JPH05294997A - 魚類のポリペプチド - Google Patents

魚類のポリペプチド

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JPH05294997A
JPH05294997A JP4298944A JP29894492A JPH05294997A JP H05294997 A JPH05294997 A JP H05294997A JP 4298944 A JP4298944 A JP 4298944A JP 29894492 A JP29894492 A JP 29894492A JP H05294997 A JPH05294997 A JP H05294997A
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fish
cells
polypeptide
gene
activity
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JP4298944A
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English (en)
Inventor
Tadakazu Tamai
忠和 玉井
Hironori Murakami
浩紀 村上
Sanetaka Shirahata
実隆 白畑
Nobuyuki Sato
信行 佐藤
Seiji Kimura
省二 木村
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Maruha Corp
Original Assignee
Maruha Corp
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インターロイキン2様活性を有する魚類のポ
リペプチド。 【構成】 インターロイキン2様の活性を有するポリペ
プチド、当該遺伝子をコードする遺伝子、当該遺伝子を
組み込んだ発現ベクター、当該発現ベクターで形質転換
された形質転換体、及び当該ポリペプチドの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚類の免疫担当細胞が
産生する魚類の免疫活性を賦活するインターロイキン2
様活性を示すペプチド、当該ペプチドをコードする遺伝
子、当該遺伝子が組み込まれた発現ベクター、当該発現
ベクターで形質転換又は形質導入された形質転換体若し
くは形質導入体、及び当該形質転換体等によりインター
ロイキン2 様活性を有するポリペプチドの生産方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】魚類の
増養殖における魚病の発生は極めて重大な問題で、時に
は、魚病の蔓延により周辺の養殖魚が全滅するような壊
滅的損害を被る事がある。また、病原菌の汚染により以
後の養殖が不可能となる等、養殖魚の安定供給の障害と
もなっている。
【0003】さらに、魚病の治療又は予防のため大量の
抗生物質が養殖魚に使用される場合があり、養殖魚の安
全性に関し疑問を生ずる一つの原因となっている。従っ
て、養殖魚における魚病を予防する有効な手段の開発が
産業界で強く望まれている。一般に疾病を予防するため
の有効な方法として、生体のもつ自己防御機構である免
疫活性を高める方法があり、かかる方法の一つとしてそ
の機能の調整に関与することが知られているリンフォカ
イン類の利用が考えられる。特に、インターロイキン2
(以下「IL-2」という) はT細胞、マクロファージ、ナ
チュラルキラー細胞の分化・増殖作用を示し免疫作用の
活性化に極めて重要な物質であることが知られており、
そのため哺乳動物のIL-2については本体の構造の解明と
共に医薬品への応用の研究が進んでいる。
【0004】しかしながら、魚類の免疫機構については
不明な点が多く、リンフォカイン類についても殆ど解明
されていない。そこで本発明の課題は、魚類の免疫活性
向上に有効なIL-2様活性を示すペプチドを提供し、更に
は、かかるIL-2様活性を示すペプチドを遺伝子工学的な
手法により大量生産する技術をも提供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、魚類の免疫担当
細胞の遺伝子より、哺乳動物のIL-2の既知の遺伝子の配
列の一部を有する塩基鎖をプライマーとして、かかる魚
類の免疫担当細胞の遺伝子の一部をクローニング等する
ことにより、上記課題を解決し得ることを見出した。
【0006】すなわち本発明は、配列番号1に示すアミ
ノ酸配列を有するポリペプチド、配列番号3に示すアミ
ノ酸配列を有するポリペプチド、配列番号2に示す塩基
配列を有する遺伝子、当該遺伝子が組み込まれたIL-2様
活性を有するポリペプチドの発現ベクター、当該発現ベ
クターで形質転換又は形質導入された形質転換体若しく
は形質導入体、及び当該形質転換体若しくは形質導入体
により配列番号1若しくは配列番号3に示すアミノ酸配
列を有するポリペプチドを生産する方法を提供するもの
である。
【0007】本発明は、 (1) 魚類の免疫担当細胞の選
択又は確立、 (2) 遺伝子のクローニング及び発現ベク
ターの構築、並びに (3) 目的遺伝子の発現の3 つの工
程によって提供されるものである。以下、それぞれにつ
いて詳細に説明する。 (1) 魚類の免疫担当細胞の選択又は確立 本発明に係る免疫担当細胞を提供する魚類としては例え
ば、ヒラメ、タイ、フグ、サメ等、特に好ましくは、ヒ
ラメ、タイ等の養殖可能なものを挙げることができる。
【0008】かかる魚類より得られる免疫担当細胞の種
類としては、一般にIL-2を分泌し得ることが知られてい
る細胞である限り特に限定されない。例えば、一定の刺
激でIL-2を産生し得る正常リンパ球や、免疫担当細胞株
として確立している細胞等を挙げることができる。一般
に、培養による増殖が容易な点に鑑みれば、既に免疫担
当細胞株として確立している細胞株又は免疫担当細胞を
確立させてからこれを用いるのが好ましい。なお、以下
に「IL-2様活性」とは、免疫担当細胞中、T細胞を活性
化(例えば増殖の促進) するがB細胞は活性化しないこ
とを意味するものである。
【0009】(2) 遺伝子のクローニング及び発現ベク
ターの構築 本発明遺伝子のクローニングは、概ね通常公知の方法を
用いて行なうことができる。例えば、上記 (1) により
選択等を行なった免疫担当細胞を、増殖後そのゲノムDN
A を抽出し、かかるゲノムDNA より、既知の哺乳類のIL
-2をコードするDNAの塩基配列に基づいた配列のDNA プ
ライマーを用いて、かかるクローニングを行ない得る。
【0010】なお、この場合プライマーとして用いる塩
基配列として、複数種類の哺乳類の間で高頻度で保存さ
れていることが知られているIL-2をコードするものを用
いるのが好ましい。このプライマーを用いて、公知の方
法によりIL-2活性を有すると考えられるポリペプチドを
コードするDNA を増殖させ、増殖させた特定のDNA 断片
を、通常公知のベクターに組み込み、この発現ベクター
を通常公知の宿主に組み込み、かかる形質転換体若しく
は形質導入体のうち、IL-2が有する活性を程する株のみ
を選択及び増殖させることで本発明遺伝子のクローニン
グを行なうことができる。
【0011】特定のDNA の増殖は、上記の通り通常公知
の方法を用いることができるが、一般にPCR 法として知
られている手法(Saiki, R.K., et al., Science, vol.
37,p170, 1985) を用いるのが特に好ましい。増殖させ
た特定DNA 断片を組み込むベクターは、宿主細胞の種類
に応じて定められるが、通常公知のプラスミド、ファー
ジ、コスミド等を広く用いることができる。
【0012】宿主細胞としては、真核生物及び原核生物
のいずれをも用い得る。当該真核生物の細胞には、脊椎
動物、酵母等の細胞が含まれ、脊椎動物細胞としては、
例えばサルの細胞であるCOS 細胞( Y. Gluzaen.,Cell.
23, 175-182 (1981)) やチャイニーズ・ハムスター卵巣
細胞のジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株( G. Urlauband
L.A. Chasin, Proc. Natl. Acad. Sci., U.S.A., 77,
4216-4220 (1980))等がよく用いられるが、これらに限
定される訳ではない。脊椎動物細胞の発現ベクターとし
ては、通常発現しようとする遺伝子の上流に位置するプ
ロモーター、RNA のスプライス部位、ポリアデニル化部
位及び転写終了配列等を保有するものを使用でき、これ
は更に必要により複製起源を保有していてもよい。当該
発現ベクターの具体例としては SV40 の初期プロモータ
ーを保有する pSV2dhfr ( S. Subramani, R. Mulligan
and P. Berg. Mol. Cell. Biol., 1,(9), 854-864
(1981)) 、pcDLSRα (Takebe. Y. Moll. Cell. Biol.,
1 : 466 (1988) )、pKCR (O'Hare, K. et al., Proc.
Natl. Acad. Sci. U.S.A., 78:1527, 1981) 、又はpAd
D26SVpA (Kaufman, R. J. et al., J. Mol. Biol., 15
9:601, 1982)等を例示できるが、これらに限定される
ものではない。
【0013】真核微生物としては酵母が一般によく用い
られ、その中でもサッカロミセス属酵母が有利に利用で
きる。当該酵母等の真核微生物の発現ベクターとして
は、例えば酸性ホスファターゼ遺伝子に対するプロモー
ターを持つ pAM82( A.Miyanohara et al., Proc. Natl.
Acad. Sci. U.S.A., 80, 1-5 (1983)) 、pYG100 (Miya
nohara, A. et al., J. Virol., 59:176, 1986)等を好
ましく利用できる。
【0014】原核生物の宿主としては、大腸菌や枯草菌
が一般によく用いられ、本発明ではこれら宿主菌中で複
製可能なプラスミドベクターを用い、このベクター中に
本発明遺伝子が発現できるように当該遺伝子の上流にプ
ロモーター及びSD( シャイン・アンド・ダルガーノ) 塩
基配列、更に蛋白合成開始に必要なATG を付与した発現
プラスミドを使用できる。上記宿主菌としての大腸菌と
してはエシェリヒア・コリ (Escherichia coli) HB101
株、K12 株等がよく用いられ、ベクターとしては通常pB
R322、pUC119、pKK223-3 (de Boer, H. A, et al., Pro
c. Natl. Acad.Sci. U.S.A., 78:21, 1983) 等がよく
用いられるが、これに限定されず、公知の各種の菌株及
びベクターをいずれも利用できる。プロモーターとして
は、例えばトリプトファン・プロモーター、P L ・P R
プロモーター、lac プロモーター、tac プロモーター等
を使用でき、いずれの場合も本発明遺伝子を発現させ得
る。
【0015】なお、上記PCR 法等の事前の遺伝子増殖法
を用いずに、ショットガン法等の公知の方法により、DN
A ライブラリーを調製し、サザンブロット法やウエスタ
ンブロット法等により所望の形質転換体を選択すること
で遺伝子クローニングを行なうことができるのは、もち
ろんである。そして、本発明遺伝子の発現の確認は、例
えばノーザン・ブロット法により行なうことができる。
【0016】(3) 目的遺伝子の発現 上記で得られる所望の形質転換体等を常法に従い培養す
ることにより、所望の本発明ポリペプチドが生産、蓄積
される。当該培養に用いられる培地は、通常の細胞培養
に慣用される各種の培地のいずれでもよい。その具体例
としては、例えばL 培地、E 培地、M9培地等及びこれら
に通常知られている各種の炭素源、窒素源、無機塩、ビ
タミン類等を添加した培地等を例示できる。尚、上記ト
リプトファン・プロモーターを用いる場合には、一般に
当該プロモーターが働くためのカザミノ酸を添加した、
例えばM9最小培地を用いて培養するのがよく、当該培地
には培養の適当な時期にインドールアクリル酸等のトリ
プトファン・プロモーターの働きを強めるための薬剤を
添加することもできる。
【0017】上記培養により得られる活性物質を含有す
る培養物からの目的ポリペプチド、即ち本発明誘導体の
精製・単離は常法に従い行なうことができる。尚、本発
明誘導体を宿主から抽出するに当っては、例えば浸透圧
ショック法等の温和な条件を採用するのが、その高次構
造保持の面からより好ましい。上記精製・単離は、例え
ば当該ポリペプチドの物理、化学的性質を利用した各種
の処理操作に従い実施できる〔例えば「生化学データー
ブックII」pp1175-1259 、第1版第1刷、1980年6月23
日、株式会社東京化学同人発行参照〕。かかる方法とし
ては、具体的には例えば通常の蛋白沈澱剤による処理、
限外濾過、分子篩クロマトグラフィー (ゲル濾過) 、液
体クロマトグラフィー、遠心分離、電気泳動、アフィニ
ティクロマトグラフィー、透析法、又はこれらの組合せ
等を採用することができる。
【0018】より具体的には、上記操作は例えば以下の
如くして実施できる。即ち、まず培養上清より目的とす
るポリペプチドを部分精製する。この部分精製は、例え
ばアセトン、メタノール、エタノール、プロパノール、
ジメチルホルムアミド (DMF)等の有機溶媒や酢酸、過塩
素酸 (PCA)、トリクロロ酢酸 (TCA)等の酸を蛋白沈澱剤
として用いる処理、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム等の塩析剤を用いる処理及び/又
は透析膜、平板膜、中空繊維膜等を用いる限外濾過処理
等により行なわれる。これ等の各処理の操作及び条件
は、通常のこの種の方法に用いられる方法に従って行う
ことができる。
【0019】次いで上記で得られた粗精製物を、ゲル濾
過に付すことにより目的物質の活性が認められる画分を
収得する。ここで用いられるゲル濾過剤には特に限定は
ない。例えばデキストランゲル、ポリアクリルアミドゲ
ル、アガロースゲル、ポリアクリルアミド−アガロース
ゲル、セルロース等を素材とするものをいずれも利用で
きる。これらの具体例としては、セファデックスGタイ
プ、同LHタイプ、セファロースタイプ、セファクリルタ
イプ (以上、ファルマシア社製) 、セルロファイン (チ
ッソ (株) 製) 、バイオゲルPタイプ、同Aタイプ (バ
イオ−ラド社製) 、ウルトロゲル (LKB 社製) 、TSK-G
タイプ (東ソー (株) 製) 等を例示できる。
【0020】目的ポリペプチドは、上記ゲル濾過により
得られる活性画分を、例えばハイドロキシアパタイトカ
ラムを用いたアフィニティークロマトグラフィー、DEAE
法、CM法、SP法等のイオン交換カラムクロマトグラフィ
ー、クロマトフォーカシング法、逆相高速液体クロマト
グラフィー等に付すことにより、又はこれら各操作の組
合せにより更に精製でき、均質な物質として単離するこ
とができる。
【0021】かくして、本発明ポリペプチドを単離収得
することができる。上記のごとく得られた本発明ポリペ
プチドのアミノ酸配列は、エドマン法等通常公知の方法
により決定することが可能であり、アミノ酸配列自動分
析装置を用いて決定することもできる。さらに、発現ベ
クターに組み込まれた本発明遺伝子の塩基配列は、例え
ばマキサム−ギルバートの化学修飾法( Maxam-Gilbert,
Methods of Enzymology, 65,499-560 (1980))やM13 フ
ァージを用いるジデオキシヌクレオチド鎖終結法( Mess
ing, J. and Vieira, J., Gene, 19, 269-276 (1982))
等により確認することができる。
【0022】本発明ポリペプチドは、他の遺伝子工学的
手法によっても製造できる。即ち、配列番号3で表わさ
れる特定のポリペプチドをコードする配列番号2で表わ
される遺伝子を利用し、これを微生物のベクターに組込
んで当該微生物細胞内で複製・転写・翻訳させることに
より製造できる。この方法は特に大量生産が可能である
点で有利である。
【0023】上記方法において用いられる遺伝子は、通
常の方法、例えばホスファイト トリエステル法(ネイ
チャー (Nature),310, 105 (1984))等の常法に従って
核酸の化学合成により全合成することもできる。なお、
以上述べた本発明に係る遺伝子工学的手法において、例
えばDNA の切断、結合、リン酸化等には、各種制限酵
素、DNA リガーゼ、ポリヌクレオチドキナーゼ、DNA ポ
リメラーゼ等の酵素を用いた常套手段が採用でき、それ
らの酵素は市販品として容易に入手できる。これ等各操
作における遺伝子乃至核酸の単離・精製も常法、例えば
アガロースゲル電気泳動法等に従えばよい。得られる遺
伝子の複製は、通常公知のベクターを利用する方法に従
い得る。所望のアミノ酸配列をコードするDNA 断片や合
成リンカーは、上記した化学合成により容易に製造でき
る。
【0024】
【発明の効果】本発明により、配列番号1に示すアミノ
酸配列を有するポリペプチド、配列番号2に示す塩基配
列を有する遺伝子、配列番号3に示すアミノ酸配列を有
するポリペプチド、当該遺伝子が組み込まれた発現ベク
ター、及び当該発現ベクターにより形質転換された形質
転換体等を得ることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明を具体的に説明す
る。
【0026】〔実施例1〕 遺伝子のクローニング及び
発現ベクターの構築 (1) 魚類の免疫担当細胞株POL-001の確立 体重約750gのヒラメの尾部静脈より、ヘパリン処理した
10ml容注射筒に10mlの血液を採血した。ヘパリン酸ナト
リウムを含むERDF培地 (日本水産科学 55(4)、525-527
(1987))で4倍に希釈した血液20mlを、プラスチック遠
心管中で15mlのLymphocyte Separation medium (ファル
マシア社製) 上に重層した。室温で1500rpm で15分遠心
分離後、リンパ球画分の層を新たなプラスチック遠心管
に移し、ERDF培地で洗い、室温下、1500rpm で15分遠心
分離した。この方法で赤血球はほぼ完全に除去された。
得られたリンパ球をERDF培地に懸濁し、10% Fetal cal
fserum を含むERDF培地10mlに加え、10ml容プラスチッ
クペトリデッシュに細胞密度が3.5 ×106 cell/mlにな
るように蒔いた。培養は15℃で5%CO2 を通気したCO2
インキュベーターで行った。培養液は3日に半量ずつ交
換し培養リンパ球細胞を得た。
【0027】上記の初代培養リンパ球細胞に、各種ガン
遺伝子の5'末端に各種プロモーターを接続した発現ベク
ターを電気穿孔法によって導入した。培養リンパ球細胞
を3.5mlの緩衝液 (0.25M マンニトール、0.1mM 塩化カ
ルシウム、0.1mM 塩化マグネシウムを含む0.2mM トリス
塩酸緩衝液 pH7.4) に懸濁した。この細胞懸濁液に発現
ベクタープラスミドを加え、セルチャンバーに入れ5 分
間放置し、電気パルスをあたえた。用いたパルスの幅は
30μsec 、パルス強度は13.2KV、発現ベクターのDNA 濃
度は細胞107 個当たり 250μg、細胞密度は1 ml当たり
4×105 個であった。ガン遺伝子の導入に成功した変異
細胞は旺盛に増殖し、1週間程度で多数の細胞からなる
フォーカスを形成した。これらのフォーカス形成数を計
測して無限増殖能を持った細胞の出現頻度を算出した。
【0028】フォーカス形成から見た遺伝子導入の効率
は、プロモーターに SV40 を用いた場合単独のガン遺伝
子では c-mycと v-mycが良好であったが、さらに h-c-m
ycとc-Ha-rasの2種を同時に用いた場合導入効率は非常
に高まった。なお、ガン遺伝子 c-mycを導入した細胞で
ある POL-001は工業技術院微生物工業技術研究所に微工
研菌寄第12084号として寄託されている。
【0029】(2) 遺伝子のクローニング及び発現ベク
ターの構築 上記POL-001 を10% FCS ERDF 培地に接種し、15℃で72
時間培養して、前培養液を得た。この前培養液1mlを10
% FCS ERDF 培地 10ml に接種し、POL-001 を5×107c
ells/mlとなるまで5%CO2下、15℃で培養した。この
培養液を遠心分離して、POL-001 を集めた。
【0030】かかるPOL-001 を、0.14M NaClを含むリン
酸緩衝液で洗浄後、抽出緩衝液 (10ml Tris-HCl, pH8.
0, 0.1M EDTA, 20μg/ml RNaseA, 0.5%) 15mlに細
胞数が5×108となるように懸濁し、37℃で1時間イン
キュベートをした。インキュベート終了後、懸濁液に 1
00μg/mlとなるようにプロティナーゼK(シグマ社製)
を加えて、50℃で3時間インキュベートした。このイン
キュベート後、懸濁液を室温に戻るまで放置後、等量の
水飽和フェノールを加えて除タンパク処理を行なった。
【0031】この除タンパク処理済細胞抽出液に、0.2
倍量の10M 酢酸アンモニウムを添加後、2倍量の冷エタ
ノールを加え、生じたゲノムDNA を遠心分離によって分
画した。次に、PCR 法により、本発明遺伝子の増幅を行
なった。なお、プライマーとしては、3種類の哺乳動物
間のIL-2をコードする配列〔マウス (Kashima, N. et a
l., Nature, 313: 402, 1985) 、ヒト (Taniguchi, T.,
et al., Nature, 302:305, 1983)、ウシ (Cerretti,
D. P., et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 83
:3223, 1986) 〕として共通に高度に保存された領域
の塩基配列を有するDNA プライマー、すなわち配列番号
4で示される塩基配列を有するDNA プライマー1;配列
番号5で示される塩基配列を有するDNA プライマー2;
配列番号6で示される塩基配列を有するDNA プライマー
3;配列番号7で示される塩基配列を有するDNA プライ
マー4;配列番号8で示される塩基配列を有するDNA プ
ライマー5;配列番号9で示される塩基配列を有するDN
A プライマー6を用いた。これらのDNA プライマーの合
成は、DNA 合成機 (Bekmann 社製) を用いて行なった。
【0032】上記PCR 反応に際しては、プライマー1と
プライマー2、プライマー3とプライマー4、プライマ
ー5とプライマー6をそれぞれ1μM となるように添加
した。テンプレートとして用いた POL-001ゲノムDNA は
1μg添加した。その他の反応組成は宝酒造 (株) 社製
の GeneAmpTMDNA Amplification reagent Kit に従って
行った。また、反応条件として変性温度は94℃、アニー
リング温度は55℃、伸長反応は72℃で28サイクル行っ
た。
【0033】PCR 反応の結果を示す、アガロースゲル電
気泳動のパターンを図1に示した。レーン1はプライマ
ー1とプライマー2によって得られるPCR 産物を示し、
レーン2はプライマー3とプライマー4によって得られ
るPCR 産物を示し、レーン3はプライマー5とプライマ
ー6によって得られるPCR 産物を示している。また、対
照としてE.coli HB101 のゲノムを用いた。
【0034】増幅されたそれぞれ1μgのPCR 産物を5
ユニットのT4DNA ポリメラーゼ(宝酒造社製)による、
37℃で30分の末端平滑化反応の後、これらの末端が平滑
化されたPCR 産物を、プラスミドpUC119のSmaIサイト
に、5ユニットのT4DNA リガーゼ(宝酒造社製)を16℃
で10時間反応させて挿入した。上記挿入過程の概略を図
2に示した。
【0035】上記挿入断片の塩基配列をジデオキシ法に
よって決定した。結果として配列番号2に示す塩基配列
が特定された。この塩基配列は、潜在的にイントロンを
含まないエクソン領域であるオープンリーディングフレ
ームであることがコンピューターを用いた解析(GENASに
よる解析) により判明した。この塩基配列に対応するシ
グナル配列に相当する部分を除いたアミノ酸配列を配列
番号1に、シグナル配列を含んだアミノ酸配列を配列番
号3に示した。
【0036】配列番号1に示すアミノ酸配列とヒトIL-2
のアミノ酸配列とのホモロジーは42%、ウシIL-2とのホ
モロジーは40%、及びIL-2とのホモロジーは40%であっ
た。また、塩基配列間のホモロジーは、それぞれ45、4
2、及び32%であった。参考のために、コンピューター
解析( マキシマム・マッチング法) により特定された本
発明ポリペプチドと、マウス、ウシ、及びヒトのIL-2の
アミノ酸配列とのホモロジーを図3に示した。
【0037】以上の結果から、この遺伝子断片は潜在的
なヒラメIL-2をコードする遺伝子であることが推定さ
れ、この遺伝子の発現及びIL-2様活性の測定を以下に試
みた。次に、前記本発明遺伝子を直接発現する発現ベク
ターの構築を行なった。当該構築図を図4に示した。
【0038】まず、4μgのプラスミドpIL2-1・119 を
制限酵素 KpnI(宝酒造社製)5ユニットで37℃、2時
間消化し、完全消化を行なった。かかる KpnI断片5μ
gにT4DNA ポリメラーゼ5ユニットを37℃で1時間作用
させ、この KpnI断片の末端を平滑化した。末端を平滑
化した KpnI断片2μgに制限酵素AatII (東洋紡社
製)5ユニットを37℃で1時間作用させて、約0.6kbpの
制限断片を1μg得た。
【0039】これとは別に2μgのプラスミドpIL2-2・
119 に、制限酵素BamHI(宝酒造社製)5ユニットを37
℃で2時間作用させた後、終止コドンアンバー配列 (UA
G)をリンカーライゲーションによって挿入後、さらに5
ユニットのT4DNA ポリメラーゼ及び3ユニットのT4DNA
リガーゼを順次作用させ、1μgのpIL2-2・119 Anber
を得た。このpIL2-2・119 Anber を前記pIL2-1・119 と
同一の条件で、制限酵素 KpnIで完全分解後、T4DNA ポ
リメラーゼで平滑化し、この末端を平滑化したKpnI断
片1μgに制限酵素 PstI(宝酒造社製)3ユニットを
37℃で2時間作用させて、得られた約 3.2kbp と約0.7k
pbの2種の制限断片の内、0.7kbpの制限断片1μgをア
ガロースゲル電気泳動後のゲルより切り出して得た。
【0040】上記0.6kbpの制限断片1μgとこの0.7kb
の制限断片0.5 μgとを16℃下、T4DNA リガーゼ1ユニ
ットで処理して、プラスミド pIL2・119 を1μg得
た。次いで、この1μgのpIL2・119 に制限酵素 XbaI
(宝酒造社製)5ユニット及びBamHI 5ユニットを37℃
で2時間作用させ完全分解を行ない、1.3kbpの制限断片
0.5 μgを得た。この断片をT4DNA ポリメラーゼ1ユニ
ットで平滑化後、 PstIリンカーを16℃・オーバーナイ
トで0.5 μg挿入し、 PstI1ユニットで37℃で1時間
消化後、この制限断片0.5 μgを予め PstI処理をした
動物細胞発現用ベクターpcDLSRα (Takebe, Y. et al.,
Moll. Cell. Biol., 1: 466, 1988)1μgを、T4DNA
リガーゼ5ユニットの存在下、16℃で3時間処理した。
そして、前記制限断片がpcDLSRαの SV40 前期プロモー
ター (SVe プロモーター) 下流に存在する PstIサイト
に順方向に挿入されたか否かを制限酵素HinkII(宝酒造
社製) で確認し、当該挿入済ベクターを pSRα・IL2 と
した。この pSRα・IL2をリン酸・カルシウム共沈法(Gr
aham,F.L.&van der Eb,A.J.,Virology,52,456(1973))
によってCOS 細胞に導入した。
【0041】又、常法により、本発明遺伝子をE.coli H
B101株に導入して、形質転換体Escherichia coli HB101
/pSRαIL2 株を得た。本形質転換体は、工業技術院微
生物工業技術研究所に微工研菌寄第12599 号として寄託
されている。
【0042】〔実施例2〕 目的遺伝子の発現 上記実施例2により得られた導入細胞群と非導入細胞群
を37℃・5%CO2下で培養した。そして、培養4日後の
培養上清を、ERDF培地中に4%終濃度となるように添加
し、前記と同様の条件で培養を行った。培養後の培地中
の細胞濃度を、7日後、14日後、及び20日後について、
トーマ血球計測盤を用いて計測した。その結果、ヒラメ
由来のグラスウール非吸着でT細胞集団であると考えら
れる(続生化学実験講座第5巻「免疫生化学研究法」、
172 頁( 東京化学同人))PL51細胞(玉井等、欧州動物細
胞工学大会講演要旨集、127 頁(1991)) の増殖が促進さ
れた。しかしながら、pSRαIL2 非導入COS 細胞及びpcD
ISRa 導入COS 細胞の培養上清添加群は、いずれの群に
おいても増殖効果は見られなかった(図5)。
【0043】なお、グラスウール吸着細胞でB細胞と考
えられている細胞(玉井等、欧州動物細胞工学大会講演
要旨集、127 頁(1991)) にIL-2導入COS 細胞の培養上清
を添加しても、増殖効果は認められなかった。また、ヒ
ト末梢血白血球細胞由来の不死化T細胞(日本農芸化学
会大会講演要旨集、227 頁(1992)) には、当該培養上清
添加の効果は認められなかった。以上の結果、ヒラメ由
来のB細胞を活性化しないこと、ウシ、マウスのIL-2と
のホモロジー比較、さらにヒラメ由来のT細胞を活性化
したことなどから、本発明遺伝子を導入したCOS 細胞
は、確かにIL-2様の生理活性を有する物質を発現してい
ることがわかった。
【0044】更に、これら導入COS 細胞及び非導入COS
細胞より、常法 (Cox, R.S.,Methods in Enzymology, 1
2: 120, 1968) に従いmRNA画分を調製し、前記プライマ
ー3をプローブとしたノーザンブロッティングを行っ
た。その結果IL-2様タンパク質をコードするmRNA量は非
導入COS 細胞では検出されなかったのに対し、導入COS
細胞株では該タンパク質をコードするmRNAの存在が確認
された。更に、そのIL-2様活性を有するタンパク質の分
泌量は 200μg/l 培養細胞であると算出された。ま
た、それぞれ導入、非導入株のmRNA画分よりKawasakiら
の方法 (PCR Protocols : A Gulde to Methods and App
lications. Edited by Michae A Innis etal., Academ
ic Perss, pp21, 1990)に従ってcDNA を合成したもの
をテンプレートにして実施例1で作成したプライマーで
PCR 増幅を行った。その結果アガロースゲル電気泳動で
特異的なバンドを与えたのは pSRα・IL2 導入COS 細胞
由来のcDNA 画分だけであった。更に増殖されたcDNA
の塩基配列を調べたところ実施例1によって判明した配
列番号2に示す潜在的な読み枠 (オープンリーディング
フレイム) の塩基配列と完全に一致した。
【0045】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:76 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源:ヒラメ免疫担当細胞株 POL-001 配列: Ala Arg Arg Asp Thr Leu Val Ser Ala Arg Arg Ser Arg Val Tyr Arg 16 Asn Pro Tyr Leu Thr Arg Val Leu Val Tyr Pro Ser Glu Leu Ile Arg 32 Asn His Leu Asn Leu Val Pro Asn Glu Tyr Ile Leu Asn Leu Asn Pro 48 Glu Leu Thr Asp Arg Cys Glu Ser Ala Asp Glu Ser Ala Val Asp Leu 64 Val Arg Ala Val Thr Cys Gln Ser Ile Ile Ser Thr 76 配列番号:2 配列の長さ:306 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類: genomic DNA 起源:ヒラメ免疫担当細胞株 POL-001 配列の特徴:−78−−1 sig peptide 配列: ATGTACAGCA TGCAGCTCCT GTCTTGCATT GCACTAAGTC TCGCACTTGC AGTCACATCT -19 1 GCACCATACA GTAGTAGTGC ACGACGTGAT ACGCTCGTAT CAGCACGACG CTCGCGCGTC 42 TACCGAAACC CTTACCTCAC CCGGGTGTTG GTTTATCCAT CAGAGCTAAT TCGTAACCAT 102 TTGAACCTGG TTCCAAATGA GTATATACTA AACCTAAATT TTGAGCTGAC TGACCGCTGT 162 GAGTCGGCCG ATGAGAGTGC TGTTGACCTG GTCCGAGCAG TCACGTGTCA GGTCATCATC 222 TCAACT 228 配列番号:3 配列の長さ:102 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源:ヒラメ免疫担当細胞株 POL-001 配列の特徴:−26−−1 sig peptide 配列: Met Tyr Ser Met Gln Leu Leu Ser Cys Ile Ala Leu Thr Leu Ala Leu -11 1 Val Val Asn Ser Ala Pro Thr Ser Ser Ser Ala Arg Arg Asp Thr Leu 6 Val Ser Ala Arg Arg Ser Arg Val Tyr Arg Asn Pro Tyr Leu Thr Arg 22 Val Leu Val Tyr Pro Ser Glu Leu Ile Arg Asn His Leu Asn Leu Val 38 Pro Asn Glu Tyr Ile Leu Asn Leu Asn Pro Glu Leu Thr Asp Arg Cys 54 Glu Ser Ala Asp Glu Ser Ala Val Asp Leu Val Arg Ala Val Thr Cys 70 Gln Ser Ile Ile Ser Thr 76 配列番号:4 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 起源:哺乳動物 インターロイキン2遺伝子 配列: ATGTACAGGA TGCAACTC 18 配列番号:5 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 起源:哺乳動物 インターロイキン2遺伝子 配列: TTTTACATGC CCAAGAAG 18 配列番号:6 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 起源:哺乳動物 インターロイキン2遺伝子 配列: AGAATCCCAA ACTCACCA 18 配列番号:7 配列の長さ:6 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 起源:哺乳動物 インターロイキン2遺伝子 配列: ATGTGT 6 配列番号:8 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 起源:哺乳動物 インターロイキン2遺伝子 配列: GGATCTGAAA CAACATTC 18 配列番号:9 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 起源:哺乳動物 インターロイキン2遺伝子 配列: AACGTAATAG TTCTGGAA 18
【図面の簡単な説明】
【図1】 PCR 反応産物のアガロースゲル電気泳動パタ
ーン。
【図2】 PCR 産物のベクタープラスミドpUC119への挿
入過程の概略図。
【図3】 本発明ポリペプチドとマウス、ウシ、及びヒ
トIL-2のホモロジ比較。
【図4】 発現ベクターの構築。
【図5】 T細胞由来PL51株の本発明ポリペプチド添加
効果の確認。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 15/26 C12P 21/02 K 8214−4B // A61K 37/02 AER 8314−4C (C12P 21/02 C12R 1:91) C07K 99:00 (72)発明者 佐藤 信行 茨城県つくば市和台16−2 大洋漁業株式 会社中央研究所内 (72)発明者 木村 省二 茨城県つくば市和台16−2 大洋漁業株式 会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1に示すアミノ酸配列を有する
    ポリペプチド。
  2. 【請求項2】 配列番号2に示す塩基配列を有する遺伝
    子。
  3. 【請求項3】 配列番号3に示すアミノ酸配列を有する
    ポリペプチド。
  4. 【請求項4】 請求項2に示す遺伝子が組み込まれたイ
    ンターロイキン2様活性を有するポリペプチドの発現ベ
    クター。
  5. 【請求項5】 請求項4に示す発現ベクターで形質転換
    又は形質導入された形質転換体又は形質導入体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の形質転換体又は形質導入
    体を培養液より配列番号1若しくは配列番号3に示すア
    ミノ酸配列を有するポリペプチドを生産することを特徴
    とする該ポリペプチドの製造方法。
JP4298944A 1991-11-12 1992-11-09 魚類のポリペプチド Pending JPH05294997A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505193A (ja) * 2008-10-10 2012-03-01 プロベルテ ファーマ,エス.エー. 水産養殖用経口投与免疫賦活剤
JP2014198722A (ja) * 2014-07-01 2014-10-23 プロベルテ ファーマ,エス.エー. 水産養殖用経口投与免疫賦活剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505193A (ja) * 2008-10-10 2012-03-01 プロベルテ ファーマ,エス.エー. 水産養殖用経口投与免疫賦活剤
JP2014198722A (ja) * 2014-07-01 2014-10-23 プロベルテ ファーマ,エス.エー. 水産養殖用経口投与免疫賦活剤

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