JPH05300943A - 体感音響振動器 - Google Patents

体感音響振動器

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JPH05300943A
JPH05300943A JP4107217A JP10721792A JPH05300943A JP H05300943 A JPH05300943 A JP H05300943A JP 4107217 A JP4107217 A JP 4107217A JP 10721792 A JP10721792 A JP 10721792A JP H05300943 A JPH05300943 A JP H05300943A
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Japan
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acoustic
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vibrator
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Toshimoto Kato
敏司 加登
Rikuo Yamazaki
陸秧 山崎
Hiroshi Kume
宏 久米
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Onkyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 その目的は、リラックス状態で効果的に音響
振動を愉しむことのできる可動式の体感音響振動器を提
供することにある。 【構成】 被験者の左右の手のひらに接触する一対の接
触部と音響信号を機械振動に変換して前記接触部を振動
させる変換器とが、一体的に組み付けられた可動式の体
感音響振動器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被験者に接触する接触
部と音響信号を機械振動に変換して前記接触部を振動さ
せる変換器とを備えた可動式の体感音響振動器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来では、実公昭56−16866にお
いて、カセット式テープレコーダ等の可動式の音響再生
装置に被験者との接触部を一ヶ所設け、この接触部を音
響信号にて振動させるように構成している。この考案
は、前記音響再生装置を被験者の膝の上に置き、前記接
触部を被験者の大腿部に接触させて、音響再生装置を再
生させて得られる音響振動を被験者の大腿部に加えるこ
とによって、音楽の低音感,臨場感を愉しむというもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、手先や足先を
振ってやると、つまり手先や足先の末梢神経を振ってや
ると、リラックス状態に早くなることができると言われ
ている。又、手のひらは沢山の末梢神経が集まっていて
非常に敏感にできているため、音響振動を体で感じる場
合において、手のひらに振動を加えた方が大腿部等その
他の部分に振動を加えるより効果が大である。更に、可
動式の体感振動器(例えばカセット式テープレコーダ
等)としては、消費電力が少ない方が有利であるが、手
のひらは上記の如く敏感であるため、手に振動を加えた
方が大腿部等その他の部分に振動を加えるより、消費電
力も少なくて済むという利点がある。このように手のひ
らに振動を加えることは、リラックス状態を作る上で、
あるいは音楽を愉しむ上で非常に有効な行為であるが、
上記従来の音響再生装置(実公昭56−16866)で
左右の手のひらに音響振動を伝えようとした場合、接触
部が一つしかないため、左右の手を揃えた状態でこの一
つの接触部を握るようにすることが考えられるが、この
状態でリラックス状態を作りだすことは困難であり、し
かも、この状態を長時間継続することは困難であった。
又、上記従来の音響再生装置(実公昭56−1686
6)で大腿部等を振動させて、十分な音響振動を感じる
ためには、接触部の振動量は大出力が必要となるため、
容量の大きなバッテリーが必要であった。本発明は上記
の実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、リ
ラックス状態で効果的に音響振動を愉しむことのできる
可動式の体感音響振動器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の可動式の体感音
響振動器の第1特徴構成は、被験者の左右の手のひらに
接触する一対の接触部と音響信号を機械振動に変換して
前記接触部を振動させる変換器とが、一体的に組み付け
られた点にある。第2特徴構成は、前記一対の接触部
が、振動器全体の両端部に、その振動面を逆方向に向け
る状態で設けられている点にある。第3特徴構成は、前
記一対の接触部夫々が、個別に着脱自在に設けられ、且
つ、一対の前記変換器によって個別に振動するように構
成されている点にある。
【0005】
【作用】第1特徴構成によれば、被験者の左右の手のひ
らを個別に振動することができ、例えば、被験者は、音
楽を耳で聞きながら、被験者の左右の手のひらに接触す
る一対の接触部よりその音楽の信号に対応した音響振動
を感じることができる。第2特徴構成によれば、被験者
は、被験者の左右の手のひらが相対する状態で前記音響
振動を感じることができる。第3特徴構成によれば、前
記一対の接触部夫々を取り外した状態で被験者の手のひ
らに振動を加えることができる。
【0006】
【発明の効果】第1特徴構成によれば、被験者は、前記
音響信号を左右の手のひら夫々で感じることができ、し
かも、左右の手を揃えるというような不自然な動作をす
ることなくリラックスして音楽を愉しむことができる。
第2特徴構成によれば、例えば被験者が椅子に着座した
場合、被験者は、大腿部の上に本発明の振動器を置き、
この振動器の両端の振動部である接触部を両手で支えた
状態で音響振動を感じることができ、一層リラックスし
た状態で音楽を愉しむことができる。第3特徴構成によ
れば、被験者は、一対の接触部夫々を被験者の希望する
場所に設けて、被験者の希望した状態,希望した態勢で
音響振動を感じることができ、よって、より一層リラッ
クスした状態で音楽を愉しむことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の体感音響振動器の実施例につ
いて図面に基づいて説明する。図1中、1は手のひらに
振動を加える手振動器,2は音響信号を機械信号に変換
する変換器、3は被験者の手のひらに接触する接触部、
4は前記変換器2を支持する支持台、5は前記支持台4
を連結する連結棒,6は入力信号線である。本発明を適
応した体感音響振動器は、左右一対の手振動器1と、こ
の手振動器1を連結する連結棒5により構成されてい
る。この左右一対の手振動器1の接触部3がその振動面
を逆に向ける状態で連結棒5により一体的に組み付けら
れ、且つ、この組み付けられた状態で可動できるように
構成されている。そして、例えば被験者が左右の手振動
器1の接触部3を両手で保持した状態で椅子等に着座
し、この状態で、外部の音響再生装置にて再生された音
楽を耳で聞くと共に、この音楽信号に対応した音響信号
の振動を左右の接触部3を介して被験者の左右の手のひ
らで感じることにより、被験者はリラックスして音楽を
愉しむことができるように構成されている。以下各装置
毎に説明する。
【0008】手振動器1は、変換器2、接触部3、支持
台4、入力信号線6により成り、左右が同じ構造で構成
されている。変換器2は、マグネット20、ポールピー
ス21、ヨークプレート22、ボイスコイル23、ダン
パ24、フレーム25、ケース26、取り付け部材2
7、振動板28により構成されている。このうちボイス
コイル23とフレーム25と振動板28は、取り付け部
材27によって一体に取り付けられており、よって、ボ
イスコイル23に電気信号を流してやるとボイスコイル
23が駆動され、この駆動に伴って振動板28は振動す
る。接触部3の表面は、被験者の手のひらに接触し易い
ように球面体をしており、接触部3の内部には溝31が
設けられ、この溝31に前記振動板28が取り付けられ
ている。これによって、振動板28の振動は接触部3に
伝えられる。変換器2のポールピース21が、スペーサ
41、取り付けネジ42を介して支持台4に取り付けら
れている。支持台4の内壁にはネジ溝43が設けてあ
り、このネジ溝43に連結棒5を装着するように構成さ
れており、よって、左右一対の手振動器1は着脱可能な
ように構成されている。これによって、左右一対の手振
動器1は、個別に取り外して例えばベットの上,椅子の
アームレストの上,床の上等に置き、被験者の要望する
状態で自由に使用することができるものである。尚、前
記連結棒5は長さの異なったものが数種類用意されてお
り、これを交換することによって左右の接触部3の幅を
変えることができるように構成されている。外部の音響
再生装置にて再生された音楽信号は、ローパスフィルタ
ーでハイをカットしパワーアンプで増幅され、この増幅
された音響信号が入力信号線6より左右の手振動器1の
変換器2に入力される。この入力信号線6に入力された
音響信号によって変換器2が駆動され、このときの変換
器2の振動板28の振動が接触部3に伝えられる。よっ
て、被験者は、この接触部3の振動を左右の手のひらで
感じることができる。
【0009】〔別実施例〕上記実施例の左右の接触部3
夫々は、別々の変換器2によって駆動しているが、図2
の如く、1つの変換器2で左右の接触部3を駆動する様
に構成しても良い。以下図2の手振動器について説明す
る。図2中、2は変換器、3は接触部、4は支持台、6
は入力信号線である。左右の接触部3の表面は、被験者
の手のひらに接触し易いように球面体をしており、左右
の接触部3の内部には溝31が設けられ、一方の接触部
3の溝31に変換器2の振動板28が取り付けられてお
り、もう一方の接触部3の溝31には支持台4が取り付
けられている。この支持台4には、変換器2のポールピ
ース21が、スペーサ41、取り付けネジ42を介して
取り付けられている。よって、左右の接触部3は、個別
に取り外すことはできないように構成されている。外部
の音響再生装置にて再生された音楽信号は、ローパスフ
ィルターでハイをカットしパワーアンプで増幅して、入
力信号線6より変換器2に入力されるように構成されて
いる。従って、入力信号線6より入力された音響信号
は、変換器2により左右方向の振動に変換され、この振
動が左右の接触部3を介して被験者の左右の手のひらに
伝えられる。
【0010】上記実施例の左右の接触部3は、振動面を
逆方向に向けるように構成されているが、振動面を同一
方向、左右対称な方向、又は自由な方向に向けて左右別
個に振動するように構成しても良い。上記実施例の手振
動器1は、外部の音響再生装置にて再生された音楽信号
に対応した音響信号を入力して駆動しているが、手振動
器の内部に音響再生装置を組み込んで動作するようにし
ても良い。例えば、上記実施例の連結棒5の内部に、カ
セット式テープレコーダ等の音響再生装置、バッテリ
ー、ヘッドホーン用ジャック等を設けて、被験者は、移
動しながら、ヘッドホーンで音響再生装置にて再生する
音楽を聞き、両手で音楽に対応した音響振動を感じるこ
とができるように構成しても良い。上記実施例の接触部
3において、ベルト又はバンド等の保持具を設けて被験
者の手のひらを接触部3上に保持するようにしても良
い。上記実施例の接触部3において、実施例では、接触
部3の表面を球面形としたが、表面に凹凸を設けて被験
者の手のひらの抹消神経を刺激し易いような形状として
も良いし、半円筒形等の形状としても良い。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】手振動器説明図
【図2】別実施例に係る手振動器説明図
【符号の説明】
2 変換器 3 接触部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の左右の手のひらに接触する一対
    の接触部(3)と音響信号を機械振動に変換して前記接
    触部(3)を振動させる変換器(2)とが、一体的に組
    み付けられた可動式の体感音響振動器。
  2. 【請求項2】 前記一対の接触部(3)が、振動器全体
    の両端部に、その振動面を逆方向に向ける状態で設けら
    れている請求項1記載の体感音響振動器。
  3. 【請求項3】 前記一対の接触部(3)夫々が、個別に
    着脱自在に設けられ、且つ、一対の前記変換器(2)に
    よって個別に振動するように構成されている請求項1又
    2記載の体感音響振動器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996001031A1 (fr) * 1994-06-30 1996-01-11 Kazumichi Fujiwara Procede et dispositif permettant de percevoir les vibrations acoustiques
US6976970B2 (en) * 2003-03-24 2005-12-20 Health Devices Corporation Hub assembly for simultaneously mounting plural vibrating devices
ES2705333A1 (es) * 2017-09-22 2019-03-22 Mur Gueerri Angel Ramiro Dispositivo terapeutico

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