JPH05293259A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

Info

Publication number
JPH05293259A
JPH05293259A JP10332992A JP10332992A JPH05293259A JP H05293259 A JPH05293259 A JP H05293259A JP 10332992 A JP10332992 A JP 10332992A JP 10332992 A JP10332992 A JP 10332992A JP H05293259 A JPH05293259 A JP H05293259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
edge
net
comb
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10332992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Tanahashi
正雄 棚橋
Takeshi Shiba
武志 柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10332992A priority Critical patent/JPH05293259A/ja
Publication of JPH05293259A publication Critical patent/JPH05293259A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ヘッドで剃り方向に影響されず、長い
毛、くせ毛の剃り残しのない、早剃りができる。 【構成】 ネット刃Bと協働し近接位置に設置された往
復式粗削り用のくし刃Aを備える。粗削り用のくし刃A
をネット刃Bとほぼ平行にする。粗削り用のくし刃Aの
固定刃17の先端形状をネット刃Bと垂直方向にして肌
ガイド面40を形成する。粗削り用のくし刃Aの固定刃
17又は可動刃6aのいずれか一方の刃溝深さを0.5
〜1.0mmとする。可動刃6aの刃先の位置を固定刃
17の先端よりも内側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネット刃と粗削り用の
くし刃とを有する往復式電気かみそりに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からネット刃とくし刃とを協働させ
て剃り残しなく早剃りする(トリマーでの粗削りに続い
てネット刃による仕上げ剃りを連続して行う)ものは、
例えば、特開昭63ー160690号や特公昭45ー1
6992号により周知である。特開昭63ー16069
0号はネット刃の両側にくし刃を配設し、特公昭45ー
16992号はネット刃間にくし刃を配設したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭63
ー160690号に示される従来例はくし刃がネット刃
の両側にあるので、剃り方向に影響されないが、くし刃
が直接肌に当たる確率が高く、肌への当て角度でくし刃
の刃先が強く肌を押さえ込むことがあり、肌当たりが悪
いという問題がある。
【0004】また、特公昭45ー16992号に示され
る従来例は、くし刃の両側にネット刃があるため上記の
現象は緩和されるが、くし刃が2個セットし、剃り方向
に左右されない剃り性能を出しているが、その分、刃ヘ
ッドの巾が広く、額縁の細かな凹凸部にくし刃の各刃溝
を髭がすり抜けることなく確実にとらえるために、くし
刃の刃先がネット刃に対して傾斜している。そのため各
くし刃は各々剃り方向が一方向に限定れている。一方、
上記の問題を防ぐためくし刃を1個のみ配設することが
考えられるが、剃り方向が一方向のみしかくし刃の性能
が達成できないことになり、剃り方向が一方向に限定さ
れて使い勝手が悪く、ユーザの使い方で性能が変化する
ことが考えられる。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、複数ヘ
ッドで剃り方向に影響されず、長い毛、くせ毛の剃り残
しのない、早剃りが可能なシェーバをコンパクトな刃ヘ
ッドで達成することができる往復式電気かみそりを提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の往復式電
気かみそりは、ネット刃Bと協働し近接位置に設置され
た往復式粗削り用のくし刃Aを備え、粗削り用のくし刃
Aをネット刃Bとほぼ平行にし、粗削り用のくし刃Aの
固定刃17の先端形状をネット刃Bと垂直方向にして肌
ガイド面40を形成し、粗削り用のくし刃Aの固定刃1
7又は可動刃6aのいずれか一方の刃溝深さを0.5〜
1.0mmとし、可動刃6aの刃先の位置を固定刃17
の先端よりも内側に配置して成ることを特徴とするもの
である。
【0007】そして、ばね押さえ板21を可動刃6aを
介して固定刃17と反対側に設置し、ばね押さえ板21
の固定刃17の刃先位置とほぼ同位置に肌と接する肌ガ
イド面42をネット刃Bと垂直方向に形成して成る構成
とすることが好ましい。また、固定刃17乃至ばね押さ
え板21の肌ガイド面40、42に刃溝を設けて成る構
成とすることも好ましい。
【0008】また、粗削り用のくし刃Aを一対のネット
刃B間に設け、粗削り用のくし刃Aの先端位置をネット
刃Bよりも内側に位置させて成る構成としてもよい。
【0009】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、ネット刃
Bと協働し近接位置に設置された往復式粗削り用のくし
刃Aを備え、粗削り用のくし刃Aをネット刃Bとほぼ平
行にし、粗削り用のくし刃Aの固定刃17の先端形状を
ネット刃Bと垂直方向にして肌ガイド面40を形成し、
粗削り用のくし刃Aの固定刃17又は可動刃6aのいず
れか一方の刃溝深さを0.5〜1.0mmとし、可動刃
6aの刃先の位置を固定刃17の先端よりも内側に配置
したことにより、刃ヘッドをコンパクト化し、剃り残し
なく、早剃りができるようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図3、図4に全体構成を示しており、本体
1の上端部に3つの刃ヘッド2が平行に並列して配置し
てある。刃ヘッド2は中央に位置する中央刃ヘッド2a
と両側に位置する両外側刃ヘッド2b,2cであり、図
1に示すように中央刃ヘッド2aは髭の長さをある程度
短く剃り上げる荒削り用くし刃(トリマー刃)Aであ
り、両外側刃ヘッド2b、2cは仕上げ用のネット刃B
である。そして、この中央刃ヘッド2a、両外側刃ヘッ
ド2b,2cはそれぞれ刃構成部材をそれぞれ刃枠7
a、7b、7cに固定してあり、刃枠7a、7b、7c
はフロート弾性支持部5a、5b、5c部分を介して刃
フレーム3に取付けてある。刃フレーム3は本体1に着
脱自在なフレーム4に着脱自在に係止されるようになっ
ている。
【0011】本体1内には図2、図4に示すように取付
けベース8を介してモータ9の回転を往復に変換する一
対の駆動子10b、10c及び中央刃ヘッド2aを一方
の駆動子10bに連結する連結部材11、電池12が配
設してある。両外側刃ヘッド2b、2cにおける外刃の
内面に摺接する可動刃(すなわち内刃)6b、6cは駆
動子10b、10cの連結筒部14b、14cに各々押
上ばね15により上方への付勢を受けた状態で連結して
ある。連結部11は中央刃ヘッド2のくし刃状の可動刃
6aに嵌合して往復動するようになっている。
【0012】刃ヘッド2の支持構造につきさらに詳しく
説明する。くし刃Aである中央刃ヘッド2aは、図6に
示すようにくし刃状の固定刃17に刃枠7aのダボ18
を嵌合する孔19を設けて確実に刃枠7aに固定し、ダ
ボ18をくし刃状の可動刃6aの摺動ガイド長孔20に
スライド自在に挿入して往復ガイド基準にしてある。そ
して、図1のようにばね押さえ板21の両端部を刃枠7
aの両端部の折り曲げ部分に設けた係止孔22に係止し
て取付け、図5のようにばね23をばね押さえ板21と
可動刃6aとの間に介在してばね23により切れ味を出
す摺動圧を付与している。このようにして中央刃ヘッド
2aは一体のユニット化されたものとなっている。刃枠
7aの両側の折り曲げ部には更に2つの孔24が設けて
あり、刃フレーム3の両側の各中央部に配置しているフ
ロート弾性支持部5aの突起25と嵌合して取付けてあ
る。フロート弾性支持部5aは2つの平行な弾性アーム
26と、両弾性アーム26の自由端を連結する連結部2
7とで構成されて上下方向に移動自在となっており、こ
のことで、中央刃ヘッド2aが略上下垂直方向にフロー
トするように支持される。また、可動刃6aの下部には
連結部材11の先端部に設けた駆動子10aと嵌合する
凹部28が設けてある。
【0013】くし刃Aである中央刃ヘッド2aの固定刃
17の先端は肌との滑りを良くするためにネット刃Bで
ある外側刃ヘッド2b、2cとほぼ垂直方向にガイド面
40が屈曲形成してある。図10(a)(b)はくし刃
Aである中央刃ヘッド2aの剃り時の拡大図を示し、矢
印は肌の移動方向を示している。そして、図10(a)
(b)に示すように、くし刃Aの刃先はネット刃Bと平
行に直立している(従来のようにネット刃Bに対して傾
斜していない)ため剃り方向は左右どちらでも剃り性能
が確保される。しかし、従来のくし刃をそのまま適用し
ただけでは、くし刃Aの刃先が直立しているためくし刃
Aでカットされるべき長い髭までがすり抜けてしまう。
そこで、刃溝深さが重要となり、深すぎれば毛が切断さ
れず通り抜ける場合があり、反対に刃溝深さが浅すぎる
と刃溝の底部に髭が当たって倒れた時肌面とほぼ平行に
なる程に倒れ過ぎると剃り味が悪くなったり、剃り残し
長さがネット刃Bで仕上げ剃りするには長すぎて剃り残
ったりする。そこで、刃溝深さは、くし刃Aによる粗削
り性能を確実にし、ネット刃Bで毛の導入をより効果的
に出す長さまでカットできる深さにすればよいことがわ
かる。この数値(髭の残し長さ)は約0.3〜0.5m
mである。また、シェービング時は肌をヘッド2に落し
付けるためくし刃Aの溝間に肌が侵入する。上記のこと
で髭は約0.3〜1.0mmの長さを対象にシェービン
グされることに鑑み、本発明においては刃溝深さを約
0.5〜1.0mmの範囲に設定するようにしている。
この範囲は以下に示す実験結果により明らかである。
【0014】(実験)刃溝巾;0.26mm、刃溝を構
成する桟巾;0.23mm、振動数;8800cpm、
振巾;2.4mm、髭の伸び量;2日分という条件にお
いて、刃溝の深さを種々変えて毛の導入率を調べたとこ
ろ図11に示すような結果が得られた。ここで、毛の導
入率(%)={(対象とする毛の総本数−0.5mm以
上に剃り残した毛の本数)/(剃り行為をした対象の毛
の総本数)}×100で求めた(但し、1回剃り)。
【0015】図11から明らかなように仕上げ刃である
ネット刃Bでより導入を良くするため、粗削り刃である
くし刃Aで剃り高さを整えるべき刃仕様は刃溝深さが
0.5〜1.0mmであることが判明する。上記のよう
に刃溝深さNを0.5〜1.0mmに設定した場合、髭
イは図11に示すア点(刃溝の底部)で通り抜けるのを
防止され、切断を確実にする作用が発生する。なお、刃
溝の深さを0.5〜1.0mmに設定するのは固定刃1
7と可動刃6aのうち少なくともいずれか一方であれば
よい。また、従来の深い刃溝のくし刃を使用して図12
のように刃溝の底部側を遮蔽板41で覆ってもよい。
【0016】また、可動刃6aを介して固定刃17と反
対側に肌ガイド面42を設置すると肌と可動刃6aが接
して肌に傷付ける現象を押されることが可能となる。添
付図面に示す実施例ではばね押さえ板21の固定刃17
の刃先位置とほぼ同位置に肌と接する肌ガイド面42を
ネット刃Bと垂直方向に形成している。また、固定刃1
7乃至ばね押さえ板21の肌ガイド面40、42に刃溝
を設けると毛の整毛効果が生まれくし刃に容易に導入し
易くなる。
【0017】添付図面に示す実施例ではネット刃Bの間
にくし刃Aを設置したものを示したが、ネット刃Bとく
し刃Aとが協働でシェービングするものであれば、他の
構成としても(例えば、1つのネット刃Bと1つのくし
刃Aをその頂部と刃先を同一に近接して設けたもの)本
発明の効果を発揮できるものである。次に、ネット刃B
である外側刃ヘッド2b、2cにつき詳しく説明する
が、外側刃ヘッド2cは基本的構成が外側刃ヘッド2b
と同じ構成をしているので外側ヘッド2bにつき説明す
る。外側刃ヘッド2bのネット部は刃枠7bの側面凸部
29部分でヒートシールにより固定してあり、可動刃摺
動方向の両端部に弾性アーム30と、弾性アーム30の
自由端を連結する連結部31とで構成されたフロート弾
性支持部5bを設け、刃フレーム3の両端部の嵌合孔3
2にフロート弾性支持部5bの突起33が嵌合してあ
り、フロート弾性支持部5bが上下方向に移動すること
で、外側刃ヘッド2bが略上下垂直方向にフロートする
ようになっている。
【0018】上記のようにフロート弾性支持部5a、5
b、5cを可動刃6a、6b、6cの往復駆動方向の両
端部に配置することで複数の刃ヘッド2の全体としての
巾方向の厚みを狭くすることが可能となり、図5に示す
3つの刃ヘッド2a、2b、2cの先端部が非常にコン
パクトにまとめることができる。このことは、あご下部
や鼻下部の微妙な肌の凹凸部に対する刃ヘッド2の追従
性を増すことができることになり、髭の生え際も刃ヘッ
ド2が確実に当たり、剃り残しの改善や早剃りの向上が
はかれることになる。また、上記のように、中央刃ヘッ
ド2aと両外側刃ヘッド2b、2cのフロート弾性支持
部5a、5b、5cを異なる壁面に(つまり、中央刃ヘ
ッド2aは刃フレーム3に、両外側刃ヘッド2b、2c
は刃枠7b、7cに)配置させることで、十分なフロー
ト量を得ることができ且つ複数の刃ヘッド2の全体とし
ての巾方向の厚みを狭くできると共に、図6においてL
で示す可動刃の摺動方向両端部の切れ味無効領域を小さ
くでき、シェーバ刃部分のコンパクト化、肌への刃ヘッ
ド2の当て易さが向上することになる。
【0019】なお、図に示す実施例では外刃フレームを
刃フレーム3とフレーム4とで構成しているが、刃フレ
ーム3のみで構成し、これを本体1に着脱自在に取付け
てもよい。くし刃Bである中央刃ヘッド2aの往復方向
の振動がたつき防止は図5に示すように、刃枠7bの側
部の両側に凸部34を突設し、中央刃ヘッド2aの刃枠
7aの側部の両側に設けた長孔35に嵌合してあり、中
央刃ヘッド2aと外側刃ヘッド2bのフロートは図7に
示すように、凸部34の長孔35内における上下方向の
逃がし量により中央刃ヘッド2aと外側刃ヘッド2bの
フロート量を調整するようになっており、図8には片側
の外側刃ヘッド2bと中央刃ヘッド2aとのフロート量
が制御されている状態を示している。つまり、図7で上
記嵌合においてHのギャップが存在する場合、図8のよ
うに左側の片側の外側刃ヘッド2bのフロート量をMと
すれば、中央刃ヘッド2aのフロート量はM−Hと制御
できるのである。これは、図9のように往復方向の両端
の変位が異なる片側大なる変位においても両端部にフロ
ート連結部(凸部34と長孔35との嵌合連結部)を設
けてあるので片側変位に敏感に中央刃ヘッド2aが追随
することになる。
【0020】ところで、くし刃Aである中央刃ヘッド2
aは肌の当て角度で肌への滑らかさが変化する。そし
て、片側のネット刃である外側刃ヘッド2bのフロート
が大きい時に中央刃ヘッド2aが全くフロートしない場
合、肌はくし刃である中央刃ヘッド2aの刃先に強く当
たる機会が増え、肌当たりを悪くする。しかして、本発
明によれば、ネット刃Bである外側刃ヘッド2bのフロ
ートがある量より大になれば、長孔35の上端縁が凸部
34に当たってくし刃である中央刃ヘッド2aも追従し
て下方に移動するように(つまり、常に肌がくし刃であ
る中央刃ヘッド2aの先端に強く接触するのを防止し、
一方適度の力と位置でくし刃である中央刃ヘッド2aの
先端が肌に触れるように)凸部34と長孔35との関係
が設定してある。
【0021】また、上記実施例ではネット刃Bである片
方の外側刃ヘッド2bに追従してくし刃Aである中央刃
ヘッド2aが上下するものを示したが、同様の追従機構
で、ネット刃Bである両外側刃ヘッド2b、2cに対し
て中央刃ヘッド2aが追従するような構成としても上記
作用は当然発揮することができる。さらに、くし刃Aで
ある中央刃ヘッド2aのフロート弾性支持支持部5aの
フロート力をネット刃Bである両外側刃ヘッド2b、2
cのフロート力よりも小さく設定するようにしてもよ
く、この場合は、くし刃である中央刃ヘッド2aの肌接
触圧をネット刃Bである両外側刃ヘッド2b、2cより
も小さくでき、更に、肌当たりの向上をはかることがで
きる。その構造は図1において、フロート弾性支持部5
aの弾性アーム26の弾性率をフロート弾性支持部5
b、5cの弾性アーム30の弾性率より小さくすること
で容易に達成できるものである。また、本構造では可動
刃6b、6cの押し上げばね15が外側刃ヘッド2b、
2cのフロート力を大にしている。このことは中央刃ヘ
ッド2aのフロート力を外側刃ヘッド2b、2cのフロ
ート力より小さくする構造が容易にとれることを示して
いる。
【0022】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、ネッ
ト刃と協働し近接位置に設置された往復式粗削り用のく
し刃を備え、粗削り用のくし刃をネット刃とほぼ平行に
し、粗削り用のくし刃の固定刃の先端形状をネット刃と
垂直方向にして肌ガイド面を形成し、粗削り用のくし刃
の固定刃又は可動刃のいずれか一方の刃溝深さを0.5
〜1.0mmとし、可動刃の刃先の位置を固定刃の先端
よりも内側に配置してあるので、剃り方向に影響なく剃
り残しを無くし、早剃り性能を向上させることができる
ものである。
【0023】また、ばね押さえ板を可動刃を介して固定
刃と反対側に設置し、ばね押さえ板の固定刃の刃先位置
とほぼ同位置に肌と接する肌ガイド面をネット刃と垂直
方向に形成したものにおいては、上記の効果に加えばね
押さえ板に設けた肌ガイド面によって、肌に可動刃が接
して肌を傷つけるのを防止できるものである。また、固
定刃乃至ばね押さえ板の肌ガイド面に刃溝を設けたもの
においては、毛の整毛効果があり、くし刃に容易に導入
できるものである。
【0024】更に、粗削り用のくし刃を一対のネット刃
間に設け、粗削り用のくし刃の先端位置をネット刃より
も内側に位置させたものは粗削り用のくし刃により肌を
傷つけるのを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】同上の一部分解斜視図である。
【図3】同上の全体正面図である。
【図4】同上の全体側面断面図である。
【図5】同上の拡大側面断面図である。
【図6】同上の拡大正面断面図である。
【図7】同上の作用説明図である。
【図8】同上の作用説明図である。
【図9】同上の作用説明図である。
【図10】(a)(b)はそれぞれくし刃により髭を導
入して切断している状態の説明図である。
【図11】同上の刃溝深さと毛の導入率との関係を示す
グラフである。
【図12】くし刃の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
A くし刃 B ネット刃 6a 可動刃 17 固定刃 21 ばね押さえ板 40 肌ガイド面 42 肌ガイド面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネット刃と協働し近接位置に設置された
    往復式粗削り用のくし刃を備え、粗削り用のくし刃をネ
    ット刃とほぼ平行にし、粗削り用のくし刃の固定刃の先
    端形状をネット刃と垂直方向にして肌ガイド面を形成
    し、粗削り用のくし刃の固定刃又は可動刃のいずれか一
    方の刃溝深さを0.5〜1.0mmとし、可動刃の刃先
    の位置を固定刃の先端よりも内側に配置して成ることを
    特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 ばね押さえ板を可動刃を介して固定刃と
    反対側に設置し、ばね押さえ板の固定刃の刃先位置とほ
    ぼ同位置に肌と接する肌ガイド面をネット刃と垂直方向
    に形成して成ることを特徴とする請求項1記載の往復式
    電気かみそり。
  3. 【請求項3】 固定刃乃至ばね押さえ板の肌ガイド面に
    刃溝を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 粗削り用のくし刃を一対のネット刃間に
    設け、粗削り用のくし刃の先端位置をネット刃よりも内
    側に位置させて成ることを特徴とする請求項1記載の往
    復式電気かみそり。
JP10332992A 1992-04-23 1992-04-23 往復式電気かみそり Withdrawn JPH05293259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10332992A JPH05293259A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 往復式電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10332992A JPH05293259A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 往復式電気かみそり

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05293259A true JPH05293259A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14351136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10332992A Withdrawn JPH05293259A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 往復式電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05293259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070212A1 (de) * 2001-03-02 2002-09-12 Braun Gmbh Schersystem für einen trockenrasierer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070212A1 (de) * 2001-03-02 2002-09-12 Braun Gmbh Schersystem für einen trockenrasierer
US6889437B2 (en) 2001-03-02 2005-05-10 Braun Gmbh Shaving system for a dry shaver

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1930137B1 (en) Shaving foil for a dry shaver
EP1930136B1 (en) Dry shaver
US8011102B2 (en) Dry shaver
JP2653661B2 (ja) 可変スパンかみそり刃組立体
EP1484144B1 (en) Shaving razor and blade unit with improved guard
CN115023324B (zh) 电动胡须修剪器
US11478943B2 (en) Hair removal device
JP3747620B2 (ja) 往復式電気かみそり
JPH0446156B2 (ja)
JPH05293259A (ja) 往復式電気かみそり
JP4204320B2 (ja) 電気かみそり用のかみそり機構
JP3210722B2 (ja) 往復式電気かみそり
US2238886A (en) Guard for power driven razors
JP2686017B2 (ja) 往復式電気かみそり
JP3493747B2 (ja) 往復式電気かみそり
JP2539149B2 (ja) 往復式電気かみそり
CN219337794U (zh) 剃须刀的刀头结构
JP3609553B2 (ja) 電気かみそり
JPH0246839Y2 (ja)
JPH10151283A (ja) 往復式電気かみそり
JP2000005460A (ja) 往復式電気かみそり
JP2023021049A (ja) 除毛デバイス
JPH11267377A (ja) 往復式電気かみそり
JPS6258752B2 (ja)
JPS61191382A (ja) 電気かみそりのトリマ−装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706