JPH05295816A - 間仕切り壁およびその施工方法 - Google Patents

間仕切り壁およびその施工方法

Info

Publication number
JPH05295816A
JPH05295816A JP1435592A JP1435592A JPH05295816A JP H05295816 A JPH05295816 A JP H05295816A JP 1435592 A JP1435592 A JP 1435592A JP 1435592 A JP1435592 A JP 1435592A JP H05295816 A JPH05295816 A JP H05295816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition wall
plate
stud
studs
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1435592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Obata
政雄 小畑
Yoshihiro Onodera
善弘 小野寺
Yoshiki Tanaka
良樹 田中
Eigorou Kiriyuu
栄五郎 桐生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP1435592A priority Critical patent/JPH05295816A/ja
Publication of JPH05295816A publication Critical patent/JPH05295816A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 繊維補強セメントからなるスタッドを介装す
ることで、耐火壁の軽量化と施工性を向上させる。 【構成】 耐火性を有する板状体1が複数積層されかつ
積層方向の中心に柱状のスタッド2が介装されて形成さ
れた間仕切り壁1Aにおいて、前記スタッド2は、繊維
補強セメントから形成されている。またこの間仕切り壁
1Aの施工にあっては、フロアに間仕切りを施すべく床
と天井とに互いに対向させて所定間隔にてランナーを設
けた後、繊維補強セメントから形成された柱状のスタッ
ド2を前記ランナーに固定して立設し、次いで前記スタ
ッド2を挟んで該スタッド2の両側から耐火性を有する
板状体1を貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロアを区画するため
の耐火性を有する間仕切り壁ならびにその施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、各フロアにおいて居室等を形成す
る間仕切り壁は、建築物の構造に準じて各種耐火性能を
要求されるが、一部平断面を図4に示すように、石膏板
等の耐火性を有する板状体11,11を軽量鉄骨からな
る柱状のスタッド12を介在させてこれに貼着積層した
ものが多く用いられている。このスタッド12を設ける
間仕切り壁は、スタッド12を間仕切りをおこなう位置
に所定間隔で立設し、これに板状体11を取付けていく
ので容易に施工することができる。
【0003】また、このようなスタッド12を有する間
仕切り壁に対して、図5に示すように、板状体11,1
1を複数積層して形成したものもあり、特に規格化され
た建築物に使用する際に、工場にて予め製造するのに適
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記各間仕切
り壁は、耐火性能によって各種等級に分けられるが、耐
火性を高めようとすると壁の厚みが増加しかつ自重も増
し、施工上取り扱いにくくなるとともに材料コストも高
くなるという問題がある。一方、板状体だけを積層した
ものは、施工現場において、例えば階高の違いによる制
限や出入口での縁部の補強処理などを勘案しなければな
らず、建築物の仕様によっては適応性に乏しいという問
題があった。このような実情から、厚みが薄く取り扱い
に優れ、かつ施工性にも優れた耐火性を有する間仕切り
壁が求められていた。
【0005】そこで本発明は、必要とされる耐火性能を
備えつつ軽量化が図れ、また施工性にも優れた間仕切り
壁およびその施工方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の間仕切り壁では、耐火性を有する板状体が
複数されかつ積層方向の中心に柱状のスタッドが介装さ
れて形成された間仕切り壁において、前記スタッドは、
繊維補強セメントから形成されていることを特徴とし、
これにより耐火性を向上させて前記各板状体の板厚を低
減して軽量化を図る。
【0007】また前記スタッドが中空に形成されている
ことにより、必要な剛性を確保しつつさらに軽量化を図
る。さらに前記板状体には、従来使用されていた石膏板
を用いて構成することもできる。
【0008】また、本発明の間仕切り壁の施工方法で
は、フロアに間仕切りを施すべく床と天井とに互いに対
向させて所定間隔にてランナーを設けた後、繊維補強セ
メントから形成された柱状のスタッドを前記ランナーに
固定して立設し、次いで前記スタッドを挟んで該スタッ
ドの両側から耐火性を有する板状体を貼着することを特
徴とし、これにより各部材の取り扱いの容易性および加
工性を向上させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る間仕切り壁の一実施例を
図1〜図3に基づいて説明する。
【0010】図1には、フロアに施工された状態におい
てその一部断面を平面視したときの間仕切り壁1Aが示
されている。この間仕切り壁1Aは、石膏板からなる耐
火性を有する板状体1,1が複数(図では2枚づつ4枚
が)積層され、これら板状体1,1によって壁面を形成
するようになっている。また板状体1の積層方向の中心
には、柱状のスタッド2,2が介装されている。
【0011】このスタッド2は、耐熱性と強度、ならび
に軽量化の点からガラス繊維や炭素繊維などの繊維補強
セメントから形成され、押出成形によって予め所定の長
さに作製されたものである。さらに、スタッド2は押出
成形されるときに中空に形成されている。すなわち断面
が方形の中空柱となっているが、これは上記材料構成か
ら、従来の曲げ加工された軽量鉄骨と同等もしくはそれ
以上の剛性をもたせ、かつ軽量化を図るためである。
【0012】またこのような板状体1,1に介装される
スタッド2は、図2に示されるような各種の形状に形成
されうるが、これらの断面形状ならびに厚み,寸法は、
間仕切り壁1Aの要求される耐火性能の他、強度や遮音
性などを勘案して設定される。
【0013】さらに、従来の板状体のみを積層した図5
に示される間仕切り壁に代えて、図5における3層構造
の中間層に上記スタッド2が用いられたものが図3に示
されている。この図3に示される間仕切り壁1Bは、上
記3層構造に対し剛性の向上と軽量化を図るため、板厚
の比較的厚い2枚の石膏板からなる板状体1,1と、そ
れらの積層方向の中間に介装された、断面が幾分偏平な
スタッド2とから形成されている。
【0014】このように形成された間仕切り壁1Aで
は、スタッド2が耐熱性を有しているとともに熱伝導率
が低いため、板状体1の板厚を薄くでき、材料の削減と
ともに軽量化を図ることができる。ちなみに図4に示さ
れる従来の間仕切り壁では、板状体11に石膏板を使用
した場合、耐火時間2時間の仕様で各板状体11の厚み
が21mm、耐火時間1時間の仕様で各板状体11の厚
みが15mmであったのに比べ、図1に示される間仕切
り壁1Aでは、その板状体1の厚みを耐火時間2時間の
性能を保持するのに15mm、耐火時間1時間で12m
mにて実現できる。
【0015】また、板状体1,1の間に介装されるスタ
ッド2は、繊維補強セメントを押出成形によって形成し
たものであるため、図4に示される従来の軽量鉄骨から
なるスタッド12に比べ、その材料コストを低減させる
ことができ、さらに中空に形成されているから間仕切り
壁1A全体の軽量化にもつながる。そして上記繊維補強
セメントには、断熱材などに使用したガラス繊維の廃材
を利用できるので、廃棄物処理にも寄与できる。
【0016】次いで、このように耐火性を有する板状体
1を積層構造として、その積層方向の中心に繊維補強セ
メントから形成されたスタッド2を介装した間仕切り壁
の施工方法を、図1の間仕切り壁1Aを参照して説明す
る。
【0017】まず、建築物の一のフロア(図示せず)の
床と天井とに、互いに対向させてランナー(図示せず)
を設ける。このランナーは、間仕切りを施そうとする位
置に直線的な配列で所定間隔にて複数設ける。次に、繊
維補強セメントから形成された柱状のスタッド2を、そ
のフロアの階高等の仕様に合わせて所定長さに切断した
後、上記ランナーにしたがってこれらを固定し、所定の
間隔で立設してゆく。またこのとき、出入口等の開口部
の縁部に相当するところに、スタッド2を立設しておく
ことにより、別途施工後に補強処理をおこなう必要がな
い。
【0018】次いでスタッド2,2の配列方向の両側面
から、スタッド2を挟んで耐火性を有する板状体1,1
を順次貼着してゆき間仕切り壁1A,1Aを構築してゆ
く。この際図1に示されるように、板状体1,1は2枚
1組に積層され、スタッド2を挟んで2組の板状体1を
積層するが、予め1組の積層体を作製しておきフロアの
階高等に応じて平面寸法を決定するのがよい。
【0019】このように間仕切り壁1Aを施工すれば、
スタッド2、板状体1を適宜搬入,加工しながら構築し
てゆくので、図5に示される積層体に比べて各部材の重
量が軽く、取り扱いおよび加工性に優れ、省力化を図る
ことができる。また、図1,図3に示された間仕切り壁
1A,1Bの施工にあっては、それぞれ板状体1,1に
よってスタッド2,2を介装するものであるから、板状
体1と板状体1との間隙3を設備配管等の挿通空間など
に利用することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、板
状体を積層する中心に繊維補強セメントから形成された
スタッドを介装するので、耐火性能を向上させて板状体
の板厚を薄くすることができ、したがって間仕切り壁の
軽量化を図ることができるとともに材料の削減が可能と
なるという効果を奏する。
【0021】また本発明の施工方法によれば、従来のス
タッドを用いた間仕切り壁同様にスタッドと板状体とを
順次用いて施工し、さらにこれら各部材が軽量化されて
いるので、加工性および取り扱いに優れ省力化を図るこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間仕切り壁の一実施例を示す平断
面図である。
【図2】スタッドの各種形状を示す平断面図である。
【図3】本発明に係る間仕切り壁の他の実施例を示す平
断面図である。
【図4】従来のスタッドを有する間仕切り壁を示す図で
ある。
【図5】従来の板状体の積層のみによる間仕切り壁を示
す図である。
【符号の説明】
1A,1B 間仕切り壁 1 板状体 2 スタッド 3 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐生 栄五郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火性を有する板状体が複数されかつ積
    層方向の中心に柱状のスタッドが介装されて形成された
    間仕切り壁において、前記スタッドは、繊維補強セメン
    トから形成されていることを特徴とする間仕切り壁。
  2. 【請求項2】 前記スタッドが中空に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の間仕切り壁。
  3. 【請求項3】 前記板状体は石膏板であることを特徴と
    する請求項1または2記載の間仕切り壁。
  4. 【請求項4】 フロアに間仕切りを施すべく床と天井と
    に互いに対向させて所定間隔にてランナーを設けた後、
    繊維補強セメントから形成された柱状のスタッドを前記
    ランナーに固定して立設し、次いで前記スタッドを挟ん
    で該スタッドの両側から耐火性を有する板状体を貼着す
    ることを特徴とする間仕切り壁の施工方法。
JP1435592A 1992-01-29 1992-01-29 間仕切り壁およびその施工方法 Withdrawn JPH05295816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1435592A JPH05295816A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 間仕切り壁およびその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1435592A JPH05295816A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 間仕切り壁およびその施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05295816A true JPH05295816A (ja) 1993-11-09

Family

ID=11858764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1435592A Withdrawn JPH05295816A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 間仕切り壁およびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05295816A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730766U (ja) * 1993-11-18 1995-06-13 株式会社岡村製作所 耐火性積層書架
JP2012026192A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Takenaka Komuten Co Ltd 鉄骨部材の耐火構造
JP2012041695A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Takenaka Komuten Co Ltd ボード部材取付構造
JP2015180807A (ja) * 2015-06-19 2015-10-15 株式会社竹中工務店 鉄骨部材の耐火構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637278A (ja) * 1986-06-25 1988-01-13 株式会社日立製作所 防災対策形清浄作業台

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637278A (ja) * 1986-06-25 1988-01-13 株式会社日立製作所 防災対策形清浄作業台

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730766U (ja) * 1993-11-18 1995-06-13 株式会社岡村製作所 耐火性積層書架
JP2012026192A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Takenaka Komuten Co Ltd 鉄骨部材の耐火構造
JP2012041695A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Takenaka Komuten Co Ltd ボード部材取付構造
JP2015180807A (ja) * 2015-06-19 2015-10-15 株式会社竹中工務店 鉄骨部材の耐火構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6226942B1 (en) Building construction panels and method thereof
US4147004A (en) Composite wall panel assembly and method of production
EP2977519A1 (en) Composite building panel
US20100107539A1 (en) Insulating wall panel apparatuses, systems, and methods
US11578486B2 (en) Panel system for modular building construction
JP3257111B2 (ja) 耐火構造
US9725902B1 (en) Panel and method for fabricating, installing and utilizing a panel
JPH05295816A (ja) 間仕切り壁およびその施工方法
US20060179761A1 (en) Wall and ceiling construction and method providing a finished construction with no exterior penetrations
US20050034401A1 (en) Ultra-lite building system
CN221321460U (zh) 一种组合式模块化板
JP5242019B2 (ja) 壁面採光住宅
PT1367190E (pt) Sistema acústico de ligação elástica e absorvente para a construção de paredes de separação, paramentos e tectos suspensos
JP2021011755A (ja) 壁構造
JPH0313642A (ja) 耐火遮音間仕切壁
JP2532630Y2 (ja) 遮音間仕切壁の構造
JPH073918A (ja) 簡易構造間仕切壁
CN212896868U (zh) 一种整体轻质隔墙板
RU160644U1 (ru) Сэндвич-панель с усилением
JPH088163Y2 (ja) 耐火遮音間仕切壁
JPH094088A (ja) 建物用壁パネル
JP3330433B2 (ja) ユニット式建物の界壁構造
JPH0643294Y2 (ja) 建物の耐火間仕切り壁
JPH07217070A (ja) 建築用内外装構造材料
US20040250479A1 (en) Partition wall panel

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408