JPH0530058Y2 - - Google Patents

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JPH0530058Y2
JPH0530058Y2 JP1342690U JP1342690U JPH0530058Y2 JP H0530058 Y2 JPH0530058 Y2 JP H0530058Y2 JP 1342690 U JP1342690 U JP 1342690U JP 1342690 U JP1342690 U JP 1342690U JP H0530058 Y2 JPH0530058 Y2 JP H0530058Y2
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paper
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cut
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は薬剤の自動分包機等に使用するロール
巻した用紙の芯管に関するものである。
(従来の技術) 従来、病院・診療所における薬局や医院で患者
に提供される薬剤の分包品は、自動分包機により
包装して提供されている。この自動分包機に使用
している用紙は、通常グラシン紙の片面にポリエ
チレン樹脂をラミネートしたものを所要の幅に裁
断されて芯管にロール巻され、自動分包機の給紙
部にセツトできるようにされている。この包装用
紙を巻き付けて包装機の給紙部にセツトできるよ
うにされた芯管は、包装機の用紙支持軸に装着し
て定常状態で回転できるように、支持軸に設けら
れた突起部と係合する切込み部を備えた管体にな
つている。そして前記の用紙は、スリツターによ
つて所要幅に裁断された際、裁断部にあたる両側
端部がどうしてもやや厚めになるため(切断面部
で繊維が僅かながらさばかれたり、かえりが生じ
るため)巻取られると両端部で直径が大きくなり
(第5図参照)、その結果両側端bで用紙に他の部
分よりも大きい引張応力が生じることになる。し
かもグラシン紙は乾燥し易く、かつ粘りが少なく
破れ易い紙質であるので、前記のように両側端部
に大きな張力が生じた状態で保存していると、僅
かな衝撃を与えても俗に「耳割れ」と呼ばれる側
端部の破断cが生じて使用できなくなる。
そこでこのような問題が生じないようにする手
段として、用紙の巻取り芯管に両端部で用紙を巻
取つた際に適度な撓みを生じさせて、用紙に大き
な引張応力が発生しないようにした芯管が、実公
昭54−28222号公報によつて知られている。
(解決しようとする課題) しかしながら、前記したようにグラシン紙を裁
断して芯管に巻取る操作を行うに際して、最近で
は作業の合理化によつて従来の巻取り操作以上に
高速で用紙の裁断とロール巻作業が行われるよう
になり、それにともなつて巻取り時の張力が従来
よりやや大きくなつて、巻取り用紙2の芯管1に
作用する絞縮力が大きくなり、両端部3の切込み
部4に用紙2の下層部が第6図で示すように、陥
没aして食い込む現象が生じ、その部分が使用で
きなくなるという欠点が生じた。しかしこの複数
の切込みをなくすることは撓ませる機能が発揮で
きなくなることと、自動包装機の用紙支持軸に設
けられている突起と芯管とが係合できなくなり、
しかもその係合のための切込み部は特定の位置だ
けに設けておくと、使用時に位置合わせをしなけ
ればならないので使用が不便になる。したがつ
て、用紙の巻取りによる撓みで用紙に大きな内部
応力が生じないようにする機能を損なわず、しか
も用紙の食い込みなどが発生しないで、さらに機
械に設けられている用紙の終わりを検知する検知
ピンを、この芯管の切込みに臨ませておいて、巻
取り用紙がなくなると移動して包装機の停止信号
を出すセンサーの機能(実公昭56−44757号によ
つて知られている)をも損なわないようにするこ
とが要望されていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記したような問題点を解決して、自
動分包機における用紙供給部での機械的な機能を
損なうことなく、また巻き付けた用紙が無駄なく
すべて使用できるようにした分包用紙の芯管を提
供することにある。
すなわち本考案は、所要長さの管体の両端部は
内周を中間部より薄肉にして、この薄肉の両端部
周面に複数の切込みを設けてなるロール巻した用
紙の芯管において、その切込みは管体の周面に対
して細幅であつて内周面側が広幅になつているこ
とを特徴とする薬剤分包用紙の芯管である。
(作用) 本考案の芯管によれば、用紙を芯管に巻き付け
る際に、巻き付けられる裁断済みの帯状用紙が、
比較的強い引張力を与えられて芯管に巻き付けら
れても、中間部よりやや厚肉の用紙両端部におけ
る巻き付け時の絞縮力で、芯管はその両端部が肉
薄にされているのと切込み部を設けられているの
で押し縮められ、当該部分において用紙に作用す
る応力が芯管の撓みにより吸収されることにな
る。しかして、芯管の切込み部は周面に対して細
幅になつているので、巻き付けられた用紙が、切
込み部に対して食い込むことなく巻き付けられ
る。さらに切込み部は内周側が外周側よりも幅広
になつているので、分包機の用紙支持軸にロール
巻した用紙を装着するときに、その用紙支持軸に
おける駆動力伝達の突起部とは、その広幅部分の
切込みにて係合させて支障なく取り付けられる。
また、分包機の用紙軸に付属させた用紙切れを検
知するための検知ピンは、切込み部において内径
側から外側に突き出すのに、細幅の切込み部に挿
通できる状態は保たれるようになつているので、
巻き付けられた用紙による絞縮で外周側が狭まつ
ても、何等支障なく軸線方向に移動できて用紙切
れセンサーの機能を阻害することはない。
(考案の効果) 上記したように、本考案によれば用紙の破断を
防止できることと、回動のための切込み部をその
まま有効に利用できて、しかもその切込み部に巻
き付けられた紙の一部が陥没するのを防止でき、
用紙の最後まですべて使用できることになり、も
ちろん用紙切れを検知するセンサーの機能が損な
われずに正常な用紙の包装部への供給ができるよ
うになつた。
(実施例) 以下本考案のロール巻用紙の芯管を実施例につ
いて、図面により説明すれば、次の通りである。
第1図に示すのは芯管10の全体斜視図であ
り、この芯管10はプラスチツクスまたは紙、
木、金属などの材料にて所要外形寸法で、中間部
の適宜長さが包装機の用紙支持軸(図示せず)に
被嵌装着できる内径Dで、両端部11の所要区間
Lが前記中間部より大きい内径D′となるように
段差12を付け、その両端部11に2個以上の切
込み15を設けた構造になつている。
この切込み15は第3図に示すように、外側の
幅Wが内側の幅W′よりも狭く、その幅広15′部
分の高さH′は包装機の用紙支持軸(図示せず)
に設けてある突起片と係合できる寸法にし、その
残りの高さHが幅狭15″部分となるように、断
面の形状が凸形にして、芯管10の両端部11に
おける薄肉部の全長にわたつて形成されている。
また、芯管10の両端部11は前記したように
所要区間Lで薄肉にして、用紙20が巻き付けら
れた際の絞縮力に対応して“たわむ”ようにされ
ている。
このように構成されたことにより、芯管10に
包装用の用紙20を巻き付けても、その用紙両側
端部で生じた引張応力は、芯管10両端部11で
の絞縮により撓みにより吸収される。さらに用紙
20の巻き付けに絞縮力により切込み15に対し
ての食い込み陥没現象は、切込み15が芯管外側
寄りを幅狭15″にしてあるから防止される。そ
の結果、もはやロール巻した用紙が食い込み陥没
を起こしたり、衝撃を受けて破断したりすること
がなくなり、保管時における製品の損傷を防止で
きるようになつた。もちろん、包装用紙の裁断巻
き付け作業に際して、従来以上の張力で高速に巻
取り操作が行えるようになり、作業能率の向上に
役立つ。
なお、切込み部の断面形状については、前記の
ように、ロール巻した用紙を包装機の給紙部にけ
る支持軸(当然、用紙製作工程での巻取り機にお
ける支持軸に対しても同様である)付設の駆動用
突起片と係合できるように内周側を広幅にしてお
けば、前記具体例以外に、第4図a,bにて示す
ように外側が幅狭15″で内側が幅広のU字形状、
あるいは逆V字形状の切込み16,17にするこ
ともできる。また、切込み15または16,17
を設ける数が多くなれば、両端部11の厚みを厚
くすることもできる。またさらに、前記したいず
れの断面形状をとる場合でも、切込みの幅狭1
5″部分の幅Wは用紙切れセンサーの検知ピンが
挿通し得る寸法であれば、可能な範囲で幅を狭く
しておくことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の芯管の全体斜視図、第2図は
縦断面図、第3図は側面図で一部を拡大して示す
図、第4図は切込み部の別例拡大断面図、第5図
は撓み機能を備えていない従来のロール巻用紙の
態様を示す図、第6図は従来のロール巻用紙にお
ける芯管と用紙との関係を示す一部拡大断面図で
ある。 10……芯管、11……芯管の両端部、12…
…段差をつけた部分、15,16,17……切込
み、15′……切込みの幅広部分、15″……切込
みの幅狭部分、20……用紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要長さの管体の両端部は内周を中間部より薄
    肉にして、この薄肉の両端部周面に複数の切込み
    を設けてなるロール巻した用紙の芯管において、
    その切込みは管体の周面に対して細幅であつて内
    周面側が広幅になつていることを特徴とする薬剤
    分包用紙の芯管。
JP1342690U 1990-02-13 1990-02-13 Expired - Lifetime JPH0530058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1342690U JPH0530058Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13

Applications Claiming Priority (1)

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JP1342690U JPH0530058Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03105171U JPH03105171U (ja) 1991-10-31
JPH0530058Y2 true JPH0530058Y2 (ja) 1993-07-30

Family

ID=31516840

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JP1342690U Expired - Lifetime JPH0530058Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13

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JPH03105171U (ja) 1991-10-31

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