JPH05296853A - 温度測定回路 - Google Patents

温度測定回路

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JPH05296853A
JPH05296853A JP10124692A JP10124692A JPH05296853A JP H05296853 A JPH05296853 A JP H05296853A JP 10124692 A JP10124692 A JP 10124692A JP 10124692 A JP10124692 A JP 10124692A JP H05296853 A JPH05296853 A JP H05296853A
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Takahiro Fudeyasu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 0%入力時には常に所定電圧をA/Dコンバ
ータに供給し、A/Dコンバータの入力レンジを広範囲
に使用して精密な温度測定ができ、しかも、リード線の
抵抗値の影響を除去することもできる温度測定回路を提
供する。 【構成】 熱電対THや測温抵抗体RTDを用いて測定
箇所の温度に比例した信号値を出力する温度センサ部1
と、熱電対THの冷接点温度や測温抵抗体RTDの接続
用リード線の抵抗値を検出する補正値検出手段4,7
と、温度センサ部1の検出電圧から、この補正値検出手
段の検出値に対応した電圧値を減算して、入力0%時の
A/Dコンバータへの供給電圧が常に所定値になるよう
補正演算をする減算手段3,8,7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱電対や測温抵抗体
で温度を測定する回路に関し、特に、これら温度変換素
子で得られる信号に基づいて精密に温度測定をすること
のできる温度測定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】温度測定回路のセンサ部には熱電対や測
温抵抗体を用いるが、従来の代表的な温度測定回路を示
すと図2の通りである。この温度測定回路は、センサ部
21と、電子回路部22と、センサ部21と電子回路部
22とを接続する為の端子T1 ,T2 ,TG などで構成
されている。
【0003】ここで、センサ部21は、熱電対THと測
温抵抗体RTDとを任意に切り換えて使用できるように
なっており、抵抗Rは、熱電対THの冷接点温度検出セ
ンサとして機能する抵抗体である。なお、抵抗rは、測
温抵抗体RTDと電子回路部22とを接続するリード線
の抵抗値を示している。電子回路部22は、定電流源I
と、定電流源Iからの電流をON/OFF制御するスイ
ッチS1,S2と、差動増幅器23,24と、各増幅器
23,24の電圧増幅率を定める抵抗R11,R12
13,R14と、差動増幅器23,24の出力電圧のいず
れか一方を切り換えて出力するマルチプレクサ25と、
マルチプレクサ25の出力をデジタル信号に変換するA
/Dコンバータ26と、A/Dコンバータ26からのデ
ジタル信号を受けるCPU27などで構成されている。
【0004】図2の回路において熱電対THを用いて温
度を測定する場合には、熱電対TH及び抵抗体Rを端子
1 ,T2 ,TG に接続して、スイッチS2 のみをON
状態にする。すると、差動増幅器23には温度差に比例
した電圧が加わり、一方、差動増幅器24には冷接点温
度検出センサRの両端電圧が加わる。2つの差動増幅器
23,24は上記の各電圧を増幅してマルチプレクサ2
5に供給し、マルチプレクサ25は両電圧を切り換えて
A/Dコンバータ26に加える。そして、CPU27
は、A/Dコンバータ26からのデジタルデータを受け
て、適宜な演算により被測定点の温度を把握する。
【0005】一方、図2の回路において測温抵抗体RT
Dを用いて温度を測定する場合には、リード線によって
測温抵抗体RTDを端子T1 ,T2 ,TG に接続して、
スイッチS1 のみをON状態にする。すると、定電流源
Iからの電流がリード線抵抗rを介して測温抵抗体RT
Dに流れ、差動増幅器23には、測温抵抗体RTDの電
圧にリード線抵抗r2個分の電圧を加えた電圧が加わ
る。一方、差動増幅器24には、リード線抵抗r1個分
の電圧が加わる。これらの電圧は、それぞれ差動増幅器
23,24で増幅され、マルチプレクサ25,A/Dコ
ンバータ26を介してCPU27に供給されるので、C
PU27は適宜な演算によりリード線抵抗rの影響を排
除して被測定点の温度を把握することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の回路は、温
度測定範囲内における差動増幅器の出力電圧の範囲がA
/Dコンバータの入力レンジと一致している場合は非常
に都合がよい。しかし、一般に、熱電対での温度測定範
囲は0℃以外の温度から始まるケースもあり、このよう
な場合にはA/Dコンバータの入力レンジの限られた一
部しか使用しないことになり、その分だけ精密な温度測
定が困難となる。
【0007】測温抵抗体の場合も同様であって、例えば
Pt100の場合なら、0℃から100℃の温度変化に
対して100Ωから139Ωの抵抗変化を示し、このP
t100に1mAの電流を流せば100mVから139
mVの電圧変化となり、この電圧範囲がA/Dコンバー
タの入力レンジと一致しないので精密な測定が困難とな
る。また、実際にはリード線の抵抗分も加わるので、信
号のスパンは同じでも、リード線によるバイアス電圧が
測定範囲やリード抵抗値によって変化してしまうのも問
題である。
【0008】この発明は、この問題点に着目してなされ
たものであって、0%入力時には常に所定値の電圧をA
/Dコンバータに供給し、A/Dコンバータの入力レン
ジを広範囲に使用して精密な温度測定をすることがで
き、しかも、リード線の抵抗値の影響を除去することも
できる温度測定回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、この発明に係る温度測定回路は、測定箇所の温度
に応じた信号値を出力する温度センサ部と、この温度
センサ部固有の補正値を検出する補正値検出手段と、
前記温度センサ部が出力する信号値から、この補正値検
出手段の検出値に対応した補正値を減算して、入力0%
時のA/Dコンバータへの供給電圧が常に所定値になる
よう補正演算をする減算手段とを備えている。
【0010】
【作用】 温度センサ部は、測定箇所の温度に応じた信号値を出
力する。ここで温度センサ部を構成する素子は特に限定
されないが、例えば、熱電対や測温抵抗体が該当する。 補正値検出手段は、この温度センサ部固有の補正値を
検出する。ここで温度センサ部固有の補正値とは、例え
ば、熱電対の冷接点温度や測温抵抗体の接続用リード線
の抵抗値が該当する。
【0011】減算手段は、前記温度センサ部が出力す
る信号値から、この補正値検出手段の検出値に対応した
補正値を減算して、入力0%時のA/Dコンバータへの
供給電圧が常に所定値になるよう補正演算をする。この
温度測定回路によれば、温度測定範囲が変化しても、0
%入力時におけるA/Dコンバータへの供給電圧は常に
所定値であり、従って、A/Dコンバータの入力レンジ
を有効に使用することができる。また、リード線抵抗値
が変化しても、その抵抗変化に伴うバイアス電圧の変動
分を除去することもできる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳
細に説明する。図1は、この発明の一実施例である温度
測定回路の回路図を図示したものである。この温度測定
回路は、温度センサ部1と、電子回路部2と、センサ部
1と電子回路部2とを接続する為の端子T1 ,T2 ,T
G などで構成されている。
【0013】センサ部1は、図2の場合と同様であり、
熱電対THと測温抵抗体RTDとを任意に切り換えて使
用できるようになっており、抵抗Rは、熱電対THの冷
接点温度検出センサとして機能する抵抗である。なお、
抵抗rは、測温抵抗体RTDと電子回路部2とを接続す
るリード線の抵抗値を示している。電子回路部2は、定
電流源Iと、定電流源Iからの電流をON/OFF制御
するスイッチS1,S2と、差動増幅器3,4と、抵抗
1 ,R2 ,R3 ,R4 と、マルチプレクサ5と、A/
Dコンバータ6と、A/Dコンバータ6からのデジタル
信号を受けるCPU7と、CPU7が出力する補正デー
タをアナログ信号に変換して差動増幅器3に供給するD
/Aコンバータ8とで構成されている。
【0014】スイッチS1 は、測温抵抗体RTDを使用
するときにON状態にするスイッチであり、スイッチS
2 は、熱電対THを使用するときにON状態にするスイ
ッチである。また、差動増幅器4の動作は、従来回路の
場合と同様であり、増幅率1+R3 /R4 のバッファア
ンプとして機能する。差動増幅器3は、非反転入力端子
(+)には熱電対THの出力電圧eTHを受け、一方、反
転入力端子(−)には抵抗R1 を介して差動増幅器3の
出力電圧e0、抵抗R2 を介してD/Aコンバータ8の
出力電圧eDAを受けている。従って、差動増幅器3は、
熱電対THの出力電圧eTHとD/Aコンバータ8の出力
電圧e DAの減算回路として機能し、出力電圧e0 は、e
0 =−eDA×R1 /R2 +(1+R1 /R2 )×eTH
なる。
【0015】D/Aコンバータ8は、CPU7からの補
正データを受けこれを差動増幅器3に出力するが、熱電
対THを使用する場合は、温度測定範囲に合わせて、0
%入力から100%入力の電圧がA/Dコンバータ6の
適宜な入力範囲になるような補正電圧を出力する。ま
た、測温抵抗体RTDを使用する場合は、リード線抵抗
値や温度測定範囲に合わせて、例えば入力0%時におけ
る差動増幅器3の出力電圧が0Vなるような補正電圧を
出力する。
【0016】CPU7の動作を改めて説明すると以下の
通りである。熱電対を使用して温度測定をする場合に
は、CPU7は、先ずマルチプレクサ5を差動増幅器4
の側に切り換えて、冷接点温度検出センサRからの電圧
をA/Dコンバータ6を介して受ける。次に、マルチプ
レクサ5を差動増幅器3の側に切り換えると共に、0%
入力時にA/Dコンバータ6に適宜な下限値電圧が加わ
るようなデータをD/Aコンバータ8に出力する。
【0017】すると、測定温度に応じた電圧が、適宜な
電圧分だけ減算されてA/Dコンバータに供給されるの
で、CPU7は、この電圧データと既に把握されている
冷接点温度に基づいて被測定温度を把握する。この場
合、A/Dコンバータは、入力レンジ中の広い範囲で使
用されるので、得られる温度データの精度が高い。測温
抵抗体RTDを使用して温度測定をする場合には、CP
U7は、先ずマルチプレクサ5を差動増幅器4の側に切
り換えて、リード線での電圧降下値を把握する。次に、
マルチプレクサ5を差動増幅器3の側に切り換えると共
に、リード線での電圧降下分と当該測定器の温度測定範
囲とを考慮して、0%入力時にA/Dコンバータ6に適
宜な下限値電圧が加わるようなデータをD/Aコンバー
タ8に出力する。このように、差動増幅器4には、リー
ド線の抵抗や測定範囲を考慮した適宜な補正電圧が供給
されるので、A/Dコンバータ6には常に一定の0%入
力が加わることになる。そして、CPU7は、測温抵抗
体RTDの両端電圧から測定温度を把握する。
【0018】このように、差動増幅器3では、リード線
抵抗の電圧降下及び測定範囲を考慮した減算処理がされ
るので、入力0%でのA/Dコンバータへの供給電圧を
適宜な所定値、例えば0V、に設定することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る温
度測定回路では、A/Dコンバータへの入力0%電圧
が、測定範囲やリード線の抵抗値にかかわらず常に所定
値となる。従って、A/Dコンバータの入力レンジを広
範囲に使用することができ、その分だけ安価なA/Dコ
ンバータによっても高精度の温度測定をすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である温度測定回路の回路
図である。
【図2】温度測定回路の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】 1 温度センサ部 2 電子回路部 3,4 差動増幅器 5 マルチプレクサ 6 A/Dコンバータ 7 CPU 8 D/Aコンバータ RTD 測温抵抗体 TH 熱電対 R 冷接点温度検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定箇所の温度に応じた信号値を出力する
    温度センサ部と、 この温度センサ部固有の補正値を検出する補正値検出手
    段と、 前記温度センサ部が出力する信号値から、この補正値検
    出手段の検出値に対応した補正値を減算して、入力0%
    時のA/Dコンバータへの供給電圧が常に所定値になる
    よう補正演算をする減算手段とを備えることを特徴とす
    る温度測定回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066193A (ja) * 1999-07-22 2001-03-16 Webasto Thermosyst Internatl Gmbh 熱電対測定信号の評価回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165527A (ja) * 1984-02-08 1985-08-28 Mitsubishi Electric Corp 温度計測回路

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