JPH0529274A - 半導体製造装置およびそのクリーニング方法 - Google Patents

半導体製造装置およびそのクリーニング方法

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JPH0529274A
JPH0529274A JP18614891A JP18614891A JPH0529274A JP H0529274 A JPH0529274 A JP H0529274A JP 18614891 A JP18614891 A JP 18614891A JP 18614891 A JP18614891 A JP 18614891A JP H0529274 A JPH0529274 A JP H0529274A
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JP
Japan
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chamber
sputter etching
cleaning gas
etching chamber
plasma
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JP18614891A
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English (en)
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Junichi Arima
純一 有馬
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
Naohiko Takeshita
直彦 竹下
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンバ内のスパッタエッチングによる付着
物をチャンバを開放することなく除去する。 【構成】 スパッタエッチングチャンバ1内を加熱機構
23により加熱しつつクリーニングガス導入口25から
スパッタエッチングチャンバ1内にクリーニングガスを
導入し、ウエハホルダ9にRF電源12からRFバイア
スを与える。この電圧により対向電極10とウエハホル
ダ9との間にプラズマが生じ、クリーニングガスのプラ
ズマが発生する。このプラズマにより防着板14bに付
着している堆積物18が気化される。ターボ分子ポンプ
20によりスパッタエッチングチャンバ1内の気体を外
部に排出する。 【効果】 そのため、スパッタエッチングチャンバ1を
開放することなく堆積物18を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チャンバ内に収納さ
れる半導体基板の表面にスパッタエッチングを施すスパ
ッタエッチング機構を有する半導体製造装置および該半
導体製造装置のクリーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はプロセスチャンバが別個になった
セパレートタイプの従来のスパッタエッチング装置を示
す断面図である。図において、1はスパッタエッチング
チャンバ、2はスパッタエッチングチャンバ1内の気圧
を10-2Torr程度の低真空状態迄荒引きする低真空ポン
プ、3はスパッタエッチングチャンバ1と低真空ポンプ
2の間に設けられた真空バルブ、4は低真空ポンプ2に
より低真空状態にされたスパッタエッチングチャンバ1
内の気圧を10-6〜10-8Torr程度の高真空状態にする
高真空ポンプである。5はスパッタエッチングチャンバ
1と高真空ポンプ4の間に設けられた真空バルブ、6は
スパッタエッチングチャンバ1内の気圧を高真空状態か
ら大気圧に戻すとき、スパッタエッチングチャンバ1内
に窒素又は大気を導入するベント配管、7はスパッタエ
ッチングされる基板を搬送する為の搬送チャンバ、8は
スパッタエッチングチャンバ1と搬送チャンバ7の間に
設けられた真空バルブ、9は基板を設置するウエハホル
ダである。
【0003】10はウエハホルダ9に対向して設けられ
た対向電極、11はスパッタエッチ時に使用する不活性
ガスであるAr(アルゴン)を導入する為のArガス導
入管、12はスパッタエッチング時にウエハホルダ9に
RFバイアスを印加する為のRF電源、13はRF電源
12とウェハホルダ9を接続するケーブルとスパッタエ
ッチングチャンバ1とを絶縁する絶縁体である。14
a,14b,14c,14dは、スパッタエッチング時
に基板からたたき出された材料がスパッタエッチングチ
ャンバ1の内壁や対向電極10に直接付着するのを防止
する防着板である。
【0004】図4は図3に示した装置を用いて基板にス
パッタエッチングを施した場合の装置内の状態を示した
断面図である。図において、15はウエハホルダ9上に
設置された基板、16はArガスがイオン化したアルゴ
イオンAr+ 、17はアルゴイオンAr+ 16が基板1
5の表面に衝突した際、基板15の表面からたたき出さ
れた基板表面上の材料、18は材料17が防着板14
a,14b,14c,14dへ付着して形成された堆積
物である。
【0005】図5は図3に示した装置を用いて多数の基
板15にスパッタエッチングを長時間くり返して行なっ
た後の装置内の状態を示した断面図である。図におい
て、19は防着板14a,14b,14c,14dに付
着して形成された堆積物18が、防着板14a,14
b,14c,14dから剥がれた物(以下異物という)
である。
【0006】次に動作について説明する。真空バルブ
3,5,8を閉じてスパッタエッチングチャンバ1内部
に外部から大気が入らないようにする。次に、真空バル
ブ3を開き低真空ポンプ2を作動させ、スパッタエッチ
ングチャンバ1内の気圧が10-2Torr程度になったら低
真空ポンプ2を停止させ、真空バルブ3を閉じる。一
方、真空バルブ5を開き高真空ポンプ(クライオポンプ
又はターボ分子ポンプ)4を作動させ、スパッタエッチ
ングチャンバ1内の気圧をさらに下げる。そして、スパ
ッタエッチングチャンバ1内を高真空状態(10-7Torr
程度)にする。その後、高真空ポンプを停止させ、真空
バルブ5を閉じる。なお、この時点で搬送チャンバ内も
排気され高真空状態になっているものとする。スパッタ
エッチングチャンバ1内の気圧を大気圧から10-2Torr
程度に下げるのにかかる時間は約30分程度であるが、
これを10-2Torr程度からさらに10-7Torr程度に下げ
るまでには2〜6時間程度必要である。
【0007】スパッタエッチングチャンバ1内の気圧を
高真空状態にした後、真空バルブ8を開き搬送チャンバ
7から基板15を搬送し、ウエハホルダ9上に設置す
る。
【0008】次に、Arガス導入口11よりArガス
(10-3〜10-2Torr)をスパッタエッチングチャンバ
1内に導入し、ウエハホルダ9にRF電源12よりRF
バイアスを印加する。このとき、ウエハホルダ9に設け
られているマッチングボックス(図示せず)の働きによ
り基板15の電位はマイナスの電位になる。なお、対向
電極10、スパッタエッチングチャンバ1は接地してお
く。そうすると、対向電極10とウエハホルダ9との間
でプラズマが発生し、Arガスがイオン化されアルゴン
イオンAr+ 16となる。アルゴンイオンAr+ 16は
プラスにチャージされているため、−電位になっている
基板15の表面にたたき付けられ、基板15表面の材料
17が基板15よりたたき出される。たたき出された材
料17は図4に示すようにスパッタエッチングチャンバ
1内の防着板14a,14b,14c,14dに堆積物
18として付着する。防着板14a,14b,14c,
14dに付着した堆積物18の量が多くなり過ぎると、
堆積物18が剥がれ落ち図5に示すように異物19が発
生する。
【0009】通常、異物19が発生する前に防着板14
a,14b,14c,14dを新品と交換する。この交
換は、真空バルブ3,5,8をすべて閉じ、ベント管6
からスパッタエッチングチャンバ1内に窒素を導入し、
スパッタエッチングチャンバ1内の気圧を大気圧にした
後に行われる。この防着板14a,14b,14c,1
4dの交換時にはスパッタエッチングの処理を停止する
必要があり、このとき約12時間のロスタイムが生じ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のスパッタエッチ
ング装置は以上のように構成されており、異物19の発
生を防止するためには、防着板14a,14b,14
c,14dの交換の頻度を多くする必要がある。防着板
14a,14b,14c,14dの交換時毎にスパッタ
エッチングチャンバ1内の気圧を大気圧にする必要があ
り、このとき上述のようにロスタイムが生じるためスパ
ッタエッチング処理可能時間が短くなる。また、防着板
14a,14b,14c,14dの交換を行うため、ウ
エハホルダ9の位置がずれることもあり、この場合、設
置される基板の位置もずれ、エッチングがうまくできな
くなるという問題点があった。さらに、スパッタエッチ
ングチャンバ1内を開放するのでスパッタエッチングチ
ャンバ1内へ外部から大気が入り、この大気に含まれる
ごみがOリングに付着して、装置が故障するという問題
点もあった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、チャンバを開放することなくチ
ャンバ内のスパッタエッチングによる付着物を除去する
ことができる半導体製造装置およびそのクリーニング方
法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、チャンバ内
に収納された半導体基板の表面にスパッタエッチングを
施すスパッタエッチング機構を有する半導体製造装置に
適用される。
【0013】この発明に係る半導体製造装置は、前記チ
ャンバ内に活性ガスであるクリーニングガスを導入する
クリーニングガス導入口と、前記クリーニングガスをプ
ラズマ化するプラズマ化手段と、前記チャンバ内を排気
するターボ分子ポンプと、前記チャンバ内を加熱する加
熱機構とを備えている。
【0014】この発明に係る半導体製造装置のクリーニ
ング方法は、上記半導体製造装置のクリーニング方法で
あって、前記加熱手段により前記チャンバ内部を加熱す
るとともに、前記クリーニングガス導入口から前記クリ
ーニングガスを前記チャンバ内に導入する工程と、前記
プラズマ化手段により前記クリーニングガスをプラズマ
化し、該プラズマにより前記チャンバの内のスパッタエ
ッチングによる付着物を気化させる工程と、前記チャン
バ内を前記ターボ分子ポンプにより排気する工程とを備
えている。
【0015】
【作用】この発明に係る半導体製造装置におけるクリー
ニングガス導入口には活性ガスであるクリーニングガス
に導入される。加熱手段は、チャンバ内部を加熱するの
で、チャンバ内部にクリーニングガスが吸着せず、ま
た、チャンバ内部に存在する水分も気化する。プラズマ
化手段によりクリーニングガスがプラズマ化され、この
プラズマによりチャンバ内のスパッタエッチングによる
付着物が気体となる。この気体はターボ分子ポンプによ
り排気される。このため、チャンバを開放して付着物を
除去する必要がなくなる。
【0016】この発明における半導体製造装置のクリー
ニング方法においては、加熱手段によりチャンバ内部を
加熱するとともに、チャンバ内部にクリーニングガス導
入口からクリーニングガスを導入するので、クリーニン
グガスがチャンバの内部の壁面に吸着しない。また、チ
ャンバ内部を加熱するので、水分は気化する。プラズマ
化手段によりクリーニングガスがプラズマ化し、該プラ
ズマによりチャンバ内のスパッチエッチングによる付着
物を気化させる。次に、ターボ分子ポンプによりチャン
バ内を排気する。そのため、チャンバを開放して付着物
を除去する必要がなくなる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明に係る半導体製造装置の一実
施例を示す断面図である。図において、図3に示した従
来装置との相違点は、スパッタエッチングチャンバ1の
壁面に設けられた防着板14a,14c,14dなくし
たこと、高真空ポンプ4としてターボ分子ポンプ20を
特に用いたこと、ターボ分子ポンプ20用低真空ポンプ
21,加熱機構23,クリーニングガス導入口25を新
たに設けたこと、対向電極10をウエハホルダ9の基板
設置面を取り囲むような形状にしたことである。ターボ
分子ポンプ20は真空バルブ5を介してスパッタエッチ
ングチャンバ1に接続されている。低真空ポンプ21は
ターボ分子ポンプ20の排気を補助する。加熱機構23
は対向電極10内に設けられている。クリーニングガス
導入口25はクリーニングガスをスパッタエッチングチ
ャンバ1内に導入するためのものである。その他の構成
は従来装置と同様である。
【0018】図2は図1に示した装置を用いて基板15
にスパッタエッチングを施した場合の装置内の状態を示
す断面図である。
【0019】次に動作について説明する。スパッタエッ
チング動作については従来と同様である。すなわち、ス
パッタエッチングチャンバ1内を低真空ポンプ2および
ターボ分子ポンプ20を用いて高真空状態にする。そし
て、ウエハホルダ9上に基板15を設置し、Arガス導
入口11よりArガスをスパッタエッチングチャンバ1
内に導入し、ウエハホルダ9にRF電源12よりRFバ
イアスを印加する。すると対向電極10とウエハホルダ
9との間にプラズマが発生し、アルゴイオンAr+ 16
が基板15にたたき付けられ、基板15表面がスパッタ
効果によりエッチングされる。このとき基板15表面か
らたたき出された例えばシリコンが防着板14bに堆積
物18として付着する。対向電極10はウエハホルダ9
の基板設置面を取り囲むような形状であり、従って対向
電極10のウエハホルダ9に面した側に設けられている
防着板14bの形状もウエハホルダ9の基板設置面を取
り囲むような形状になっている。そのため、基板15か
ら飛び出したシリコンは防着板14bのみに付着し堆積
物18が防着板14b以外に付着することはない。
【0020】次に、堆積物18をスパッタエッチングチ
ャンバ1内を開放することなく除去する方法について説
明する。基板15をスパッタエッチングチャンバ1内か
ら取り除いた状態で以下の処理を施す。シリコンを気化
してエッチングすることができるクリーニングガス、た
とえば、活性なガスであるフレオンをクリーニングガス
導入口25からスパッタエッチングチャンバ1内に導入
する。
【0021】このとき加熱機構23によりスパッタエッ
チングチャンバ1内をあらかじめ加熱しておく。この加
熱によりフレオンがスパッタエッチングチャンバ1の内
部に存在する壁面に吸着しないようにしている。このよ
うにするのは、スパッタエッチングチャンバ1内の気圧
を高真空状態にする場合、フレオンがスパッタエッチン
グチャンバ1の内部に存在する壁面に吸着しているとそ
の吸着しているフレオンも排気しなければならず、高真
空状態にするのに時間がかかるためである。
【0022】RF電源12からRFバイアスをウエハホ
ルダ9に印加するとマッチングボックスの働きによりウ
エハホルダ9の電位はマイナスになり、対向電極10と
ウエハホルダ9との間にフレオンプラズマが発生する。
このフレオンプラズマが発生する範囲に存在する堆積物
18、つまり防着板14bに付着している堆積物(シリ
コン)18がフレオンプラズマにより気化される。次
に、ターボ分子ポンプ20によりスパッタエッチングチ
ャンバ1内の気体をスパッタエッチングチャンバ1の外
部に排出する。
【0023】高真空ポンプとしてターボ分子ポンプ20
を特に用いているのは以下の理由による。スパッタエッ
チングチャンバ1内を高真空状態にする高真空ポンプを
従来装置で使用していたクライオポンプの様な冷凍方式
のものにすると、フレオンガスがクライオポンプに内蔵
される冷凍機の表面に付着しポンプの能力が劣化してし
まう。そのため、スパッタエッチングチャンバ1内のク
リーニング後、再びスパッタエッチングチャンバ1内を
高真空状態にできない。一方、ターボ分子ポンプ20は
クライオポンプのように冷凍方式のものではなくガス分
子の移動により排気を行うものなので、ポンプの能力が
劣化することがない。そのため、スパッタエッチングチ
ャンバ1内をクリーニング後、再び高真空状態にするの
に要する時間がクライオポンプを用いた時よりも速くな
る。
【0024】一方、ターボ分子ポンプ20は、水分(H
2 O)の排気能力がクライオポンプと比較して悪いた
め、ターボ分子ポンプ20を用いてスパッタエッチング
チャンバ1内の気圧を高真空状態にするのにクライオポ
ンプに比べ時間がかかる。そこでスパッタエッチングチ
ャンバ1内の水分を除去するために加熱機構23を設け
ている。この加熱機構23によりスパッタエッチングチ
ャンバ1内を加熱し、防着板14b等に吸着している水
分を気化させ、水蒸気にしてターボ分子ポンプ20で真
空引きするようにしている。これにより、スパッタエッ
チングチャンバ1内を真空状態にする時間が短縮され
る。
【0025】以上のように、フレオンプラズマにより堆
積物18を気化させ、ターボ分子ポンプ20により外部
へ排出するようにしたので、スパッタエッチングチャン
バ1を開放することなくチャンバ内をクリーニングでき
る。仮に、スパッタエッチングチャンバ1を開放してク
リーニングするようにしたとしても、スパッタエッチン
グチャンバ1の開放頻度は少なくなる。その結果、スパ
ッタエッチング可能時間が長くなる。また、ウエハホル
ダ9の位置ずれが生じにくくなり、スパッタエッチング
がうまくできなくなることがない。さらに、Oリングに
ごみがつきにくくなり、装置が故障しにくくなる。
【0026】なお、フレオンガスを用いるためスパッタ
エッチングチャンバ1内で使用する材料はフレオンガス
に対して耐腐食性のあるものでなければならない。クリ
ーニングガスとしてフレオンガスを使用する場合、スパ
ッタエッチングチャンバ1内の材料はチタン製のものは
使用できず、アルミニューム等により構成すればよい。
【0027】なお、上記実施例では加熱機構23を対向
電極10の内部に設けた場合について説明したが、加熱
機構23はスパッタエッチングチャンバ1内部を加熱す
ることがでればどのような位置に設けてもよい。
【0028】また、上記上記実施例ではフレオンガスを
クリーニングガスとして使用した場合について説明した
が、これに限定されず、プラズマ化されることにより防
着板14bに付着している堆積物18を気化することが
できればどの様なガスでもよい。
【0029】さらに、上記実施例では、防着板14bを
ウエハホルダ9の基板設置面を取り囲むような形状にし
たが、防着板14bの形状は図3に示した従来のような
形状であってもよい。このような形状にしても堆積物1
8が最も多く形成される対向電極10近傍にフレオンプ
ラズマが生じ、ほとんどの堆積物18は除去されるの
で、スパッタエッチングチャンバ1の開放頻度は減る。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の半導体製
造装置によれば、チャンバ内に活性なクリーニングガス
を導入するクリーニングガス導入口と、クリーニングガ
スをプラズマ化するプラズマ化手段と、チャンバ内を排
気するターボ分子ポンプと、チャンバ内を加熱する加熱
手段とを設けたので、チャンバの内部の壁面にクリーニ
ングガスが吸着せず、また、チャンバ内部に存在する水
分も気化する。またクリーニングガスがプラズマ化さ
れ、このプラズマによりチャンバ内のスパッタエッチン
グによる付着物が気体となる。この気体はターボ分子ポ
ンプによりチャンバ外に排出される。このため、チャン
バを開放して付着物を除去する必要がなくなる。その結
果、チャンバを開放頻度が減り、基板の処理可能時間が
長くなるという効果がある。また、チャンバに外部から
大気が入る頻度が少くなるので、装置の故障が少なくな
るという効果がある。
【0031】また、請求項2に記載の半導体製造装置の
クリーニング方法によれば、加熱手段によりチャンバ内
部を加熱するとともに、チャンバ内部にクリーニングガ
ス導入口から活性なクリーニングガスを導入するので、
クリーニングガスがチャンバの内部の壁面に吸着しな
い。またチャンバ内を加熱するので、水分は気化する。
プラズマ化手段によりクリーニングガスがプラズマ化
し、該プラズマによりチャンバ内のスパッタエッチング
による付着物を気化させる。次に、ターボ分子ポンプに
よりチャンバ内を排気する。そのため、チャンバを開放
して付着物を除去する必要がなくなる。その結果、チャ
ンバを開放頻度が減り、基板の処理可能時間が長くなる
という効果がある。また、チャンバに外部から大気が入
る頻度が少くなるので、装置の故障が少なくなるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体製造装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1に示した装置の動作を説明するための図で
ある。
【図3】従来のスパッタエッチング装置を示す断面図で
ある。
【図4】図3に示した装置の説明をするための図であ
る。
【図5】図3に示した装置の説明をするための図であ
る。
【符号の説明】
1 スパッタエッチングチャンバ 9 ウエハホルダ 10 対向電極 12 RF電源 23 加熱機構 25 クリーニングガス導入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内に収納された半導体基板の表
    面にスパッタエッチングを施すスパッタエッチング機構
    を有する半導体製造装置において、 前記チャンバ内に活性ガスであるクリーニングガスを導
    入するクリーニングガス導入口と、 前記クリーニングガスをプラズマ化するプラズマ化手段
    と、 前記チャンバ内を排気するターボ分子ポンプと、 前記チャンバ内を加熱する加熱手段とを備えた半導体製
    造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体製造装置のクリ
    ーニング方法であって、 前記加熱手段により前記チャンバ内部を加熱するととも
    に、前記クリーニングガス導入口から前記クリーニング
    ガスを前記チャンバ内に導入する工程と、 前記プラズマ化手段により前記クリーニングガスをプラ
    ズマ化し、該プラズマにより前記チャンバ内のスパッタ
    エッチングによる付着物を気化させる工程と、 前記チャンバ内を前記ターボ分子ポンプにより排気する
    工程とを備えた半導体製造装置のクリーニング方法。
JP18614891A 1991-07-25 1991-07-25 半導体製造装置およびそのクリーニング方法 Pending JPH0529274A (ja)

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