JPH0529853A - 直線性補正回路 - Google Patents

直線性補正回路

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JPH0529853A
JPH0529853A JP3181262A JP18126291A JPH0529853A JP H0529853 A JPH0529853 A JP H0529853A JP 3181262 A JP3181262 A JP 3181262A JP 18126291 A JP18126291 A JP 18126291A JP H0529853 A JPH0529853 A JP H0529853A
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JP
Japan
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input
circuit
output
differential
pair
Prior art date
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Pending
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JP3181262A
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English (en)
Inventor
Minoru Nagata
稔 永田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、入出力特性のカーブの自由度が大
きく、しかも、回路規模も少なくてなめらかな特性カー
ブを得ることができる直線性補正回路を提供することを
目的としている。 【構成】一端が結合され各他端に入力差動電流が供給さ
れる一対のダイオードD3,D4と、この一対のダイオ
ードD3,D4の各他端から得られる差動電圧を定数倍
する増幅手段21と、この増幅手段21から得られる差
動電圧が各ベースに供給されエミッタが共通接続されコ
レクタから差動電流を出力する一対のトランジスタQ
5,Q6よりなる差動回路22とを備えた非直線入出力
回路19を、入力差動電流供給端18と差動電流出力端
25との間に複数個並列接続し、それぞれの非直線入出
力回路19の入力ダイナミックレンジ及び利得を異なら
せて所望の入出力特性を得るように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入出力特性の直線性
を変化させた設定を可能とする直線性補正回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の直線性補正回路
は、図5に示すように構成されている。一対の入力端子
11に供給された差動入力電圧は、抵抗R1,R2で電
流変換された後、図示極性のダイオードD1,D2に供
給される。ダイオードD1,D2は、カソード同志の共
通接続点が定電流源I1を介して接地されることによ
り、その各アノードからは、2つのダイオードD1,D
2の入力電流比の対数に比例した電圧が得られる。
【0003】ダイオードD1,D2のアノード電圧は、
増幅回路12でK倍された後、エミッタ同志の共通接続
点が定電流源I2を介して接地されてなる差動増幅回路
13を構成するNPN型トランジスタQ1,Q2のベー
スに入力される。すると、トランジスタQ1,Q2の各
コレクタからは、ベース入力電圧差の指数に比例する電
流が出力され、一対の出力端子14から取り出される。
なお、トランジスタQ1,Q2の各コレクタには、抵抗
R3,R4を介して直流電源E1から電源電圧が与えら
れている。
【0004】このため、出力差動電流比Yは、入力差動
電流比XのK乗に比例することになる。したがって、増
幅回路12の利得Kの値を適宜設定することにより、種
々の入出力特性を有する直線性補正回路を得ることがで
きる。
【0005】ところで、上記した従来の直線性補正回路
では、dB=リニア変換を行なう場合、入力が小さい部
分で大きな利得にする必要がある。しかし、差動入力で
は、一対の入力端子11が互いに同レベルのときが0レ
ベルである場合がほとんどであるため、電流比に対して
Y=XK なる特性を持つ従来の直線性補正回路では、利
得Kをいくら小さく設定しても差動入力が0付近で利得
を大きくすることには限界があり、必要な入出力特性が
得られないなど、得られる入出力特性カーブに制限があ
る。図6に従来の直線性補正回路の入出力特性の例を示
しているが、特性aやbは実現できるが、特性cのよう
なカーブは実現することが非常に困難である。
【0006】そこで、このような問題に対処するため
に、従来より図7に示すような直線性補正回路が考えら
れている。この直線性補正回路は、一対の入力端子15
がそれぞれのベースに接続され、エミッタ同志が抵抗R
5,R6を介して接続され、その接続点が定電流源I3
を介して接地された一対のNPN型トランジスタQ3,
Q4でなる複数の差動増幅回路161,162,……,
16nを縦続接続したもので、各差動増幅回路161,
162,……,16nを構成するトランジスタQ3,Q
4のコレクタ出力をそれぞれ電流加算して、一対の出力
端子17から取り出すようにしている。
【0007】この直線性補正回路は、いわゆる折れ線近
似によって直線性補正を行なうもので、折れ線の数を増
やすことにより任意の入出力特性のカーブを実現するこ
とができるが、その反面、折れ線の数だけ差動増幅回路
161,162,……,16nが必要となるため、なめ
らかな特性カーブを得ようとすると、折れ線の数を増や
すために回路規模が増大するという問題が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
直線性補正回路は、得られる入出力特性のカーブの自由
度が少なく、任意の特性カーブを得るために折れ線近似
による手段を用いると回路規模が増大するという問題を
有している。
【0009】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、入出力特性のカーブの自由度が大きく、
しかも、回路規模も少なくてなめらかな特性カーブを得
ることができる極めて良好な直線性補正回路を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る直線性補
正回路は、一端が結合され各他端に入力差動電流が供給
される一対のダイオードと、この一対のダイオードの各
他端から得られる差動電圧を定数倍する増幅手段と、こ
の増幅手段から得られる差動電圧が各ベースに供給され
エミッタが共通接続されコレクタから差動電流を出力す
る一対のトランジスタよりなる差動回路とを備えた非直
線入出力回路を、入力差動電流供給端と差動電流出力端
との間に複数個並列接続し、それぞれの非直線入出力回
路の入力ダイナミックレンジ及び利得を異ならせて所望
の入出力特性を得るように構成している。
【0011】
【作用】上記のような構成によれば、各非直線入出力回
路自体が既になめらかな入出力の特性カーブを持ってい
るので、入力ダイナミックレンジ及び利得の異なる複数
の非直線入出力回路を入力差動電流供給端と差動電流出
力端との間に並列接続することにより、入出力特性のカ
ーブの自由度を大きくすることができ、しかも、回路規
模も少なくてなめらかな特性カーブを得ることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、一対の入力端子
18は、2つの非直線入出力回路19,20にそれぞれ
接続されている。非直線入出力回路19において、一対
の入力端子18は、それぞれ抵抗R7,R8及び図示極
性のダイオードD3,D4を直列に介した後接続され、
その接続点が定電流源I4を介して接地される。抵抗R
7とダイオードD3との接続点及び抵抗R8とダイオー
ドD4との接続点は、増幅回路21の一対の入力端に接
続される。増幅回路21の一対の出力端は、それぞれエ
ミッタ同志の共通接続点が定電流源I5を介して接地さ
れてなる差動増幅回路22を構成するNPN型トランジ
スタQ5,Q6のベースに接続される。
【0013】また、非直線入出力回路20において、一
対の入力端子18は、それぞれ抵抗R9,R10及び図
示極性のダイオードD5,D6を直列に介した後接続さ
れ、その接続点が定電流源I6を介して接地される。抵
抗R9とダイオードD5との接続点及び抵抗R10とダ
イオードD6との接続点は、増幅回路23の一対の入力
端に接続される。増幅回路23の一対の出力端は、それ
ぞれエミッタ同志の共通接続点が定電流源I7を介して
接地されてなる差動増幅回路24を構成するNPN型ト
ランジスタQ7,Q8のベースに接続される。
【0014】そして、トランジスタQ5,Q7のコレク
タ同志及びトランジスタQ6,Q8のコレクタ同志は、
それぞれ共通接続されて一対の出力端子25に接続され
るとともに、抵抗R11,R12を介した後接続されそ
の接続点が図示極性の直流電源E2を介して接地されて
いる。
【0015】ここで、上記した2つの非直線入出力回路
19,20は、それぞれの動作は図5に示したものと同
じであるが、それらの入出力特性が、図2に示すように
設定されている。すなわち、非直線入出力回路19は、
図2の特性Aに示すように、入力ダイナミックレンジを
小さくして、その分入力レンジ内での利得を大きくする
ように設定を行ない、非直線入出力回路20は、図2の
特性Bに示すように、利得は程々であるが広い入力ダイ
ナミックレンジを持つように設定する。
【0016】すると、出力端子25には、図2の特性C
に示すような、従来の少ない回路規模では実現すること
ができなかった入出力特性カーブであるところの、差動
入力が0付近で利得を大きくした特性を実現することが
できる。しかも、この特性カーブは、折れ線近似を行な
った場合のように折れ目ができることなく、なめらかに
つながったものとなっている。
【0017】図3は、この発明の第2の実施例を示して
いる。図1と同じ働きをするものには同一符号を付して
説明すると、増幅回路21,23を削除し、これら増幅
回路21,23の機能を対数変換用のダイオードD7〜
D10及びD11〜D14に受け持たせるようにしたも
ので、この場合は、図示のようにダイオードD7〜D1
0及びD11〜D14を2個づつ直列に接続することに
より、電流電圧変換の利得を2倍にすることができる。
つまり、利得が2倍の増幅回路の機能を取り込んでいる
ことになり、図1に示した回路に比してなお一層回路規
模を縮小することができる。
【0018】図4は、この発明の第3の実施例を示して
いる。図1と同じ働きをするものには同一符号を付して
説明すると、増幅回路21の機能をm個のダイオード群
26,27とn個のダイオード群28,29とに受け持
たせ、増幅回路23の機能をj個のダイオード群30,
31とk個のダイオード群32,33とに受け持たせる
ようにしたもので、ダイオードの数を変えることにより
利得を調整することができる。例えばダイオード群2
6,27及び28,29は、ダイオードの数がそれぞれ
m個及びn個であるから、利得m/(n+1)の増幅回
路が接続されたのと同じ働きを行なうことになる。この
ため、より自由な設定を小さい回路規模で実現すること
ができる。なお、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
入出力特性のカーブの自由度が大きく、しかも、回路規
模も少なくてなめらかな特性カーブを得ることができる
極めて良好な直線性補正回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る直線性補正回路の一実施例を示
す回路構成図。
【図2】同実施例の入出力特性を説明するために示す特
性図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す回路構成図。
【図4】この発明の第3の実施例を示す回路構成図。
【図5】従来の直線性補正回路を示す回路構成図。
【図6】同従来回路の入出力特性を説明するために示す
特性図。
【図7】従来の他の直線性補正回路を示す回路構成図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…増幅回路、13…差動増幅回
路、14…出力端子、15…入力端子、161〜16n
…差動増幅回路、17…出力端子、18…入力端子、1
9,20…非直線入出力回路、21…増幅回路、22…
差動増幅回路、23…増幅回路、24…差動増幅回路、
25…出力端子、26〜33…ダイオード群。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端が結合され各他端に入力差動電流が
    供給される一対のダイオードと、この一対のダイオード
    の各他端から得られる差動電圧を定数倍する増幅手段
    と、この増幅手段から得られる差動電圧が各ベースに供
    給されエミッタが共通接続されコレクタから差動電流を
    出力する一対のトランジスタよりなる差動回路とを備え
    た非直線入出力回路を、前記入力差動電流供給端と差動
    電流出力端との間に複数個並列接続し、それぞれの前記
    非直線入出力回路の入力ダイナミックレンジ及び利得を
    異ならせて所望の入出力特性を得るように構成してなる
    ことを特徴とする直線性補正回路。
JP3181262A 1991-07-22 1991-07-22 直線性補正回路 Pending JPH0529853A (ja)

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JP3181262A JPH0529853A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 直線性補正回路

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026639A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 可変利得増幅器およびそれを用いた交流電源装置
KR100715463B1 (ko) * 1999-10-01 2007-05-07 롬 앤드 하스 캄파니 산화반응에 유용한 촉매
AP2513A (en) * 2007-08-01 2012-11-22 Kumiai Chemical Industry Co Oxopyrazine derivative and herbicide

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