JPH05295324A - 自己潤滑性絶縁塗料 - Google Patents
自己潤滑性絶縁塗料Info
- Publication number
- JPH05295324A JPH05295324A JP10455692A JP10455692A JPH05295324A JP H05295324 A JPH05295324 A JP H05295324A JP 10455692 A JP10455692 A JP 10455692A JP 10455692 A JP10455692 A JP 10455692A JP H05295324 A JPH05295324 A JP H05295324A
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- Japan
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- resin
- polyamide
- self
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は優れた潤滑特性を有する絶縁皮膜を
もった絶縁電線をうるための絶縁塗料であり、得られる
絶縁電線を自動巻線機にて高速に巻取りコイルを形成す
るも、該絶縁電線の表面に何等の損傷を及ぼさないもの
をえんとするものである。 【構成】 本発明はクレゾール可溶のポリアミドイミド
系樹脂塗料に、該塗料中の樹脂分１００重量部に対しポ
リイミド樹脂３〜２０重量部及びポリエチレンワックス
０．５〜２０重量部を夫々混和せしめたことを特徴とす
る自己潤滑性絶縁塗料である。
もった絶縁電線をうるための絶縁塗料であり、得られる
絶縁電線を自動巻線機にて高速に巻取りコイルを形成す
るも、該絶縁電線の表面に何等の損傷を及ぼさないもの
をえんとするものである。 【構成】 本発明はクレゾール可溶のポリアミドイミド
系樹脂塗料に、該塗料中の樹脂分１００重量部に対しポ
リイミド樹脂３〜２０重量部及びポリエチレンワックス
０．５〜２０重量部を夫々混和せしめたことを特徴とす
る自己潤滑性絶縁塗料である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は優れた潤滑特性を有し、
コイル巻作業等において過酷な加工に耐えうる絶縁皮膜
をもった絶縁電線をうるためのポリアミドイミド系絶縁
塗料を提供せんとするものである。
コイル巻作業等において過酷な加工に耐えうる絶縁皮膜
をもった絶縁電線をうるためのポリアミドイミド系絶縁
塗料を提供せんとするものである。
【０００２】
【従来の技術】近年電気機器製造の合理化に伴って、こ
れに使用する絶縁電線コイル巻き作業においても、従来
の手巻き作業から自動巻線機を使用しせる高速機械巻き
作業に移行しているものである。然しながら自動巻線機
を使用した場合、絶縁電線は強い張力を受けながら屈曲
及び摩擦等をうけて巻線されるため、該絶縁電線の絶縁
層は極めて損傷をうけやすく、これによりコイル自体の
信頼性も著しく低下せしめるものであった。
れに使用する絶縁電線コイル巻き作業においても、従来
の手巻き作業から自動巻線機を使用しせる高速機械巻き
作業に移行しているものである。然しながら自動巻線機
を使用した場合、絶縁電線は強い張力を受けながら屈曲
及び摩擦等をうけて巻線されるため、該絶縁電線の絶縁
層は極めて損傷をうけやすく、これによりコイル自体の
信頼性も著しく低下せしめるものであった。
【０００３】又コイルを成型する場合、占積率を可能な
限り小さくすることにより機器全体の経済性、並びに使
用し易さ等において極めて有効であり、このためにも絶
縁電線に張力をかけて緊密に巻き取ることが必要である
と共に狭い部位に絶縁電線を緊密に詰め込むことも重要
な要因の一つである。従って絶縁電線のコイル巻き作業
を容易に行わしめるための重要な因子としては、絶縁電
線相互或は絶縁電線と巻線治具との間に発生する絶縁皮
膜層の損傷がないこと、即ち絶縁皮膜層が強固であると
いうことである。この皮膜層の強度が増大すればする程
コイル巻き加工後における巻線の損傷は少ないことにな
るのである。従ってこのような観点から従来絶縁皮膜の
強度を向上せしめるための様々の手段が行われている
が、何れも直接的な手段として対策はとられておらず、
間接的な寸法として絶縁電線の表面の摩擦係数を減少せ
しめて、損傷の発生を極力抑えるという方法がとられて
いるにすぎないものであった。即ち絶縁電線の表面に比
較的摩擦係数の低いワックス状の潤滑剤を塗布するとか
或は該表面にポリアミド樹脂等を塗布焼付けているもの
であった。
限り小さくすることにより機器全体の経済性、並びに使
用し易さ等において極めて有効であり、このためにも絶
縁電線に張力をかけて緊密に巻き取ることが必要である
と共に狭い部位に絶縁電線を緊密に詰め込むことも重要
な要因の一つである。従って絶縁電線のコイル巻き作業
を容易に行わしめるための重要な因子としては、絶縁電
線相互或は絶縁電線と巻線治具との間に発生する絶縁皮
膜層の損傷がないこと、即ち絶縁皮膜層が強固であると
いうことである。この皮膜層の強度が増大すればする程
コイル巻き加工後における巻線の損傷は少ないことにな
るのである。従ってこのような観点から従来絶縁皮膜の
強度を向上せしめるための様々の手段が行われている
が、何れも直接的な手段として対策はとられておらず、
間接的な寸法として絶縁電線の表面の摩擦係数を減少せ
しめて、損傷の発生を極力抑えるという方法がとられて
いるにすぎないものであった。即ち絶縁電線の表面に比
較的摩擦係数の低いワックス状の潤滑剤を塗布するとか
或は該表面にポリアミド樹脂等を塗布焼付けているもの
であった。
【０００４】然しながら前記の如く絶縁電線の表面に潤
滑剤を塗布したとしても、期待した程の損傷防止は望む
ことが出来ないと共に絶縁電線への塗布量の調整が極め
て困難であるという作業性においても問題を生ずるもの
であった。又後者の如くポリアミド樹脂塗料を最外層に
焼付けたとしても、摩擦係数自体の軽減は望めるとして
も絶縁電線自体の他の特徴を失うおそれがあり、特にポ
リアミド樹脂は耐熱性において劣るため耐熱性を目的と
する絶縁電線には不適であるという問題があった。
滑剤を塗布したとしても、期待した程の損傷防止は望む
ことが出来ないと共に絶縁電線への塗布量の調整が極め
て困難であるという作業性においても問題を生ずるもの
であった。又後者の如くポリアミド樹脂塗料を最外層に
焼付けたとしても、摩擦係数自体の軽減は望めるとして
も絶縁電線自体の他の特徴を失うおそれがあり、特にポ
リアミド樹脂は耐熱性において劣るため耐熱性を目的と
する絶縁電線には不適であるという問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる現状に
鑑み鋭意研究を行った結果、耐熱性を低下せしめること
なく、優れた潤滑性を有し過酷な加工を行って形成され
た絶縁皮膜が損傷することのない絶縁電線をうるための
自己潤滑性絶縁塗料を見出したものである。
鑑み鋭意研究を行った結果、耐熱性を低下せしめること
なく、優れた潤滑性を有し過酷な加工を行って形成され
た絶縁皮膜が損傷することのない絶縁電線をうるための
自己潤滑性絶縁塗料を見出したものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はクレゾール可溶
のポリイミド樹脂系塗料に、該塗料中の樹脂分１００重
量部に対しポリアミド樹脂を３〜２０重量部及びポリエ
チレンワックスを０．５〜２０重量部を夫々添加して混
和せしめたことを特徴とするものである。
のポリイミド樹脂系塗料に、該塗料中の樹脂分１００重
量部に対しポリアミド樹脂を３〜２０重量部及びポリエ
チレンワックスを０．５〜２０重量部を夫々添加して混
和せしめたことを特徴とするものである。
【０００７】本発明において、クレゾールに可溶のポリ
アミドイミド系樹脂塗料としては、特に限定するもので
はなく、市販のものでよい。なお、このクレゾール可溶
ポリアミドイミド樹脂塗料の製法の１例を示すと、４，
４’ジフエニルメタンジイソシ−アネートからえられる
イソシアネート環をもつポリイソシアネーチと、４，
４’ジフエニルメタンジイソシアネート、ε−カプロラ
クタム及びトリメリット酸無水物を、クレゾール系溶媒
中にて反応させることによりえたものであり、この反応
の詳細については特開昭57−111353号に示されている。
アミドイミド系樹脂塗料としては、特に限定するもので
はなく、市販のものでよい。なお、このクレゾール可溶
ポリアミドイミド樹脂塗料の製法の１例を示すと、４，
４’ジフエニルメタンジイソシ−アネートからえられる
イソシアネート環をもつポリイソシアネーチと、４，
４’ジフエニルメタンジイソシアネート、ε−カプロラ
クタム及びトリメリット酸無水物を、クレゾール系溶媒
中にて反応させることによりえたものであり、この反応
の詳細については特開昭57−111353号に示されている。
【０００８】又、本発明は上記のポリアミドイミド系樹
脂塗料にポリアミド樹脂を添加するものであるが、該樹
脂を混和せしめることにより、絶縁皮膜に優れた潤滑性
を発揮せしめることが出来たのである。
脂塗料にポリアミド樹脂を添加するものであるが、該樹
脂を混和せしめることにより、絶縁皮膜に優れた潤滑性
を発揮せしめることが出来たのである。
【０００９】本発明はこのポリアミド樹脂の添加量をポ
リアミドイミド系樹脂塗料中の樹脂分１００重量部に対
し３〜２０重量部に限定したものであるが、その理由は
該樹脂の添加量が、３重量部未満の場合には得られた絶
縁皮膜に十分な潤滑性を付与せしめることが出来ず、又
２０重量部を超えて多量に添加した場合にはポリアミド
イミド系樹脂との相容性の点において問題を生じ、樹脂
相互が混合しなくなり樹脂溶液が分離して実用化するこ
とが出来ないためである。
リアミドイミド系樹脂塗料中の樹脂分１００重量部に対
し３〜２０重量部に限定したものであるが、その理由は
該樹脂の添加量が、３重量部未満の場合には得られた絶
縁皮膜に十分な潤滑性を付与せしめることが出来ず、又
２０重量部を超えて多量に添加した場合にはポリアミド
イミド系樹脂との相容性の点において問題を生じ、樹脂
相互が混合しなくなり樹脂溶液が分離して実用化するこ
とが出来ないためである。
【００１０】更に本発明はポリアミドイミド系樹脂塗料
にポリエスチレンワックスを添加して併用することによ
り得られる絶縁皮膜の潤滑性を著しく向上せしめること
が出来るものである。
にポリエスチレンワックスを添加して併用することによ
り得られる絶縁皮膜の潤滑性を著しく向上せしめること
が出来るものである。
【００１１】本発明はこのポリエスチレンワックスの添
加量をポリアミドイミド系樹脂塗料中の樹脂分１００重
量部に対し０．５〜２０重量部に限定したものである
が、その理由は添加量が０．５重量部未満の場合には潤
滑性の指標となる静摩擦係数を低下せしめることが出来
ず、又、２０重量部を超えた場合には塗布焼付けして得
られる絶縁電線の表面状態が悪化して事実上使用出来難
いものとなるためである。
加量をポリアミドイミド系樹脂塗料中の樹脂分１００重
量部に対し０．５〜２０重量部に限定したものである
が、その理由は添加量が０．５重量部未満の場合には潤
滑性の指標となる静摩擦係数を低下せしめることが出来
ず、又、２０重量部を超えた場合には塗布焼付けして得
られる絶縁電線の表面状態が悪化して事実上使用出来難
いものとなるためである。
【００１２】而して本発明自己潤滑性絶縁塗料は導体の
外周に塗布、焼付けして絶縁体層を形成して絶縁電線を
うるに際し、該絶縁体層の全層を本発明自己潤滑性絶縁
塗料にて形成してもよく、又導体の外周に予め他の絶縁
塗料の塗布焼付けによる絶縁体層を設けた後、その外側
に本発明自己潤滑性絶縁塗料を塗布、焼付けて複合絶縁
層を形成してもよい。
外周に塗布、焼付けして絶縁体層を形成して絶縁電線を
うるに際し、該絶縁体層の全層を本発明自己潤滑性絶縁
塗料にて形成してもよく、又導体の外周に予め他の絶縁
塗料の塗布焼付けによる絶縁体層を設けた後、その外側
に本発明自己潤滑性絶縁塗料を塗布、焼付けて複合絶縁
層を形成してもよい。
【００１３】
［実施例（１）〜（５）及び比較例（１）〜（２）］ク
レゾールに可溶なポリアミドイミド樹脂塗料を３０％の
濃度になるように合成し、この樹脂溶液を３ｌのフラス
コ中に入れ、還流冷却管及び攪拌機をつけて８０℃まで
加熱した。この中に表１に示す如き量のポリアミド樹脂
ＣＭ３００３Ｎ（東レ（株）社、商品名）を入れ、完全
に溶解するまで加熱、攪拌を続けた。その後１００℃ま
で加熱後、表１に示す如くポリエチレンワックス４１０
Ｐを添加し、このポリエチレンワックスが完全に溶解し
た後、系の温度を急激に室温まで冷却して本発明自己潤
滑性絶縁塗料及び比較例自己潤滑性絶縁塗料をえた。
レゾールに可溶なポリアミドイミド樹脂塗料を３０％の
濃度になるように合成し、この樹脂溶液を３ｌのフラス
コ中に入れ、還流冷却管及び攪拌機をつけて８０℃まで
加熱した。この中に表１に示す如き量のポリアミド樹脂
ＣＭ３００３Ｎ（東レ（株）社、商品名）を入れ、完全
に溶解するまで加熱、攪拌を続けた。その後１００℃ま
で加熱後、表１に示す如くポリエチレンワックス４１０
Ｐを添加し、このポリエチレンワックスが完全に溶解し
た後、系の温度を急激に室温まで冷却して本発明自己潤
滑性絶縁塗料及び比較例自己潤滑性絶縁塗料をえた。
【００１４】なお、表１中においてポリアミド樹脂量及
びポリエチレンワックス量は何れもポリアミドイミド系
樹脂塗料中の樹脂分１００重量部に対する重量部を示す
ものである。
びポリエチレンワックス量は何れもポリアミドイミド系
樹脂塗料中の樹脂分１００重量部に対する重量部を示す
ものである。
【００１５】斯くしてえた本発明自己潤滑性絶縁塗料及
び比較例自己潤滑性絶縁塗料の性能を測定するために、
この絶縁塗料を用いて夫々絶縁電線を作製した。即ち直
径１．０mmの銅線上にポリアミドイミドワニスＨＩ−４
０６−Ａ−３０（日立化成（株）社、商品名）を数回塗
布、焼付けを繰返し行った後、その外側に本発明自己潤
滑性絶縁塗料又は比較例自己潤滑性絶縁塗料を１回塗布
焼付けを行ってポリアミドイミド絶縁電線をえた。
び比較例自己潤滑性絶縁塗料の性能を測定するために、
この絶縁塗料を用いて夫々絶縁電線を作製した。即ち直
径１．０mmの銅線上にポリアミドイミドワニスＨＩ−４
０６−Ａ−３０（日立化成（株）社、商品名）を数回塗
布、焼付けを繰返し行った後、その外側に本発明自己潤
滑性絶縁塗料又は比較例自己潤滑性絶縁塗料を１回塗布
焼付けを行ってポリアミドイミド絶縁電線をえた。
【００１６】これらの絶縁電線について一方向摩耗性、
往復摩耗性及び静摩擦係数を夫々測定した。その結果は
表１に併記した通りである。
往復摩耗性及び静摩擦係数を夫々測定した。その結果は
表１に併記した通りである。
【００１７】
【表１】 註、一方向摩耗性及び往復摩耗性は何れもＪＩＳＣ３０
００３の規定に準じて測定した。
００３の規定に準じて測定した。
【００１８】
【発明の効果】次に詳述した如く本発明自己潤滑性絶縁
塗料によれば優れた潤滑性を有する絶縁電線をうること
が出来うるため、自動巻線機にてコイルを形成するに際
し、高速にて巻取るも該絶縁電線の表面に損傷を及ぼす
ようなことなく、信頼性の高いコイルをうることが出来
ると共に低コスト化を図ることが出来うる等工業上有用
なものである。
塗料によれば優れた潤滑性を有する絶縁電線をうること
が出来うるため、自動巻線機にてコイルを形成するに際
し、高速にて巻取るも該絶縁電線の表面に損傷を及ぼす
ようなことなく、信頼性の高いコイルをうることが出来
ると共に低コスト化を図ることが出来うる等工業上有用
なものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 クレゾール可溶のポリアミドイミド樹脂
系塗料に、該塗料中の樹脂分１００重量部に対しポリア
ミド樹脂を３〜２０重量部及びポリエチレンワックスを
０．５〜２０重量部を夫々添加して混和せしめたことを
特徴とする自己潤滑性絶縁塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10455692A JPH05295324A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 自己潤滑性絶縁塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10455692A JPH05295324A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 自己潤滑性絶縁塗料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295324A true JPH05295324A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14383744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10455692A Pending JPH05295324A (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 自己潤滑性絶縁塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05295324A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5902681A (en) * | 1996-11-08 | 1999-05-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Insulated wire |
| US7259206B2 (en) | 2003-09-04 | 2007-08-21 | Nippon Paint Co., Ltd. | Water-borne resin composition and electrocoating composition |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP10455692A patent/JPH05295324A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5902681A (en) * | 1996-11-08 | 1999-05-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Insulated wire |
| US7259206B2 (en) | 2003-09-04 | 2007-08-21 | Nippon Paint Co., Ltd. | Water-borne resin composition and electrocoating composition |
| US7541404B2 (en) | 2003-09-04 | 2009-06-02 | Nippon Paint Co., Ltd. | Water-borne resin composition and electrocoating composition |
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