JPH05300644A - 超電導限流器 - Google Patents

超電導限流器

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Publication number
JPH05300644A
JPH05300644A JP4099438A JP9943892A JPH05300644A JP H05300644 A JPH05300644 A JP H05300644A JP 4099438 A JP4099438 A JP 4099438A JP 9943892 A JP9943892 A JP 9943892A JP H05300644 A JPH05300644 A JP H05300644A
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JP
Japan
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superconducting
superconducting coil
coil
current
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Application number
JP4099438A
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English (en)
Inventor
Chikushi Hara
築志 原
Takeshi Okuma
武 大熊
和行 ▲つる▼永
Kazuyuki Tsurunaga
Daisuke Ito
大佐 伊藤
Takamitsu Tada
孝光 多田
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Priority to DE69304119T priority patent/DE69304119T2/de
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Publication of JPH05300644A publication Critical patent/JPH05300644A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/02Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess current
    • H02H9/023Current limitation using superconducting elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F2006/001Constructive details of inductive current limiters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超電導コイルをクエンチさせることなく超電
導状態のままで瞬時限流および瞬時定常復帰が可能であ
るとともに限流作動電流を自由に設定できる超電導限流
器を提供する。 【構成】 高速スイッチ13が開放している通常状態の
場合には、負の磁気結合状態を有して直列接続された第
1の超電導コイル1と第2の超電導コイル2が無誘導状
態となって、そのインピーダンスは低くなり、負荷4に
所定値以上の過電流が流れて、高速スイッチ13が閉成
した場合には、第2の超電導コイル2と第3の超電導コ
イル3は無誘導状態となり、第1の超電導コイル1のイ
ンダクタンスで高インピーダンスとなり、負荷4の過電
流を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導コイルを使用し
て、交流電路に流れる過電流を抑制する超電導限流器に
関し、更に詳しくは、超電導コイルが超電導状態から突
然常電導状態に相転移するクエンチ現象を発生させるこ
となく、過電流を抑制し得る超電導限流器を提供するこ
とにある。
【0002】
【従来の技術】配電線等の交流電路に3相短絡や地絡事
故が発生すると、数十kAにも及ぶ事故電流、すなわち
過電流が流れ、配電系統および機器に多大のダメージが
発生する。このような事故電流を瞬時に検出して抑制す
るための限流技術の1つに超電導を応用した超電導限流
器が考案されている。
【0003】図8は、特開平2−168525号に開示
されている上述した従来の超電導限流器の構成を示す回
路図である。同図において、1は電源、2は遮断器、3
は限流器、3aは超電導限流コイル(以下限流コイルと
称す)、3b,3cはトリガコイル、3dはスイッチ、
3gはクエンチセンサ、4は負荷、11は回路の全電流
を検出するための変流器、12はトリガコイルのループ
電流を検出するための変流器、13は制御電源、14は
ループ電流位相検出回路、15はループ電流位相検出回
路を主回路に接離するためのスイッチ、16はトリガコ
イルの両端電圧位相検出回路、17はトリガコイルの電
流および電圧の位相差を比較検出する位相検出器であ
る。
【0004】この限流器の動作について、簡単に説明す
る。定常時、回路電流は無誘導で超電導(抵抗零)のト
リガコイル3b,3c側を流れ、正常に負荷4へ給電さ
れつづける。次に負荷4が短絡するなどして、過大な事
故電流が回路に流れ、その値がトリガコイルを構成して
いる超電導線の臨界電流値に達すると、トリガコイルが
クエンチして高抵抗体に転移する。その結果、事故電流
は抑制され、トリガコイルよりインピーダンスの低い限
流コイル側へ転流していく。この間、トリガコイルは常
電導体となっているので、発熱して冷媒を消費しつづけ
るのと同時に超電導線の温度も上昇することになる。ス
イッチ3dは、トリガコイル電流が限流コイル側へ転流
した直後に開極して、冷媒の蒸発を抑制すると同時に、
トリガコイルの冷却速度を速めて次の事故発生に対応で
きるようトリガコイルの超電導復帰を助ける。トリガコ
イルの超電導復帰は、各位相検出器14,16とその比
較器17によって検出され、系統の事故が復旧したこと
および前記トリガコイルが超電導復帰したことの2条件
が揃うとスイッチ3dが閉入され定常状態に復帰でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の超電導
限流器は、次に示すような種々の問題がある。
【0006】(1)上述した従来の超電導限流器は、超
電導体をクエンチさせる方式のため、限流動作(クエン
チ)時にかなりのジュール損失Pjが発生し、超電導体
を冷却している冷媒の消費(気化)量が増大するという
問題がある。
【0007】このジュール損失Pjの値は、トリガコイ
ルのクエンチ抵抗値Rqが一定であれば、次式に示すよ
うに電源電圧Vの2乗に比例する。
【0008】 Pj=(V2 /Rq)t (J) (1) ここで、tはクエンチ発生後の通電時間(秒)である。
【0009】従って、回路電圧が高くなるほど、クエン
チ時の発生損失が増大し、超電導体を冷却している冷媒
の消費(気化)量も増大する。一例として、6.6kV
の回路に生じる短絡電流をクエンチ抵抗値が30Ωのト
リガコイルで1サイクル(20msec)の間限流した
とすると、その時の発生損失は(1)式から次のように
なる。
【0010】 Pj=(V2 /Rq)t =(66002 /30)×0.02 =29040 (J) 仮に冷媒が液体ヘリウムであれば、約12リットルもの
液体が瞬時に気化する。そして、この気化したヘリウム
は数百倍の体積に膨張するため、超電導限流器が収納さ
れているクライオスタットはこの時の内圧に耐えるよう
に大きく強固なものとしたり、または気化ヘリウムを外
部に放出する等の手段が必要となるという問題が更に発
生する。
【0011】(2)一度限流動作すると、元の超電導状
態に回復するまで、かなりの復帰時間が必要となり、高
頻度の使用ができないという問題がある。
【0012】通常、この種の超電導コイルがクエンチす
ると、超電導体に数十〜数百Kの温度上昇が生じる。従
って、その後、導体温度が超電導体の臨界温度約10K
以下に冷却されるまでには、数十秒〜数分を必要とし、
その間限流器としての機能は発揮できなくなる。この問
題に対処する方法として、トリガコイルを二重に装備し
て交互に使用して、リカバリ時間を短縮する方法も考え
られるが、装置が大型化するとともに、制御も複雑化
し、効率的でないという問題がある。
【0013】(3)クエンチ方式の超電導限流器におい
ては、限流条件がトリガコイルのクエンチ電流値のみに
よって決定されるため、その限流動作条件を広く選択で
きないという問題がある。
【0014】すなわち、種々の系統に限流器を適用する
場合、その系統保護条件は過電流のレベル(i)とその
通過時間(t)との関係から最適に保護されなければな
らないが、従来のクエンチ方式の限流器は過電流レベル
iの値のみによって限流または非限流モードが決定され
ることになり、系統適用上、柔軟性に欠ける面がある。
【0015】(4)限流動作電流は、トリガコイルの臨
界電流値によって決まるため、予め設計された値しか持
つことができず、コイルの標準化が困難であるという問
題がある。
【0016】すなわち、種々の系統を連係するには、個
々の限流器の作動電流値を微妙に相違させることも必要
となる(選択限流/選択遮断方式)が、従来の超電導限
流器では、作動電流を相違させるには、コイルを構成す
る超電導線の臨界電流値を変えなければならないため、
多種のコイルが必要となる。
【0017】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、超電導コイルをクエンチさせ
ることなく超電導状態のままで瞬時限流および瞬時定常
復帰が可能であるとともに限流作動電流を自由に設定で
きる超電導限流器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の超電導限流器は、負荷に流れる過電流を抑
制する超電導限流器であって、負の磁気結合状態を有す
るように同軸的に設けられるとともに電気的に直列に接
続された第1および第2の超電導コイルと、該第2の超
電導コイルと負の磁気結合状態を有し、前記第1の超電
導コイルと正の磁気結合状態を有するように前記第1お
よび第2の超電導コイルに同軸的に設けられるとともに
前記第2の超電導コイルに電気的に並列に接続された第
3の超電導コイルと、該第3の超電導コイルに直列に接
続された高速スイッチ手段と、負荷に流れる電流を監視
し、該電流が所定値以上の場合、前記高速スイッチ手段
を閉成するように制御する電流監視手段とを有すること
を要旨とする。
【0019】
【作用】本発明の超電導限流器では、高速スイッチが開
放している通常状態の場合には、負の磁気結合状態を有
して直列接続された第1および第2の超電導コイルが無
誘導状態となって、そのインピーダンスは低くなり、負
荷に所定値以上の過電流が流れて、高速スイッチが閉成
した場合には、第2の超電導コイルと第3の超電導コイ
ルは無誘導状態となり、第1の超電導コイルのインダク
タンスで高インピーダンスとなり、負荷の過電流を抑制
することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0021】図1は、本発明の一実施例に係わる超電導
限流器の構成を示す図である。同図に示す超電導限流器
は、電源10と負荷4との間に遮断器2を介して接続さ
れており、該遮断器2を介して電源10に一端が接続さ
れている第1の超電導コイル1、該超電導コイル1と所
定の相互インダクタンスを有し、ほぼ無誘導となる負の
磁気結合状態を有するように同軸的に設けられるととも
に電気的に直列に接続された第2の超電導コイル2、お
よび該第2の超電導コイル2に高速スイッチ13を介し
て並列に接続されるとともに、前記第1の超電導コイル
1と正の磁気結合状態を有し、前記第2の超電導コイル
2と負の磁気結合状態を有するように第1および第2の
超電導コイルに同軸的に設けられた第3の超電導コイル
3からなる限流器5と、負荷4に流れる電流を監視し、
該電流が所定値以上の過電流の場合、過電流検出信号を
出力する変流器11と、該変流器11からの過電流検出
信号で駆動され、前記高速スイッチ13を閉成するよう
に駆動するスイッチ操作回路12と、第3の超電導コイ
ル3に直列に接続され、該第3の超電導コイル3を第2
の超電導コイル2に並列に接続する前記高速スイッチ1
3とを有する。
【0022】前記第1の超電導コイル1と第2の超電導
コイル2とは、前記高速スイッチ13が開放して、第3
の超電導コイル3が接続されていない定常状態におい
て、無誘導回路の低インピーダンス状態となって、定常
電流を電源10から負荷4に流通させるようになってい
る。また、負荷4に過電流が発生した場合には、変流器
11はこの過電流を検出し、これによりスイッチ操作回
路12を介して高速スイッチ13を駆動して閉成し、第
3の超電導コイル3を第2の超電導コイル2に並列に接
続する。この結果、第2の超電導コイル2と第3の超電
導コイル3とは無誘導回路の低インピーダンスとなり、
第1の超電導コイル1のインダクタンスによる誘導状態
の高インピーダンスを形成し、前記過電流を抑制するよ
うになっている。
【0023】更に詳しくは、図1に示す超電導限流器に
使用されている第1の超電導コイル1、第2の超電導コ
イル2および第3の超電導コイル3は、近接した直径で
同軸状に構成され、これらの超電導コイル間の磁気的結
合状態を前記高速スイッチ13の開閉によって変化させ
ることにより、すなわち、第3の超電導コイル3を高速
スイッチ13で切り離して、第1の超電導コイル1と第
2の超電導コイル2のみの負の磁気結合状態で無誘導状
態にして低インピーダンスにしたり、高速スイッチ13
を介して第3の超電導コイル3を第2の超電導コイル2
に接続して、第2の超電導コイル2と第3の超電導コイ
ル3との負の磁気結合状態で無誘導状態にして低インピ
ーダンスにするとともに、第1の超電導コイル1のイン
ダクタンスで高インピーダンスを形成することにより、
無誘導状態の低インピーダンス状態と誘導状態の高イン
ピーダンス状態とを高速に選択し得るようになってい
る。
【0024】図2は、図1に示す超電導限流器のインピ
ーダンスの変化を高速スイッチ13の作動状態に合わせ
て示している図である。高速スイッチ13が開放してい
る場合には、超電導限流器は低インピーダンス状態とな
り、高速スイッチ13が閉成した場合には、超電導限流
器は高インピーダンス状態になる。
【0025】図3は、図1に示す第1〜第3の超電導コ
イル1〜3の電気的接続状態、磁気的結合状態、各超電
導コイル1〜3に流れる電流の方向i1,i2,i3、
および起磁力方向φ1,φ2,φ3を示している図であ
る。
【0026】図3からわかるように、第1の超電導コイ
ル1と第2の超電導コイル2とはM12なる係数で負に
結合され、第2の超電導コイル2と第3の超電導コイル
3とはM23なる係数で負に結合され、第1の超電導コ
イル1と第3の超電導コイル3とはM13なる係数で正
に結合されている。
【0027】また、φ1,φ2,φ3はそれぞれ超電導
コイル1〜3に電流が流れたときに発生する磁束を示
し、点線の矢印方向は超電導コイルの中心部における磁
束の方向を示している。
【0028】図4は、高速スイッチ13を開閉した場合
に各超電導コイル1〜3に流れる電流の方向とその結果
生じる磁束線の量を定性的に示している。
【0029】高速スイッチ13が開放状態にあるとき、
回路電流は第1の超電導コイル1と第2の超電導コイル
2のみを直列に流れ、第3の超電導コイル3には流れな
い。第1の超電導コイル1と第2の超電導コイル2は、
上述したように、負に磁気結合しているので、その起磁
力方向は図示のように互いに逆方向(φ1,φ2)とな
り、打ち消し合ってきわめて小さな値となる。この時の
第1の超電導コイル1と第2の超電導コイル2の直列イ
ンピーダンス(LOS)は次式により求められる。
【0030】 LOS=L1+L2−2・M12(L1・L2)1/2 (H) (1) ここで、L1は第1の超電導コイル1の自己インピーダ
ンスであり、L2は第2の超電導コイル2の自己インピ
ーダンスであり、M12は第1の超電導コイル1と第2
の超電導コイル2との磁気結合係数である。
【0031】一般に、この種のコイルの磁気的結合係数
Mは互いのコイル直径の差に依存し、同一直径のコイル
の場合には、1.0となるが、同軸コイルでは物理的に
同一直径にはできないので、実際のコイルでは、1.0
よりも小さな値となる。
【0032】また、高速スイッチ13が閉成した時に
は、第2の超電導コイル2に対して第3の超電導コイル
3が並列に接続されるため、第1の超電導コイル1と第
2の超電導コイル2のみを直列に流れていた回路電流
は、第3の超電導コイル3にも分流するが、この分流比
は各結合係数の分布に従って決まることになる。この時
の現象を定性的に説明すると、第2の超電導コイル2と
第3の超電導コイル3とは互いに逆方向に起磁力を生じ
るため、その発生磁束φ2およびφ3は図4に示すよう
に互いにキャンセルし合うことになる。この結果、第2
の超電導コイル2と第3の超電導コイル3は並列無誘導
回路を構成し、極めて低いインピーダンス状態になる。
【0033】また、第1の超電導コイル1は、第3の超
電導コイル3とは正に結合するとともに、第2の超電導
コイル2と負に結合している。すなわち、第1の超電導
コイル1と他の超電導コイルとの合成インダクタンスは
第3の超電導コイル3とは増大する方向に働き、第2の
超電導コイル2とは減少する方向に作用する。しかしな
がら、この時、第2の超電導コイル2と第3の超電導コ
イル3を流れる電流i2とi3の分流比は、コイル内を
貫通している第1の超電導コイル1による磁束φ1を打
ち消す方向に働くため、結果としてi2>i3となっ
て、第1の超電導コイル1のインダクタンスを低下させ
ることになる。
【0034】この時の限流器インダクタンス(LOT)
は次の式(2)から求められる。
【0035】 LOT=Lp+Ls (H) (2) ここで、Lpは第2の超電導コイル2と第3の超電導コ
イル3との並列合成インダクタンスであり、次のように
なる。
【0036】 Lp=−(Lp2・Lp3)/(Lp2+Lp3) Lp2=L2−2・M23(L2・L3)1/2 −2・M12(L1・L2)1/2 Lp3=L3−2・M23(L2・L3)1/2 +2・M13(L1・L3)1/2 ここで、Lp3は第3の超電導コイル3と第1の超電導
コイル1、第2の超電導コイル2の間の合成インダクタ
ンス、Lp2は第2の超電導コイル2と第1の超電導コ
イル1、第3の超電導コイル3の間の合成インダクタン
ス、M12は第1の超電導コイル1と第2の超電導コイ
ル2の間の磁気結合係数、M23は第2の超電導コイル
2と第3の超電導コイル3の間の磁気結合係数、M13
は第2の超電導コイル2との第1の超電導コイル1の間
の磁気結合係数である。
【0037】また、Lsは第1の超電導コイル1と第2
の超電導コイル2、第3の超電導コイル3との間の合成
インダクタンスであり、次のようになる。
【0038】 Ls=L1+2・M31(L1・L3)1/2 −2・M12(L1・L2)1/2 超電導コイル1〜3の直並列回路の合成インダクタンス
は、結合係数Mの値に左右されるが、一般的な値として
は、第1の超電導コイル1の自己インダクタンスの約5
0%程度となる。
【0039】以上説明したように、本超電導限流器は高
速スイッチ13の開閉により、低インピーダンス状態と
高インピーダンス状態を任意に選択し得るように構成さ
れている。
【0040】ところで、この種の超電導限流器に流れる
短絡電流は非常に大きなdi/dt値を持っているの
で、前記高速スイッチ13の応答速度が問題となる。こ
の高速スイッチ13の応答速度が遅いと、短絡電流の第
1波を通過させてしまい、本来の限流効果を失するだけ
でなく、その波高値が超電導コイルの限界電流値を上回
ると、当然のことながら、超電導コイルはクエンチし、
超電導限流器に大きなダメージを与えることになる。こ
のような条件を考慮した高速スイッチの具体的な構成が
次に説明する図5に図示されている。
【0041】図5は、本発明の他の実施例に係わる超電
導限流器の部分回路図である。同図に示す超電導限流器
は、図1に実施例において高速スイッチ13を並列接続
されたサイリスタスイッチ13aとメカニカルスイッチ
13bとで構成した点が異なるのみで、その他の構成は
図1の実施例と同じであり、省略されている。
【0042】サイリスタスイッチ13aおよびメカニカ
ルスイッチ13bは、図1の実施例と同様に、スイッチ
操作回路12を介して供給される変流器11からの過電
流検出信号によって駆動されると、まずサイリスタスイ
ッチ13aがオンし、これにより超電導限流器を限流状
態にして、過電流を抑制する。この抑制された過電流は
この時点ではサイリスタスイッチ13aを流れるが、そ
の後数サイクル以内にメカニカルスイッチ13bが閉成
する。メカニカルスイッチ13bが閉成すると、サイリ
スタスイッチ13aを流れる電流の殆どは低抵抗のメカ
ニカルスイッチ13bの方に転流するため、サイリスタ
スイッチ13aの損失はその時点で消滅する。従って、
サイリスタスイッチ13aの定格は1サイクル程度の極
めて短時間の容量のもので機能することができるため、
その外形もコンパクトなものとなる。
【0043】次に、図6に示す波形図を参照して、図5
に示す実施例の作用を説明する。
【0044】定常状態において、高速スイッチ13を構
成するサイリスタスイッチ13aおよびメカニカルスイ
ッチ13bがオフ状態にある場合には、回路電流は図6
(a)の前半に示すような定常負荷電流が第1の超電導
コイル1および第2の超電導コイル2の直流回路を通っ
て流れる。この場合、第1の超電導コイル1および第2
の超電導コイル2は直列無誘導回路となっているため、
そのインピーダンスは非常に小さいとともに、また超電
導状態を維持しているので、電力損失を生じることな
く、電源10から第1の超電導コイル1および第2の超
電導コイル2を通って負荷4に回路電流が流れる。
【0045】次に、負荷4に例えば短絡事故等が発生し
て、短絡電流が回路に流れ、その電流値が図6(a)に
示す限流作動電流Iopを越えたとすると、変流器11は
この電流を検出して、過電流検出信号をスイッチ操作回
路12に供給し、図6(b)に示すように、スイッチ操
作回路12を介して高速スイッチ13を構成するサイリ
スタスイッチ13aおよびメカニカルスイッチ13bを
駆動する。この結果、サイリスタスイッチ13aは、こ
の信号に応答して数十マイクロ秒の遅れで図6(c)に
示すようにオン状態に移行し、これにより超電導限流器
は図6(e)に示すように高インピーダンス状態に変化
し、短絡電流を所定値に抑制する。なお、このように抑
制される図6(a)に示す限流ピーク値IL をどの程度
に抑制し得るかは、高速スイッチ13であるサイリスタ
スイッチ13aの動作速度と短絡電流のdi/dtによ
って決定される。
【0046】上述したように、サイリスタスイッチ13
aがオンして、短絡電流を抑制した後、限流状態の継続
が必要な場合には、図6(d)に示すように、所定の時
間後にメカニカルスイッチ13bが閉成する。また、元
の定常状態に復帰する場合には、高速スイッチ13をオ
フ状態に戻すだけでよい。
【0047】図7は、図1に示す限流器5を構成する第
1〜第3の超電導コイル1〜3の構造を示す図である。
同図において、30はコイル巻枠、1,2,3はそれぞ
れ第1〜第3の超電導コイル1〜3であり、第1の超電
導コイル1は最外層に左巻で巻回され、第2の超電導コ
イル2は中間層に左巻で巻回され、第3の超電導コイル
3は最内層に右巻で巻回されている。また、31は第1
の超電導コイル1の端子、32は第2の超電導コイル2
の端子、33は第3の超電導コイル3の端子である。
【0048】図7に示す第1〜第3の超電導コイル1〜
3は、同軸状に近接して構成され、各超電導コイル1〜
3の自己インダクタンスおよび超電導コイル間の磁気結
合係数Mは次の通りである。
【0049】 L1:第1の超電導コイル1の自己インダクタンス=1
0.0mH L2:第2の超電導コイル2の自己インダクタンス=
9.4mH L3:第3の超電導コイル3の自己インダクタンス=
9.0mH M12:超電導コイル1と2との間の磁気結合係数=
0.98 M23:超電導コイル2と3との間の磁気結合係数=
0.99 M31:超電導コイル3と1との間の磁気結合係数=
0.97 従って、本超電導限流器の定常インダクタンスは、上述
した式(1)から次の通りである。
【0050】 LOS=L1+L2−2×M12(L1・L2)1/2 =10.0+9.4−2×0.99(10.0+9.4)1/2 =0.397(mH) また、限流時における超電導限流器のインダクタンスL
OTは、式(2)から次の通りである。
【0051】 LOT=Lp+Ls =−4.58+9.7 =5.12(mH) ここで、 Lp3=L3−2・M23・(L3・L2)1/2 +2・M13・(L1・L3)1/2 =9−2・0.99・(9・9.4)1/2 +2・0.97・(10・9)1/2 =9.09 (mH) Lp2=L2−2・M23・(L3・L2)1/2 −2・M12・(L2・L1)1/2 =9.4−2・0.99・(9・9.4)1/2 −2・0.98・(9.4・10)1/2 =−9.214 (mH) Lp=−(Lp1・Lp2)/(Lp1+Lp2) =−(9.09・9.214)/(9.09+9.214) =−4.58 (mH) Ls=L1+2・M31・(L1・L3)1/2 −2・M12・(L2・L1)1/2 =10+2・0.97・(10・9)1/2 −2・0.98・(9.4・10)1/2 =9.7 (mH) となるように構成されている。
【0052】上述した実施例では、定常時には、高速ス
イッチ13を開放して、超電導限流器を0.397mH
(50Hzで0.12Ω)の低インピーダンスに維持
し、過電流状態が発生して、高速スイッチ13が閉成し
た時には、超電導限流器のインピーダンスを0.397
mHから5.12mH(50Hzで1.6Ω)まで瞬時
に増大させて、限流することができる。
【0053】上述した実施例では、超電導限流器を構成
する超電導コイルをクエンチさせることなく、任意の条
件で限流/非限流状態に選択することができ、所定の限
流インピーダンスを得ることができるので、定常時だけ
でなく、限流時においても損失を伴わず、冷凍機やクラ
イオスタットのような低温機器の熱負荷を低減すること
ができ、小型化することができる。また、クエンチ後の
超電導回復時間を必要としないので、高頻度かつ連続的
な限流動作を行うことができる。更に、限流動作に入る
条件を任意に設定できるので、通常の保護システム下で
も適用することができる。
【0054】なお、上記実施例では、高速スイッチ13
にサイリスタスイッチ13aを使用しているが、この代
わりにゲートターンオフ(GTO)サイリスタを使用す
ることにより更に多くの利点を有することもできる。例
えば、高速スイッチをGTOスイッチで構成し、そのオ
ン/オフ比を所定の周波数下で可変すれば、超電導限流
器そのもののインピーダンスを可変することができる。
すなわち、GTOスイッチをオフ状態に維持すれば、超
電導限流器のインダクタンスは上述した定常時の0.3
97mHのままであり、オフ状態に維持し続ければ、
5.12mHに上昇させることができる。従って、GT
Oスイッチのオン/オフ比をその中間状態に設定すれ
ば、超電導限流器のインダクタンスもその中間的な値に
することができる。
【0055】更に、上記実施例では、超電導コイルは1
組使用しているのみであるが、適用条件に合わせて、複
数組を任意に直並列して構成してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速スイッチが開放している通常状態の場合には、負の
磁気結合状態を有して直列接続された第1および第2の
超電導コイルが無誘導状態となって、そのインピーダン
スは低くなり、負荷に所定値以上の過電流が流れて、高
速スイッチが閉成した場合には、第2の超電導コイルと
第3の超電導コイルは無誘導状態となり、第1の超電導
コイルのインダクタンスで高インピーダンスとなり、負
荷の過電流を抑制することができるので、超電導コイル
をクエンチさせることなく、そのインピーダンスを広範
に変化させることができるため、低損失で高頻度の限流
動作に耐えることができる超電導限流器をコンパクトに
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる超電導限流器の構成
を示す図である。
【図2】図1に示す超電導限流器の高速スイッチの動作
と超電導限流器のインピーダンスとの関係を示す波形図
である。
【図3】図1に示す超電導限流器の限流器を構成する第
1〜第3の超電導コイルを示す図である。
【図4】図3に示す限流器を構成する第1〜第3の超電
導コイルの接続状態と起磁力方向を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例に係わる超電導限流器の要
部の回路を示す図である。
【図6】図5に示す超電導限流器の作用を示す波形図で
ある。
【図7】図1に示す超電導限流器に使用される第1〜第
3の超電導コイルからなる限流器の具体的構成を示す図
である。
【図8】従来の超電導限流器の回路構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 第1の超電導コイル 2 第2の超電導コイル 3 第3の超電導コイル 4 負荷 5 限流器 10 電源 11 変流器 12 スイッチ操作回路 13 高速スイッチ 13a サイリスタスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲つる▼永 和行 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 伊藤 大佐 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝総合研究所内 (72)発明者 多田 孝光 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に流れる過電流を抑制する超電導限
    流器であって、負の磁気結合状態を有するように同軸的
    に設けられるとともに電気的に直列に接続された第1お
    よび第2の超電導コイルと、該第2の超電導コイルと負
    の磁気結合状態を有し、前記第1の超電導コイルと正の
    磁気結合状態を有するように前記第1および第2の超電
    導コイルに同軸的に設けられるとともに前記第2の超電
    導コイルに電気的に並列に接続された第3の超電導コイ
    ルと、該第3の超電導コイルに直列に接続された高速ス
    イッチ手段と、負荷に流れる電流を監視し、該電流が所
    定値以上の場合、前記高速スイッチ手段を閉成するよう
    に制御する電流監視手段とを有することを特徴とする超
    電導限流器。
  2. 【請求項2】 前記高速スイッチ手段は、前記第1〜第
    3の超電導コイルの合成インピーダンスを可変し得るよ
    うにチョッピング制御されるゲートターンオフサイリス
    タスイッチを有することを特徴とする請求項1記載の超
    電導限流器。
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DE69304119T DE69304119T2 (de) 1992-04-20 1993-04-20 Supraleitender strombegrenzender Apparat
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