JPH05294898A - ケトン型強誘電性液晶化合物及びそれを用いたカイラルスメクチック液晶組成物 - Google Patents

ケトン型強誘電性液晶化合物及びそれを用いたカイラルスメクチック液晶組成物

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JPH05294898A
JPH05294898A JP12132092A JP12132092A JPH05294898A JP H05294898 A JPH05294898 A JP H05294898A JP 12132092 A JP12132092 A JP 12132092A JP 12132092 A JP12132092 A JP 12132092A JP H05294898 A JPH05294898 A JP H05294898A
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JP12132092A
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Yukihiro Fukushima
幸裕 福島
Mitsue Babasaki
三枝 馬場崎
Yukio Horikawa
幸雄 堀川
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/0403Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit the structure containing one or more specific, optionally substituted ring or ring systems
    • C09K2019/0407Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit the structure containing one or more specific, optionally substituted ring or ring systems containing a carbocyclic ring, e.g. dicyano-benzene, chlorofluoro-benzene or cyclohexanone

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式 【化1】 (式中、R1 * 及びR2 * は炭素数4〜20を有する光
学活性基、nは0から2の整数を表す。)で示されるケ
トン型強電性液晶化合物及びそれを1モル%以上含有し
てなるカイラルスメクチック液晶組成物。 【効果】 本発明の光学活性化合物及びそれを用いたカ
イラルスメクチック液晶組成物は、きわめて大きな自発
分極を有し、しかも応答速度が従来のTN型表示法の数
100倍と大きく、それを用いることにより、高画質の
動作表示、高速応答性の光スイッチや光シャッターを得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示の応答性に優
れた新規光学活性化合物及びそれを含む応答性に優れた
液晶画像表示用のカイラルスメクチック液晶組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の進展に伴って、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサ等の情報機器のディス
プレイデバイスが広く利用されている。中でも、液晶デ
ィスプレイは、薄型,軽量,低電圧駆動,低消
費電力等の長所に加えて、フォーカスのずれがなく鮮明
であり、しかも、それ自体発光しない受光型であるた
め、屋外のような明るい場所でも見やすい等の利点があ
り、ディスプレイデバイスの代表的地位を占めつつあ
る。しかし、現在使用されている液晶ディスプレイの表
示方式である、TN(ツイステッド−ネマチック)型で
は、原理的に応答速度が遅い、あるいはメモリー性がな
い等の欠点があるため、高速の応答が必要とされる高画
質の動作表示が得にくく、また、光通信や光シャッター
素子への応用は難しい。
【0003】そのため、TN型表示方式に代わる新しい
液晶表示方式が種々試みられており、その一つに、強誘
電性液晶を利用する表示方式がある(N.A.Clar
kら;Applied Phys.Lett.86、8
99(1980))。この方式は、強誘電性液晶のカイ
ラルスメクチックC相(以下、SC*相と略称する。)あ
るいはカイラルスメクチックH相(以下、SH*相と略称
する。)を利用し、自発分極と印加電圧との相互作用に
より、TN型の1000倍もの高速応答性が可能で、か
つ、電源を切っても表示の記憶が得られる特長を有する
ため、強誘電性液晶化合物の開発が活発に進められてい
る。ところで、強誘電性液晶の応答時間τは、近似的に
下記式で与えられる。 τ=η/Ps*E (式中、ηは粘度、Psは自発分極、Eは電界強度を表
す。) 従って、電界強度が一定ならば自発分極が大きいほど、
高速応答性が得られる。一般的に、自発分極に寄与する
のは、分子の短軸方向の双極子であり、できるだけ大き
な双極子を持つ分子構造が好ましい。そこで、自発分極
を大きくするために、大きな双極子を持つ置換基を不斉
中心の近傍に複数個導入する方法が数多く試みられてい
るが、それらのSC*化合物は粘度が大きく、しかも複数
の双極子が立体的要因から互いに逆方向を向き、その効
果を相殺してしまう等の理由から、実質的に大きな自発
分極を有し、高速応答性に優れた強誘電性液晶化合物は
得られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、大きな自発分極を有し、高速応答性に優れた液晶
表示素子用の光学活性化合物及びそれを含有するカイラ
ルスメクチック液晶組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記一般
【化2】 (式中、R1 * 及びR2 * は炭素数4〜20を有する光
学活性基、nは0から2の整数を表す。)で示されるケ
トン型強誘電性液晶化合物及びそれを1モル%以上含有
してなるカイラルスメクチック液晶組成物により達成さ
れる。
【0006】本発明の光学活性化合物(ケトン型強誘電
性液晶化合物)は、前記化2で示されるものである。R
1 * 及びR2 * は、共に炭素数4〜20を有する光学活
性基であり、中でも、液晶分子の配向性から炭素数5〜
16のアルキル基が好ましく、また、不斉炭素の位置は
カルボニル基に直接または炭素を一つ介して結合し、更
に、その絶対配置は同一であると自発分極が打ち消され
て小さくなるので、互いに逆であることが好ましい。更
に、不斉炭素を除く部分は直鎖状であることが好まし
い。望ましい光学活性基としては、例えば、下記化3の
ような構造が挙げられる。
【0007】
【化3】
【0008】本発明の光学活性化合物は、化2からも分
かるように、2つの光学活性部の近傍に大きな双極子の
カルボニル基を持ち、しかもその一方のオルソ位に水酸
基を導入することにより、自発分極を誘起する双極子の
数を増すと共に、更に、水酸基とカルボニル基の分子内
水素結合により、それらの双極子を同一方向に固定化し
た構造を有する。その為、それらを含有するカイラルス
メクチック液晶組成物により、きわめて大きな自発分極
と高速応答性を特長とする液晶素子を作製できる。
【0009】本発明の光学活性化合物は、従来公知の方
法を適宜組み合わせて製造すれば良く、例えば、化4の
ような合成経路により達成される。
【0010】
【化4】
【0011】すなわち、a)パラブロモフェノールのア
セチル化、b)及びj)遷移金属触媒による芳香族ハロ
ゲンのトリアルキルスズ化、c)遷移金属触媒によるカ
ルボン酸クロライドと芳香族トリアルキルスズとのカッ
ピリング反応、d)フェノール保護基であるアセチル基
の脱離反応、e)芳香族フェノールのトリフラート化、
f)4−アミノサリチル酸のアミノ基のヨウ素化、g)
4−ヨウドサリチル酸と光学活性アルコールとのエステ
ル化、h)パラジブロモベンゼン(4、4’−ジブロモ
ビフェニル)のハロゲン−リチウム交換反応を経由した
パラブロモフェニルボロン酸(4’−ブロモビフェニル
−4−ボロン酸)の合成、i)遷移金属触媒による芳香
族ボロン酸と芳香族ハロゲン化物のカップリング反応、
k)遷移金属触媒によるトリアルキルスズ化合物と芳香
族トリフラート化合物のカップリング反応の11段階か
らなる。
【0012】まず、a)の反応で、化4の一般式(2)
で示されるフェノールの水酸基を保護する。保護基とし
ては、ベンジルエーテル基、アリールエーテル基、トリ
アルキルシリル基、ベンジルエステル基、アセチル基等
が挙げられるが、中でも、反応装置、保護及び脱離反応
の簡便性と反応収率、更に、次のトリアルキルスズ化と
アシル化反応での安定性等の条件からアセチル基が好ま
しい。使用するアセチル化剤としては、塩化アセチルま
たは無水酢酸を使用し、フェノールに対して1.0〜
2.0倍モルが好ましく、また、生成する酸を中和する
ためにピリジン等の塩基を1.0〜2.0倍モル加える
ことが好ましい。反応溶媒は、充分に脱水した塩化メチ
レン等の塩素系溶媒が好ましく、反応温度は0〜30
℃、反応時間は5〜24時間で達成される。
【0013】次に、b)及びj)の反応では、芳香族ハ
ロゲン化物(一般式(3)もしくは(13))から有機
金属化合物(一般式(4)もしくは(14))を合成す
る。本発明の場合、置換基にカルボキシル基を有し、ハ
ロゲンを金属に変換した後、カルボン酸クロライドもし
くは芳香族トリフラート化物とカップリング反応を行う
ため、安定性や反応収率等の条件からスズ化合物が好ま
しいが、その他、マグネシウム、銅、亜鉛、ホウ素、ア
ルミニウム等も使用可能である。使用するスズ金属試薬
は、ヘキサアルキルジチンが好ましく、その使用量は基
質に対して1.0〜8.0倍モルであるが、1.5〜
3.5倍モルが収率上好ましい。また、0価のPd触媒
(0.01〜0.05倍モル)を用いることが好まし
い。反応溶媒は、充分に脱水した芳香族溶媒、例えば、
トルエンを使用し、60〜100℃、好ましくは80〜
100℃の反応温度で行い、反応時間は2〜8時間が好
ましい。
【0014】次に、c)の反応は、光学活性カルボン酸
を酸クロライドに変換した後、遷移金属触媒存在下で芳
香族トリアルキルスズ化合物(一般式(4))とカップ
リングし、ケトン化合物(一般式(5))を合成する。
まず、光学活性カルボン酸を過剰の塩化チオニル(3.
0〜10.0倍モル)に溶解し、還流温度で1〜5時間
反応させ、反応終了後に余分の塩化チオニルを留去し、
カルボン酸クロライドとする。得られたカルボン酸クロ
ライドにb)で合成した等モルの芳香族トリアルキルス
ズ化合物及び2価のPd触媒(0.01〜0.1倍モ
ル)を加える。反応溶媒は、充分に脱水したテトラヒド
ロフランあるいはテトラヒドロフラン/ヘキサメチルリ
ン酸トリアミドの混合溶媒が好ましく、反応収率の点か
ら、テトラヒドロフラン/ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド=4/1の混合溶媒が好ましい。そして、反応温度は
60〜150℃で行い、反応時間は1〜24時間、好ま
しくは20〜24時間である。
【0015】次に、d)の反応では、c)で得られた芳
香族ケトン(一般式(5))から保護基であるアセチル
基を除き、光学活性パラアシルフェノール(一般式
(6))とする。まず、反応試薬は、弱塩基である炭酸
水素ナトリウムの飽和水溶液を使用し、基質に対する溶
解性からメタノールやアセトンとの混合溶媒中で、0〜
30℃で反応すれば良い。反応時間は、アシル基が有す
る炭素数により異なるが、1〜24時間で達成される。
【0016】次に、e)の反応では、d)の反応で得ら
れた芳香族フェノール(一般式(6))をトリフルオロ
メタンスルホン酸エステル(トリフラート)(一般式
(7))とする。本発明では、スズ化合物との反応性や
安定性、反応収率等の条件からトリフラートが好ましい
が、通常、有機金属化合物とのクロスカップリング反応
において用いられる、ハロゲン化物、トシルエーテル、
トリフラート、トリアルキルシリルエーテル、リン酸エ
ステル等の使用も可能である。使用する試薬は、トリフ
ルオロメタンスルホン酸無水物が好ましく、その使用量
は基質に対して1.0〜1.2倍モルが良い。また、生
成する酸を中和するために充分に脱水したピリジン等の
塩基性反応溶媒を使用することが好ましく、反応温度は
0℃〜30℃で行い、反応時間は1〜24時間で達成さ
れる。
【0017】次に、f)の反応では、4−アミノサリチ
ル酸(一般式(8))のアミノ基をジアゾニウム塩とし
たのち、ヨウ素に変換する。まず、反応溶媒は50%硫
酸を使用し、4−アミノサリチル酸を溶解した後、亜硝
酸ナトリウム水溶液によりジアゾニウム塩とする。加え
る亜硝酸ナトリウムは、4−アミノサリチル酸に対して
等倍モルで良く、反応温度は0〜10℃、反応時間は1
〜2時間で達成される。次に、ジアゾニウム塩をヨウ化
物に変換するには、一般には、ヨウ化銅(I)、ヨウ化
カリウム、ヨウ化ナトリウム等を用いるが、反応収率、
溶解性等からヨウ化カリウムが好ましく、その使用量は
ジアゾニウム塩に対して10〜30倍モルが好ましい。
反応は水溶液中で行い、反応温度は0〜50℃で、反応
時間は1〜5時間が好ましい。
【0018】次に、g)の反応は、4−ヨウドサリチル
酸(一般式(9))と光学活性アルコールとのエステル
化反応である。エステル化反応には、酸触媒による脱水
反応、脱水縮合剤(ジシクロヘキシルカルボジイミド)
を用いる反応等が挙げられるが、中でも、反応収率と反
応操作の簡便性から脱水縮合剤を用いる方法が好まし
い。その使用量は、芳香族カルボン酸や光学活性アルコ
ールに対して等倍モルが好ましく、更に、0.01〜
0.2倍モルのジメチルアミノピリジンあるいは4−ピ
ロリジノピリジンを活性化触媒として加えることがより
好ましい。反応溶媒は、充分に脱水したジエチルエーテ
ルまたはテトラヒドロフランが好ましく、基質に対する
溶解性と反応性からテトラヒドロフランがより好まし
い。ただし、この反応においては、一般式(9)で示さ
れる芳香族カルボン酸が2位に水酸基を有し、同一分子
間でのエステル化反応も進行するため、試薬の添加方法
としては、まず、光学活性アルコールと脱水縮合剤及び
活性化触媒を反応溶媒に溶解し、最後に同じ溶媒に溶解
した4−ヨウドサリチル酸をゆっくり滴下する方法が好
ましい。反応は0〜30℃で、反応時間は1〜15時間
より好ましくは10〜15時間である。
【0019】次に、h)の反応では、パラジブロモベン
ゼン(4、4’−ジブロモビフェニル)(一般式(1
1))から、有機ホウ素化合物(一般式(12))を合
成する。この場合、芳香環にハロゲン原子を2個有し、
一方のみを金属に変換した後、他の芳香族ハロゲン化物
と選択的にカップリング反応を行うため、反応条件や安
定性、反応収率等の点からホウ素が好ましいが、マグネ
シウム、銅、亜鉛、スズ金属等も使用できる。使用する
金属試薬は、トリアルコキシボランが好ましく、まず、
1.0倍モルのアルキルリチウムによりハロゲン−リチ
ウム交換反応を行った後、引き続きトリアルコキシボラ
ンを反応させ、パラブロモフェニルボロン酸(4’−ブ
ロモビフェニル−4−ボロン酸)とする。トリアルコキ
シボランの使用量は、1.0〜3.0倍モルであり、反
応収率から2.0〜3.0倍モルがより好ましい。反応
溶媒は、充分に脱水したジエチルエーテルまたはテトラ
ヒドロフランを使用する。まず、ハロゲン−リチウム交
換反応は、−80〜−40℃の反応温度で、0.2〜
1.0時間で達成される。次に、リチウムからボロン酸
への変換反応は、最初は−80〜−40℃で行い、徐々
に室温まで昇温する方法が好ましく、その反応時間は5
〜24時間が好ましい。
【0020】次に、i)の反応では、g)で得られた芳
香族ハロゲン化物(一般式(10))とh)で得られた
芳香族ボロン酸(一般式(12))とのカップリング反
応である。一般に、ボロン酸とのカップリング反応に用
いるハロゲン化物は、臭素またはヨウ素のどちらでも良
いが、本発明の場合、ボロン酸がパラ位に臭素原子を有
するため、芳香族ハロゲン化物は、より反応性の高いヨ
ウ化物であることが必要である。反応に使用する触媒
は、2価または0価のPd触媒が好ましく、なかでも反
応時間、反応収率東の条件から、0価のPd触媒である
テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウムが
より好ましく、その使用量は0.01〜0.03倍モル
で良い。反応は、塩基存在下で行い、反応溶媒はベンゼ
ン等の芳香族溶媒を使用し、更に、基質に対する溶解性
からエタノール等のアルコール性溶媒を少量加えること
がより好ましい。ベンゼンに対するエタノールの混合比
は、べンゼン/エタノール=20/1〜10/1が好ま
しく、また、加える塩基水溶液は、炭酸ナトリウム、酢
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等が良く、中でも、反
応収率から炭酸ナトリウムが最も好ましい。また、その
添加量は、2.0〜3.0倍モルが好ましい。反応温度
は60〜80℃で行い、反応時間は1〜10時間、好ま
しくは6〜10時間である。
【0021】次に、j)の反応は、芳香族ハロゲン化物
(一般式(13))からの有機スズ化合物(一般式(1
4))の合成であり、前述したように、b)と同様の方
法により達成される。
【0022】最後にk)の反応は、e)で得られた芳香
族トリフラート(一般式(7))とj)で得られた芳香
族トリアルキルスズ化合物(一般式(14))のカップ
リング反応であり、遷移金属触媒を用いるのが好まし
い。使用する触媒は、0価または2価のPd触媒が好ま
しく、中でも、反応時間、反応収率等の条件から0価の
Pd触媒が好ましく、例えば、テトラキス(トリフェニ
ルフォスフィン)パラジウムが好適に用いられ、その使
用量は0.01〜0.1倍モルで良い。反応溶媒は充分
に脱水した1,4−ジオキサンを使用し、更に、Pd触
媒の分解を防ぐため3.0倍モルの塩化リチウムを加え
ることがより好ましい。そして反応温度は60〜102
℃で行い、反応時間は5〜40時間、好ましくは35〜
40時間である。
【0023】a)〜k)の反応で得られた生成物の分離
は、通常用いられる、抽出法、蒸留法、再結晶法、クロ
マトグラフィー法等を適宜選定することにより容易に行
うことができる。
【0024】本発明の化合物は、単独あるいは他のスメ
クチックC相を示す液晶化合物と混合して、カイラルス
メクチック液晶組成物にできる。混合する液晶化合物
は、スメクチックC相を有するものならば、何れのもの
でも使用することができるが、例えば、化5のような液
晶化合物が挙げられる。
【0025】
【化5】 (式中、Rはアルキル基を表し、カッコ内の酸素原子は
あっても無くてもよい。)
【0026】本発明の化合物の配合量は、1モル%以
上、好ましくは5モル%以上であり、また、混合する液
晶化合物は一種でもあるいは複数種でも良く、目的に応
じ適宜選定すれば良い。本発明のカイラルスメクチック
液晶組成物は、従来公知の方法で表示素子にできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の光学活性化合物
及びそれを用いたカイラルスメクチック液晶組成物は、
きわめて大きな自発分極を有し、しかも応答速度が従来
のTN型表示法の数100倍と大きく、それを用いるこ
とにより高画質の動作表示、高速応答性の光シャッター
を得ることができる。以下、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0028】(実施例1) 4’’−S−(+)−1−メチルノニルカルボニル 3
−ヒドロキシ−4−(R−(−)−1−メチルヘプチ
ル)パラターフェニル−4−カルボキシレートの製造
【化6】
【0029】A)パラアセチルオキシトリブチルスズベ
ンゼンの製造 パラブロモフェノール5.0g(28.9ミリモル)及
び塩化アセチル2.5g(31.8ミリモル)を乾燥塩
化メチレン50mlに溶解し、ピリジン3.5ml(4
3.3ミリモル)をゆっくり滴下した後、更に、室温で
12時間撹袢した。反応終了後、1.0規定の塩酸15
0mlに加え、酢酸エチル200mlで抽出し、更に、
中性になるまで水洗した後溶媒を留去した。得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、下記化7の化合物5.95g(27.2ミリモ
ル)を得た。(収率 96%)
【化7】
【0030】上記で得たパラアセチルオキシブロモベン
ゼン5.95g(27.2ミリモル)を乾燥トルエン4
0mlに溶解し、ヘキサブチルジチン40.2g(6
9.3ミリモル)及びテトラキス(トリフェニルフォス
フィン)パラジウム0.32g(0.28ミリモル)を
加え、90℃で6時間加熱撹袢した。反応終了後、フッ
化カリウム飽和水溶液300mlを加え酢酸エチル40
0mlで抽出した。この酢酸エチル層を中性になるまで
水洗し、溶媒を留去した後、得られた粗生成物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、下記化8
の化合物7.07g(16.6ミリモル)を得た。(収
率 60%)
【化8】
【0031】B)4−(S−(+)−1−メチルノニ
ル)カルボニルフェニル トリフルオロメタンスルホネ
ートの製造 S−(+)−2−メチルデカン酸1.1g(5.9ミリ
モル)及び塩化チオニル5.1ml(59.0ミリモ
ル)を還流温度で3時間加熱撹袢した後、過剰の塩化チ
オニルを減圧留去し、S−(+)−2−メチルデカン酸
クロライドとした。そして、A)で合成したパラアセチ
ルオキシトリブチルスズベンゼン(化8)2.5g
(5.9ミリモル)及びジクロロビス(トリフェニルフ
ォスフィン)パラジウム0.13g(0.19ミリモ
ル)を溶解したテトラヒドロフラン/ヘキサメチルリン
酸トリアミド=4/1混合溶媒25mlを加えて、還流
温度で12時間加熱撹袢した。反応終了後、フッ化カリ
ウム飽和水溶液100mlを加え、酢酸エチル200m
lで抽出し、更に中性になるまで水洗した後溶媒を留去
した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、下記化9の化合物1.17g
(3.85ミリモル)を得た。(収率 65%)
【化9】
【0032】上記で得たパラ−S−(+)−1−メチル
ノニルカルボニルフェニルアセチルオキシレート(化
9)1.17g(3.85ミリモル)及び炭酸水素ナト
リウム飽和水溶液40mlをメタノール/アセトン=3
/2の混合溶媒100mlに溶解し、室温で24時間撹
袢した。反応終了後、1.0規定の塩酸100mlに加
え、酢酸エチル300mlで抽出し、更に中性になるま
で水洗した後、溶媒を留去し、下記化10の化合物0.
95g(3.62ミリモル)を得た。(収率 94%)
【化10】
【0033】上記で得た4−(S−(+)−1−メチル
ノニル)カルボニルフェノール(化10)1.42g
(5.3ミリモル)を乾燥ピリジン10mlに溶解し、
そこに0℃下でトリフルオロメタンスルホン酸無水物1
ml(5.9ミリモル)をゆっくり滴下し、更に室温で
12時間撹袢した。反応終了後、1.0規定の塩酸50
mlに加え、酢酸エチル200lで抽出し、更に中性に
なるまで水洗した後、溶媒を留去した。得られた粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、下記化11の化合物1.70g(4.3ミリモル)
を得た。(収率 81%)
【化11】
【0034】C)4−ヨウドサリチル酸R−(−)−1
−メチルヘプチルエステルの製造 4−アミノサリチル酸10.0g(65.0ミリモル)
を50%硫酸130mlに溶解し、0〜5℃で亜硝酸ナ
トリウム4.3g(65.0ミリモル)の水溶液40m
lを滴下し、ジアゾニウム塩水溶液を調製した。そのジ
アゾニウム塩水溶液をヨウ化カリウム30.5g(18
4.0ミリモル)の水溶液150mlに滴下し、更に室
温で3時間撹袢した。反応終了後、酢酸エチル500m
lで抽出、次にチオ硫酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄し
た後、更に中性になるまで酢酸エチル層を水洗した。溶
媒留去後、得られた粗生成物をメタノール水溶液で再結
晶により精製し、下記化12の化合物11.95g(4
5.0ミリモル)を得た。(収率 69%)
【化12】
【0035】次に、R−(−)−2−オクタノール0.
74g(5.7ミリモル)、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド1.17g(5.7ミリモル)及び4−ピロリジ
ノピリジン0.09g(0.57ミリモル)の乾燥テト
ラヒドロフラン溶液25mlを調整し、そこに上記で得
た4−ヨウドサリチル酸(化12)1.5(5.7ミリ
モル)の乾燥テトラヒドロフラン15lをゆっくり滴下
し、室温で12時間撹袢した。反応終了後、テトラヒド
ロフラン不溶物を濾過し、溶媒留去して得られた粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、下記化13の化合物1.55g(4.1ミリモル)
を得た。(収率 73%)
【化13】
【0036】D)パラブロモフェニルボロン酸の製造 パラジブロモベンゼン7.5g(31.8ミリモル)を
乾燥テトラヒドロフラン95mlに溶解し、−78〜ー
70℃で1.6規定のn−ブチルリチウム溶液19.9
ml(31.8ミリモル)を滴下後、更に1時間撹袢し
た。そして、トリメトキシボラン9.9g(95.4ミ
リモル)と乾燥テトラヒドロフラン20mlの混合溶液
を滴下した後、徐々に温度を室温まで上げ15時間撹袢
した。反応終了後、酢酸エチル200mlで抽出し、さ
らに中性になるまで水洗したのち溶媒を留去した。得ら
れた粗生成物をn−ヘキサン溶媒により再結晶を行い、
下記化14の化合物3.7g(18.4ミリモル)を得
た。(収率 58%)
【化14】
【0037】E)パラブロモフェニルボロン酸と4−ヨ
ウドサリチル酸R−(−)−1−メチルヘプチルエステ
ルのカップリング反応 D)で合成したパラブロモフェニルボロン酸(化14)
0.61g(3.0ミリモル)とC)で合成した4−ヨ
ウドサリチル酸R−(−)−1−メチルヘプチルエステ
ル(化13)1.15g(3.0ミリモル)をベンゼン
40mlとエタノール4.0mlの混合溶媒に溶解し、
炭酸ナトリウム0.85(8.0ミリモル)の水溶液
4.0ml及びテトラキス(トリフェニルフォスフィ
ン)パラジウム0.11g(0.10ミリモル)を加
え、還流温度で10時間加熱撹袢した。反応終了後、酢
酸エチル100mlで抽出し、更に中性になるまで水洗
した後、溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより精製し、下記化15
の化合物1.2g(3.0ミリモル)を得た。(収率
99%)
【化15】
【0038】F)4’−トリブチルスズ−3−ヒドロキ
シ−4−(R−(−)1−メチルヘプチル)ビフェニル
−4−カルボキシレートの製造 E)で合成した4’−ブロモ−3−ヒドロキシ−4−
(R−(−)−1−メチルヘプチル)ビフェニル−4−
カルボキシレート(化15)1.2g(3.0ミリモ
ル)を乾燥トルエン30mlに溶解し、ヘキサブチルジ
チン5.2g(9.0ミリモル)及びテトラキス(トリ
フェニルフォスフィン)パラジウム0.04g(0.0
3ミリモル)を加え、90℃で6時間加熱撹袢した。反
応終了後、フッ化カリウム飽和水溶液100mlを加
え、酢酸エチル200mlで抽出した。この酢酸エチル
層を中性になるまで水洗し、溶媒を留去した後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、下記化1
6の化合物1.0g(1.7ミリモル)を得た。(収率
55%)
【化16】
【0039】G)芳香族トリアルキルスズと芳香族トリ
フラートのカップリング反応 B)で合成した4−(S−(+)−1−メチルノニル)
カルボニルフェニルトリフルオロメタンスルホネート
(化11)0.6g(1.5ミリモル)とF)で合成し
た4’−トリブチルスズ−3−ヒドロキシ−4−(R−
(−)−1−メチルヘプチル)ビフェニル−4−カルボ
キシレート(化16)0.88g(1.4ミリモル)を
乾燥1,4−ジオキサン20mlに溶解し、テトラキス
(トリフェニルフォスフィン)パラジウム0.04g
(0.03ミリモル)及び塩化リチウム0.19g
(4.5ミリモル)を加え、還流温度で39時間加熱撹
袢した。反応終了後、フッ化カリウム飽和水溶液50m
lを加え、酢酸エチル200mlで抽出し、更に中性に
なるまで水洗した後、溶媒を留去した。得られた粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、下記化17の最終生成物を得た。(収率 66%)
【化17】
【0040】分析値: I)1 H−NMR(プロトン核磁気共鳴スペクトル C
DCl3 ) δ(ppm) 0.8〜2.1(m 36H) 3.5
(m 1H) 5.2(m 1H) 7.1〜8.1
(m 11H) 11.0(s 1H) II)IR(赤外吸収スペクトル) ν(cm-1) 3450,1678 III) MS(マススペクトル) m/e 570(M+ )
【0041】(実施例2) 4’−S−(+)−1−メチルノニルカルボニル 3−
ヒドロキシ−4−(R−(−)−1−メチルヘプチル)
ビフェニル−4−カルボキシレートの製造
【化18】
【0042】実施例1のC)で得た4−ヨウドサリチル
酸R−(−)−1−メチルヘプチルエステル(化13)
2.0g(5.3ミリモル)を用い、実施例1のF)と
同様にして、下記化19の芳香族トリブチルスズ化合物
2.3g(4.3ミリモル)を得た。(収率 80%)
【化19】
【0043】上記化合物(化19)0.77g(1.4
ミリモル)と、実施例1のB)で得た4−(S−(+)
−1−メチルノニル)カルボニルフェニル トリフルオ
ロメタンスルホネート(化11)0.6g(1.5ミリ
モル)を用い、実施例1のK)と同様の方法で下記化2
0の最終生成物0.52g(1.1ミリモル)を得た。
(収率 74%)
【化20】
【0044】分析値: I)1 H−NMR(プロトン核磁気共鳴スペクトル C
DCl3 ) δ(ppm) 0.8〜2.3(m 36H) 3.5
(m 1H) 5.25(m 1H) 7.1〜8.1
(m 7H) 11.0(s 1H) II)IR(赤外吸収スペクトル) ν(cm-1) 1678 III) MS(マススペクトル) m/e 494(M+ )
【0045】(実施例3)〈使用例〉 実施例1で得た光学活性化合物(化17)を、下記化2
1で示すラセミ化合物に2重量%もしくは10モル%混
合したカイラルスメクチック液晶組成物を製造した。
【化21】
【0046】それぞれの液晶組成物をポリイミド−ラビ
ング処理を施したセルに注入し、5V/μmの矩形波電
圧を印加時に、Sc* 相(30℃下)での自発分極(P
s)、応答速度(τ)、及びチルト角(θ)を測定し
た。それぞれの物性値を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】本発明の化合物は、非常に大きな自発分極
を有するため、少量のドーピングにより高速応答を示す
液晶デバイスが得られることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式 【化1】 (式中、R1 * 及びR2 * は炭素数4〜20を有する光
    学活性基、nは0から2の整数を表す。)で示されるケ
    トン型強誘電性液晶化合物。
  2. 【請求項2】 前項の化1で示される化合物を1モル%
    以上含有することを特徴とするカイラルスメクチック液
    晶組成物。
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