JPH05296371A - 補強ホース - Google Patents

補強ホース

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Publication number
JPH05296371A
JPH05296371A JP10299492A JP10299492A JPH05296371A JP H05296371 A JPH05296371 A JP H05296371A JP 10299492 A JP10299492 A JP 10299492A JP 10299492 A JP10299492 A JP 10299492A JP H05296371 A JPH05296371 A JP H05296371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
coil spring
fiber layer
rubber
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10299492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuto Noda
達人 野田
Naoto Hibino
直人 日比野
Kimio Tsubaki
公男 椿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP10299492A priority Critical patent/JPH05296371A/ja
Publication of JPH05296371A publication Critical patent/JPH05296371A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】柔軟性を確保しつつ高負圧にも耐え得るホース
とする。 【構成】複数の環状補強部材12が同軸的に軸方向に間
隔を隔てて列設され、ホース管壁と固定されていること
を特徴とする補強ホース。環状補強部材の剛性で補強効
果を与え、環状補強部材の無い部分で柔軟性を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホース管壁の拡径、偏
平などの径方向の変形が防止された補強ホースに関す
る。本発明の補強ホースは、自動車のエンジンの吸気回
路に用いられるエアホースなどに利用できる。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンに空気を供給するための
エアホースとしては、肉厚4〜7mm程度のゴム製で中
間層に織布が巻回された補強ホースが用いられている。
このエアホースは、−100mmHg程度の負圧に耐え
られる程度の強度を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、スーパーチャー
ジャー、ターボチャージャーなどと称される過給器付き
エンジンが開発され、使用されている。このような過給
器付きのエンジンにおいては、内径が30mm以上の大
きな径のエアホースが好ましいのであるが、−650m
mHgもの高負圧が作用するためホース管壁の強度が不
足してつぶれるという不具合がある。もちろん公知の補
強手段を採用すれば上記不具合は解決されるが、反面ホ
ース管壁の剛性が大きくなって、補強ホースを湾曲させ
て挿着するときの柔軟性が低下するという問題がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、柔軟性を確保しつつ高負圧にも耐え得る補
強ホースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の補強ホースは、複数の環状補強部材が同軸的に軸方
向に間隔を隔てて列設され、ホース管壁に固定されてい
ることを特徴とする。環状補強部材の形状は、両端が近
接したC字状でも完全なリング状でもよいが、コイル状
が好ましく特にその径を変化させやすいコイルスプリン
グが好ましい。コイルスプリングの巻数は特に制限され
ないが、2重巻き程度で充分である。
【0006】またそれぞれの環状補強部材どうしの間隔
は、ホースの肉厚や径に応じて種々設定可能である。ま
た環状補強部材としてコイルスプリングを用いる場合に
は、コイルスプリングは拡径する方向の付勢力を蓄えた
状態でホース管壁に固定されていることが望ましい。こ
れにより縮径する方向に応力が作用したときの強度に優
れ、つぶれが一層防止される。このようにするには、力
を加えない状態でホースの外径より大きい内径をもつコ
イルスプリングを用い、縮径した状態でホース管壁に固
定するようにする。この固定位置は、ホースの内周表面
から外周表面の間のどの位置でもよいが、固定を容易と
するためには中間位置に埋設するのが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の補強ホースでは、複数の環状補強部材
が同軸的に軸方向に間隔を隔てて列設され、ホース管壁
に固定されている。したがって環状補強部材の存在する
部分では径方向の変形に対して強度に優れ、補強効果が
得られる。またコイルスプリングの存在しない部分は充
分な柔軟性を有し、補強ホースの湾曲を容易としてい
る。
【0008】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
及び図2に本発明の一実施例の補強ホースを示す。この
補強ホースは過給器付きエンジン用エアホースであり、
外径69mm、内径57mmとかなり大径のものであ
る。
【0009】この補強ホースは内周側から順に、内管ゴ
ム層10と、第1繊維層11と、環状補強部材としての
コイルスプリング12と、第2繊維層13と、外皮ゴム
層14とから構成されている。コイルスプリング12は
図3に示すように2重巻きのものであり、30mmの等
間隔を隔てて軸方向に列設されている。また第2繊維層
13はコイルスプリング12の表面にのみ被覆されてい
る。
【0010】以下、製造方法を説明することで構成の詳
細な説明に代える。先ず押出成形により内管ゴム層10
を形成し、その表面に織布を巻いて第1繊維層11を形
成する。次に、環状補強部材としてのコイルスプリング
12を用意する。このコイルスプリング12は線径1.
3〜1.5mm、ばね定数50〜70gf/mmのピア
ノ線またはSUSで形成され、力を加えない状態で内径
が68.5mmとされている。このコイルスプリング1
2を第1繊維層11の表面に挿着する。このとき第1繊
維層11の外径は約65mmであるので、コイルスプリ
ング12は容易に挿着できる。もしコイルスプリング1
2の内径が第1繊維層11の外径より小さかったとして
も、コイルスプリング12はその両端が自由なため容易
に拡径できるので挿着はやはり容易である。
【0011】コイルスプリング12は30mmの等間隔
を隔てて軸方向に複数個列設され、コイルスプリング1
2の表面にはテープ状の織布が巻かれて第2繊維層13
が形成される。このとき第2繊維層13によりコイルス
プリング12は縮径され、第1繊維層11に圧接されて
拡径する方向への付勢力が蓄えられた状態で固定されて
いる。
【0012】そして未加硫ゴムシートが全表面に巻回さ
れて外皮ゴム層14が形成される。その後所定の曲折形
状のマンドレルが内管ゴム層10内に挿入され、包帯で
巻かれてマンドレルの曲折形状に確実に沿わせた後、加
硫缶内で加熱されてそれぞれのゴム層10,14が加硫
され全体が一体的に結合する。加硫完了後包帯を取り除
き、マンドレルを抜いて本実施例の補強ホースが得られ
る。
【0013】本実施例の補強ホースでは、コイルスプリ
ング12がホース管壁内に固定されている。したがって
内部から高負圧が作用してもコイルスプリング12の強
度によりつぶれるのが防止されている。さらにコイルス
プリング12は拡径する方向への付勢力が蓄えられた状
態で固定されているので、つぶれるのが一層防止されて
いる。これにより過給器付きエンジン用エアホースとし
て用い、−650mmHgの高負圧下においてもつぶれ
が生じず、安定したエア供給ができる。
【0014】また、コイルスプリング12とコイルスプ
リング12の間の部分は、従来と同様のゴム層10,1
4と繊維層11のみであり充分な柔軟性を有しており、
マンドレルの挿入時やホースの挿着時に容易に湾曲させ
ることができる。また上記実施例の補強ホースでは、環
状補強部材としてコイルスプリングを用いているため製
造が極めて容易となる。すなわち、押出成形でゴムホー
スを製造する場合にはその径に多少の誤差が生じる。し
たがってもし無端のリング状補強部材を用いると、その
誤差を吸収できず挿着が困難であったり、間に隙間が生
じたりする。しかしコイルスプリングであれば径を容易
に可変できるため、ホースの誤差を容易に吸収でき高い
信頼性が得られる。
【0015】なお、上記実施例では環状補強部材として
コイルスプリングを用いたものを示したが、環状補強部
材としては両端が近接したC字状のものや、完全なリン
グ状のものを用いることもできる。
【0016】
【発明の効果】すなわち本発明の補強ホースによれば、
柔軟性を確保しつつ高負圧にも耐え得るので、過給器付
きエンジンのエアホースなどとして極めて有用である。
また製造が容易でありかつ安定した性能が得られるの
で、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の補強ホースの部分破断した
要部正面図である。
【図2】本発明の一実施例の補強ホースの断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の補強ホースに用いたコイル
スプリングの側面図である。
【符号の説明】
10:内管ゴム層 11:第1繊維層 1
2:コイルスプリング 13:第2繊維層 14:外皮ゴム層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の環状補強部材が同軸的に軸方向に
    間隔を隔てて列設され、ホース管壁に固定されているこ
    とを特徴とする補強ホース。
JP10299492A 1992-04-22 1992-04-22 補強ホース Pending JPH05296371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299492A JPH05296371A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 補強ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299492A JPH05296371A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 補強ホース

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Publication Number Publication Date
JPH05296371A true JPH05296371A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14342252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10299492A Pending JPH05296371A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 補強ホース

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JP (1) JPH05296371A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089616A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 補強条、流体輸送用可撓管、補強条の製造方法および流体輸送用可撓管の製造方法
WO2013073433A1 (ja) * 2011-11-15 2013-05-23 株式会社トヨックス 積層補強ホース
CN109386240A (zh) * 2018-11-22 2019-02-26 大庆宏远华星科技有限公司 一种油管短节结构

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