JPH05301170A - 研磨具 - Google Patents
研磨具Info
- Publication number
- JPH05301170A JPH05301170A JP13133692A JP13133692A JPH05301170A JP H05301170 A JPH05301170 A JP H05301170A JP 13133692 A JP13133692 A JP 13133692A JP 13133692 A JP13133692 A JP 13133692A JP H05301170 A JPH05301170 A JP H05301170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- sheet material
- synthetic resin
- grinder
- polishing tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイプ材等の円筒体の内面、或いは孔部また
は凹部を有する部材のバリ取りや内面仕上げに使用する
ことを目的とする。 【構成】 本発明の研磨具１は、合成樹脂に研磨砥粒を
混合して成形した円板シート材２１の複数枚を積層して
なることを特徴とする構成である。
は凹部を有する部材のバリ取りや内面仕上げに使用する
ことを目的とする。 【構成】 本発明の研磨具１は、合成樹脂に研磨砥粒を
混合して成形した円板シート材２１の複数枚を積層して
なることを特徴とする構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ材等の円筒体の
内面、或いは孔部または凹部を有する部材のバリ取りや
内面仕上げに使用するのに好適な研磨具に関するもので
ある。
内面、或いは孔部または凹部を有する部材のバリ取りや
内面仕上げに使用するのに好適な研磨具に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、パイプ材の内面や部材の
孔部内面を研磨する場合には多種の研磨具が使用されて
いる。研磨具のもっとも一般的なものはブラシ状のもの
で、棒材の外周に金属繊維等の繊維材を多数本植付した
ブラシがある。また、従来から公知の無機質の石材から
なる砥石を円柱状に加工して研磨具と使用する試みもあ
る。
孔部内面を研磨する場合には多種の研磨具が使用されて
いる。研磨具のもっとも一般的なものはブラシ状のもの
で、棒材の外周に金属繊維等の繊維材を多数本植付した
ブラシがある。また、従来から公知の無機質の石材から
なる砥石を円柱状に加工して研磨具と使用する試みもあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たブラシは繊維材を接着剤により固定したり、複数の芯
材に挟んで撚ることにより挟着固定するものであるか
ら、その植付強度が十分でなく、使用に際して抜脱する
ことが多かった。また、上記した従来のブラシは繊維材
の腰が弱いため、仕上げ研磨のような低い研磨力が求め
られる用途においては適用することができるものの、例
えば金属パイプ材の内面を研磨する場合、或いは木材や
プラスチック等の孔（凹）部内面を研磨、特に研削する
場合などのような高い研磨力が求められる用途には適用
することができなかった。一方、砥石は、高い研磨力を
有するものの、その形状加工性が悪いために研磨装置又
は研磨工具に取り付け難く、研磨・研削する孔（凹）部
形状に応じた形状に加工し難かった。加えて研磨・研削
中に割れたり欠損し易く、その場合には改めて面倒な加
工を行って形状を整えるか、或いは研磨具全体を取り替
える必要があるので、実用に供することができなかっ
た。したがって、十分な研磨力を有して荒仕上げや研削
にも適用することができ、しかも形状加工性にも優れ、
さらに割れたり欠損しないような研磨具が希求されてい
た。
たブラシは繊維材を接着剤により固定したり、複数の芯
材に挟んで撚ることにより挟着固定するものであるか
ら、その植付強度が十分でなく、使用に際して抜脱する
ことが多かった。また、上記した従来のブラシは繊維材
の腰が弱いため、仕上げ研磨のような低い研磨力が求め
られる用途においては適用することができるものの、例
えば金属パイプ材の内面を研磨する場合、或いは木材や
プラスチック等の孔（凹）部内面を研磨、特に研削する
場合などのような高い研磨力が求められる用途には適用
することができなかった。一方、砥石は、高い研磨力を
有するものの、その形状加工性が悪いために研磨装置又
は研磨工具に取り付け難く、研磨・研削する孔（凹）部
形状に応じた形状に加工し難かった。加えて研磨・研削
中に割れたり欠損し易く、その場合には改めて面倒な加
工を行って形状を整えるか、或いは研磨具全体を取り替
える必要があるので、実用に供することができなかっ
た。したがって、十分な研磨力を有して荒仕上げや研削
にも適用することができ、しかも形状加工性にも優れ、
さらに割れたり欠損しないような研磨具が希求されてい
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、合成樹脂に研磨砥粒を混合して成形した
円板シート材の複数枚を密接させて重合状に積層してな
ることを特徴とする研磨具に関するものである。
されたもので、合成樹脂に研磨砥粒を混合して成形した
円板シート材の複数枚を密接させて重合状に積層してな
ることを特徴とする研磨具に関するものである。
【０００５】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明する。本発明の研磨具１は、合成樹脂に研磨砥粒
を所望の量だけ混合してシート材２を成形し、このシー
ト材２を円板状に加工し、得られた円板シート材２１を
複数枚積層してなるものである。
に説明する。本発明の研磨具１は、合成樹脂に研磨砥粒
を所望の量だけ混合してシート材２を成形し、このシー
ト材２を円板状に加工し、得られた円板シート材２１を
複数枚積層してなるものである。
【０００６】前記したシート材２の合成樹脂としては、
例えばポリアミド（商品名；ナイロン）、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、その他の合成樹脂を使用すること
ができる。
例えばポリアミド（商品名；ナイロン）、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、その他の合成樹脂を使用すること
ができる。
【０００７】また、前記した合成樹脂に混合する研磨砥
粒としては、例えばシリコン・カーバイト粒、アルミナ
粒、ダイヤモンド粒などを使用することができ、研磨砥
粒の粒径としては０．０１〜０．８ｍｍ程度が良い。
粒としては、例えばシリコン・カーバイト粒、アルミナ
粒、ダイヤモンド粒などを使用することができ、研磨砥
粒の粒径としては０．０１〜０．８ｍｍ程度が良い。
【０００８】本発明によれば、前記した合成樹脂に前記
した研磨砥粒を混合してシート材２を成形するのである
が、合成樹脂と研磨砥粒とは、合成樹脂４０〜８０重量
％に対して研磨砥粒を２０〜６０重量％程度混合し、シ
ート材２を成形する。このシート材２は、厚さ０．２〜
３．０ｍｍ程度に成形する。
した研磨砥粒を混合してシート材２を成形するのである
が、合成樹脂と研磨砥粒とは、合成樹脂４０〜８０重量
％に対して研磨砥粒を２０〜６０重量％程度混合し、シ
ート材２を成形する。このシート材２は、厚さ０．２〜
３．０ｍｍ程度に成形する。
【０００９】そして、シート材２を所定の径の円板状に
加工する。加工方法は限定するものではないが、所定の
径より僅かに大きく横幅を形成した帯状のシート材２を
形成し、連続的に（打ち）抜き加工して円板シート材２
１を作製するようにしても良い。また、その際の抜き方
法も、プレスカットによる抜き加工を行っても良いし、
合成繊維が熱溶融性であることを利用してレーザカット
方式の抜き加工を行うようにしても良い。尚、図示実施
例では、円板シート材２１の中央には通孔２２を開設し
たが、図１に示すように、上記した抜き加工と通孔２２
の開設加工とを同時に行えば、工程は簡略化される。
加工する。加工方法は限定するものではないが、所定の
径より僅かに大きく横幅を形成した帯状のシート材２を
形成し、連続的に（打ち）抜き加工して円板シート材２
１を作製するようにしても良い。また、その際の抜き方
法も、プレスカットによる抜き加工を行っても良いし、
合成繊維が熱溶融性であることを利用してレーザカット
方式の抜き加工を行うようにしても良い。尚、図示実施
例では、円板シート材２１の中央には通孔２２を開設し
たが、図１に示すように、上記した抜き加工と通孔２２
の開設加工とを同時に行えば、工程は簡略化される。
【００１０】このようにして成形した円板シート材２１
の複数枚を通孔２２が連通するように積層し、連通した
通孔２２…に係止部材３を挿通させることにより、円板
シート材２１を一体状に係止する。上記した係止部材３
は、図示実施例では積層した円板シート材２１群の一端
の通孔２２から挿通させる雄螺子材３１と、この雄螺子
材３１の先端を係合させる雌螺子材３２とを示す。そし
て、雌螺子材３２は棒状の支持部材４の先端に固定され
ている。したがって、円板シート２１の円柱状の積層体
は、支持部材４に一体状に固定されている。
の複数枚を通孔２２が連通するように積層し、連通した
通孔２２…に係止部材３を挿通させることにより、円板
シート材２１を一体状に係止する。上記した係止部材３
は、図示実施例では積層した円板シート材２１群の一端
の通孔２２から挿通させる雄螺子材３１と、この雄螺子
材３１の先端を係合させる雌螺子材３２とを示す。そし
て、雌螺子材３２は棒状の支持部材４の先端に固定され
ている。したがって、円板シート２１の円柱状の積層体
は、支持部材４に一体状に固定されている。
【００１１】こうして得られた本発明の研磨具１は、支
持材４を回転駆動軸（図示せず）に接続して回転させる
ことにより円板シート材２１の側面の集合部分が研磨面
となって金属パイプ材の内面や物品の孔（凹）部内面を
研磨・研削することができる。そして、円板シート材２
１は腰が強く、高い研磨力を有するので、この研磨具１
は荒仕上げや研削にも適用することができる。また、円
板シート材２１は、合成樹脂製であるために砥石等に比
べて欠損する可能性も極めて低いが、仮に数枚の円板シ
ート材２１が欠損したとしても、その欠損した円板シー
ト２１を取り外して、そのまま雄螺子材３１を締めて間
隙を解消しても良い。或いは雄螺子材３１を外して、新
たな円板シート２１を補充した後、再度雄螺子材３１を
締め付けるようにしても良い。
持材４を回転駆動軸（図示せず）に接続して回転させる
ことにより円板シート材２１の側面の集合部分が研磨面
となって金属パイプ材の内面や物品の孔（凹）部内面を
研磨・研削することができる。そして、円板シート材２
１は腰が強く、高い研磨力を有するので、この研磨具１
は荒仕上げや研削にも適用することができる。また、円
板シート材２１は、合成樹脂製であるために砥石等に比
べて欠損する可能性も極めて低いが、仮に数枚の円板シ
ート材２１が欠損したとしても、その欠損した円板シー
ト２１を取り外して、そのまま雄螺子材３１を締めて間
隙を解消しても良い。或いは雄螺子材３１を外して、新
たな円板シート２１を補充した後、再度雄螺子材３１を
締め付けるようにしても良い。
【００１２】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は前記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
どのようにでも実施することができる。例えば、円板シ
ート材は接着剤等により積層して一体化するようにして
もよいし、他の方法により一体化してもよい。また、前
記した実施例のように円板シートを３０〜５０枚積層し
て円柱状の研磨具としても良いし、円板シートを３〜４
枚積層して円盤状の研磨具としても良く、用途に応じて
円板シートの径の大きさや積層枚数を設定すれば良い。
したが、本発明は前記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
どのようにでも実施することができる。例えば、円板シ
ート材は接着剤等により積層して一体化するようにして
もよいし、他の方法により一体化してもよい。また、前
記した実施例のように円板シートを３０〜５０枚積層し
て円柱状の研磨具としても良いし、円板シートを３〜４
枚積層して円盤状の研磨具としても良く、用途に応じて
円板シートの径の大きさや積層枚数を設定すれば良い。
【００１３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、合成樹脂
に研磨砥粒を混合して成形したシート材を円板状に加工
し、得られた円板シート材を一体的に積層してなるの
で、円柱状の積層体の軸心を適宜な回転駆動軸に接続し
て回転させることにより金属パイプ材の内面や物品の孔
（凹）部内面を研磨・研削することができる。また、本
発明に使用するシート材は、合成樹脂に研磨砥粒を混合
してなるので適度な腰があり、ブラシのように軟弱では
ないし、また無機質の砥石のように極端に硬質ではない
から欠損したり割れたりすることがなく、さらに形状加
工性も極めて優れているので、被研磨材の被処理面の形
状に応じた研磨面を容易に形成することができる。した
がって、金属パイプ材や孔部を有する木材、プラスチッ
ク、その他の物体のバリ取りや内面仕上げに実用的に使
用することができる。
に研磨砥粒を混合して成形したシート材を円板状に加工
し、得られた円板シート材を一体的に積層してなるの
で、円柱状の積層体の軸心を適宜な回転駆動軸に接続し
て回転させることにより金属パイプ材の内面や物品の孔
（凹）部内面を研磨・研削することができる。また、本
発明に使用するシート材は、合成樹脂に研磨砥粒を混合
してなるので適度な腰があり、ブラシのように軟弱では
ないし、また無機質の砥石のように極端に硬質ではない
から欠損したり割れたりすることがなく、さらに形状加
工性も極めて優れているので、被研磨材の被処理面の形
状に応じた研磨面を容易に形成することができる。した
がって、金属パイプ材や孔部を有する木材、プラスチッ
ク、その他の物体のバリ取りや内面仕上げに実用的に使
用することができる。
【００１４】特に、円板シート材の中央に通孔を開設
し、各円板シート材の通孔が連通するように積層し、連
通した通孔に係止部材を挿通させて円板シート材を一体
状に係止した場合、仮に数枚の円板シート材が欠損した
としても、その交換や補充作業を極めて簡単に行うこと
ができる。
し、各円板シート材の通孔が連通するように積層し、連
通した通孔に係止部材を挿通させて円板シート材を一体
状に係止した場合、仮に数枚の円板シート材が欠損した
としても、その交換や補充作業を極めて簡単に行うこと
ができる。
【図１】シート材から円板シート材を作製する一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】本発明の研磨具の分解斜視図である。
【図３】本発明の研磨具の斜視図である。
１ 研磨具 ２ シート材 ２１ 円板シート材 ２２ 通孔 ３ 係止部材
Claims (3)
- 【請求項１】 合成樹脂に研磨砥粒を混合して成形した
円板シート材の複数枚を密接させて重合状に積層してな
ることを特徴とする研磨具。 - 【請求項２】 合成樹脂はポリアミド、ポリエチレン、
ポリプロピレンで、研磨砥粒はシリコン・カーバイト
粒、アルミナ粒、ダイヤモンド粒であることを特徴とす
る請求項１に記載の研磨具。 - 【請求項３】 円板シート材の中央に通孔を開設し、各
円板シート材の通孔が連通するように積層し、連通した
通孔に係止部材を挿通させて円板シート材を一体状に係
止したことを特徴とする請求項１または請求項２に記載
の研磨具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13133692A JPH05301170A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 研磨具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13133692A JPH05301170A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 研磨具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301170A true JPH05301170A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15055564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13133692A Pending JPH05301170A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 研磨具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301170A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0738563A2 (en) * | 1995-03-23 | 1996-10-23 | Kabushiki Kaisha Shoyo Seiki | Method for producing a cylindrical buff |
| US5795217A (en) * | 1995-11-22 | 1998-08-18 | International Business Machines Corporation | Stressed burnisher |
| KR100765457B1 (ko) * | 2006-04-13 | 2007-10-09 | 이화다이아몬드공업 주식회사 | 내경 연삭용 비트리 휠 |
| KR101283471B1 (ko) * | 2011-07-27 | 2013-07-23 | 유완기 | 소구경의 파이프 내경사상장치 |
| JP2014014905A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Yuichiro Niizaki | 組合ブラシ |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13133692A patent/JPH05301170A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0738563A2 (en) * | 1995-03-23 | 1996-10-23 | Kabushiki Kaisha Shoyo Seiki | Method for producing a cylindrical buff |
| EP0738563A3 (en) * | 1995-03-23 | 1996-12-27 | Shoyo Seiki Kk | Method of manufacturing a cylindrical polishing tool |
| US5639283A (en) * | 1995-03-23 | 1997-06-17 | Kabushiki Kaisha Shoyo Seiki | Method for producing a cylindrical buff |
| US5795217A (en) * | 1995-11-22 | 1998-08-18 | International Business Machines Corporation | Stressed burnisher |
| KR100765457B1 (ko) * | 2006-04-13 | 2007-10-09 | 이화다이아몬드공업 주식회사 | 내경 연삭용 비트리 휠 |
| KR101283471B1 (ko) * | 2011-07-27 | 2013-07-23 | 유완기 | 소구경의 파이프 내경사상장치 |
| JP2014014905A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Yuichiro Niizaki | 組合ブラシ |
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