JPH052988Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052988Y2 JPH052988Y2 JP1988028693U JP2869388U JPH052988Y2 JP H052988 Y2 JPH052988 Y2 JP H052988Y2 JP 1988028693 U JP1988028693 U JP 1988028693U JP 2869388 U JP2869388 U JP 2869388U JP H052988 Y2 JPH052988 Y2 JP H052988Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting blade
- core material
- string
- surface material
- resistant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 28
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 10
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 4
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 4
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 4
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、芝や雑草の草刈り等に使用される
刈払機の紐状刈刃に係り、詳しくは表面に亀裂が
生じても瞬時に破断し難い紐状刈刃に関するもの
である。
刈払機の紐状刈刃に係り、詳しくは表面に亀裂が
生じても瞬時に破断し難い紐状刈刃に関するもの
である。
第２図は刈払機の先端部の概略図である。刈払
機１０はパイプ１２を備え、パイプ１２の上端部
にはエンジン（図示せず）が取付けられている。
ギヤケース１４は、パイプ１２の下端部に取付け
られ、パイプ１２内の伝達軸を介して前述のエン
ジンから動力を伝達される。ヘツド１６は、ギヤ
ケース１４の下側に配設され、軸１８を介してギ
ヤケース１４の出力部から回転を伝達され、回転
する。複数本のプラスチツク製紐状刈刃２０は、
ヘツド１６の外周部に等角度間隔に取付けられ、
ヘツド１６と一体的に回転し、草等を刈り取る。
機１０はパイプ１２を備え、パイプ１２の上端部
にはエンジン（図示せず）が取付けられている。
ギヤケース１４は、パイプ１２の下端部に取付け
られ、パイプ１２内の伝達軸を介して前述のエン
ジンから動力を伝達される。ヘツド１６は、ギヤ
ケース１４の下側に配設され、軸１８を介してギ
ヤケース１４の出力部から回転を伝達され、回転
する。複数本のプラスチツク製紐状刈刃２０は、
ヘツド１６の外周部に等角度間隔に取付けられ、
ヘツド１６と一体的に回転し、草等を刈り取る。
第３図は紐状刈刃２０における作業時の長手方
向の応力分布図である。作業時では紐状刈刃２０
に遠心力が作用し、紐状刈刃２０の基端側（第３
図において左が紐状刈刃２０の先端側、右が紐状
刈刃２０の基端側）程、応力が増大する。
向の応力分布図である。作業時では紐状刈刃２０
に遠心力が作用し、紐状刈刃２０の基端側（第３
図において左が紐状刈刃２０の先端側、右が紐状
刈刃２０の基端側）程、応力が増大する。
従来の紐状刈刃２０は長手方向及び半径方向に
均質な材料から成る。
均質な材料から成る。
プラスチツク等の一般の合成樹脂材料におい
て、高剛性の合成樹脂では耐摩耗、耐衝撃性が弱
く、耐摩耗、耐衝撃性の強い合成樹脂では剛性が
低い。したがつて、紐状刈刃２０を高剛性の材料
から製作した場合は、耐久性が低下し、また、紐
状刈刃２０を耐摩耗、耐衝撃性の材料から製作し
た場合は、紐状刈刃２０が柔らかいので、遠心力
により伸び易く、せん断性能が悪くなる。
て、高剛性の合成樹脂では耐摩耗、耐衝撃性が弱
く、耐摩耗、耐衝撃性の強い合成樹脂では剛性が
低い。したがつて、紐状刈刃２０を高剛性の材料
から製作した場合は、耐久性が低下し、また、紐
状刈刃２０を耐摩耗、耐衝撃性の材料から製作し
た場合は、紐状刈刃２０が柔らかいので、遠心力
により伸び易く、せん断性能が悪くなる。
第４図は従来の紐状刈刃２０において亀裂２２
が生じた場合の亀裂個所の横断面の応力分布図で
ある。亀裂２２の近傍に応力が集中するので、亀
裂２２が生じるや、即座に破断に進む危険があ
る。
が生じた場合の亀裂個所の横断面の応力分布図で
ある。亀裂２２の近傍に応力が集中するので、亀
裂２２が生じるや、即座に破断に進む危険があ
る。
このような欠陥を排除すべく、実開昭52−
19433号公報又は実開昭61−69930号公報に記載さ
れたような刈刃が提案され、これらの刈刃のうち
前者は、金属より線からなる心材にゴム材、プラ
スチツク材を被覆して構成されたものであり、後
者は鋼線からなる心材の表面に螺旋状に三角錘状
の突起を配設し、合成樹脂層で被覆してなるもの
である。
19433号公報又は実開昭61−69930号公報に記載さ
れたような刈刃が提案され、これらの刈刃のうち
前者は、金属より線からなる心材にゴム材、プラ
スチツク材を被覆して構成されたものであり、後
者は鋼線からなる心材の表面に螺旋状に三角錘状
の突起を配設し、合成樹脂層で被覆してなるもの
である。
しかしながらこれらの提案は、心材としての金
属より線又は鋼線とこれを被覆するプラスチツク
との馴染みをよくするためにより線の表面の凹凸
や三角錘状の突起を利用するに留まり、表面材に
亀裂が生じたときに、この表面材が心材から剥離
離脱することを阻止するまでには至つていない。
属より線又は鋼線とこれを被覆するプラスチツク
との馴染みをよくするためにより線の表面の凹凸
や三角錘状の突起を利用するに留まり、表面材に
亀裂が生じたときに、この表面材が心材から剥離
離脱することを阻止するまでには至つていない。
ここにおいてこの考案は、耐久性及びせん断性
能を共に測定させることができると共に、亀裂に
対する破断の進行、ならびに心材から表面材の剥
離を抑制することができる刈払機用紐状刈刃を提
供しようとするものである。
能を共に測定させることができると共に、亀裂に
対する破断の進行、ならびに心材から表面材の剥
離を抑制することができる刈払機用紐状刈刃を提
供しようとするものである。
この考案による刈払機用紐状刈刃２４を実施例
に対応する図面の符号を付して説明する。刈払機
用紐状刈刃２４は、長手方向に適宜間隔で係止用
球状突起２８を突設した高剛性の合成樹脂製の心
材２６と、この心材２６の表面を被覆するととも
に、前記係止用球状突起２８によつて心材２６の
長手方向への関係変位を阻止される耐摩耗、耐衝
撃性の合成樹脂製の表面材３０とを有している。
に対応する図面の符号を付して説明する。刈払機
用紐状刈刃２４は、長手方向に適宜間隔で係止用
球状突起２８を突設した高剛性の合成樹脂製の心
材２６と、この心材２６の表面を被覆するととも
に、前記係止用球状突起２８によつて心材２６の
長手方向への関係変位を阻止される耐摩耗、耐衝
撃性の合成樹脂製の表面材３０とを有している。
紐状刈刃２４の回転に伴つて、紐状刈刃２４に
は遠心力がかかる。表面材３０にかかる遠心力は
係止用球状突起２８を介して心材２６に伝達され
る。したがつて、表面材３０には、心材２６の長
手方向の係止用球状突起２８の間隔に対応する表
面材３０の各区分の遠心力のみかかる。心材２６
は、高剛性であるので、大きな遠心力にもかかわ
らず、伸びは少ない。雑草等には耐摩耗、耐衝撃
性の表面材３０が衝突し、それらを刈り取る。
は遠心力がかかる。表面材３０にかかる遠心力は
係止用球状突起２８を介して心材２６に伝達され
る。したがつて、表面材３０には、心材２６の長
手方向の係止用球状突起２８の間隔に対応する表
面材３０の各区分の遠心力のみかかる。心材２６
は、高剛性であるので、大きな遠心力にもかかわ
らず、伸びは少ない。雑草等には耐摩耗、耐衝撃
性の表面材３０が衝突し、それらを刈り取る。
第１図を参照して、この考案の実施例を説明す
る。
る。
第１図は刈払機用紐状刈刃２４の縦断面図であ
る。紐状刈刃２４は、合成樹脂製の心材２６と、
同じく合成樹脂製の表面材３０との、二重構造か
ら成る。表面材３０を心材２６に係止するための
球状突起２８は、半径方向外方へ突出するように
心材２６の表面において心材２６の長手方向へ等
間隔で形成されている。表面材３０は、前記係止
用球状突起２８の表面を被覆し、内周側における
係止用球状突起２８との嵌合により心材２６に、
その長手方向へ留められる。
る。紐状刈刃２４は、合成樹脂製の心材２６と、
同じく合成樹脂製の表面材３０との、二重構造か
ら成る。表面材３０を心材２６に係止するための
球状突起２８は、半径方向外方へ突出するように
心材２６の表面において心材２６の長手方向へ等
間隔で形成されている。表面材３０は、前記係止
用球状突起２８の表面を被覆し、内周側における
係止用球状突起２８との嵌合により心材２６に、
その長手方向へ留められる。
紐状刈刃２４の回転に伴つて、紐状刈刃２４に
は遠心力がかかる。表面材３０にかかる遠心力は
係止用球状突起２８を介して心材２６に伝達され
る。したがつて、表面材３０には、心材２６の長
手方向の前記係止用球状突起２８の間隔に対応す
る表面材３０の各区分の遠心力のみがかかる。
は遠心力がかかる。表面材３０にかかる遠心力は
係止用球状突起２８を介して心材２６に伝達され
る。したがつて、表面材３０には、心材２６の長
手方向の前記係止用球状突起２８の間隔に対応す
る表面材３０の各区分の遠心力のみがかかる。
心材２６は、高剛性であるので、大きな遠心力
にもかかわらず、伸びは少なく、紐状刈刃２４の
所定のせん断性能が確保される。雑草等には耐摩
耗、耐衝撃性の表面材３０が衝突し、それらを刈
り取る。
にもかかわらず、伸びは少なく、紐状刈刃２４の
所定のせん断性能が確保される。雑草等には耐摩
耗、耐衝撃性の表面材３０が衝突し、それらを刈
り取る。
硬い石等の衝突により表面材３０の表面に亀裂
が生じても、係止用球状突起２８を介する表面材
３０から心材２６への遠心力の伝達の結果、表面
材３０にかかる遠心力は小さいので、瞬時に破断
に進む危険を防止することができる。
が生じても、係止用球状突起２８を介する表面材
３０から心材２６への遠心力の伝達の結果、表面
材３０にかかる遠心力は小さいので、瞬時に破断
に進む危険を防止することができる。
このうように、刈払機用紐状刈刃は、内側の高
剛性の心材と、外側の耐摩耗、耐衝撃性の表面材
とを備え、表面材は、心材の表面に長手方向へ適
宜間隔で突設された係止用球状突起により心材に
長手方向へ留められている。したがつて、長手方
向の係止用球状突起の間隔区分にかかる表面材の
遠心力は係止用球状突起を介して心材に伝達さ
れ、紐状刈刃の回転時の大きな遠心力は心材が受
け持ち、紐状刈刃の伸びが抑制されて、雑草等に
対する紐状刈刃の良好なせん断性能を保持するこ
とができるとともに、耐摩耗、耐衝撃性の表面材
により紐状刈刃の良好な耐久性を得ることがで
き、かつこの考案の場合、前記球状突起が存在す
ることで表面材の厚みが場所により異なるため、
刈取りの際、刈取り対象物との間でのすべりが少
ないので刈取りが確実に行なえる。
剛性の心材と、外側の耐摩耗、耐衝撃性の表面材
とを備え、表面材は、心材の表面に長手方向へ適
宜間隔で突設された係止用球状突起により心材に
長手方向へ留められている。したがつて、長手方
向の係止用球状突起の間隔区分にかかる表面材の
遠心力は係止用球状突起を介して心材に伝達さ
れ、紐状刈刃の回転時の大きな遠心力は心材が受
け持ち、紐状刈刃の伸びが抑制されて、雑草等に
対する紐状刈刃の良好なせん断性能を保持するこ
とができるとともに、耐摩耗、耐衝撃性の表面材
により紐状刈刃の良好な耐久性を得ることがで
き、かつこの考案の場合、前記球状突起が存在す
ることで表面材の厚みが場所により異なるため、
刈取りの際、刈取り対象物との間でのすべりが少
ないので刈取りが確実に行なえる。
硬い石等の衝突により表面材の表面に亀裂が生
じても、表面材にかかる遠心力は小さく、瞬時に
破断に進む危険を防止することができる。
じても、表面材にかかる遠心力は小さく、瞬時に
破断に進む危険を防止することができる。
第１図はこの考案による刈払機用紐状刈刃の縦
断面図、第２図は刈払機の先端部の概略図、第３
図は紐状刈刃における作業時の長手方向の応力分
布図、第４図は従来の紐状刈刃において亀裂が生
じた場合の亀裂個所の横断面の応力分布図であ
る。 １０……刈払機、２４……紐状刈刃、２６……
心材、２８……係止用球状突起、３０……表面
材。
断面図、第２図は刈払機の先端部の概略図、第３
図は紐状刈刃における作業時の長手方向の応力分
布図、第４図は従来の紐状刈刃において亀裂が生
じた場合の亀裂個所の横断面の応力分布図であ
る。 １０……刈払機、２４……紐状刈刃、２６……
心材、２８……係止用球状突起、３０……表面
材。
Claims (1)
- 長手方向に適宜間隔で係止用球状突起２８を突
設した高剛性の合成樹脂製の心材２６と、この心
材２６の表面を被覆する耐摩耗、耐衝撃性の合成
樹脂製の表面材３０とからなり、この表面材３０
が前記係止用球状突起２８により、前記心材２６
の長手方向への関係変位を阻止されてなる刈払機
用紐状刈刃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988028693U JPH052988Y2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988028693U JPH052988Y2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01134424U JPH01134424U (ja) | 1989-09-13 |
| JPH052988Y2 true JPH052988Y2 (ja) | 1993-01-25 |
Family
ID=31252267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988028693U Expired - Lifetime JPH052988Y2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH052988Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5219433B2 (ja) * | 1971-08-16 | 1977-05-27 | ||
| JPS57138312A (en) * | 1981-02-19 | 1982-08-26 | Toray Industries | Mono-filament rotary blade for lawn mower |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5640277Y2 (ja) * | 1975-07-31 | 1981-09-21 | ||
| JPS60141734U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | 株式会社共立 | 草刈り用ナイロンコ−ド |
| JPS6169930U (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-13 |
-
1988
- 1988-03-05 JP JP1988028693U patent/JPH052988Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5219433B2 (ja) * | 1971-08-16 | 1977-05-27 | ||
| JPS57138312A (en) * | 1981-02-19 | 1982-08-26 | Toray Industries | Mono-filament rotary blade for lawn mower |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01134424U (ja) | 1989-09-13 |
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