JPH05297881A - 音像定位装置 - Google Patents

音像定位装置

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JPH05297881A
JPH05297881A JP4099476A JP9947692A JPH05297881A JP H05297881 A JPH05297881 A JP H05297881A JP 4099476 A JP4099476 A JP 4099476A JP 9947692 A JP9947692 A JP 9947692A JP H05297881 A JPH05297881 A JP H05297881A
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JP
Japan
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time
impulse
sound image
signal
speaker
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4099476A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kawazoe
昭久 川添
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音像定位指示により、自動的に所望位置に音
像を定位させる。 【構成】 音像定位指示があった時、インパルス発生器
11から出力されるインパルス信号IPをセレクタ手段
12,14を介して所定のスピーカ16LF〜16 RRに導
き、音像を定位したい位置に置かれたマイク17で音場
内の音声を検出する。制御部19はマイク検出信号SM
よりインパルス信号に基づくピーク点を検出し、インパ
ルス発生時刻から該ピーク点検出時刻までの時間を測定
する。そして、各スピーカにインパルス信号を入力して
得られた測定時間、すなわち音到達時間に逆比例した時
間分、遅延部13でオーディオ信号を遅延して対応する
スピーカに入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のスピーカを備えた
オーディオシステムにおける音像定位装置に係わり、特
に簡単に所望の位置に音像を定位することができる音像
定位装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のスピーカを備えたオーディオシス
テムにおいては、聴取者の位置に音像を定位させる必要
がある。すなわち、各スピーカから出力された音が同時
に聴取者の耳に届くようにする必要がある。従来、音像
を定位させるには、熟練者がスピーカの取り付け位置を
微調整したり、アンプのゲインを微調整したり、DSP
(デジタルシグナルプロセッサ)を用いてデジタル的に
各スピーカから出力される時間を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音像定位調整は誰もができるわけではなく、操作も複雑
であった。又、スピーカ位置や聴取位置が固定の場合に
は、一度の調整で音像を定位させることができるが、ス
ピーカ位置や聴取位置が変化する場合にはその都度面倒
な音像定位調整を行わなくてはならなかった。特に、ホ
ームオーディオではスピーカ位置や聴取位置を変えるこ
とが多く、又、カーオーディオではスピーカ位置は固定
であるが運転席の前後等により聴取位置が変化し、更に
は、音像定位させたい座席位置を変更したい場合があ
る。以上から、本発明は音像定位の指示により自動的に
所望の位置に音像を定位することができる音像定位装置
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、インパルス信号を発生するインパルス発生器と、イ
ンパルス発生器から出力されるインパルス信号を所定の
スピーカに導くセレクタ手段と、音像を定位したい位置
に置かれ、音場内の音声を検出するマイクと、マイク検
出信号よりインパルス信号に基づくピーク点を検出し、
インパルス発生時刻から該ピーク点検出時刻までの時間
を測定する測定手段と、各スピーカにインパルス信号を
入力して得られた前記測定時間に逆比例した時間分、オ
ーディオ信号を遅延して対応するスピーカに入力するオ
ーディオ信号遅延手段とにより達成される。
【0005】
【作用】音像定位指示があった時、インパルス発生器か
ら出力されるインパルス信号をセレクタ手段により所定
のスピーカに導き、音像を定位したい位置に置かれたマ
イクで音場内の音声を検出する。測定手段はマイク検出
信号よりインパルス信号に基づくピーク点を検出し、イ
ンパルス発生時刻から該ピーク点検出時刻までの時間、
すなわち音到達時間を測定する。オーディオ信号遅延手
段は各スピーカにインパルス信号を入力して得られた測
定時間(音到達時間)に逆比例した時間分、オーディオ
信号を遅延して対応するスピーカに入力し、音像定位さ
せる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例である音像定位装置
の構成図であり、車載用のオーディオシステムに適用し
た場合である。尚、以下において、サフィックスLFは
Lチャンネルフロントを意味し、RFはRチャンネルフ
ロントを意味し、LRはLチャンネルリアを意味し、R
RはRチャンネルリアを意味する。11はインパルス信
号IPを発生するインパルス発生器、12はインパルス
発生器から出力されるインパルス信号IPを所定のスピ
ーカに導く第1のセレクタ、13は遅延部であり、音像
が所望位置に定位するように各スピーカに入力するLチ
ャンネル及びRチャンネルのオーディオ信号AL,AR
所定時間遅延させる。
【0007】14はインパルス発生器出力と遅延部出力
を選択するセレクタであり、各スピーカ対応に切換スイ
ッチ14LF,14RF,14LR,14RRを有している。1
LF,15RF,15LR,15RRは各スピーカに入力する
信号を増幅するアンプ、16 LF,16RF,16LR,16
RRはそれぞれLチャンネルフロント用スピーカ、Rチャ
ンネルフロント用スピーカ、Lチャンネルリア用スピー
カ、Rチャンネルリア用スピーカである。各スピーカ1
LF,16RF,16LR,16RRは自動車の車室内CAR
において、図2に示す位置に配置されている。17は音
像を定位させたい位置Q(図2参照)に置かれ、音場
(車室)内の音声を検出するマイク、18はマイク検出
信号SMを所定サンプリング周期でサンプリングしてA
D変換するADコンバータである。19はマイコン構成
の制御部であり、マイク検出信号SMよりインパルス信
号IPに基づくピーク点を検出し、インパルス発生時刻
から該ピーク点検出時刻までの時間(音到達時間)を測
定すると共に、各スピーカにインパルス信号を入力して
得られた測定時間に逆比例した時間を遅延時間DLF,D
RF,DLR,DRRとして遅延部13に設定する。ピーク点
の検出はサンプリング速度を高速にし、1サンプリング
時刻前のサンプリング値V(T-1)と現サンプリング時刻
のサンプリング値V(T)との大小を比較することにより
得ることができる。すなわち、V(T)>V(T-1)の状態か
らV(T-1)>V(T)となった時のV(T-1)がピーク値であ
り、時刻(T-1)がピーク点検出時刻である。
【0008】遅延部13はLチャンネルオーディオ信号
Lを時間DLF,DLRだけ遅延してオーディオ信号
LF,ALRとし、セレクタ14、アンプ15LF,15LR
を介してLチャンネルフロント用及びLチャンネルリア
用のスピーカ16LF,16LRに入力する。又、遅延部1
3はRチャンネルオーディオ信号ARを時間DRF,DRR
だけ遅延してオーディオ信号ARF,ARRとし、セレクタ
14、アンプ15RF,15 RRを介してRチャンネルフロ
ント用及びRチャンネルリア用のスピーカ16RF,16
RRに入力する。
【0009】図3は本発明の音像定位制御の流れ図であ
る。オーディオソースからの音を消し、かつ、マイク1
7を音像定位させたい位置に置いた状態で、操作部の音
像定位指示キー(図示せず)を操作する。音像定位指示
信号が発生すると、制御部19はマイク検出信号SMの
AD変換出力を用いて、現環境におけるノイズNS(図
4参照)の最大ピーク値PNを検出する(ステップ10
1)。制御部19は所定時間ノイズの最大ピーク値Np
の検出を行った後、第1、第2のセレクタ12,14を
制御してインパルス信号IPがLチャンネルフロント用
スピーカ16LFに入力するように切換制御する。つい
で、インパルス発生器11にインパルス信号発生指示を
行い、インパルス信号IPをLチャンネルフロント用ス
ピーカ16LFに入力すると共に(ステップ102)、計
時を開始する(ステップ103)。
【0010】マイク17は音場の音声を検出してADコ
ンバータ18に入力し、ADコンバータ18は高速にマ
イク検出信号SMをサンプリングしてAD変換する(ス
テップ104)。制御部19は前述のピーク検出処理を
行い(ステップ105)、ピーク値がノイズの最大ピー
ク値Npより相当に大きいか判断する(ステップ10
6)。大きくなければ、ステップ103以降の処理を繰
り返す。検出したピーク値がノイズの最大ピーク値Np
より相当に大きければ、該検出ピークはインパルス信号
IPによるものであるから、その時の計時時間tLFをメ
モリ(図示せず)に記憶し、計時時間をリセットする
(ステップ107)。この時間tLFは、Lチャンネルフ
ロント用スピーカ16LFからマイク17まで音が到達す
る時間である。
【0011】ついで、全スピーカについて到達時間
LF,tRF,tLR,tRR(図5参照)を測定したか判断
し(ステップ108)、測定してなければステップ10
2に戻り、次のスピーカについて同様の制御を行う。全
スピーカについて、到達時間の測定が終了すれば、到達
時間tLF,tRF,tLR,tRRのうち最大のものを求めt
maxとし(ステップ109)、tmaxと各到達時間tLF
RF,tLR,tRRの差分を求め、該差分を遅延時間とし
て遅延部13に設定する(ステップ110)。すなわ
ち、 tmax−tLF→DLF tmax−tRF→DRF tmax−tLR→DLR tmax−tRR→DRR により、各スピーカ16LF,16RF,16LR,16RR
入力するオーディオ信号の遅延時間を求めて遅延部13
に設定する。尚、遅延時間をy,到達時間をxと表現す
れば、次式 y=tmax−x となり、遅延時間は到達時間に逆比例するように設定さ
れる。このように遅延時間を設定すれば、各スピーカか
ら聴取位置に同時に音が到達して音像定位させることが
できる。遅延時間の設定が終了すれば、制御部19は第
2のセレクタ14を制御して遅延部13とアンプ1
LF,15RF,15LR,15RR間を接続して音像定位制
御を終了する。
【0012】かかる状態で、オーディオソースから出力
されたLチャンネル及びRチャンネルのオーディオ信号
L,ARが遅延部13に入力されると、遅延部13は設
定されている遅延時間分オーディオ信号を遅延して各ア
ンプに入力する。すなわち、遅延部13はLチャンネル
オーディオ信号ALを時間DLF,DLRだけ遅延してアン
プ15LF,15LRに入力し、各アンプは入力されたオー
ディオ信号ALF,ALRを増幅してLチャンネルフロント
用及びLチャンネルリア用のスピーカ16LF,16LR
入力する。又、遅延部13はRチャンネルオーディオ信
号ARを時間DR F,DRRだけ遅延してアンプ15RF,1
RRに入力し、各アンプは入力されたオーディオ信号A
RF,ARRを増幅してRチャンネルフロント用及びRチャ
ンネルリア用のスピーカ16RF,16RRに入力する。以
上により、各スピーカから聴取位置に同時に音が到達し
て音像が定位する。以上では、ノイズの最大ピーク値を
検出し、該最大ピーク値以上のピーク点をインパルス信
号に基づくピーク点であるとしたが、インパルス信号に
よるピーク値が既知の場合には、該ピーク値に近い値を
有するピーク点をインパルス信号によるピーク点とする
ことができ、必ずしもノイズの最大ピーク値を検出する
必要はない。以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0013】
【発明の効果】以上本発明によれば、インパルス発生器
から出力されるインパルス信号を所定のスピーカに導
き、音像を定位したい位置に置かれたマイクで音場内の
音声を検出し、マイク検出信号よりインパルス信号に基
づくピーク点を検出し、インパルス発生時刻から該ピー
ク点検出時刻までの時間を測定し、各スピーカにインパ
ルス信号を入力して得られた前記測定時間に逆比例した
時間分、オーディオ信号を遅延して対応するスピーカに
入力するように構成したから、自動的に所望の位置に音
像を定位させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例構成図である。
【図2】車室内のスピーカ配置図である。
【図3】本発明の音像定位制御の流れ図である。
【図4】ノイズピーク値説明図である。
【図5】到達時間説明図である。
【符号の説明】
11・・インパルス発生器 12・・セレクタ 13・・遅延部 14・・セレクタ 16LF,16RF,16LR,16RR・・スピーカ 17・・マイク 19・・制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04S 5/02 8421−5H 7/00 F 8421−5H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスピーカを備えたオーディオシス
    テムにおける音像定位装置において、 インパルス信号を発生するインパルス発生器と、 インパルス発生器から出力されるインパルス信号を所定
    のスピーカに導くセレクタ手段と、 音像定位させたい位置に置かれ、音場内の音声を検出す
    るマイクと、 マイク検出信号よりインパルス信号に基づくピーク点を
    検出し、インパルス発生時刻から該ピーク点検出時刻ま
    での時間を測定する測定手段と、 各スピーカにインパルス信号を入力して得られた前記測
    定時間に逆比例した時間オーディオ信号を遅延して対応
    するスピーカに入力するオーディオ信号遅延手段を有す
    ることを特徴とする音像定位装置。
JP4099476A 1992-04-20 1992-04-20 音像定位装置 Withdrawn JPH05297881A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4099476A JPH05297881A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 音像定位装置

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JPH05297881A true JPH05297881A (ja) 1993-11-12

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ID=14248370

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JP (1) JPH05297881A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11258034A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Alpine Electronics Inc 遅延時間測定方式
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EP3225960A1 (en) 2016-03-30 2017-10-04 Onkyo Corporation Sound field control system, sound field control system control method, and recording medium

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EP3225960A1 (en) 2016-03-30 2017-10-04 Onkyo Corporation Sound field control system, sound field control system control method, and recording medium
US9973873B2 (en) 2016-03-30 2018-05-15 Onkyo Corporation Sound field control system, analysis device, and acoustic device

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706