JPH0530063U - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH0530063U
JPH0530063U JP7669491U JP7669491U JPH0530063U JP H0530063 U JPH0530063 U JP H0530063U JP 7669491 U JP7669491 U JP 7669491U JP 7669491 U JP7669491 U JP 7669491U JP H0530063 U JPH0530063 U JP H0530063U
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JP
Japan
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vertical axis
stairs
floor
step plate
boarding
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Withdrawn
Application number
JP7669491U
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English (en)
Inventor
敏 中川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内に特別なスペースを必要とせず、人を運
ぶ能率が高いと共に、車椅子などでも乗ることができる
昇降装置を提供する。 【構成】 家屋の複数階を貫いて配設される縦軸1の回
りに段板2を螺旋状に配置して階段3を設ける。段板2
のうち各階の乗降部に対応する位置の段板2aの縦軸1
の回り方向での幅寸法を他の段板2より大きく形成す
る。縦軸1を回転させつつ上下動させる駆動手段を設け
る。階段3そのものを上下動させて人を階上と階下の間
で昇降させることができ、エレベーターやエスカレータ
ーを設備する必要がなくなる。乗降部に対応する位置の
段板2aの寸法を他の段板2より大きく形成しているた
めに、この幅広の段板2aに車椅子などを乗せて昇降さ
せることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般住宅における階上と階下の間の昇降用の昇降装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より一般住宅において階上と階下の間の移動は階段によっておこなわれて いるが、階段の昇り降りは老人等には大きな負担になるために、最近ではエレベ ーターやエスカレーターを一般住宅内に設備することがおこなわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、エレベーターは階段を設けるスペースとは別のスペースを確保して昇 降かご等を設備する必要があって、住宅内のスペースを狭めることになるという 問題があり、また昇降かごにはせいぜい3人程度しか乗れず、人を運ぶ能率が良 くないという問題もあった。またエスカレーターは構造が複雑でコストが非常に 高価であり、しかも車椅子などでは乗ることができないという問題があった。
【0004】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、屋内に特別なスペースを必要 とせず、人を運ぶ能率が高いと共に、車椅子などでも乗ることができる昇降装置 を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る昇降装置は、家屋の複数階を貫いて配設される縦軸1の回りに段 板2を螺旋状に配置して階段3を設け、段板2のうち各階の乗降部4に対応する 位置の段板2aの縦軸1の回り方向での幅寸法を他の段板2より大きく形成し、 縦軸1を回転させつつ上下動させる駆動手段5を設けて成ることを特徴とするも のである。
【0006】
【作用】
縦軸1の回りに段板2を螺旋状に配置して階段3を設け、駆動手段5で縦軸1 を回転させつつ上下動させるようにしているために、階段3そのものを上下動さ せて人を階上と階下の間で昇降させることができ、エレベーターやエスカレータ ーを設備する必要がなくなる。また段板2のうち各階の乗降部4に対応する位置 の段板2aの縦軸1の回り方向での幅寸法を他の段板2より大きく形成している ために、この幅広の段板2aに車椅子などを乗せて昇降させることができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案を実施例によって詳述する。 階段3は図1に示すように多数の段板2を縦軸1の回りに螺旋状に取り付ける ことによって、縦軸1の回りに螺旋階段として上下に亘って一体に設けるように してある。昇降装置を一階と二階の間の昇降に用いる場合には、一階と二階の間 の高さにもう一階分の高さを加えた高さで階段3を設けるようにし、また昇降装 置を一階と二階、三階の間の昇降に用いる場合には、一階から三階までの高さに もう一階分の高さを加えた高さで階段3を設けるようにするのが好ましい。階段 3は一階分の高さで螺旋が1ピッチ進むような螺旋状に設けられるものである。 また図3に示すように住宅の一階の床7には一階と二階の間の高さにほぼ見合う 深さで凹所8が設けてあり、階段3を設けた縦軸1はその下部がこの凹所8内に 引っ込んだり凹所8から出たりするように、上下駆動できるようにしてある。こ の凹所8の直上の箇所において二階の床9には開口部10が設けてあり、開口部 10に挿通された状態で階段3を設けた縦軸1が上下動されるようにしてある。 そしてさらに、縦軸1は等速度でこのように上下動されると同時に、等速度で水 平回転されるようにしてある。回転の向きは、階段3が下から上へと時計回りに 回るような螺旋状に設けられている場合には、縦軸1を上昇させるときは時計回 りの向きに回転させると共に、縦軸1を下降させるときは反時計回りに回転させ るように設定する。すなわち図1のa矢印のように縦軸1を上昇させるときには b矢印のように回転させると共に縦軸1を降下させるときにはb矢印と反対向き に回転させるものであり、回転の速度は、縦軸1が一階分の高さを上昇若しくは 下降する間に1回転するように設定されるものである。
【0008】 また上記のように多数の段板2で階段3を形成するにあたって、段板2のうち 縦軸1を駆動しない状態(階段3を歩行で使用する状態)で一階の床7の乗降部 4や二階の床9の乗降部4に対応する段板2aは、図2に示すようにその縦軸1 回りの幅寸法イを他の段板2の幅寸法ロより大きいものを用いるようにしてある 。この段板2aに車椅子や荷物を乗せて昇降させることができるようにするため に段板2aの幅寸法を大きくしているものであり、住宅用の小型車椅子6は平面 の大きさが約580mm×900mmであるので、これよりも大きな面積になる ように段板2aの縦軸1からの半径寸法イ′(1100mm以上が好ましい)と 幅寸法イを設定するのがよい。
【0009】 しかして上記のように形成される昇降装置にあって、図3(a)に示すように 一階の床7の乗降部4から階段3の段板2aの上に乗り、次に図3(b)のよう に縦軸1を回転させつつ上昇させて階段3を上昇させることによって、図3(c )に示すように階段3の段板2aに乗った人は二階の床9の乗降部4にまで至る ことになり、一階から二階に昇ることができるものである。また逆に回転させつ つ縦軸1を降下させることによって、同様に二階から一階に降りることができる 。このように回転させつつ縦軸1を上昇させたり下降させたりすることによって 、階段3はその段板2,2aが一階の乗降部4や二階の乗降部4に面することに なり、乗降部4から階段3に、また階段3から乗降部4に、安全に乗り移ること ができるものであり、また火災や地震など緊急時に縦軸1の昇降や回動がどの時 点で停止しても階段3から乗降部4に乗り移って非難することができ、階段3を 避難経路として確保することができるものである。また図3(a)のように縦軸 1の昇降や回動を停止しておけば、階段3は通常の螺旋階段を昇り降りするのと 同様にして歩行で使用することができるものである。
【0010】 また、このように昇降装置の縦軸1を昇降させて階上と階下を移動するにあた って、段板2のうち乗降部4に面する段板2aは幅広に形成されており、車椅子 に乗ったまま乗降部4からこの段板2aに乗り移ることができ、車椅子に乗った まま昇降するこの階段3で階上と階下の間を移動することができるものである。 同様に大きな荷物であってもこの幅広の段板2aに乗せることによって階上と階 下の間を運ぶことができるものである。
【0011】 次に、階段3を設けた縦軸1を回転させつつ昇降させる駆動手段3について説 明する。図4はその一実施例を示すものであり、コンプレッサーユニット11に 接続した油圧シリンダー12を前記凹所8の底面に立設すると共に、油圧シリン ダー12の上端にシリンダーロッド13が突出自在に設けてあり、円筒状に形成 される縦軸1を油圧シリンダー12に被挿して縦軸1内にシリンダーロッド13 の先端を固定してある。また螺旋状に形成される階段3の下側には同様に螺旋状 に配置したガイドレール14が階段3に固定して取り付けてあり、建物側に取り 付けたガイドローラー15でこのガイドレール14がガイド規制されるようにし てある。この実施例ではコンプレッサーユニット11、油圧シリンダー12、ガ イドレール14、ガイドローラー15等で駆動手段3が構成されるものであり、 コンプレッサーユニット11を作動させて油圧シリンダー12のシリンダーロッ ド13を上昇駆動若しくは下降駆動させると、これに伴って縦軸1を上下動させ て階段3を図4の矢印のように上昇もしくは下降させることができると共に、階 段3はガイドレール14がガイドローラー15にガイドされながら上昇若しくは 下降されるために、同時に図4の矢印のように回転駆動もされることになるもの である。
【0012】
【考案の効果】
上記のように本考案は、家屋の複数階を貫いて配設される縦軸の回りに段板を 螺旋状に配置して階段を設け、縦軸を回転させつつ上下動させるようにしたので 、階段そのものを上下動させて人を階上と階下の間で昇降させることができ、エ レベーターやエスカレーターを設備する必要がなくなって、エレベーターのよう に屋内に特別なスペースを必要としないと共に階段に乗った多くの人を運ぶこと ができると共に、またエスカレーターのように構造を複雑にする必要なく安価に 設備することができるものである。しかも段板のうち各階の乗降部に対応する位 置の段板の縦軸の回り方向での幅寸法を他の段板より大きく形成するようにした ので、この幅広の段板に車椅子などを乗せることが可能になり、車椅子に乗った まま階上と階下を昇降することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部の斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の概略平面図である。
【図3】本考案の一実施例の動作を示すものであり、
(a),(b),(c)はそれぞれ概略断面図である。
【図4】本考案における駆動手段の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 縦軸 2 段板 2a 段板 3 階段 4 昇降部 5 駆動手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋の複数階を貫いて配設される縦軸の
    回りに段板を螺旋状に配置して階段を設けると共に、段
    板のうち各階の乗降部に対応する位置の段板の縦軸の回
    り方向での幅寸法を他の段板より大きく形成し、縦軸を
    回転させつつ上下動させる駆動手段を設けて成る昇降装
    置。
JP7669491U 1991-09-25 1991-09-25 昇降装置 Withdrawn JPH0530063U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7669491U JPH0530063U (ja) 1991-09-25 1991-09-25 昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7669491U JPH0530063U (ja) 1991-09-25 1991-09-25 昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0530063U true JPH0530063U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13612593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7669491U Withdrawn JPH0530063U (ja) 1991-09-25 1991-09-25 昇降装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105668398A (zh) * 2016-02-02 2016-06-15 田慧勇 螺旋自动扶梯桁架
CN114516385A (zh) * 2021-12-27 2022-05-20 南通海国机械有限公司 一种船舶运货用高度自调节螺旋梯控制系统

Cited By (3)

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Effective date: 19951130