JPH05293660A - 溶接不可能な異種金属の管状体の製造方法 - Google Patents

溶接不可能な異種金属の管状体の製造方法

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JPH05293660A
JPH05293660A JP4104744A JP10474492A JPH05293660A JP H05293660 A JPH05293660 A JP H05293660A JP 4104744 A JP4104744 A JP 4104744A JP 10474492 A JP10474492 A JP 10474492A JP H05293660 A JPH05293660 A JP H05293660A
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tubular body
metal
weldable
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ring body
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Tamio Mori
民生 森
Fumiaki Sano
文昭 佐野
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 クラッド材を使用して大径の管状体の接合
部分を形成する。 【構 成】 異種金属からなるクラッド板11を形成さ
せる第1の工程と、このクラッド板11を切断して平板
状のリング体16を形成する第2の工程と、この平板状
のリング体16の内縁14と外縁15とが平行になるよ
うプレス加工して短管体18を形成する第3の工程と、
この短管体18の両側に夫々溶接可能な金属よりなる管
体18,19を溶接する第4の工程とよりなる溶接不可
能な異種金属の管状体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばステンレスとチ
タンの如き溶接不可能な異種金属を接合して大径管状体
を製造する場合において、好適な溶接不可能な異種金属
層よりなる大径管状体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化学プラントにおける反応器等に
おいてはその耐蝕性等の問題から、例えばステンレスと
チタン等の溶接不可能な異種金属を被処理物に接触する
ように用いて構成することがある。従来は図4にその一
部を断面として示すように、第1の金属1と溶接不可能
な第2の金属2とを爆着接合または圧延接合したクラッ
ド材3を形成し、このクラッド材3の両側に夫々第1の
金属1と溶接可能な金属より形成された管状体4と第2
の金属2と溶接可能な金属からなる管状体5とを夫々溶
接することが実施されている。しかしながら、クラッド
材は通常その接合面Jにおいて直角方な力Fに対して弱
く、そのため管状体10に矢印Fなる張力が作用した場
合、接合面Jで剥離が生じ易いという問題があった。
【0003】かかることから、図5に示すように第1の
金属1と第2の金属2とからなるクラッド材からなる単
位管状体6を用いることも実施されているが、この場
合、単位管状体6を製造できるのはせいぜい径が200
〜300mmまでであり、例えば反応器の如き直径が1m
以上に及ぶ場合は使用できないという問題がある。これ
らの問題を解決するため、図6−aに示すように広幅の
クラッド板7を形成し、これを点線で示すようにプレス
加工してクラッド材よりなる単位管状体6を製作するこ
とが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようにプレス加工してクラッド材よりなる単位管状体
6を製作した場合、その接合部に空洞が生じる欠点があ
る。具体的には、図6−b,c,dに示すように第1の
金属1の溶接aと第2の金属2の溶接bとの間にトンネ
ル状の間隙gが発生する。この状態で管状体4, 5を接
合すると図6−dに示すように、この間隙gが存在する
ために密封が不可能になるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記したような
問題点を解決するためになされたものであって、異種金
属を爆着接合または圧延接合してクラッド板を形成させ
る第1の工程と、このクラッド板を切断して平板状のリ
ング体を形成する第2の工程と、この平板状のリング体
の内縁と外縁とが平行になるようプレス加工して短管体
を形成する第3の工程と、この短管体の両側に夫々溶接
可能な金属よりなる管体を溶接する第4の工程とよりな
ることを特徴とする溶接不可能な異種金属の管状体、特
に大径管状体の製造方法を提供するものである。
【0006】
【作 用】かかる管状体の製造方法によれば、クラッド
材よりなる短管体は、溶接箇所がなく製作され、その両
側に夫々溶接可能な金属よりなる管体が溶接されるた
め、クラッド材の剥離もなく、しかも間隔のない密封可
能な管状体、特に大口径管を製造することができる。
【0007】
【実 施 例】以下、図1乃至図3に基づき本発明によ
る溶接不可能な異種金属よりなる管状体、特に大径管の
製造方法の一実施例を説明する。図1は広幅のクラッド
板11の斜視図であって、このクラッド板11は溶接不
可能な異種金属板、例えばチタンよりなる第1の金属1
2と、ステンレスよりなる第2の金属13とが爆着接合
または圧延接合されて形成される (第1の工程−平板の
製造) 。
【0008】そして、図2に示すように、このクラッド
板11を点Oを中心とする円型の内縁14及び円形の外
縁15で切断して厚さがt、幅がwのリング体16が形
成される (第2の工程−平板状リング体の製造)。この
ようにして形成された平板状のリング体16は、図3−
aに示されるようにプレス17a,17bによって矢印
1 ,P2 の如く押圧して内縁14及び外縁15が平行
になるようにプレス加工(平板状のリング体から、短管
状のリング体に変姿加工する。)ようにプレス加工さ
れ、図3−bに示すようにクラッド材よりなる単位管状
体18が形成される (第3の工程) 。
【0009】然る後、この単位管状体18の両側に夫々
図3−cに示されるように、第1の金属12と溶接可能
な金属より形成された第1の管状体19を、また第2の
金属13と溶接可能な金属より形成された第2の管状体
20とを夫々溶接する (第4の工程) 。この場合、単位
管状体18はその一部18a, 18bをあらかじめ切削
除去して残りの部分と管状体とが容易に溶接できるよう
にしておくのが好ましい。このようにして大径管状体2
1が製造されるのである。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による溶接不可能な異種金属よりなる大径管状体の製造
方法は、異種金属を爆着接合または圧延接合してクラッ
ド板を形成させる第1の工程と、このクラッド板を切断
して平板状のリング体を形成する第2の工程と、この平
板状のリング体の内縁と外縁とが平行になるようプレス
加工して短管体を形成する第3の工程と、この短管体の
両側に夫々溶接可能な金属よりなる管体を溶接する第4
の工程とより構成されている。
【0011】従って、継手として使用されるクラッド材
より形成される短管体を容易に製作することができるた
め、クラッド材の接合面に対して直交する方向に張力が
作用するので、剥離の少ない異種金属よりなる大径管を
製造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶接不可能な異種金属よりなる大
径管状体の製造方法の一実施例における平板状のクラッ
ド板の斜視図である。
【図2】本発明による溶接不可能な異種金属よりなる大
径管状体の製造方法の一実施例におけるクラッド体から
なる平板状のリング体の斜視図である。
【図3】a図は本発明による溶接不可能な異種金属より
なる大径管状体の製造方法の一実施例における平板状の
リング体を短管状とするためのプレス加工の一部説明図
である。b図は短管状体の一部を示す断面図、c図は溶
接不可能な異種金属よりなる短管状体を接合材として使
用した大径管状体の一部を示す断面図である。
【図4】従来の第1の実施例における管状体の一部断面
図である。
【図5】従来の第2の実施例における管状体の一部断面
図である。
【図6】a図は従来法におけるクラッド材よりなる単位
管状体の製作方法の一例を示す斜視図、b図はa図のB
−B矢視断面図、c図は従来法による管状体の一部を示
す斜視図、d図はc図のD部の拡大図である。
【符号の説明】
1,12 第1の金属 2,13 第2
の金属 3 クラッド材 4,5,10,19,20 管状体 6,18 単位
管状体 7,11 クラッド板 14 内縁 15 外縁 16 リング体 17a,17b プレス 21 大径管状
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異種金属を爆着接合または圧延接合して
    クラッド板を形成させる第1の工程と、このクラッド板
    を切断して平板状のリング体を形成する第2の工程と、
    この平板状のリング体の内縁と外縁とが平行になるよう
    プレス加工して短管体を形成する第3の工程と、この短
    管体の両側に夫々溶接可能な金属よりなる管体を溶接す
    る第4の工程とよりなることを特徴とする溶接不可能な
    異種金属の管状体の製造方法。
JP4104744A 1992-04-23 1992-04-23 溶接不可能な異種金属の管状体の製造方法 Expired - Lifetime JP2650079B2 (ja)

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JPH05293660A true JPH05293660A (ja) 1993-11-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101231958B1 (ko) * 2011-06-22 2013-02-08 이상훈 디스크형 커플링 및 디스크형 커플링의 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101231958B1 (ko) * 2011-06-22 2013-02-08 이상훈 디스크형 커플링 및 디스크형 커플링의 제조 방법

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Effective date: 19970318