JPH05296611A - 遠心分離形油分離器 - Google Patents

遠心分離形油分離器

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JPH05296611A
JPH05296611A JP4159363A JP15936392A JPH05296611A JP H05296611 A JPH05296611 A JP H05296611A JP 4159363 A JP4159363 A JP 4159363A JP 15936392 A JP15936392 A JP 15936392A JP H05296611 A JPH05296611 A JP H05296611A
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oil
flow
fluid
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gas
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Norio Ashida
紀雄 足田
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Daikin Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil

Abstract

(57)【要約】 【目的】遠心分離した油が再飛散することなく、円滑に
側壁内面に沿って流下できるようにする。 【構成】側壁4内面に、流体の旋回流の旋回方向に向か
って下降するらせん溝条15を凹設する。遠心分離した
冷凍機油がらせん溝条15に流入し、流体との接触面積
が減少し、再飛散が低減される。上下に隣接する溝部1
5aの間に存する条間部18,18,…を所定幅の平坦
面に形成する。これにより、らせん溝条15,15,…
に溜まった油の液位が上昇しても、側壁4内面に油が滞
留しない領域が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置等に使用
される遠心分離形油分離器に係り、とくに器壁に付着す
る油の円滑な流下対策に関する。
【0002】
【従来の技術】油分離器は、各種装置に使用され、例え
ば、空気調和装置に使用される場合、冷媒回路の吐出管
に介設され、圧縮機内の潤滑油量の維持、潤滑油による
凝縮器や蒸発器の伝熱面の汚損防止を図っている。
【0003】油分離器には遠心分離形があり、例えば、
空気調和装置に使用される遠心分離形油分離器は、特公
昭47−2949号公報に開示されているものでは、逆
円錐状の容器の内側壁に流入側となる第1吐出管が、天
壁に流出側となる第2吐出管がそれぞれ配設され、第1
吐出管から容器内へ潤滑油を含む冷媒ガスが接線方向に
流入し、冷媒ガスは逆円錐状の容器の内側壁に沿って旋
回しながら下降することにより潤滑油が遠心分離され、
冷媒ガスだけが第2吐出管より排出され、潤滑油は内側
壁に沿って流下して油戻口から油戻管に排出されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記遠
心分離形油分離器では、図8に示すように、遠心分離し
た潤滑油aが平坦な内側壁bに沿って流下するために、
内側壁bを流下中の潤滑油aが高速で旋回する冷媒ガス
によって再飛散するという問題があった。例えば、空気
調和装置の圧縮機に一般に使用されている潤滑油には、
動粘度が37.8℃で100cSt を越えるものがあり、
直ちに流下せずに内側壁bにとどまる量が大きく、再飛
散の可能性が大きい。また、容器の下部では、遠心分離
後の冷媒ガスが反転して上昇流となるが、この上昇流が
旋回流と混在して内側壁b付近に乱れた流れが生じ、該
乱流によって内側壁b上の潤滑油が巻き上げられて再飛
散が生じる。
【0005】そして、再飛散が生じると、下流側の吸入
ラインに混入する潤滑油の割合が増加するために、冷媒
回路の圧力損失が増加すると共に、冷媒ガスの割合が相
対的に減少するために冷媒循環量が減少して冷凍能力が
低下するという問題が発生する。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、遠心分離した油が再飛散することなく、円滑
に側壁内面に沿って流下できるようにすることを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明が講じた手段は、側壁に流体の
旋回流に向かって下降するらせん溝条を形成することに
より、油が旋回流と接触する面積を減少するものであ
る。
【0008】具体的には、請求項1に係る発明が講じた
手段は、図1に示すように、本体(2)の上部に、油と
気体とからなる流体が流入する流体流入口(9)と、分
離した気体が流出する気体流出口(12)とが、下部に
分離した油が流出する油流出口(13)が形成され、上
記本体(2)内に流入した流体の流れを旋回流にして、
該旋回流の遠心力により流体から油を分離する遠心分離
形油分離器を前提としている。
【0009】そして、上記本体(2)の側壁(4)内面
には、上記旋回流の旋回方向に向かって下降する1本の
らせん溝条(15)が凹設された構成としている。
【0010】とくに、請求項2に係る発明が講じた手段
は、らせん溝条を複数本形成するものである。
【0011】具体的には、請求項2に係る発明が講じた
手段は、図3に示すように、請求項1に係る発明の前提
である遠心分離形油分離器に加えて、上記本体(2)の
側壁(4)内面には、上記旋回流の旋回方向に向かって
下降する、複数本のらせん溝条(15),(15),…
が凹設された構成としている。
【0012】また、請求項3に係る発明が講じた手段
は、らせん溝条の間の条間部が所定幅の平坦面に形成さ
れることにより、側壁に油が滞留しない部分を確保する
一方、側壁に占めるらせん溝条の領域を制限してらせん
溝条からの油の再飛散を防止するものである。
【0013】具体的には、請求項3に係る発明が講じた
手段は、図2に示すように、請求項1または2に係る発
明について、条間部(18),(18),…は、頂面が
所定幅の平坦面に形成された構成としている。
【0014】また、請求項4に係る発明が講じた手段
は、気体流出管に補助流出孔を設けることにより、本体
の側壁内面に沿って下降する旋回流の流量を減少させる
ものである。
【0015】具体的には、請求項4に係る発明が講じた
手段は、図4に示すように、本体(2)の上部に油と気
体とからなる流体が流入する流体流入口(9)が、下部
に分離した油が流出する油流出口(13)が形成される
一方、本体(2)内の上部中央に導入されて分離した気
体が流出する気体流出管(11)が配設され、上記本体
(2)内に流入した流体の流れを旋回流にして、該旋回
流の遠心力により流体から油を分離する遠心分離形油分
離器を前提とする。
【0016】そして、上記気体流出管(11)には、管
壁(21)に補助流出孔(22)が、下端に主流出口
(23)がそれぞれ開設された構成としている。
【0017】さらに、請求項5に係る発明が講じた手段
は、請求項4に係る発明について、気体流出管の管壁に
補助流出孔を覆うフード部を設けることにより、補助流
出孔から流出する油量を減少させるものである。
【0018】具体的には、請求項5に係る発明が講じた
手段は、図6に示すように、請求項4に係る発明の前提
である遠心形油分離器に加えて、上記気体流出管(1
1)には、管壁(21)に補助流出孔(22)が、下端
に主流出口(23)がそれぞれ開設された構成としてい
る。
【0019】さらに、上記補助流出孔(22)を覆って
上記管壁(21)外面に設けられ、上記旋回流の旋回方
向の前方側に開口(26)が形成されているフード部
(25)が突設された構成としている。
【0020】また、請求項6に係る発明が講じた手段
は、本体内の下部に流体の旋回流と気体の上昇流とを区
画し、かつ上昇流を上方へ導く直筒ガイドを配置するも
のである。
【0021】具体的には、請求項6に係る発明が講じた
手段は、図7に示すように、請求項1に係る発明の前提
である遠心分離形油分離器に加えて、本体(2)内の下
部中央部には、上下端(31a),(31b)が開口さ
れると共に、上記旋回流と気体の上昇流とを区画し、か
つ該上昇流を上方へ導く所定長さの直筒ガイド(31)
が配置された構成としている。
【0022】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
気体流入口(9)から本体(2)内に流入した流体に旋
回運動が与えられ、旋回流によって流体中の油が遠心分
離されて側壁(4)内面に衝突する。そして、側壁
(4)内面のらせん溝条(15)が形成されていない部
分に衝突した油は旋回流と重力とによってらせん溝条
(15)に流入する。したがって、条間部(18),
(18),…の頂面には冷凍機油が滞留しない。
【0023】一方、らせん溝条(15)は旋回流の旋回
方向に向かって下降しているので、旋回流によってらせ
ん溝条(15)に流入した油が吹き出されることがな
く、むしろ、旋回流によってらせん溝条(15)内を下
方に向かって押し流されることになる。らせん溝条(1
5)内を流下することにより、流体との接触面積が減少
し、再飛散が低減される。
【0024】また、請求項2に係る発明では、側壁
(4)内面に複数本のらせん溝条(15),(15),
…が形成されることにより、単位面積当たりの側壁
(4)内面に形成されるらせん溝条(15),(1
5),…が増加することになり、側壁(4)内面に衝突
する油がらせん溝条(15),(15),…に流入しや
すくなる。したがって、油が旋回流に晒される時間が減
少して、再飛散が一層低減される。
【0025】ところで、条間部(18),(18),…
の面が尖った形状に形成した場合には、らせん溝条(1
5),(15),…に油が溜まると側壁(4)内面の殆
ど全体が油で覆われてらせん溝条(15),(15),
…内から再飛散する油量が増加するという事態が生じ
る。そこで、請求項3に係る発明では、条間部(1
8),(18),…の頂面が所定幅の平坦面に形成され
ることにより、せん溝条(15),(15),…に溜ま
った油の液位が上昇しても、側壁(4)内面に油が滞留
しない領域が確保される。このため、条間部(18),
(18),…の面が尖った形状に形成した場合に生じ
る、らせん溝条(15),(15),…からの再飛散が
回避されることになる。
【0026】また、請求項4に係る発明では、本体
(2)内に気体流出管(11)が配設されていることに
より、流入流体はそのまま外部へ流出することなく旋回
しながら下降していく。
【0027】気体流出管(11)の周りを旋回中に気体
より質量が大きいミスト状の油は遠心力により、側壁
(4)内面側に移行するために、気体流出管(11)の
周りの流体は、側壁(4)内面側にミスト状の油滴の割
合が大きい領域と、気体流出管(11)側にミスト状の
油滴の割合が比較的小さい領域とに分離する。
【0028】そして、ミスト状の油滴の割合が比較的小
さい領域の流体の一部は補助流出孔(22)から気体流
出管(11)内に流入して外部へ排出される。したがっ
て、本体(2)内を旋回する気体の流量が減少し、外部
に流出する油の量を抑制しつつ側壁(4)内面にとどま
る油の再飛散が低減されることになる。
【0029】下降中に分離した気体は、本体(2)内中
央を上昇して主流出口(23)に流入する。
【0030】また、請求項5に係る発明では、請求項4
に係る発明について、補助流出孔(22)を覆うフード
部(25)を設けることにより、旋回中の流体が補助流
出孔(22)に直接吹き込まず、圧力差だけでフード部
(25)の開口(26)を介して補助流出孔(22)か
ら気体流出管(11)内に流入するので、外部に流出す
る油量がさらに減少する。
【0031】また、請求項6に係る発明では、気体の上
昇流が直筒ガイド(31)に流入して旋回流とは区画さ
れるので、上昇流と旋回流とが混在しない。したがっ
て、側壁(4)内面付近に乱流が生じないので、冷凍機
油が巻き上げられることがない。さらに、直筒ガイド
(31)は上昇流を上方へ導く所定長さに形成され、つ
まり、直筒ガイド(31)の長さは気体を上方へ導く以
上に大きく形成されていないので、内面に油が付着して
も油を上方の気体流出口(12)へ誘導することがな
い。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、らせん溝条(15)により、側壁(4)内面上を
流下する油の再飛散を低減することができ、油分離効率
を向上することができる。このため、例えば、空気調和
装置では、油分離器より下流側の吸入ラインの冷媒中に
混入する油の割合を減少させることができ、油による圧
力損失を低減することができると共に、冷媒ガスの割合
が相対的に増加して冷媒循環量を増加することにより冷
凍能力を向上することができる。
【0033】さらに、らせん溝条(15)は、側壁
(4)内面全体に分離して付着した油を集める作用を有
するので、粘度が大きい油であっても、油滴を大きくし
て流下しやすくすることができ、油を速やかに圧縮機に
戻すことができる。
【0034】とくに、請求項2に係る発明によれば、側
壁(4)内面に複数本のらせん溝条(15),(1
5),…を形成することにより、側壁(4)内面に衝突
した油を直ちにらせん溝条(15),(15),…に流
入させることができ、再飛散を一層低減することができ
る。
【0035】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項1または2に係る発明について、条間部(18),
(18),…が旋回流を形成可能な平坦面に形成される
ことにより、側壁(4)内面に油が滞留しない部分(条
間部(18),(18),…)を確保することができ、
らせん溝条(15)からの油の再飛散を防止することが
できる。
【0036】また、請求項4に係る発明によれば、補助
流出孔(22)により、ミスト状の油滴の割合が比較的
小さい領域の流体の一部を下降する前に本体(2)内か
ら排出して旋回流の流量を減少することができるので、
補助流出孔(22)からの流体の流出による油分離効率
の低下を抑えつつ油の再飛散を低減することができる。
【0037】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項4に係る発明について、フード部(25)により、補
助流出孔(22)からの油の流出量をさらに減少するこ
とができ、油分離効率の低下抑制効果をさらに高める行
うことができる。
【0038】さらに、請求項6に係る発明によれば、本
体(2)の下部に直筒ガイド(31)が配置されること
より、該直筒ガイド(31)自体が油を気体流出口(1
2)へ導くことなく、上昇流による油の巻き上げを阻止
して油の再飛散を防止することができる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0040】図1および図2は、請求項1および3に係
る発明の第1実施例を示す。本実施例は、本発明の遠心
分離形油分離器を空気調和装置に用いる油分離器に適用
した例である。図示しないが、空気調和装置は、圧縮機
と、凝縮器と、膨脹機構と、蒸発器とが冷媒配管により
冷媒循環可能に接続されている。
【0041】圧縮機と凝縮器との間の吐出管には、圧縮
機から多量の冷凍機油が冷媒ガスに随伴して流入してお
り、圧縮機における潤滑に必要な油量の確保、および凝
縮器や蒸発器が冷凍機油による汚損されるのを防止する
ために、遠心分離形油分離器(1)が介設されている。
【0042】遠心分離形油分離器(1)は、図1に示す
ように、本体(2)が天壁(3)と、側壁(4)と、底
壁(5)とから容器であって、側壁(4)は円筒部
(3)と、この円筒部(6)に連続する円錐部(7)と
から構成されている。
【0043】側壁(4)の円筒部(6)上部には接線方
向外方に向かって流体流入口(9)を有する入口管(1
0)が連接され、入口管(10)の先端は上流側の吐出
管に接続されている。天壁(3)の中央には、気体流出
管(11)が貫通して支持され、この気体流出管(1
1)の下端には気体流出口(12)が開設されている一
方、上端が下流側の吐出管に接続されている。
【0044】図中において、入口管(10)から流入し
た冷媒と冷凍機油とを含む流体の流れは時計回りに下降
する旋回流となる。旋回流には遠心力が生じ、側壁
(4)内面付近の流れに最も大きな遠心力が発生する。
流体中の冷凍機油は、この遠心力を受けて気体から分離
され、側壁(4)内面に衝突した後、側壁(4)内面に
沿って流下して油流出口(13)から排出される。一
方、油分離後の冷媒ガスは気体流出口(12)から下流
側の吐出管に排出される。
【0045】また、側壁(4)内面には、本発明の特徴
として、1本のらせん溝条(15)が凹設され、このら
せん溝条(15)の下端の側壁(4)内面には油流出口
(13)が形成され、この油流出口(13)は油戻し管
(10)を介して圧縮機に接続されている。
【0046】らせん溝条(15)は、図1に示すよう
に、溝条方向が旋回流の旋回方向と同じ時計回りに下降
して複数回らせん状に周回するように形成され、溝部
(15a)の断面は矩形状に形成されている。
【0047】ここで、らせん溝条(15)と、その上の
1点を通る直筒部または円錐部(7)に直角な平面との
なす角度をリード角し、このリード角により溝条方向を
表現とすると、リード角は、旋回流の下降角度と一致さ
せることが望ましく、したがって、円筒部(6)と円錐
部(7)とにおいて下降角度が異なる旋回流に対応し
て、円筒部(6)と円錐部(7)とにおいてリード角を
変化させることが望ましい。また、流体との接触面積を
小さくするためには、らせん溝条(15)の開口幅は溝
深さと同等かそれより小さくすることが望ましい。
【0048】ところで、らせん溝条(15)が複数回転
周回すると、らせん溝条(15)の溝部(15a)が上
下に隣接する部分に条間部(18),(18),…が形
成されるが、条間部(18),(18),…の頂面が尖
った形状に形成した場合には、らせん溝条(15),
(15),…に油が溜まると側壁(4)内面の殆ど全体
が油で覆われてしまい、らせん溝条(15),(1
5),…内から再飛散する油量が増加するといった事態
が生じる。そこで、図2に示すように、条間部(1
8),(18),…は、所定幅の平坦面に形成されてい
る。らせん溝条(15)を密に設けた場合にも側壁
(4)内面に油が滞留しない領域が確保されるように構
成されている。
【0049】次に、上記らせん溝条(15)の作用につ
いて説明する。入口管(10)から本体(2)内に流入
した流体には旋回運動が与えられ、旋回流によって流体
中の冷凍機油が遠心分離されて側壁(4)内面に衝突す
る。そして、側壁(4)内面のらせん溝条(15)が形
成されていない部分に衝突した冷凍機油は旋回流と重力
とによってらせん溝条(15)に流入する。したがっ
て、条間部(18),(18),…の頂面には冷凍機油
が滞留しない。
【0050】一方、らせん溝条(15)は旋回流の旋回
方向に向かって下降しているので、図2に示すように、
旋回流によってらせん溝条(15)に流入した冷凍機油
が吹き出されることがなく、むしろ、旋回流によってら
せん溝条(15)内を下方に向かって押し流されること
になる。らせん溝条(15)内を流下することにより、
流体との接触面積が減少し、再飛散が低減される。
【0051】また、条間部(18),(18),…の頂
面が所定幅の平坦面に形成されることにより、せん溝条
(15),(15),…に溜まった油の液位が上昇して
も、側壁(4)内面に油が滞留しない領域が確保される
ので、らせん溝条(15),(15),…内から多量の
油が再飛散するといった事態が回避されることになる。
【0052】以上のように、本実施例によれば、らせん
溝条(15)により、粘度が大きく、したがって、側壁
(4)内面上に滞留する時間が長い冷凍機油であっても
再飛散を低減することができ、油分離効率を向上するこ
とができる。このため、油分離器より下流側の吸入ライ
ンの冷媒中に混入する冷凍機油の割合を減少させること
ができ、冷凍機油による圧力損失を低減することができ
ると共に、冷媒ガスの割合が相対的に増加して冷媒循環
量を増加することにより冷凍能力を向上することができ
る。
【0053】また、らせん溝条(15)は、側壁(4)
内面全体に付着した冷凍機油を集める作用を有するの
で、粘度が大きい冷凍機油であっても、油滴を大きくし
てらせん溝条(15)を流下しやすくすることができ、
冷凍機油を速やかに圧縮機に戻すことができる。
【0054】また、条間部(18),(18),…が旋
回流を形成可能な平坦面に形成されることにより、側壁
(4)内面に油が滞留しない部分(条間部(18),
(18),…)を確保して、らせん溝条(15)からの
油の再飛散を防止することができる。
【0055】次に、図3は、請求項2および3に係る発
明の第2実施例を示す。本実施例は、底壁(5)に5本
のらせん溝条(15)が形成されていると共に、上下に
隣接するらせん溝条(15)の溝部(15a),(15
a)の間に存する条間部(18),(18),…が、上
記旋回流を形成可能な平坦面に形成されている。
【0056】また、各らせん溝条(15),(15),
…の下端には側壁(4)内面に形成された油流出口(1
3)を介して油戻し管(10),(10),…が接続さ
れ、各らせん溝条(15),(15),…内の冷凍機油
は油戻し管(10),(10),…を介してそれぞれ別
個に圧縮機に戻されるようになっている。他の構成は前
実施例と同様である。
【0057】本実施例によれば、側壁(4)内面に5本
のらせん溝条(15),(15),…が形成されること
により、単位面積当たりの側壁(4)内面に形成される
らせん溝条(15),(15),…が増加することにな
り、側壁(4)内面に衝突する冷凍機油がらせん溝条
(15),(15),…に流入しやすくなる。したがっ
て、冷凍機油が旋回流に晒される時間が減少して、再飛
散が一層低減される。
【0058】以上のように、本実施例によれば、側壁
(4)内面に複数本のらせん溝条(15),(15),
…を形成することにより、側壁(4)内面に衝突した冷
凍機油を直ちにらせん溝条(15),(15),…に流
入させることができ、再飛散を一層低減することができ
る。
【0059】次に、図4〜図6は、請求項4および5に
係る発明の第3実施例を示す。本実施例は、気体流出管
(11)の管壁(21)に、補助流出孔(22)を形成
するものである。
【0060】具体的には、図4および図5に示すよう
に、本実施例の遠心分離形油分離器は、気体流出管(1
1)の管壁(21)に多数の小径の補助流出孔(22)
が形成される一方、下端の主流出口(23)の開口面積
が絞られて補助流出孔(22)より流体の一部が流入可
能に設定されている。
【0061】さらに、図6に示すように、気体流出管
(11)の管壁(21)外面には、補助流出孔(22)
を覆うフード部(25)が突設されている。フード部
(25)には旋回流の旋回方向の前方側に開口(26)
が形成されており、旋回中の流体が補助流出孔(22)
に直接吹き込まず、圧力差だけで流体が補助流出孔(2
2)に流入するように構成されている。
【0062】本実施例では、本体(2)内に流入した流
体は、図4に示すように、上述したように旋回流を形成
するが、本体(2)内に気体流出管(11)が配設され
ていることにより、流入流体はそのまま外部へ流出する
ことなく旋回しながら下降していく。
【0063】気体流出管(11)の周りを旋回中に冷媒
ガスより慣性力が大きいミスト状の冷凍機油は側壁
(4)内面側に移行するために、気体流出管(11)の
周りの流体は、図5に示すように、旋回の遠心力によ
り、側壁(4)内面側にミスト状の油滴の割合が大きい
領域(A)と、気体流出管(11)側にミスト状の油滴
の割合が比較的小さい領域(B)とに分離する。
【0064】そして、ミスト状の油滴の割合が比較的小
さい領域(B)の流体の一部は補助流出孔(22)から
気体流出管(11)内に流入して外部へ排出される。し
たがって、本体(2)内を旋回する冷媒ガスの流量が減
少し、外部に流出する冷凍機油の量を抑制しつつ側壁
(4)内面にとどまる冷凍機油の再飛散が低減されるこ
とになる。
【0065】また、フード部(25)を設けることによ
り、旋回中の流体が補助流出孔(22)に直接吹き込ま
ず、圧力差だけでフード部(25)の開口(26)を介
して補助流出孔(22)から気体流出管(11)内に流
入するので、外部に流出する冷凍機油の量がさらに抑制
される。
【0066】下降中に分離した気体は、本体(2)内中
央を上昇して主流出口(23)に流入する。
【0067】以上のように、本実施例によれば、補助流
出孔(22)により、ミスト状の油滴の割合が比較的小
さい領域(B)の流体の一部を下降する前に本体(2)
内から排出して旋回流の流量を減少することができるの
で、補助流出孔(22)からの流体の流出による油分離
効率の低下を抑えつつ冷凍機油の再飛散を低減すること
ができる。
【0068】また、フード部(25)により、補助流出
孔(22)からの冷凍機油の流出量をさらに減少するこ
とができ、油分離効率の低下抑制効果をさらに高める行
うことができる。
【0069】次に、図7は、請求項6に係る発明の第4
実施例を示す。本実施例は、本体(2)内の下部に流体
の旋回流と冷媒ガスの上昇流とを区画し、かつ上昇流を
上方へ導く直筒ガイド(31)を配置するものである。
【0070】具体的には、円錐部(7)の側壁(4)
に、複数本の支持部材(32),(32),…により、
直筒ガイド(31)が支持されている。該直筒ガイド
(31)は、油流出口(13)の上方位置の円錐部
(7)内に配置され、上下端(31a),(31b)が
開口されると共に、上記旋回流と冷媒ガスの上昇流とを
区画し、かつ該上昇流を上方へ導く所定長さに形成され
ている。また、支持部材(32),(32),…は、流
体抵抗の小さい所定の外径、形状等に設定されている。
【0071】上記直筒ガイド(31)の作用について説
明すると、円錐部(7)は下部いくほど流体の旋回径が
小さくなるために、油分離作用は大きくなるが、上昇流
が側壁(4)内面に接触しやすい。そこで、本実施例で
は、上昇流が直筒ガイド(31)に流入して旋回流とは
区画されるので、上昇流と旋回流とが混在しない。した
がって、側壁(4)内面付近に乱流が生じないので、冷
凍機油が巻き上げられることがない。また、旋回流の下
降を乱して油分離を妨げることもない。
【0072】さらに、直筒ガイド(31)は上昇流を上
方へ導く所定長さに形成され、つまり、直筒ガイド(3
1)の長さは冷媒ガスを上方へ導く以上に大きく形成さ
れていないので、内面に冷凍機油が付着しても冷凍機油
を上方の冷媒ガス流出口(12)へ誘導することがな
い。
【0073】以上により、本実施例によれば、本体
(2)の下部に直筒ガイド(31)が配置されることよ
り、該直筒ガイド(31)自体が冷凍機油を冷媒ガス流
出口(12)へ導くことなく、上昇流による冷凍機油の
巻き上げを阻止して冷凍機油の再飛散を防止することが
できる。しかも、上昇流が旋回流の下降を乱して油分離
を妨げなくなるので、円錐部(7)の下部における油分
離効率の低下を防止することができる。
【0074】なお、本発明の遠心分離形油分離器は、空
気調和装置以外の用途に使用するものであってもよい。
【0075】また、遠心分離形油分離器は、本体(2)
内に配設された旋回板によって旋回流を形成し、遠心分
離した冷凍機油が側壁(4)内面に沿って流下するタイ
プであってもよい。
【0076】また、らせん溝条(15)は、矩形以外の
断面形状であってもよく、また、側壁(4)内面の一部
の領域に形成されてもよい。
【0077】また、第3実施例では、補助流出口(2
2)を覆うフード部(25)が設けられていなくてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の遠心分離形油分離器の斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施例の溝条の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例の遠心分離形油分離器の斜
視図である。
【図4】本発明の第3実施例の遠心分離形油分離器の斜
視図である。
【図5】本発明の第3実施例の遠心分離形油分離器の平
面図である。
【図6】本発明の第3実施例のフード部の拡大断面図で
ある。
【図7】本発明の第4実施例の遠心分離形油分離器の斜
視図である。
【図8】従来の容器の内側壁の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 本体 4 本体の側壁 9 流体流入口 12 冷媒ガス流出口 13 油流出口 15 らせん溝条 18 条間部 21 冷媒ガス流出管の管壁 22 補助流出孔 23 主流出口 25 フード部 26 開口 31 直筒ガイド 31a直筒ガイドの上端 31b直筒ガイドの下端

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(2)の上部に、油と気体とからな
    る流体が流入する流体流入口(9)と、分離した気体が
    流出する気体流出口(12)とが、下部に分離した油が
    流出する油流出口(13)が形成され、 上記本体(2)内に流入した流体の流れを旋回流にし
    て、該旋回流の遠心力により流体から油を分離する遠心
    分離形油分離器において、 上記本体(2)の側壁(4)内面には、上記旋回流の旋
    回方向に向かって下降する1本のらせん溝条(15)が
    凹設されていることを特徴とする遠心分離形油分離器。
  2. 【請求項2】 本体(2)の上部に、油と気体とからな
    る流体が流入する流体流入口(9)と、分離した気体が
    流出する気体流出口(12)とが、下部に分離した油が
    流出する油流出口(13)が形成され、 上記本体(2)内に流入した流体の流れを旋回流にし
    て、該旋回流の遠心力により流体から油を分離する遠心
    分離形油分離器において、 上記本体(2)の側壁(4)内面には、上記旋回流の旋
    回方向に向かって下降する、複数本のらせん溝条(1
    5),(15),…が凹設されていることを特徴とする
    遠心分離形油分離器。
  3. 【請求項3】 らせん溝条(15)の上下に隣接する溝
    部(15a),(15a)の間に存する条間部(1
    8),(18),…は、頂面が所定幅の平坦面に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の遠心
    分離形油分離器。
  4. 【請求項4】 本体(2)の上部に油と気体とからなる
    流体が流入する流体流入口(9)が、下部に分離した油
    が流出する油流出口(13)が形成される一方、本体
    (2)内の上部中央に導入されて分離した気体が流出す
    る気体流出管(11)が配設され、 上記本体(2)内に流入した流体の流れを旋回流にし
    て、該旋回流の遠心力により流体から油を分離する遠心
    分離形油分離器において、 上記気体流出管(11)には、管壁(21)に補助流出
    孔(22)が、下端に主流出口(23)がそれぞれ開設
    されていることを特徴とする遠心分離形油分離器。
  5. 【請求項5】 本体(2)の上部に油と気体とからなる
    流体が流入する流体流入口(9)が、下部に分離した油
    が流出する油流出口(13)が形成される一方、本体
    (2)内の上部中央に導入されて分離した気体が流出す
    る気体流出管(11)が配設され、 上記本体(2)内に流入した流体の流れを旋回流にし
    て、該旋回流の遠心力により流体から油を分離する遠心
    分離形油分離器において、 上記気体流出管(11)には、 管壁(21)に補助流出孔(22)が、下端に主流出口
    (23)がそれぞれ開設される一方、 上記補助流出孔(22)を覆って上記管壁(21)外面
    に設けられ、上記旋回流の旋回方向の前方側に開口(2
    6)が形成されているフード部(25)が突設されてい
    ることを特徴とする遠心分離形油分離器。
  6. 【請求項6】 本体(2)の上部に、油と気体とからな
    る流体が流入する流体流入口(9)と、分離した気体が
    流出する気体流出口(12)とが、下部に分離した油が
    流出する油流出口(13)が形成され、 上記本体(2)内に流入した流体の流れを旋回流にし
    て、該旋回流の遠心力により流体から油を分離する遠心
    分離形油分離器において、 上記本体(2)内の下部中央部には、上下端(31
    a),(31b)が開口されると共に、上記旋回流と気
    体の上昇流とを区画し、かつ該上昇流を上方へ導く所定
    長さの直筒ガイド(31)が配置されていることを特徴
    とする遠心分離形油分離器。
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