JPH05300414A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH05300414A
JPH05300414A JP4099649A JP9964992A JPH05300414A JP H05300414 A JPH05300414 A JP H05300414A JP 4099649 A JP4099649 A JP 4099649A JP 9964992 A JP9964992 A JP 9964992A JP H05300414 A JPH05300414 A JP H05300414A
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JP
Japan
Prior art keywords
focus
signal
video camera
evaluation value
circuit
Prior art date
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Application number
JP4099649A
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English (en)
Inventor
Naoto Konya
直人 紺谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 録画ボタンの切り忘れ等によって起こる撮影
者の意図しない録画を防止し、ビデオテープやバッテリ
等の無用な消費を防ぐとともに、通常の撮影状態におい
ても撮影者が気付かない異常な録画に対して注意を促
す。 【構成】 映像信号のうち、輝度信号4の高周波成分を
BPF5で抜き出し、それを検波して一定領域で積分し
た値を合焦評価値9とし、録画状態においてこの合焦評
価値9が所定値以下の状態が定められた時間連続した場
合、すなわち焦点の合わない状態が続いた場合に、警告
表示装置20を作動させることにより撮影者に注意を与
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオカメラ等で、
撮影者の意図しない録画が行われる、いわゆる異常録画
を防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平1−222587号
公報に示された従来のビデオカメラの異常録画防止装置
の構成図である。図において、31はCCD撮像素子
(以下、「CCD」という)、32はCCD31からの
信号を処理する信号処理回路、33はCCDドライバ、
34はタイミング回路、35はY信号、36はクロマ信
号、37〜41はサンプル&ホールド回路、42〜46
はローパスフィルタ(以下、「LPF」という)、47
は位相比較器、48はタイマ、49は制御信号である。
【0003】次に動作について説明する。CCD31か
ら出力された映像信号は信号処理回路32で処理し、そ
のうちY信号35をサンプル&ホールド回路37〜41
に入力する。次に図8に示す撮影画面50のA〜Eの映
像信号に相当するタイミングで、サンプリングパルスを
タイミング回路34で発生する。この場合、サンプル&
ホールド回路37〜41の出力はそれぞれ図8に示すA
〜Eの撮影画面に相当する信号となる。このサンプル&
ホールド回路37〜41の出力をLPF42〜46に入
力し、人が歩いたときの画面の揺れに相当する10Hz
以下の周波数を検出する。
【0004】次にLPF42〜46の出力信号の位相を
位相比較器47で比較し、位相が一致していれば画面全
体が動いているとみなし、この状態がタイマ48で設定
した時間以上連続する場合には、録画状態を停止する制
御信号49を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオカメラの
異常録画防止装置は、以上のように構成されているの
で、ゆっくりとしたパンニングや、手振れで誤動作を起
こし止まってしまうという問題点があった。
【0006】また、撮影画面50の全域において波のよ
うに揺れる被写体を撮影した場合にも誤動作を起こすな
ど、撮影されている被写体に、動作が大きく左右される
という問題点があった。
【0007】更に、タイマが働くまでの間に録画された
部分のビデオテープが無駄になる、という問題点があっ
た。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、撮影されている被写体の状況にか
かわらず、撮影者の意図しない録画を防止し、ビデオテ
ープやバッテリ等の無用な消費を防ぐことができるとと
もに、さらに通常の撮影状態においても、撮影者が気付
かない異常な録画に対して注意を促すことを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るビ
デオカメラは、映像信号のうち焦点情報を得るのに必要
な周波数成分のみを取り出し、その検波後の所定領域内
での積分値、すなわち合焦評価値と、撮影者に注意を与
える警告表示装置とを備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値、すな
わち合焦評価値と、撮影者に注意を与える電子音発生装
置とを備えたものである。
【0011】請求項3の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値、すな
わち合焦評価値と、編集時などに利用できる検知信号を
発生する装置およびそれをビデオテープに記録する装置
とを備えたものである。
【0012】請求項4の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値、すな
わち合焦評価値を使用し、その評価値によりテープの走
行を制御するものである。
【0013】請求項5の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値、すな
わち合焦評価値を使用し、その評価値により電源回路を
制御するものである。
【0014】請求項6の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値、すな
わち合焦評価値を使用し、撮影者に注意を与える警告表
示装置あるいは電子音発生装置を制御し、編集時などに
利用できる検知信号をテープに記録し、その検知信号を
元にテープの走行を制御し、さらに電源回路を制御する
ものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明に係るビデオカメラは、映像信
号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみを取
り出し、その検波後の所定領域内での積分値を合焦評価
値として使用し、録画状態においてその評価値が所定値
以下で一定時間経過した場合、すなわち焦点が合わない
状態が続いた場合に、警告表示装置を通じ、撮影者に異
常な録画が行われていることを知らせる。
【0016】請求項2の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値を合焦
評価値として使用し、録画状態においてその評価値が所
定値以下で一定時間経過した場合、すなわち焦点が合わ
ない状態が続いた場合に、電子音発生装置を通じ、撮影
者に異常な録画が行われていることを知らせる。
【0017】請求項3の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値を合焦
評価値として使用し、録画状態においてその評価値が所
定値以下で一定時間経過した場合、すなわち焦点が合わ
ない状態が続いた場合に、信号発生装置により作られた
信号を、編集時などに利用できる検知信号としてビデオ
テープに記録する。
【0018】請求項4の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値を合焦
評価値として使用し、録画状態においてその評価値が所
定値以下で一定時間経過した場合、すなわち焦点が合わ
ない状態が続いた場合に、ビデオテープの走行を中止
し、録画一時停止状態にする。
【0019】請求項5の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値を合焦
評価値として使用し、録画状態においてその評価値が所
定値以下で一定時間経過した場合、すなわち焦点が合わ
ない状態が続いた場合に、ビデオカメラの電源を切る。
【0020】請求項6の発明に係るビデオカメラは、映
像信号のうち焦点情報を得るのに必要な周波数成分のみ
を取り出し、その検波後の所定領域内での積分値を合焦
評価値として使用し、録画状態においてその評価値が所
定値以下で一定時間経過した場合、すなわち焦点が合わ
ない状態が続いた場合に、警告表示装置あるいは電子音
発生装置を作動させ、信号発生装置により作られた信号
を検知信号としてテープに記録し、更に一定の時間経過
した場合、録画を中止し、合焦評価手段により焦点が合
っていない状態であると最初に判断された時点まで検知
信号を用いてテープを巻き戻した後、ビデオカメラの電
源を切る。
【0021】
【実施例】実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例
を示した図である。図1において、1はレンズ、2はレ
ンズ1を通して入射した光を電気信号に変換する撮像素
子、3は撮像素子2からの出力信号を処理する信号処理
回路、4は信号処理回路3で得られる信号のうち輝度信
号、5は輝度信号4の高周波成分のみを抽出するバンド
パスフィルタ(以下、「BPF」という)、6は抽出さ
れた高周波成分を包絡線検波する検波回路、7は検波さ
れたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータ、8はA/Dコンバータ7で変換されたディジ
タルデータをフォーカスエリア内において積分する積分
回路、9は積分回路8で積分された値すなわち合焦評価
値、10はマイクロコンピュータ、11はレンズ1を動
かすフォーカスモータおよびその駆動回路である。
【0022】12は液晶ディスプレイ(以下、「LC
D」という)13を動かすLCDドライバ、14は警告
ランプ、15はキャラクタジェネレータ、16はキャラ
クタジェネレータ15で作られたキャラクタとVTR回
路19からのビデオ信号17を混合するスーパーインポ
ーズ回路、18はビューファインダで、12〜18で警
告表示装置20を構成しており、LCDドライバ12、
警告ランプ14、キャラクタジェネレータ15は合焦評
価値9をもとにマイクロコンピュータ10が制御を行
う。
【0023】次に動作について説明する。レンズ1を通
って撮像素子2上に集められた光は、撮像素子2上で電
気信号に変えられ信号処理回路3に送られる。信号処理
回路3を通った映像信号のうち輝度信号4はBPF5に
より高周波成分だけが抽出される。抽出された高周波成
分は検波回路6で包絡線検波された後、A/Dコンバー
タ7でディジタルデータに変換される。
【0024】積分回路8では焦点を合わせようとする領
域(以下フォーカスエリア)のディジタルデータを積分
し、これを合焦評価値とする。ここで、焦点があってい
ない場合、映像信号に含まれる高周波成分は少ないので
合焦評価値9も小さな値となる。このような場合マイク
ロコンピュータ10はフォーカスモータおよびその駆動
回路11を制御し、フォーカスレンズ1を動かし合焦評
価値9が最大となるようにする。
【0025】しかし、オートフォーカス装置が働いてい
ない場合や、またはカメラが大きく揺れていて制御が追
いつかない場合などは焦点の合わない状態が続き、合焦
評価値9は小さいままである。このような録画状態にお
いて、合焦評価値9が所定値以下のまま定められた時間
経過した場合、すなわち焦点の合っていない映像が所定
時間録画された場合に、マイクロコンピュータ10はL
CDドライバ12に命令を出してLCD13に焦点があ
っていないことを表示し、警告ランプ14を点灯あるい
は点滅させる。
【0026】また、キャラクタジェネレータ15では、
マイクロコンピュータ10から焦点が合わない状態が続
いていることの信号を受け取ると、それを示すキャラク
タが作られ、スーパーインポーズ回路16によりビデオ
信号17と合成し、ビューファインダ18内に表示し撮
影者に異常な録画が行われていることを知らせる。
【0027】実施例2.図2は請求項2の発明の一実施
例を示した図である。1〜11は実施例1と同一のもの
である。21は電子音発生装置であり、合焦評価値9を
もとにマイクロコンピュータ10が制御を行う。
【0028】次に動作について説明する。レンズ1を通
って撮像素子2上に集められた光は、撮像素子2上で電
気信号に変えられ信号処理回路3に送られる。信号処理
回路3を通った映像信号のうち輝度信号4はBPF5に
より高周波成分だけが抽出される。抽出された高周波成
分は検波回路6で包絡線検波された後、A/Dコンバー
タ7でディジタルデータに変換される。積分回路8では
フォーカスエリア内のディジタルデータを積分し、これ
を合焦評価値とする。ここで、焦点があっていない場
合、映像信号に含まれる高周波成分は少ないので合焦評
価値9も小さな値となる。このような場合マイクロコン
ピュータ10はフォーカスモータおよびその駆動回路1
1を制御し、フォーカスレンズ1を動かし合焦評価値9
が最大となるようにする。
【0029】しかし、オートフォーカス装置が働いてい
ない場合や、またはカメラが大きく揺れていて制御が追
いつかない場合などは焦点の合わない状態が続き、合焦
評価値9は小さいままである。このような録画状態にお
いて、合焦評価値9が所定値以下のまま定められた時間
経過した場合、すなわち焦点の合っていない映像が所定
時間録画された場合に、マイクロコンピュータ10は電
子音発生装置21を制御し電子音を発生させ、撮影者に
異常な録画が行われていることを知らせる。
【0030】実施例3.図3は請求項3の発明の一実施
例を示した図である。1〜11は実施例1と同一のもの
である。22は信号発生回路でありマイクロコンピュー
タ10の制御により動作する。23はコントロールヘッ
ドであり、ビデオテープ24のコントロールトラックに
コントロール信号を記録する。
【0031】次に動作について説明する。レンズ1を通
って撮像素子2上に集められた光は、撮像素子2上で電
気信号に変えられ信号処理回路3に送られる。信号処理
回路3を通った映像信号のうち輝度信号4はBPF5に
より高周波成分だけが抽出される。抽出された高周波成
分は検波回路6で包絡線検波された後、A/Dコンバー
タ7でディジタルデータに変換される。積分回路8では
フォーカスエリア内のディジタルデータを積分し、これ
を合焦評価値とする。ここで、焦点があっていない場
合、映像信号に含まれる高周波成分は少ないので合焦評
価値9も小さな値となる。このような場合マイクロコン
ピュータ10はフォーカスモータおよびその駆動回路1
1を制御し、フォーカスレンズ1を動かし合焦評価値9
が最大となるようにする。
【0032】しかし、オートフォーカス装置が働いてい
ない場合や、またはカメラが大きく揺れていて制御が追
いつかない場合などは焦点の合わない状態が続き、合焦
評価値9は小さいままである。このような録画状態にお
いて、合焦評価値9が所定値以下のまま定められた時間
経過した場合、すなわち焦点の合っていない映像が所定
時間録画された場合に、マイクロコンピュータ10は信
号発生回路22に命令を出し、信号発生回路22は立ち
上がりタイミングは同じでデューティ比の異なったコン
トロール信号、いわゆるVISS信号を作りコントロー
ルヘッド23を通してビデオテープ24上のコントロー
ルトラックに記録する。このようにしておくことにより
編集時などにテープの不要部分をすばやく見つけだすこ
とができ、編集作業の短縮化が図れる。
【0033】実施例4.実施例3では検知信号としてV
ISS信号を用いたが、VASS信号あるいは深層記録
方式の頭出し信号であっても同様の効果を期待できる。
【0034】実施例5.図4は請求項4の発明の一実施
例を示した図である。1〜11は実施例1と同一のもの
である。25は録画を開始あるいは終了する録画ボタ
ン、26はデッキ部およびその駆動回路である。
【0035】次に動作について説明する。レンズ1を通
って撮像素子2上に集められた光は、撮像素子2上で電
気信号に変えられ信号処理回路3に送られる。信号処理
回路3を通った映像信号のうち輝度信号4はBPF5に
より高周波成分だけが抽出される。抽出された高周波成
分は検波回路6で包絡線検波された後、A/Dコンバー
タ7でディジタルデータに変換される。積分回路8では
フォーカスエリア内のディジタルデータを積分し、これ
を合焦評価値とする。ここで、焦点があっていない場
合、映像信号に含まれる高周波成分は少ないので合焦評
価値9も小さな値となる。このような場合マイクロコン
ピュータ10はフォーカスモーターおよびその駆動回路
11を制御しフォーカスレンズ1を動かし合焦評価値9
が最大となるようにする。
【0036】しかし、オートフォーカス装置が働いてい
ない場合や、またはカメラが大きく揺れていて制御が追
いつかない場合などは焦点の合わない状態が続き、合焦
評価値9は小さいままである。このような録画状態にお
いて、合焦評価値9が所定値以下のまま定められた時間
経過した場合、すなわち焦点の合っていない映像が所定
時間録画された場合に、マイクロコンピュータ10は録
画ボタン25が押された場合と同様の判断を行い、デッ
キ部およびその駆動回路26を制御しビデオテープ24
の走行を停止し、録画一時停止状態にすることにより、
ビデオテープの無駄な消費を防ぎ、またすぐに録画が開
始できる状態にしておくことで次回のシャッターチャン
スにも即応できるようにする。
【0037】実施例6.図5は請求項5の発明の一実施
例を示した図である。1〜11は実施例1と同一のもの
である。27は電源スイッチ、28は電源回路、29は
音声信号を処理する音声回路、30は撮像素子2、信号
処理回路3、合焦評価値を作るBPF5、検波回路6、
A/Dコンバーター7、積分回路8、レンズを動かすフ
ォーカスモーターおよびその駆動回路11等を含むカメ
ラ回路である。
【0038】次に動作について説明する。レンズ1を通
って撮像素子2上に集められた光は、撮像素子2上で電
気信号に変えられ信号処理回路3に送られる。信号処理
回路3を通った映像信号のうち輝度信号4はBPF5に
より高周波成分だけが抽出される。抽出された高周波成
分は検波回路6で包絡線検波された後、A/Dコンバー
タ7でディジタルデータに変換される。積分回路8では
フォーカスエリア内のディジタルデータを積分し、これ
を合焦評価値とする。ここで、焦点があっていない場
合、映像信号に含まれる高周波成分は少ないので合焦評
価値9も小さな値となる。このような場合マイクロコン
ピュータ10はフォーカスモータおよびその駆動回路1
1を制御しフォーカスレンズ1を動かし合焦評価値9が
最大となるようにする。
【0039】しかし、オートフォーカス装置が働いてい
ない場合や、またはカメラが大きく揺れていて制御が追
いつかない場合などは焦点の合わない状態が続き、合焦
評価値9は小さいままである。このような録画状態にお
いて、合焦評価値9が所定値以下のまま定められた時間
経過した場合、すなわち焦点の合っていない映像が所定
時間録画された場合に、マイクロコンピュータ10は電
源スイッチ27が押された場合と同様の判断を行い、デ
ッキ部およびその駆動回路26、VTR回路19、音声
回路29、カメラ回路30の各部を制御し、各回路の電
源が立ち下げられたことを感知した後電源回路28も立
ち下げて、パワーオフ状態とし、バッテリの不必要な消
費を防ぐ。
【0040】実施例7.図6は請求項6の発明の一実施
例を示した図である。1〜11は実施例1と同一のもの
である。
【0041】次に動作について説明する。レンズ1を通
って撮像素子2上に集められた光は、そこで電気信号に
変えられ信号処理回路3に送られる。信号処理回路3を
通った映像信号のうち輝度信号4はBPF5により高周
波成分だけが抽出される。抽出された高周波成分は検波
回路6で包絡線検波された後、A/Dコンバータ7でデ
ィジタルデータに変換される。積分回路8ではフォーカ
スエリア内のディジタルデータを積分し、これを合焦評
価値とする。ここで、焦点があっていない場合、映像信
号に含まれる高周波成分は少ないので合焦評価値9も小
さな値となる。このような場合マイクロコンピュータ1
0はフォーカスモータおよびその駆動回路11を制御し
フォーカスレンズ1を動かし合焦評価値9が最大となる
ようにする。
【0042】しかし、オートフォーカス装置が働いてい
ない場合や、またはカメラが大きく揺れていて制御が追
いつかない場合などは焦点の合わない状態が続き、合焦
評価値9は小さいままである。このような録画状態にお
いて、合焦評価値9が所定値以下のまま定められた時間
経過した場合、すなわち焦点の合っていない映像が所定
時間録画された場合に、マイクロコンピュータ10は実
施例1記載の警告表示装置20あるいは実施例2記載の
電子音発生装置21を作動させ、撮影者に注意を与える
とともにビデオテープ24に実施例3あるいは実施例4
記載の検知信号を記録する。
【0043】その後、さらに所定時間経過した場合、マ
イクロコンピュータ10は撮影者がカメラに関与できな
い状態にあると判断し、デッキ部およびその駆動回路2
6を制御して録画を中止し、前記検知信号の記録された
位置から、さらにマイクロコンピュータ10が焦点が合
っていないと判断してから検知信号が記録されるまでに
要した所定時間余分に、すなわち焦点があっていない状
態であると最初に判断された時点までビデオテープ24
を巻き戻し、次回記録時にテープの無駄なく撮影できる
ようにした後、実施例6記載のごとく電源を立ち下げ、
バッテリの不必要な消費を防ぐ。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、焦点が合わな
い、あるいは合いにくい状態の時にビューファインダそ
の他を用いて撮影者に注意を与え、異常な録画を防ぐこ
とができる。
【0045】請求項2の発明によれば、焦点が合わな
い、あるいは合いにくい状態の時に電子音発生装置を用
い警告音を発することにより、撮影者がカメラから目を
はなしていても注意を与え異常な録画を防ぐことができ
る。
【0046】請求項3の発明によれば、焦点の合ってい
ない映像が録画された場合、記録された検知信号を頭出
し信号として用いることにより、編集時などの作業を簡
単化することができる。
【0047】請求項4の発明によれば、焦点のあってい
ない映像が所定時間録画された場合、ビデオテープの走
行を停止して録画一時停止状態にすることにより、ビデ
オテープの無駄な消費を防ぎ、また、すぐに録画が開始
できる状態にしておくことで次回のシャッターチャンス
にも即応できる。
【0048】請求項5の発明によれば、焦点のあってい
ない映像が所定時間録画された場合、ビデオカメラの電
源を切ることによってテープおよびバッテリの無駄な消
費を防ぐことができる。
【0049】請求項6の発明によれば、焦点のあってい
ない映像が所定時間録画された場合、警告表示装置ある
いは電子音発生装置を用いて撮影者に異常な録画が行わ
れていることを警告し、それでもなお異常録画が終了し
ないときには、異常録画の開始時にビデオテープに記録
された検知信号を用いて、合焦評価手段により焦点が合
っていない状態であると最初に判断された時点までビデ
オテープを巻き戻した後電源を切ることによって、撮影
者がビデオカメラに注意を払っていない場合でもバッテ
リの無駄な消費を防ぎ、また、次回記録時にテープの無
駄なく録画を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示すブロック回路
図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例を示すブロック回路
図である。
【図3】請求項3の発明の一実施例を示すブロック回路
図である。
【図4】請求項4の発明の一実施例を示すブロック回路
図である。
【図5】請求項5の発明の一実施例を示すブロック回路
図である。
【図6】請求項6の発明の一実施例を示すブロック回路
図である。
【図7】従来のビデオカメラの異常録画防止装置を示す
ブロック回路図である。
【図8】従来のビデオカメラの異常録画防止装置の動作
を説明するための撮影画面を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 撮像素子 3 信号処理回路 4 輝度信号 5 バンドパスフィルタ 6 検波回路 8 積分回路 9 合焦評価値 10 マイクロコンピュータ 20 警告表示装置 21 電子音発生器 22 信号発生器 23 コントロールヘッド 24 ビデオテープ 26 デッキ部およびその駆動回路 28 電源回路 29 音声回路 30 カメラ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを通して入射した光を電気信号に
    変換する光電変換手段と、その電気信号を処理する信号
    処理回路と、処理された電気信号から焦点情報を得るの
    に必要な周波数帯域のみの信号を得るバンドパスフィル
    タと、前記バンドパスフィルタにより得られた信号を検
    波し定められた領域において積分する検波回路および積
    分回路と、その積分値により焦点があっているか否かを
    評価する手段と、前記評価手段により焦点が合わない状
    態が所定時間連続したと判断された場合にそのことを表
    示する警告表示装置とを備えたことを特徴とするビデオ
    カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、警告表示装置が、電
    子音発生装置であることを特徴とするビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、警告表示装置が、ビ
    デオテープに検知信号を記録する装置であることを特徴
    とするビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、警告表示装置が、ビ
    デオテープの走行を停止させる装置であることを特徴と
    するビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、警告表示装置が、当
    該ビデオカメラの電源を切る装置であることを特徴とす
    るビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、警告表示装置が焦点
    が合っていない状態であると最初に判断された時点まで
    ビデオテープを巻き戻した後当該ビデオカメラの電源を
    切る装置であることを特徴とするビデオカメラ。
JP4099649A 1992-04-20 1992-04-20 ビデオカメラ Pending JPH05300414A (ja)

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JP4099649A JPH05300414A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 ビデオカメラ

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JP2006215379A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法

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