JPH05300703A - モールド整流子 - Google Patents

モールド整流子

Info

Publication number
JPH05300703A
JPH05300703A JP3170292A JP3170292A JPH05300703A JP H05300703 A JPH05300703 A JP H05300703A JP 3170292 A JP3170292 A JP 3170292A JP 3170292 A JP3170292 A JP 3170292A JP H05300703 A JPH05300703 A JP H05300703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
commutator segments
mold
pieces
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3170292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Konishi
強 小西
Shigeru Nagai
茂 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3170292A priority Critical patent/JPH05300703A/ja
Publication of JPH05300703A publication Critical patent/JPH05300703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの高入力・高速化に伴う整流子片間段
差の発生を防止し、円滑な整流作用の得られる回転性能
の向上したモールド整流子を提供することを目的とす
る。 【構成】 隣り合う整流子片1aの回転方向両側端面に
溝部6を形成し、この溝部にセラミック棒7等の絶縁物
を配設し、かつ上記整流子片の脚部2の長手方向両端部
に凹部を設け、この整流子片脚部をモールド材4で保持
する。この構成により絶縁物が整流子片間の熱伝導を抑
制するとともに、整流子片の飛び出しによる段差発生を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動工具や家庭電化機
器の電気掃除機等のモータに使用するモールド整流子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のモールド整流子は、引
抜導電材より打抜形成または円筒状導電材より形成した
整流子片にフェノール等のプラスチックの絶縁材料を注
型し、その後、相隣る整流子片間を連結している橋絡部
を切除し、各整流子片間を電気的に分離させる。一方、
各整流子片に形成した突起等により各々の整流子片が離
脱しないようにしているのが通例である。
【0003】しかるに近年になって、モータの小形軽量
化、性能向上、高入力化、高速化に伴い上記整流子片の
浮き上がりによりブラシ寿命が極端に短くなる現象や著
しい場合には、上記整流子片が飛び出すという問題が生
じていた。
【0004】以下、図面を参照しながら上述したような
従来のモールド整流子について説明する。
【0005】図3,図4は従来のモールド整流子の構成
を示すもので、図3は従来のモールド整流子を回転軸に
垂直な面で切断した断面図であり、図4は回転軸に平行
な面で切断した断面図である。1は銅合金によりなる整
流子片であり、脚部2およびテーパー部3が形成されて
おり、モールド材4により保持されている。5はボスで
あり、その内周に回転子の回転軸が圧入される。この整
流子は、所定数の整流子片1とボス5を配置し、モール
ド材4を注入することにより一体成形される。
【0006】モールド整流子は、モータ回転子の回転軸
に固定されて、当接されたブラシとの間に接触状態を得
て、整流作用を行うものである。従って、整流子の表面
は凸凹がなく、平滑であることが要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、個々の整流子片を取りまく、機械的及
び物理的条件は、大きくばらついている。したがって、
整流子片へのコイルのヒュージング接続時の熱ストレス
や運転中のスパークによる温度上昇、遠心力等により隣
接する整流子片間に段差が生じ、整流子表面は平滑さを
失うことになる。これらは高入力化、高速化が増すほど
大きな問題となり、異常スパークの発生、ブラシの異常
摩耗を生じることとなりモータ運転に支障をきたすこと
になる。
【0008】また、最悪の場合には整流子片が飛び出し
てしまうという事態も引き起こしかねない。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、高入力、高速
回転時においても、整流子片間段差を発生させずに円滑
な整流作用を図れる回転性能の向上したモールド整流子
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のモールド整流子は、隣り合う整流子の回転方
向両側端面に溝部を形成し、この溝部に絶縁物を配設
し、かつ前記整流子片の脚部の長手方向両端部に凹部を
設け、前記整流子片脚部をモールド材で保持してなる。
【0011】
【作用】本発明は、上記構成によって絶縁物が整流子片
間の熱伝導を抑制するとともに、整流子片側面の溝部に
入っているため、及び整流子片の脚部の凹部にモールド
樹脂を充填するため、整流子片の飛び出しによる段差発
生を防止し円滑な整流作用を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例のモールド整流子に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0013】図1,図2は本発明の一実施例におけるモ
ールド整流子の構成を示すもので、図1はモールド整流
子を回転軸に垂直な面で切断した断面図であり、図2は
回転軸に平行な面で切断した断面図である。4はモール
ド材、5はボスであり、これらは図3,図4の構成と同
じもので同じ番号を付与し説明を省略する。1aは銅合
金よりなる整流子片であり、脚部2および隣り合う整流
子片1aの両側端面に溝部6が形成されており、この溝
部6に合致する絶縁物としてセラミック棒が配置されて
いる。
【0014】整流子片の脚部2には整流子片の長手方向
の両端部に凹部を設け、樹脂充填することで樹脂が凹部
にまわりこみ保持強度が向上する。
【0015】以上のように本実施例は、隣り合う整流子
片1aの両側端面に溝部6を形成し、この溝部6に絶縁
物として外径の異なるセラミック棒を配設して整流子片
間の熱伝導を抑制するとともに、整流子脚部に凹部を設
けて整流子片の飛び出しによる段差発生を防止し、円滑
な整流作用を図る。
【0016】なお、本実施例では絶縁物としてセラミッ
ク棒は丸形になっているが、正方形でも長方形でもまた
球でも整流子片間に固定されていれば何ら問題ないこと
は言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、隣り合う整流子
片の両側端面に溝部を形成し、この溝部に絶縁物を配設
するという構成により、整流子片間の熱伝導を抑制する
とともに、整流子片の飛び出しによる段差発生を防止す
ることができる。また、整流子片の抜け強度が向上する
ため、従来構成品のモールド整流子では使用できなかっ
た高入力、高速回転のモータにも使用することができ
る。この分野は従来鉄クランプ式の高価な整流子を使用
せざるを得なかったが、本整流子を使用することにより
コストダウンも図れるなど、本発明のモールド整流子は
簡単な構成にて多大な実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモールド整流子を回
転軸に垂直な面で切断した断面図
【図2】本発明の一実施例におけるモールド整流子を回
転軸に平行な面で切断した断面図
【図3】従来のモールド整流子を回転軸に垂直な面で切
断した断面図
【図4】従来のモールド整流子を回転軸に平行な面で切
断した断面図
【符号の説明】
1a 整流子片 4 モールド材 6 溝部 7 セラミック棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣り合う整流子片の回転方向側端面に溝部
    を形成し、この溝部と合致する絶縁物を配設し、かつ前
    記整流子片脚部の長手方向両端部に凹部を設け、前記整
    流子片の脚部をモールド材で保持してなるモールド整流
    子。
JP3170292A 1992-02-19 1992-02-19 モールド整流子 Pending JPH05300703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3170292A JPH05300703A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 モールド整流子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3170292A JPH05300703A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 モールド整流子

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30122288A Division JPH02151243A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 モールド整流子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05300703A true JPH05300703A (ja) 1993-11-12

Family

ID=12338403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3170292A Pending JPH05300703A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 モールド整流子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05300703A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6198139A (ja) * 1984-10-16 1986-05-16 Hitachi Koki Co Ltd モ−ルド整流子

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6198139A (ja) * 1984-10-16 1986-05-16 Hitachi Koki Co Ltd モ−ルド整流子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8022590B2 (en) Electric machine
RU2392722C2 (ru) Электродвигатель и электроинструмент, снабженный этим двигателем
JPH05300703A (ja) モールド整流子
CN207834804U (zh) 一种电动机用换向器
JP2718143B2 (ja) モールド整流子
JPH02151243A (ja) モールド整流子
US2837671A (en) Commutator bar construction
JP2760038B2 (ja) モールド整流子の製造方法
KR910008271B1 (ko) 원통형 정류자가 있는 전동기용 브러시형 전기적 접촉장치
JPH04197061A (ja) モールド整流子
JP5899408B2 (ja) 整流子およびこの整流子を用いたモータ
CN202276245U (zh) 结构改进的圆扁形三槽直流微电机
JPH0433543A (ja) モールド整流子
WO2021149571A1 (ja) 整流子、電動機及び整流子の製造方法
KR102066997B1 (ko) 모터의 하우징 압입 구조체
JPH10210715A (ja) 整流子電動機
JP5573831B2 (ja) 電動機用絶縁体、電動機、電動送風機
JPH0678499A (ja) 回転電機用整流子
KR930005491Y1 (ko) 모터용 정류자의 정류자 편
CN207939314U (zh) 食品料理机和用于食品料理机的电机
JPS59185137A (ja) 整流子
CN109217576B (zh) 永磁直流电机及食物处理机
KR950008272Y1 (ko) 정류자
JPH07115753A (ja) カーボンブラシ
JPH076693Y2 (ja) 回転電機の整流子取付構造