JPH05298723A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH05298723A
JPH05298723A JP10306392A JP10306392A JPH05298723A JP H05298723 A JPH05298723 A JP H05298723A JP 10306392 A JP10306392 A JP 10306392A JP 10306392 A JP10306392 A JP 10306392A JP H05298723 A JPH05298723 A JP H05298723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
driving device
damping material
lens driving
lens drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10306392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Makigaki
奉宏 牧垣
Taro Takekoshi
太郎 竹腰
Hirokazu Ito
弘和 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズ駆動装置の薄型化、小型化とサー
ボ制御の安定化。 【構成】 光学的に情報を記録、再生する光ディスク装
置のコイルと磁石の電磁作用によって対物レンズの位置
制御をおこなう対物レンズ駆動装置において、対物レン
ズ駆動装置の板バネが間に制振材を挟んだ3層構造を有
すること、制振材を挟む2枚の板バネが同一の板厚であ
ること、制振材の厚さが25〜150μmであること、
及びアクリル系高分子材料を主成分とする制振材シート
を用いることを特徴としている。 【効果】 対物レンズ駆動装置を小型化、薄型化できま
た、共振問題の解決によるサーボ制御の安定化ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に関し、
特に対物レンズ駆動装置に係る。
【0002】
【従来の技術】特開昭57−103131に記載の対物
レンズ駆動装置におけるフォーカシング部分の構造に示
しているように板バネには通常の板材が使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の対物レンズ駆動
装置では板バネが共振を引き起こす問題があったため、
光ディスク装置の薄型化、小型化が困難であった。
【0004】本発明の目的は、光ディスク装置の薄型
化、小型化の実現と、前記共振問題の解決によるサーボ
制御の安定化にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、光学的に情報を記録、再生する光ディスク装置の
コイルと磁石の電磁作用によって対物レンズの位置制御
をおこなう対物レンズ駆動装置において、前記対物レン
ズ駆動装置の可動部分を支持するサスペンションが2枚
の板バネの間に制振材を挟んだ3層構造を有すること、
前記制振材を挟む2枚の板バネが同一の板厚であるこ
と、前記制振材の厚さが25〜150μmであること、
及び前記制振材としてアクリル系高分子材料を主成分と
する材料を用いることを特徴としている。
【0006】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、同一符号は同様の部材を表す。
【0007】図1は本発明の第1の実施例である。ボビ
ン102、フォーカシング用コイル104、ホルダ10
5及び対物レンズ106を含む可動部分が、一組の平行
な板バネ状のサスペンション101に挟まれ、ベース1
03に支持されている。
【0008】図2に示した分解図に従って本実施例の対
物レンズ駆動装置の構成を説明する。可動部分はボビン
102に2個のフォーカシング用コイル104を左右に
取り付け、上には対物レンズ106を乗せたホルダ10
5を取り付ける。また、下にはバランサ107を取り付
けて可動部分の重心を調整する。このように構成される
可動部分をサスペンション101で上下より挟み、同時
にベース103も挟んで支持する。
【0009】このように組み立てた対物レンズ駆動装置
は図1に示したベース103が固定側であり、可動部分
が上下に動作するようになる。
【0010】次に対物レンズ駆動装置の役割を図に従っ
て説明する。図3に示した分解図には光ディスク装置に
おける光学ヘッド駆動装置の構成を示している。下ヨー
ク5にトラッキング用磁石3を取付け、トラッキング用
コイル4、キャリッジ11、ベアリング9及び対物レン
ズ駆動装置12で構成する光学ヘッドに、中ヨーク2及
び支持軸6を図示の一点鎖線に従って挿入した後、下ヨ
ーク5に取り付ける。次にトラッキング用磁石3を下面
に取り付けた上ヨーク1をトラッキング用コイル4を貫
通している中ヨーク2に取り付ける。このように組み立
てた結果、図4に示した光学ヘッド駆動装置ができる。
図4においては、さらにスピンドルモータ10と光ディ
スク15記載し、その位置関係を示してある。
【0011】本実施例の光学系は、固定光学系と光学ヘ
ッドに分離している。図4に示すように固定光学系(図
示されていない。)より出射されたレーザー光は光学ヘ
ッドに入射光17として入射し、図3に示したプリズム
16によって光路を曲げて図4に示した出射光18とし
てレーザー光を光ディスク15に照射する。照射された
レーザー光は対物レンズ駆動装置12によって集光され
て光ディスク15の記録面上にスポット19を形成す
る。スポット19より反射されたレーザー光は前述した
入射光路を逆行して固定光学系に戻り、制御信号及びデ
ータ信号を作成する。制御信号を用いてスポット19は
光ディスク15の記録面上にあるトラック20に沿うよ
うに位置制御される。
【0012】位置制御は、スポット19の大きさを制御
するための対物レンズ駆動装置12に対する光ディスク
15の記録面と垂直な方向への位置制御と、駆動方向8
に示した方向への光学ヘッドの位置制御の2種類行われ
る。
【0013】本発明は前記二種類の位置制御の内の対物
レンズ駆動装置12に対する光ディスク15の記録面と
垂直な方向への位置制御に関している。
【0014】図5は図4に示した光学ヘッド駆動装置に
フォーカシング用磁石22及びフォーカシングヨーク2
1を追加した対物レンズ駆動装置の組み合わせ状態を示
している。対向したフォーカシング用磁石22の間を対
物レンズ駆動装置が駆動方向8に示すように動くことに
なる。
【0015】図6はフォーカシング用磁石22と、フォ
ーカシング用コイル104の位置関係を示している。フ
ォーカシング用磁石22は4本用いており、二本づつを
一組として磁極が交互するように組み合わせて、各組を
互いに対向するように配置している。前記磁石配置の中
に対物レンズ駆動装置の可動部分に付いた二個のフォー
カシング用コイル104が直線部分を磁極に向けて取り
付けられる。フォーカシング用コイル104は、直列に
接続されて各コイルより一方の端子が駆動回路(図示さ
れていない。)に接続されている。
【0016】図7に示すように、フォーカシング用磁石
22によって作られる磁界109はフォーカシング用コ
イルを横切って発生する。磁界109中のフォーカシン
グ用コイル22に駆動回路より紙面と垂直な方向に電流
を流すことによってフォーカシング駆動方向108に示
すように可動部分が駆動される。この駆動状態を側面か
ら見た図が図8である。固定されているベース103を
固定端として可動部分が駆動方向108の方向にサスペ
ンション101をたわませて動くことになる。可動部分
の動作により、サスペンション101は図8に示すよう
な一次振動だけでなくいくつかの分割振動も同時に発生
するため、サスペンションを使用せず、従来の板バネを
使用すれば、図9(a)に示すボード線図のようにサー
ボ制御を不安定にする共振が起こる。本発明は共振を抑
制するために、サスペンション101を図10に示した
構成にしたものである。
【0017】図10に示すように、サスペンション10
1は二枚の板バネ110及び一枚の制振材111で構成
され、板バネ110が制振材111を挟んで制振材11
1の粘着性により接合しているため、見かけ上一枚の板
バネのように見える。
【0018】制振材111の材料は、振動エネルギーを
熱エネルギーに変換して振動を抑制する機能を有する粘
弾性材料であり、アクリル系、プラスチック系、ビニル
系及びゴム系等の材料の内、塗布、接合後長期間に渡り
硬化、結晶化しない材料を用いる。特に各材料の中でも
耐環境性および耐薬品性においてアクリル系高分子材料
を主成分とする材料が最適であることが実験的に確認さ
れた。
【0019】本実施例によれば、板バネ110による共
振が制振材111により熱エネルギーとして吸収される
ため、共振を抑制することができる。この結果、図9
(a)のボード線図に示した伝達関数は図9(b)のボ
ード線図に示した伝達関数のように共振の無い、安定し
たサーボ制御のできる対物レンズ駆動装置となる。
【0020】また、図11に示したサスペンション11
0の厚さa及びcを同一として部品の共通化を行い、コ
スト低減と同時に共振の抑制を実現することもできる。
【0021】さらに、図11に示した制振材111の厚
さbの最適値が25〜150μmであることが実験によ
り確認されている。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、対物レンズ駆動装置が
小型化、薄型化できるだけでなく、光学ヘッド駆動装置
と光ディスク装置全体を小型化、薄型化できる。
【0023】また、共振問題の解決によるサーボ制御の
安定化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の対物レンズ駆動装置を説明
する斜視図。
【図2】 本発明の実施例の対物レンズ駆動装置を説明
する分解図。
【図3】 本発明の実施例の目的を説明する分解図。
【図4】 本発明の実施例の目的を説明する斜視図。
【図5】 本発明の実施例の対物レンズ駆動装置全体を
説明する斜視図。
【図6】 本発明の実施例の配置を説明する平面図。
【図7】 本発明の実施例の動作を説明する平面図。
【図8】 本発明の実施例の動作を説明する説明図。
【図9】 本発明の実施例の効果を説明する説明図。
【図10】 本発明の実施例の詳細を説明する分解図。
【図11】 本発明の実施例を説明する拡大図。
【符号の説明】
1 外ヨーク 2 中ヨーク 3 トラッキング用磁石 4 トラッキング用コイル 5 下ヨーク 6 支持軸 7 トラッキング用磁石によって作られる磁界 8 駆動方向 9 ベアリング 10 スピンドルモータ 11 キャリッジ 12 対物レンズ駆動装置 13 光学ヘッド 14 光出射方向 15 光ディスク 16 プリズム 17 入射光 18 出射光 19 スポット 20 トラック 21 フォーカシングヨーク 22 フォーカシング用磁石 101 サスペンション 102 ボビン 103 ベース 104 フォーカシング用コイル 105 ホルダ 106 対物レンズ 107 バランサ 108 駆動方向 109 フォーカシング用磁石によって作られる磁界 110 板バネ 111 制振材 a、c 板バネの厚さ b 制振材の厚さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に情報を記録、再生する光ディス
    ク装置のコイルと磁石の電磁作用によって対物レンズの
    位置制御をおこなう対物レンズ駆動装置において、前記
    対物レンズ駆動装置の可動部分を支持するサスペンショ
    ンが二枚の板バネの間に制振材を挟んだ3層構造を有す
    ることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記制振材を挟む2枚の前記板バネが同
    一の板厚であることを特徴とする請求項1記載の対物レ
    ンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記制振材の厚さが25〜150μmで
    あることを特徴とする請求項2記載の対物レンズ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制振材としてアクリル系高分子材料
    を主成分とする材料を用いることを特徴とする請求項3
    記載の対物レンズ駆動装置。
JP10306392A 1992-04-22 1992-04-22 対物レンズ駆動装置 Pending JPH05298723A (ja)

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