JPH05301179A - 電動工具の正逆転切替機構 - Google Patents
電動工具の正逆転切替機構Info
- Publication number
- JPH05301179A JPH05301179A JP4106989A JP10698992A JPH05301179A JP H05301179 A JPH05301179 A JP H05301179A JP 4106989 A JP4106989 A JP 4106989A JP 10698992 A JP10698992 A JP 10698992A JP H05301179 A JPH05301179 A JP H05301179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- outer frame
- power tool
- hole
- reverse switchover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ボタンによる正逆転切替方式を有
する携帯用電動工具の、ボタンの支持構造に関するもの
であり、その目的とするところは、別部品を追加するこ
となく、ボタンのがたつきを抑制し、ボタンの操作感、
製品としての質感を向上させることである。 【構成】 スイッチの上部に、外枠を貫通して配設させ
る正逆切替用のボタンを有する携帯用電動工具におい
て、該ボタンが貫通する外枠の穴の内側周辺部にボタン
を穴の内面に付勢するクリック爪を２個以上、相互の付
勢力が異方向となるように配設している。該クリック爪
によって、ボタンの前後上下の各方向のがたつきを抑制
するようにした。
する携帯用電動工具の、ボタンの支持構造に関するもの
であり、その目的とするところは、別部品を追加するこ
となく、ボタンのがたつきを抑制し、ボタンの操作感、
製品としての質感を向上させることである。 【構成】 スイッチの上部に、外枠を貫通して配設させ
る正逆切替用のボタンを有する携帯用電動工具におい
て、該ボタンが貫通する外枠の穴の内側周辺部にボタン
を穴の内面に付勢するクリック爪を２個以上、相互の付
勢力が異方向となるように配設している。該クリック爪
によって、ボタンの前後上下の各方向のがたつきを抑制
するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外枠より突出したボタ
ンによって正逆転切替を行なう携帯用電動工具のボタン
の支持構造に関するものである。
ンによって正逆転切替を行なう携帯用電動工具のボタン
の支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来技術の欠点を図１、図３、図５で説
明する。
明する。
【０００３】図１は携帯用電動工具の本体を示してお
り、スイッチ３の上部に正逆転切替用のボタン２が外枠
１を貫通して配設されている。図３、図５に示すように
スイッチ３はその上部に正逆転切替用のレバー４を有し
ており、レバー４に配設されたピン５を介してボタン２
と係合している。またボタンは外枠１に左右一対で配設
された穴６により支持されている。穴６はボタン２を支
持するといる機能上、ボタン２の外形と相似形状をして
いるが、穴６とボタン２の間に粉塵等が侵入すると、穴
６とボタン２の摺動を悪化させるため、穴６とボタン２
の外形には適度な間隙を設けてある。
り、スイッチ３の上部に正逆転切替用のボタン２が外枠
１を貫通して配設されている。図３、図５に示すように
スイッチ３はその上部に正逆転切替用のレバー４を有し
ており、レバー４に配設されたピン５を介してボタン２
と係合している。またボタンは外枠１に左右一対で配設
された穴６により支持されている。穴６はボタン２を支
持するといる機能上、ボタン２の外形と相似形状をして
いるが、穴６とボタン２の間に粉塵等が侵入すると、穴
６とボタン２の摺動を悪化させるため、穴６とボタン２
の外形には適度な間隙を設けてある。
【０００４】しかし、前記の間隙はがたつきとなってボ
タン２の操作感を悪化させたり、製品としての質感を損
ねる原因となる。このため、従来技術では、図５のよう
にボタン２を穴６の内面に常時付勢する弾性力を有した
クリック爪７を、外枠１の内側の穴６周辺部に配設し、
ボタンのがたつきを抑制していた。しかし、図５に示す
クリック爪７の弾性力ＦはＸという一方向にしか付勢し
ないために弾性力Ｆと直交するＹ方向のがたつきについ
ては抑制できないという不具合があった。
タン２の操作感を悪化させたり、製品としての質感を損
ねる原因となる。このため、従来技術では、図５のよう
にボタン２を穴６の内面に常時付勢する弾性力を有した
クリック爪７を、外枠１の内側の穴６周辺部に配設し、
ボタンのがたつきを抑制していた。しかし、図５に示す
クリック爪７の弾性力ＦはＸという一方向にしか付勢し
ないために弾性力Ｆと直交するＹ方向のがたつきについ
ては抑制できないという不具合があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のボタン支持構造
においては、一方向のがたつきしか抑制できず、直交す
る方向のがたつきは抑制できないので、ボタンの操作感
を悪化させたり、製品としての質感を低下させるという
問題点があった。
においては、一方向のがたつきしか抑制できず、直交す
る方向のがたつきは抑制できないので、ボタンの操作感
を悪化させたり、製品としての質感を低下させるという
問題点があった。
【０００６】本発明は、外枠より突出したボタンによっ
て正逆転切替を行なう携帯用電動工具において、別部品
を追加することなく、前後上下の各方向に対するボタン
のがたつきを抑制し、ボタンの操作感、製品としての質
感を向上させることを目的としている。
て正逆転切替を行なう携帯用電動工具において、別部品
を追加することなく、前後上下の各方向に対するボタン
のがたつきを抑制し、ボタンの操作感、製品としての質
感を向上させることを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、穴の内面に
ボタンを付勢するために外枠内側の穴の周辺部に配設す
るクリック爪を２個以上とし各クリック爪の付勢力を異
方向とすることにより達成される。
ボタンを付勢するために外枠内側の穴の周辺部に配設す
るクリック爪を２個以上とし各クリック爪の付勢力を異
方向とすることにより達成される。
【０００８】
【作用】外枠内側の穴の周辺部に２個以上配設されたク
リック爪は、穴の内面に対し、相異なる数方向からボタ
ンを付勢するため、ボタンの前後上下の各方向のがたつ
きを抑制する作用を示す。
リック爪は、穴の内面に対し、相異なる数方向からボタ
ンを付勢するため、ボタンの前後上下の各方向のがたつ
きを抑制する作用を示す。
【０００９】
【実施例】本発明により一実施例を図１、２、３、４に
示す。
示す。
【００１０】図１は携帯用電動工具の本体を示してお
り、スイッチ３の上部に正逆転切替用のボタン２が外枠
１を貫通して配設されている。図２、３に示すように、
スイッチ３の上部に具備させた正逆転切替用のレバー４
は、該レバー４上に配設されたピン５を介してボタン２
を係合している。また、ボタン２は外枠１に左右一対で
配設された穴６に支持されており、外枠１の内側の該穴
６の後方には２つのクリック爪７が、ボタン２に対し相
異なる方向に弾性力を付勢するような向きで配設されて
いる。
り、スイッチ３の上部に正逆転切替用のボタン２が外枠
１を貫通して配設されている。図２、３に示すように、
スイッチ３の上部に具備させた正逆転切替用のレバー４
は、該レバー４上に配設されたピン５を介してボタン２
を係合している。また、ボタン２は外枠１に左右一対で
配設された穴６に支持されており、外枠１の内側の該穴
６の後方には２つのクリック爪７が、ボタン２に対し相
異なる方向に弾性力を付勢するような向きで配設されて
いる。
【００１１】図４に示すようにボタン２は弾性力Ｆ1、
Ｆ2という相異なる２方向から付勢されるため、Ｘ方向
については弾性力Ｆ1のＸ成分力Ｘ1、弾性力Ｆ2のＸ成
分力Ｘ2が作用し、Ｙ方向については弾性力Ｆ2のＹ成分
Ｙ1、弾性力Ｆ2のＹ成分Ｙ2が作用しており、Ｘ方向、
Ｙ方向のいずれにも付勢力を受けているので、前後上下
のがたつきが抑制される。
Ｆ2という相異なる２方向から付勢されるため、Ｘ方向
については弾性力Ｆ1のＸ成分力Ｘ1、弾性力Ｆ2のＸ成
分力Ｘ2が作用し、Ｙ方向については弾性力Ｆ2のＹ成分
Ｙ1、弾性力Ｆ2のＹ成分Ｙ2が作用しており、Ｘ方向、
Ｙ方向のいずれにも付勢力を受けているので、前後上下
のがたつきが抑制される。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、ボタンに付勢するクリ
ック爪を２個以上とし、ボタンが相異なる方向に弾性力
を受けるようにしたため、前後上下の各方向のがたつき
を抑止することができる。そのため、別部品を追加する
ことなくボタンのがたつきを抑制し、ボタンの操作感、
製品としての質感を向上させることができる。
ック爪を２個以上とし、ボタンが相異なる方向に弾性力
を受けるようにしたため、前後上下の各方向のがたつき
を抑止することができる。そのため、別部品を追加する
ことなくボタンのがたつきを抑制し、ボタンの操作感、
製品としての質感を向上させることができる。
【図１】 本発明を使用する携帯用電動工具の斜視図。
【図２】 図１におけるスイッチまわりの構造断面図。
【図３】 図２、図５におけるＡ−Ａ線断面図。
【図４】 クリック爪の弾性力方向図。
【図５】 従来技術によるスイッチまわりの構造断面
図。
図。
１は外枠、２はボタン、３はスイッチ、４はレバー、５
はピン、６は穴、７はクリック爪である。
はピン、６は穴、７はクリック爪である。
Claims (1)
- 【請求項１】 スイッチの上部に外枠を貫通して配設さ
れたボタンを有し、該ボタンを左右に摺動させることに
より工具の回転方向の切替をする機能を有する携帯用電
動工具において、ボタンが貫通している外枠の穴の内面
に対し、ボタンを付勢する弾性力を有したクリック爪部
を、外枠内側の穴の周辺部に２個以上配設したことを特
徴とする電動工具の正逆転切替機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4106989A JP2830602B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 電動工具の正逆転切替機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4106989A JP2830602B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 電動工具の正逆転切替機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301179A true JPH05301179A (ja) | 1993-11-16 |
| JP2830602B2 JP2830602B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14447656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4106989A Expired - Lifetime JP2830602B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 電動工具の正逆転切替機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830602B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010101008A1 (ja) | 2009-03-02 | 2010-09-10 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| JP2014038719A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Hitachi Koki Co Ltd | 電池パック |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP4106989A patent/JP2830602B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010101008A1 (ja) | 2009-03-02 | 2010-09-10 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| RU2497657C2 (ru) * | 2009-03-02 | 2013-11-10 | Макита Корпорейшн | Электрический инструмент |
| JP2014038719A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Hitachi Koki Co Ltd | 電池パック |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2830602B2 (ja) | 1998-12-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1254989A4 (en) | DRIVER'S CAB FOR A REAR EXCAVATOR | |
| DK1260321T3 (da) | Fastgørelses-indtrængningsværktøj til dekorationssøm | |
| WO2004037578A3 (en) | Vehicle seat and steering wheel sunshade | |
| KR20020039361A (ko) | 자동차용 시트백 | |
| JPH05301179A (ja) | 電動工具の正逆転切替機構 | |
| JP6953879B2 (ja) | 車両用ドアトリム構造 | |
| JPH0872676A (ja) | ワイパ装置におけるアームヘッドのカバー体取付け構造 | |
| JP2010254244A (ja) | 内装基材の連結構造 | |
| JP4300989B2 (ja) | ヘッドレスト | |
| JPH06283869A (ja) | キャビネット装置 | |
| JP3484046B2 (ja) | フィニッシャ取付構造 | |
| JP2005163291A (ja) | 車両用インサイドドアハンドル装置 | |
| JPH0331684A (ja) | 冷蔵庫の扉 | |
| JP2001220773A (ja) | 建設機械 | |
| JP2006216287A (ja) | キー装置 | |
| JP4029857B2 (ja) | カウンター補強の施工方法 | |
| JP4288143B2 (ja) | 車両用インサイドドアハンドル装置 | |
| JP3691349B2 (ja) | 電気丸鋸 | |
| JP2001110519A (ja) | コネクタ | |
| JPS6410534A (en) | On-vehicle power window switch | |
| JPH0880737A (ja) | 自動車のドア構造 | |
| JP2000044190A (ja) | フォークリフトの回転装置 | |
| JP2005016115A (ja) | 軒樋切断治具 | |
| JP2769191B2 (ja) | 自動販売機の商品展示窓構造 | |
| JPH08197625A (ja) | ドアトリム端末部の異音防止用処理方法及び装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980825 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090925 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090925 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100925 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110925 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110925 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120925 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120925 Year of fee payment: 14 |