である。
【0019】そして、図1に示した本発明のインクリボ
ン1は、隙間6内全体に、染料3、4、5と摩擦係数が
ほぼ等しいセンサーマーク用色材7aが塗りつぶされて
いて、隙間6内に図3に示したリボンベース2の露出部
分6aが全く存在せず、リボンベース2上のセンサーマ
ーク7とその両側のシアン、イエローの染料5、3間の
摩擦係数をほぼ一定の値に設定できる。
【0020】従って、図4に示したカラープリンター1
1によって印画紙18にカラー画像を印刷する際、本発
明のインクリボン1を用いれば、センサーマーク7の両
側でインクリボン1が印画紙18に対してスリップする
ことを未然に防止することができて、常に、インクリボ
ン1を印画紙18と一体に安定良く送ることができる。
【0021】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例え
ば、インクリボン1の小巾W3 の隙間8内をセンサーマ
ーク用色材7a等と同じ色材7b等によってセンサーマ
ーク7の巾W5 より小さい巾W6 に塗りつぶしても良
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のカラー
プリンター用インクリボンは次のような効果を奏する。
【0023】請求項1は、リボンベース上に塗布された
複数色の熱転写用色材間の所定の隙間内に塗布したセン
サーマーク用色材で、その所定の隙間内全体を塗りつぶ
して、センサーマークの両側に熱転写用色材が塗布され
ていないリボンベースの露出部分が存在しないようにし
たので、このカラープリンター用インクリボンを用いて
カラープリンターによって印画紙にカラー画像を印刷す
る際、センサーマークの両側で、リボンが印画紙に対し
てスリップすることを未然に防止することができて、印
画紙と一体のリボン送りを常に安定良く行える。請求項
2は、センサーマーク用色材に熱転写用色材と摩擦係数
がほぼ等しい色材を選んだので、センサーマークとその
両側の熱転写用色材間の摩擦係数をほぼ一定にしたの
で、カラープリンターによるカラー画像の印画時の印画
紙と一体のリボン送りをより一層安定良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(A)は本発明の一実施例によるカラー
プリンター用インクリボンの平面図であり、図1の
(B)はその断面図である。
【図2】リボンベースへの染料の塗布装置を示す概略断
面図である。
【図3】図3の(A)は従来のカラープリンター用イン
クリボンの平面図であり、図3の(B)はその断面図で
ある。
【図4】カラープリンターを説明する要部の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 カラープリンター用インクリボン 2 リボンベース 3、4、5 染料(熱転写用色材) 6 隙間 7 センサーマーク 7a センサーマーク用色材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボンベース上に、複数色の熱転写用色材
    を隙間を設けて塗布し、これらの熱転写用色材の所定の
    隙間内の一部にセンサーマーク用色材を塗布してあるカ
    ラープリンター用インクリボンにおいて、 上記所定の隙間内全体を上記センサーマーク用色材で塗
    りつぶしたことを特徴とするカラープリンター用インク
    リボン。
  2. 【請求項2】上記センサーマーク用色材に上記熱転写用
    色材の摩擦係数とほぼ等しい色材を選択したことを特徴
    とする請求項1記載のカラープリンター用インクリボ
    ン。
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