JPH05294813A - 発毛・育毛剤 - Google Patents
発毛・育毛剤Info
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- JPH05294813A JPH05294813A JP4126615A JP12661592A JPH05294813A JP H05294813 A JPH05294813 A JP H05294813A JP 4126615 A JP4126615 A JP 4126615A JP 12661592 A JP12661592 A JP 12661592A JP H05294813 A JPH05294813 A JP H05294813A
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Abstract
成長を短期間のうちに促進することのできる発毛・育毛
剤を提供する。 【構成】 ラン科植物のエビネ属,ガンセキラン属また
はその他偽球茎を有する属のラン、好ましくはエビネ,
ガンセキランの植物抽出エキス、好ましくは地下茎のア
ルコール含有水溶液の抽出エキスを有効成分として含有
する発毛・育毛剤 この発毛・育毛剤には更にビタミン類,アミノ酸類,動
植物油,塩化ナトリウムを配合させ、発毛・育毛効果を
相乗的に発揮させ得る。
Description
植物のエビネ属,ガンセキラン属またはその他偽球茎を
有する属の植物抽出エキスを1種以上含有する発毛・育
毛剤に係り、特に、抜け毛の激しい者や頭部が薄くなっ
てきている者、あるいは頭髪がすでに抜け落ちてしまっ
ている者等に使用し、発毛及び育毛を促進させる発毛・
育毛剤に関するものである。
毛,フケ,脂潤などの生理学的諸症状に対応し、その予
防や治療のために用いられてきている。一般に、発毛・
育毛剤の配合薬剤としては、主に頭皮の血行促進,毛母
細胞の活性化,頭皮の脂質分泌抑制,頭髪への栄養補給
などを目的としたものが使用されており、例えば従来の
この種の発毛・育毛剤としては、ペンタデカン酸グリセ
リド,セファランチン,センブリ抽出液,溶性シスチ
ン,ニンジン抽出液,l−メントール,イソプロピルメ
チルフェノール,グリチルレチン酸,酢酸トコフェロー
ル,ヒノキチオール,トウガラシチンキ,甘草エキス,
ニコチン酸アミド,サルチル酸,タカナール,l−メン
トール等を配合したものが知られている。
上記した如き種々のものが知られてはいるものの、毛の
生長や発毛の促進、脱毛の予防、フケの発生あるいは痒
みに対して効力を有するとともに、長期使用をすること
から副作用や皮膚刺激性のない、安全性の高いものが望
まれている。しかしながら、上記のような配合成分を有
する従来の発毛・育毛剤では、激しい抜け毛が一時的に
は治るものの薄毛が濃くなることはなく、時期を過ぎる
と抜け毛が再発してしまい、それほど満足のいく効果を
発揮していないのが現状である。また、頭髪がすでに抜
け落ちてしまっている者に使用しても、半年ほど経過し
た後に産毛が生えてくる程度で、それ以上に成長するこ
とはない。
・育毛剤が満足のいく効果を発揮し得ないのは、毛根の
活性化を促す成分及び頭髪の起立(すなわち、強靭化)
を促す成分の不足に原因があると考え、より優れた発毛
・育毛剤を開発すべく鋭意研究をした結果、ラン科植物
のエビネ属,ガンセキラン属またはその他偽球茎を有す
る属の植物抽出エキスには、頭髪を起立させてその成長
を促進させる作用があることを確認し、これら植物抽出
エキスが有効な発毛・育毛剤となり得ることを見出し、
本発明を完成させたのである。すなわち、本発明は、抜
け毛の激しい者や頭部の薄くなってきている者、あるい
は頭髪がすでに抜け落ちてしまっている者等に使用する
ことにより、頭部の改善を図り、抜け毛の減少及び頭髪
の成長を短期間のうちに促進することのできる発毛・育
毛剤を提供することを目的とするものである。
めの本発明は、有効成分としてラン科植物のエビネ属,
ガンセキラン属またはその他偽球茎を有する属の植物抽
出エキスを1種以上含有することを特徴とする発毛・育
毛剤に関するものである。
発明は上記した如く、ラン科植物のエビネ属,ガンセキ
ラン属またはその他偽球茎を有する属の植物の抽出エキ
スを有効成分とする発毛・育毛剤であるが、そのなかで
も、エビネ(Calanthe discolor L
indl.),ガンセキラン(Phaiusflavu
s(Blume)Lindl.)の抽出エキスにより優
れた効果が認められる。また、ラン科植物のなかでも地
下茎として偽球茎を有する属の植物にも同様の効果が認
められたが、この様な偽球茎を有するラン科植物として
は、例えば以下の属に分類される植物が挙げられる。
sb.),ヒトツボクロ属(Tipularia Nu
tt.),ナリヤラン属(Arundiva Blum
e),シラン属(Bletilla Reichb.f
il.),クモキリソウ属(Liparis L.C.
Richard),サワラン属(Eleorchis
F. Maek.),ヤチラン属(Malaxis S
oland.),コウトウシラン属(Spathglo
ttis Blume),エンレイショウキラン属(A
canthophippium Blume),ヒメト
ケンラン属(Tainia Blume),ヒメクリソ
ラン属(Hancockia Rolfe),メオトラ
ン属(Geodorum Jackson),イモネヤ
ガラ属(Eulophia R.Br.),サイハイラ
ン属(Cremastra Lindl.),コハクラ
ン属(Kitigorchis F.Maek.),コ
ケイラン属(Oreorchis Lindl.),シ
ュンラン属(Cymbidium Sw.),オサラン
属(Eria Lindl.),マツジタラン属(Bu
lbophyllum Thou.)。これらのラン科
植物は、栽培(例えばハウス栽培、移植栽培)されたも
のであっても、また野生種のものであってもいずれも植
物抽出エキスとして使用することができる。
は、これら上記したラン科植物の花,根,茎,葉または
全草から得られる抽出エキスであるが、特に地下茎の抽
出エキスに優れた効果があることが確認された。特にそ
の抽出エキスとしては、抽出溶媒として含水アルコール
による抽出で得られたエキスが良く、抽出溶媒における
アルコール濃度は特に限定されないものの、25ないし
40%アルコール含有水溶液であることが好ましい。こ
の植物抽出エキスの製造法をより具体的に例示すると以
下のように示される。エビネ(宮崎県宮崎市郊外の山林
に自生していたもの)の地下茎に付着した泥などを落と
した後、水洗し、カッターなどで細切し、その300g
を35%アルコール水溶液1000ccに浸漬し、時々
撹拌しながら10日間抽出操作を行う。次いで抽出液を
濾過し、不溶物を除き、植物抽出エキスを得た。この抽
出エキスは淡褐色でわずかに刺激臭のある溶液状態であ
った。なお、同様の操作によりガンセキラン(宮崎県宮
崎市郊外の山林に自生していたもの)ならびに偽球茎を
有するコケイラン(Oreorchis pateus
Lindl.)(同様自生のもの)の地下茎を用い、
植物抽出エキスを得た。本発明の発毛・育毛剤は、以上
の様にして得た植物抽出エキスに、適宜通常の化粧剤に
使用される防腐剤としての安息香酸,酸化防止剤として
のビタミンE,あるいはpH値の調整剤としてのビタミ
ンC等を配合し、更に水,アルコール等により希釈化し
長期保存に耐えることができるようにすることで調整さ
れる。この場合の植物抽出エキスの希釈割合は特に限定
されないが、全体溶液中に5〜40%、好ましくは10
〜30%の割合で配合されるのが良い。具体的には、植
物抽出エキスを100〜200cc用い、それを全体と
して1000cc溶液とするのが良い。
は、前記植物抽出エキスを有効成分として含有するもの
であるが、他の配合成分として従来養毛剤配合成分とし
て使用されているものを適宜配合添加することができ
る。その様な配合成分としては、ビタミン類,アミノ酸
類,動植物油,塩化ナトリウム等が挙げられる。この場
合のビタミン類としては、ビタミンA,ビタミンB1,
ビタミンB2,ナイアシン(ニコチン酸),ビタミン
C,ビタミンE,パントテン酸ナトリウム,パントテン
酸カリウム,ビオチンH(ビタミンH)等が挙げられ
る。またアミノ酸類としてはドーパ(β−3,4−ジヒ
ドロキシフエニルアラニン)が挙げられる。さらに動植
物油としては、馬油,卵油,オリーブ油,ツバキ油,ナ
タネ油,ゴマ油,胚芽油等が挙げられる。
キスに添加,配合しても良いこれら成分の一般的な作用
・効能等を示すと以下の如くになる。すなわち、ビタミ
ンAは、粘膜,神経の保健に役立ち、毛孔性角化症に優
れた効果が認められているものであり、ビタミンB1,
ビタミンB2,ナイアシン等のビタミンB類は皮膚,粘
膜の神経を安定化させるとともに頭皮を活性化し、細胞
呼吸に効果があるものである。またビタミンCは頭皮の
新陳代謝を促し、パントテン酸ナトリウム,パントテン
酸カリウムは毛髪を向上させ、白髪を予防する効果があ
る。ビタミンEは血行促進あるいは毛母細胞賦活作用を
有し、さらにビオチンH(ビタミンH)は植物油と互い
に混じり合うことにより毛根を活性化して抜け毛を防止
する作用がある。またドーパ(β−3,4−ジヒドロキ
シフエニルアラニン)は体内で酵素分解され、新しい皮
膚と頭髪に必要なメラニン色素の前駆物質となる。馬
油,オリーブ油,ツバキ油,ナタネ油,ゴマ油,胚芽油
等の動植物油は、頭皮をやわらかくし、特にゴマ油にあ
っては前記したビオチンと互いに混じり合うことにより
毛根を活性化、抜け毛を防止するものである。更に塩化
ナトリウムは、その添加濃度を調整することにより植物
抽出エキス成分の頭皮からの吸収を促進させる浸透圧的
な作用を有し、配合される各成分を毛穴の深部まで染み
込ませて毛根を活性化させるとともに、特に植物抽出エ
キスによって頭髪の起立(すなわち強靭化)を促すこと
ができるので、抜け毛を減少させることができるととも
に、頭髪を短期間で成長させることができ得るものであ
る。
た植物抽出エキスにこれら添加配合成分を適宜組み合わ
せ、より効果の優れた発毛・育毛剤とすることができ
る。本発明者の検討によれば、特に抜け毛の激しい者や
頭部が薄くなってきている者に対しては、植物抽出エキ
スに加えビオチンH,ゴマ油,塩化ナトリウムを配合添
加することができ、すでに頭髪が抜け落ちてしまってい
る者に対しては、これに加えドーパを配合添加すること
もでき、また頭髪の回復期間をさらに短縮化させるため
には上記成分に加え更に胚芽油を配合添加することもで
きる。この場合のドーパ,ビオチンH,ゴマ油,胚芽油
及び塩化ナトリウムの配合比率は特に限定されるもので
はないが、それぞれの割合が総重量に対して、ドーパに
つき0.05〜1.0重量%,好ましくは0.1〜0.
3重量%,ビオチンにつき0.05〜0.5重量%,好
ましくは0.1〜0.5重量%,ゴマ油につき0.1〜
3.0重量%,好ましくは0.5〜1.5重量%,胚芽
油につき0.1〜3.0重量%,好ましくは0.5〜
0.5重量%,塩化ナトリウムにつき0.5〜5重量
%,好ましくは1〜2重量%の各範囲内である。なお、
植物抽出エキスを含有する本発明の発毛・育毛剤にあっ
てはこれら成分ならびに配合比率に限定されるものでは
なく、対象症状にあわせ変化させることにより植物抽出
エキスの発毛・育毛作用を相乗的に促進させ得ることは
いうまでもない。本発明者の別の検討によれば、植物抽
出エキスの発毛・育毛作用をより効果的に発現させ、短
期間の間に発毛・育毛効果を得るための好ましい配合の
例示としては、植物抽出エキスに加え、ビオチンH,パ
ントテン酸ナトリウム,ナイアシン,塩化ナトリウム及
び植物油としてゴマ油ならびに胚芽油,動物油として馬
油を配合したものが良いことも判明している。しかしな
がら、いずれにしても本発明の発毛・育毛剤にあっては
必須有効成分として植物抽出エキスを含有してなるもの
であればよく、上記した配合・添加成分の組み合わせに
限定されるものではないことはいうまでもない。
出エキス含有発毛・育毛剤のより好ましい態様として
は、本発明者の検討の結果、好ましくは少なくともビオ
チンH,ゴマ油,塩化ナトリウムを含有し、それぞれの
割合が総重量に対して、ビオチンHにつき0.1〜0.
15重量%,ゴマ油につき0.5〜1.5重量%,塩化
ナトリウムにつき1〜2重量%の各範囲内にある混合液
に、該混合液の1000ccに対し前記植物抽出エキス
を100〜200ccの範囲内で配合するようにしたも
のである。かかる態様での本発明の発毛・育毛剤は、抜
け毛の激しい者や頭部が薄くなってきている者に使用す
ることにより、塩化ナトリウムの浸透圧作用によってゴ
マ油とビオチンHとを毛穴の深部まで染み込ませて毛根
を活性化することができると共に、有効成分である植物
抽出エキスによって頭髪の起立(すなわち、強靭化)を
促すことができるので、抜け毛を減少させることができ
ると共に、頭髪を短期間で成長させることができるとい
うすぐれた効果がある。
態様としては、本発明者の検討の結果、好ましくは少な
くともドーパ,ビオチンH,ゴマ油,塩化ナトリウムを
含有し、それぞれの割合が総重量に対して、ドーパにつ
き0.1〜0.3重量%,ビオチンHにつき0.1〜
0.15重量%,ゴマ油につき0.5〜1.5重量%,
塩化ナトリウムにつき1〜2重量%の各範囲内にある混
合液に、該混合液の1000ccに対し前記植物抽出エ
キスを100〜200ccの範囲内で配合するようにし
たものである。かかる態様での本発明の発毛・育毛剤
は、頭髪がすでに抜け落ちてしまっている者にこの発毛
・育毛剤を使用することにより、ドーパが体内で酵素分
解されて新しい皮膚と毛髪に必要なメラニン色素になる
ので、頭髪を短期間で回復させることができるというす
ぐれた効果がある。
態様としては、本発明者の検討の結果、好ましくは少な
くともドーパ,ビオチンH,ゴマ油,胚芽油,塩化ナト
リウムを含有し、それぞれの割合が総重量に対して、ド
ーパにつき0.1〜0.3重量%,ビオチンHにつき
0.1〜0.15重量%,ゴマ油につき0.5〜1.5
重量%,胚芽油につき0.5〜1.5重量%,塩化ナト
リウムにつき1〜2重量%の各範囲内にある混合液に、
該混合液の1000ccに対し前記植物抽出エキスを1
00〜200ccの範囲内で配合するようにしたもので
ある。かかる態様での本発明の発毛,育毛剤は、胚芽油
によって頭皮をやわらかくすることができるので、頭髪
の回復期間を更に短縮することができるというすぐれた
効果がある。
する。 実施例1 まず、ナイアシン・3g,ビタミンB1・3g,パント
テン酸ナトリウム・3g,パントテン酸カリウム・2
g,安息香酸・2gをそれぞれ50ccの温湯で溶解す
る。また、ビタミンC・14gを330ccの温湯で溶
解する。また、ビタミンA・1gを40ccのエタノー
ルで、ゴマ油・7gを60ccのエタノールで、ビタミ
ンE・5gを25ccのエタノールで溶解する。また、
馬油・10gに92%グリセリンを10cc添加して3
0ccのエタノールで溶解し、ビオチンH・1gに92
%グリセリンを30cc添加して70ccのエタノール
と50ccの水で熱を加えながら溶解する。また、塩化
ナトリウム・20gを105ccの水で溶解する。次い
で、これらの溶液を混合し、これにビタミンB2(シグ
マ)・0.01gを混入する。(以下、この溶液を「混
合液1」という)。一方、35度のアルコール・100
0ccに細かく刻んだエビネの地下茎・300gを浸漬
し、10日以上経過させて不溶物を濾過し抽出エキスを
得る。前記混合液1に該抽出エキスを120cc加える
ことにより発毛・育毛剤を得た。
テン酸ナトリウム・3g,パントテン酸カリウム・2
g,安息香酸・2gをそれぞれ50ccの温湯で溶解す
る。また、ビタミンC・14gを80ccの温湯で、ア
ミノ酸の一種であるドーパ・1gを250ccの温湯で
それぞれ溶解する。また、ビタミンA・1gを40cc
のエタノールで、ゴマ油・7gを60ccのエタノール
で、ビタミンE・5gを25ccのエタノールで溶解す
る。また、馬油・10gに92%グリセリンを10cc
添加して30ccのエタノールで溶解し、ビオチンH・
1gに92%グリセリンを30cc添加して70ccの
エタノールと50ccの水で熱を加えながら溶解する。
また、塩化ナトリウム・20gを105ccの水で溶解
する。次いで、これらの溶液を混合し、これにビタミン
B2(シグマ)・0.01gを混入する。(以下、この
溶液を「混合液2」という)。一方、35度のアルコー
ル・1000ccに細かく刻んだエビネの地下茎・30
0gを浸漬し、10日以上経過させて不溶物を濾過し抽
出エキスを得る。前記混合液2に該抽出エキスを120
cc加えることにより発毛・育毛剤を得た。
テン酸ナトリウム・3g,パントテン酸カリウム・2
g,安息香酸・2gをそれぞれ50ccの温湯で溶解す
る。また、ビタミンC・14gを80ccの温湯で、ア
ミノ酸の一種であるドーパ・1gを250ccの温湯で
それぞれ溶解する。また、ビタミンA・1gを40cc
のエタノールで、ゴマ油・7g,胚芽油・7gをそれぞ
れ30ccのエタノールで、ビタミンE・5gを25c
cのエタノールで溶解する。また、馬油・10gに92
%グリセリンを10cc添加して30ccのエタノール
で溶解し、ビオチンH・1gに92%グリセリンを30
cc添加して70ccのエタノールと50ccの水で熱
を加えながら溶解する。また、塩化ナトリウム・20g
を105ccの水で溶解する。次いで、これらの溶液を
混合し、これにビタミンB2(シグマ)・0.01gを
混入する。(以下、この溶液を「混合液3」という)。
一方、35度のアルコール・1000ccに細かく刻ん
だエビネの地下茎・300gを浸漬し、10日以上経過
させて不溶物を濾過し抽出エキスを得る。前記混合液3
に該抽出エキスを120cc加えることにより発毛・育
毛剤を得た。
2,あるいは3を作るに際し、ドーパ,ビオチンH,ゴ
マ油,胚芽油,塩化ナトリウムの配合量を、その総重量
に対してそれぞれ0.1重量%,0.1重量%,0.7
重量%,0.7重量%,2重量%にしているが、必ずし
もこの配合量に限定されるものではなく、それぞれ0.
1〜0.3重量%,0.1〜0.15重量%,0.5〜
1.5重量%,0.5〜1.5重量%,1〜2重量%の
範囲内であれば所期の効果を十分に発揮し得ることが実
験的に裏付けられている。また、上記実施例において
は、混合液1,2,あるいは3・1000ccに対する
植物抽出エキスの配合量を120ccにしているが、必
ずしもこの配合量に限定されるものではなく、100〜
200ccの範囲内であれば所期の効果を十分に発揮し
得ることが実験的に裏付けられている。また、上記実施
例においては、エビネ地下茎の抽出エキスを使用するこ
とにより、その作用を利用して頭髪の起立(すなわち、
強靱化)を促すようにされているが、ガンセキラン地下
茎、コケイラン地下茎の抽出エキスにも同様の作用が認
められるので、エビネ地下茎の代わりにガンセキラン地
下茎、コケイラン地下茎を使用することもできる。この
場合、ガンセキラン地下茎、コケイラン地下茎の抽出エ
キスを得るには、上記したエビネ地下茎の場合と同様に
すればよい。
タミンC・17g,ビオチンH・1g,ゴマ油・15c
c,胚芽油・15cc,馬油・20cc,塩化ナトリウ
ム・24gを用い、それに実施例1で得られたエビネの
地下茎の抽出エキス・150cc水・700cc及びア
ルコール・500ccを混合・溶解し、発毛・育毛剤を
得た。なお、各成分の混合・溶解手段は実施例1に記載
の方法に準じた。
示す。抜け毛の激しい者や頭部が薄くなってきている者
を対象に、実施例3で得た発毛・育毛剤を連日使用した
結果、4〜5日後には抜け毛の減少が認められ、6ケ月
後には地肌が見えなくなるまでに頭髪に成長が認められ
た。また、頭髪が全面的に抜け落ちている者を対象に、
実施例3で得た発毛・育毛剤を連日使用した結果、2〜
3ケ月後には抜け落ちている箇所に産毛が生え始め、1
年後には地肌が見えなくなるまでに頭髪に成長が認めら
れた。
ン科植物のエビネ属、ガンセキラン属またはその他偽球
茎を有する属の植物抽出エキスを1種以上含有する発毛
・育毛剤であるが、前記に詳述した構成を有することに
より、毛根を活性化し、有効成分である植物抽出エキス
によって頭髪の起立(すなわち、強靭化)を促すことが
できるので、抜け毛を減少させることができると共に、
頭髪を短期間で成長させることができるというすぐれた
効果がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 有効成分としてラン科植物のエビネ属,
ガンセキラン属またはその他偽球茎を有する属の植物抽
出エキスを1種以上含有することを特徴とする発毛・育
毛剤。 - 【請求項2】 植物抽出エキスが、エビネ(Calan
the discolor Lindl.)またはガン
セキラン(Phaius flavus(Blume)
Lindl.)の抽出エキスである請求項1記載の発毛
・育毛剤。 - 【請求項3】 植物抽出エキスが地下茎の抽出エキスで
ある請求項1または2記載の発毛・育毛剤。 - 【請求項4】 さらにビタミン類,アミノ酸類,動植物
油,塩化ナトリウムを1種以上含有させた請求項1記載
の発毛・育毛剤。
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