JPH05292256A - 長尺イメージセンサ - Google Patents

長尺イメージセンサ

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JPH05292256A
JPH05292256A JP4114293A JP11429392A JPH05292256A JP H05292256 A JPH05292256 A JP H05292256A JP 4114293 A JP4114293 A JP 4114293A JP 11429392 A JP11429392 A JP 11429392A JP H05292256 A JPH05292256 A JP H05292256A
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JP
Japan
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light receiving
output
signal
sensor
receiving elements
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JP4114293A
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Inventor
Kiichi Yamada
紀一 山田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長尺イメージセンサにおいてセンサ基板接続
部分での画質の劣化を防止し、且つ高精度の基板切断技
術及び接続技術を必要とせずに容易に製造可能な長尺イ
メージセンサを得る。 【構成】 隣接するセンサ基板2の端部受光素子1a相
互の配列ピッチPxを、センサ基板2に配列された受光
素子1の配列ピッチPの1.5倍以上3.75倍以下と
するとともに、前記端部受光素子1a相互間に仮想素子
4を想定し、該仮想素子4の出力を前記端部受光素子1
a相互間の間隔に応じて、少なくとも前記端部受光素子
1aの出力により補間出力演算手段で補間し、センサ基
板2接続部分での画質の劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の受光素子を一列
に配設して成るセンサ基板を、前記受光素子が直線状と
なるように継ぎ合せた長尺イメージセンサに係り、特に
センサ基板接続部において画質の劣化を防止する構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】密着型の1次元イメージセンサは、アモ
ルファスシリコン等の光電変換膜を用いた薄膜積層構造
の受光素子を、複数個一列に配設した原稿幅に略等しい
長さの受光素子アレイから形成され、原稿画像を等倍で
読み取るように構成されている。上記のような薄膜積層
構造のイメージセンサは、ガラス等で構成された絶縁基
板上に薄膜の着膜及びパターニングを順次行なうことに
より製造されるが、着膜装置等の製造装置の制約により
長尺(日本工業規格A列3番以上の長さ)の1次元イメ
ージセンサを作製することができない。
【0003】大型図面等を等倍で読み取る長尺イメージ
センサを実現するためには、図9に示すように、複数の
受光素子1が一列に配設された3個のセンサ基板2を支
持板3上に直線状となるように接合させて形成する。受
光素子アレイが形成されたセンサ基板2(ガラス基板)
の両端部を切断し、センサ基板2同士を接合する場合、
その継ぎ目部分において、センサ基板2の端部受光素子
1a相互の間隔が、センサ基板2上の受光素子1の配列
ピッチと同じになるよう高精度に位置合わせをしながら
支持基板3に固定することが行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センサ
基板2端部においては、切断及び接続のための余裕スペ
ースが充分でないので、基板切断技術及び接続技術に高
い精度を必要とするので、センサ基板2上の受光素子1
の配列ピッチと同じになるよう隣接するセンサ基板2の
端部受光素子1a同士を誤差なく位置合わせすることが
困難であるという問題点があった。すなわち、例えば、
受光素子1の配列ピッチを62.5μm(密度に換算し
て16dot/mm相当)とし、受光素子1の幅を50μm
とした場合、センサ基板2を切断するための切り代と接
続精度を含めた余裕スペースは12.5μmとなる。通
常のガラス基板切断機を使用した場合、基板切断面の凹
凸は10μm以上生じるので端部受光素子1aを破損さ
せる可能性があり、前記余裕スペースではセンサ基板2
上の受光素子1と同じ配列ピッチで端部受光素子1a同
士を繋ぐことが困難であった。
【0005】また、図10に示すように、センサ基板2
の端部受光素子1aの幅を他の受光素子1より狭く形成
し、切断及び接続のための余裕スペースを広くし、セン
サ基板2上の受光素子1と同じ配列ピッチPでセンサ基
板2を支持基板3上で接続することが提案されている。
しかしこの場合、端部受光素子1aの形状が他の受光素
子1と異なるので、出力レベルに差が生じたりモアレの
発生原因となる等、画質の劣化が避けられないという欠
点がある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、長尺イメージセンサにおいてセンサ基板接続部分で
の画質の劣化を防止し、且つ高精度の基板切断技術及び
接続技術を必要とせずに容易に製造可能な長尺イメージ
センサを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するため本発明は、複数の受光素子を一列に配設して
成るセンサ基板同士を接続するに際し、接続部分に2画
素以内の仮想素子を想定し、補間出力演算手段により前
記仮想素子の出力を補間するものである。そして、受光
素子アレイの各受光素子から時系列的に画像信号を読み
取る場合、受光素子配列ピッチをPとすると、受光素子
の位置のずれが1/4P以内であれば出力信号に影響を
与えない事実に着目することにより、端部受光素子相互
の間隔が決められる。従って、前記仮想素子の数を1個
とする場合、端部受光素子相互の配列ピッチは、1.5
P〜2.5Pの範囲であればよい。また、仮想素子の数
を2個とする場合、端部受光素子相互の配列ピッチは、
2.25P〜3.75Pの範囲であればよい。
【0008】すなわち本発明は、複数の受光素子を一列
に配設して成るセンサ基板を、前記受光素子が直線状と
なるように継ぎ合せた長尺イメージセンサにおいて、次
の構成を特徴としている。隣接するセンサ基板の端部受
光素子相互の配列ピッチを、センサ基板に配列された受
光素子の配列ピッチの1.5倍以上3.75倍以下とす
る。前記端部受光素子相互間に仮想素子を想定し、該仮
想素子の出力を前記端部受光素子相互間の間隔に応じ
て、少なくとも前記端部受光素子の出力により補間出力
演算手段で補間する。
【0009】
【作用】本発明によれば、センサ基板同士を接続して長
尺イメージセンサとする場合、センサ基板の端部受光素
子相互間に仮想素子を想定することにより、センサ基板
の端部切断に際して、切断及び接続のための余裕スペー
スを広くとることができ、高精度の切断技術及び接合技
術を用いることなくセンサ基板を切断及び接続させるこ
とができる。また、隣接するセンサ基板の端部受光素子
相互の配列ピッチを、センサ基板に配列された受光素子
の配列ピッチの1.5倍以上3.75倍以下とするの
で、仮想素子の数を補間可能な画素数である2個以下と
することができる。仮想素子の補間出力は、前記端部受
光素子の出力をデータとし、前記端部受光素子相互間の
間隔を考慮して補間出力演算手段により計算して求め
る。
【0010】
【実施例】本発明に係る長尺イメージセンサの一実施例
について図1を参照しながら説明する。図1は長尺イメ
ージセンサを構成するセンサ基板2同士の接続部分を示
す平面説明図である。長尺イメージセンサは、ガラス・
セラミックから成る絶縁性基板10上に薄膜積層プロセ
スで配列ピッチがPとなる複数の受光素子1を一列に配
設してセンサ基板2を形成し、該センサ基板2の両端部
を切断した後、支持基板3上に複数のセンサ基板2が直
線状になるように配置して構成される。
【0011】前記受光素子1は、例えば、クロム(C
r)を着膜及びパターニングすることにより各画素毎に
個別に形成する金属電極11、帯状のアモルファスシリ
コン(a−Si)から成る光電変換層12、帯状の酸化
インジウム・スズ(ITO)から成る透明電極13を絶
縁性基板10上に順次積層したサンドイッチ構造で構成
されている。前記金属電極11には、駆動用IC(図示
せず)に接続するための引き出し配線14がパターニン
グ時に同時に形成される。このような受光素子1によれ
ば、透明電極13側より入射した画像情報を含んだ光に
より電荷を生成し、該電荷を各受光素子1毎に金属電極
11の引き出し配線14を介して駆動ICにより時系列
的に出力するように構成されている。そして、前記セン
サ基板2同士の接続部分においては、仮想素子4を想定
し該仮想素子4が検知すべき出力を周辺の受光素子1の
出力で補間するように構成する。
【0012】上記のように各受光素子1から時系列的に
画像信号を読み取る場合、受光素子1の配列ピッチがP
であるとき、受光素子1の位置のずれが1/4P以内で
あれば出力信号に影響を与えないことが確認されてい
る。従って、前記仮想素子4の想定を1個とした場合、
支持基板3上にセンサ基板2を配置する際に、センサ基
板2同士の接続部分におけて、センサ基板2の端部受光
素子1a相互の配列ピッチをPxとすれば、1.5P≦
Px≦2.5Pを満足するように配置し、仮想素子4の
出力をセンサ基板2の端部受光素子1aの出力から直線
補間により推定して得ている。
【0013】仮想素子4の出力を推定して得る方法につ
いて、図2を参照して更に詳細に説明する。図2はセン
サ基板2の一端部側の受光素子1a、仮想素子4、前記
センサ基板2に隣接するセンサ基板2の一端部側の受光
素子1a´の出力をそれぞれ示している。仮想素子4の
出力は、端部受光素子1aからの出力及び端部受光素子
1a´の出力から直線補間により求める。すなわち、受
光素子1aの出力をVa、受光素子1a´の出力をVa
´、仮想素子の出力をVxとすれば、Vx=(Va+V
a´)/2で求められる。直線補間を施すことは、Px
/2の位置に受光素子1a及び受光素子1a´の平均値
を出力する仮想素子4を配置することに他ならない。
【0014】本実施例の場合、センサ基板2の端部受光
素子1a相互の配列ピッチPxは、2Pであることが望
ましいが、受光素子1の位置ずれ量は配列ピッチPに対
し25%程度までなら画質上問題がないので、センサ基
板2の位置合わせの精度が悪いような場合においても、
前記範囲(1.5P≦Px≦2.5P)内であれば仮想
素子4の仮想的な位置のずれは±1/4以内におさまる
ため、画質の劣化を防止することができる。
【0015】次に、上記のような長尺イメージセンサに
おいて、接続部分の画像信号が補間される場合のライン
全体の信号読み取り動作を、図3ないし図5を参照しな
がら説明する。長尺イメージセンサは、3つのセンサ基
板2を接続して構成され、各センサ基板2の受光素子ア
レイは、それぞれ駆動IC(図示せず)により各受光素
子1からの信号を時系列信号として出力し、該信号はA
/D変換器(図示せず)でディジタル信号に変換されて
いる。図3は、各センサ基板2の受光素子アレイで得ら
れるディジタル信号DATA1,DATA2,DATA3から長尺イメ
ージセンサのライン全体の時系列信号を得るための信号
処理回路を示すもので、書き込みと読み出しを非同期に
できる5つのFIFO回路20,30,40及び演算回
路50,60と、各FIFO回路の書き込みを制御する
書き込み制御線WE,WE121,WE122、各FIFO回
路の読み出しを制御する読み出し制御線RE1,RE
2,RE3と、演算回路50,60の読み出しを制御す
る読み出し制御線RE12,RE23と、各FIFO回
路及び演算回路の出力に接続された信号出力線OUTか
ら構成されている。FIFO回路20,30,40は、
各センサ基板2の受光素子アレイからの時系列信号の書
き込み及び読み出しを行なう。演算回路50,60は、
各センサ基板2の接続部分における仮想素子4の出力の
補間を行なう。
【0016】FIFO回路20にはディジタル信号DATA
1が入力され、書き込み制御線WEからの書き込み許可
信号パルスにより書き込みを行ない、読み出し制御線R
E1からの読み出し許可信号パルスにより信号出力線O
UTに読み出される。FIFO回路30にはディジタル
信号DATA2が入力され、書き込み制御線WEからの書き
込み許可信号パルスにより書き込みを行ない、読み出し
制御線RE2からの読み出し許可信号パルスで信号出力
線OUTに読み出される。FIFO回路40にはディジ
タル信号DATA3が入力され、書き込み制御線WEからの
書き込み許可信号パルスにより書き込みを行ない、読み
出し制御線RE3からの読み出し許可信号パルスで信号
出力線OUTに読み出される。また、前記各FIFO回
路20,30,40は、時系列信号の書き込み及び読み
出しを行なうため、書き込み用クロック信号線WCK及
び読み出し用クロック信号線RCKが接続されている。
【0017】演算回路50にはディジタル信号DATA1及
びディジタル信号DATA2が入力され、ディジタル信号DA
TA1の最後尾の信号(図2における受光素子1aの信号
Va)を書き込み制御線WE121からの書き込み許可信
号パルスにより、ディジタル信号DATA2の先頭の信号
(図2における受光素子1a´の信号Va´)を書き込
み制御線WE122からの書き込み許可信号パルスにより
それぞれ書き込みを行ない、演算した後、読み出し制御
線RE12からの読み出し許可信号パルスにより信号出
力線OUTに読み出される。演算回路60にはディジタ
ル信号DATA2及びディジタル信号DATA3が入力され、デ
ィジタル信号DATA2の最後尾の信号を書き込み制御線W
E121からの書き込み許可信号パルスにより、ディジタ
ル信号DATA3の先頭の信号を書き込み制御線WE122か
らの書き込み許可信号パルスによりそれぞれ書き込みを
行ない、演算した後、読み出し制御線RE23からの読
み出し許可信号パルスにより信号出力線OUTに読み出
される。
【0018】演算回路50,60中における演算は、図
4に示す回路で行なわれる。すなわち、ラッチ回路51
においてディジタル信号DATA1及びディジタル信号DATA
2のうち、受光素子1aの信号Va及び受光素子1a´
の信号Va´をそれぞれ書き込み制御信号WE121,W
E122でラッチし、該信号をそれぞれROM回路52で
1/2の出力とする。各ROM回路52の出力は加算さ
れてラッチ回路53でラッチされ、3ステートバッファ
回路54に出力される。3ステートバッファ回路54に
おいては、読み出し制御線RE12のパルスに応じて、
直線補間された補間出力Vxを出力する。3ステートバ
ッファ回路54の出力は、補間出力Vxが出力されない
ときにはハイインピーダンス状態となっている。
【0019】上記信号処理回路の動作について、図5の
タイミングチャートを参照しながら説明する。各センサ
基板2の受光素子アレイは、スタートパルス信号STPに
より読み取りを行ない、A/D変換された時系列のディ
ジタル信号DATA1,DATA2,DATA3が並列に信号処理回
路に入力される。信号処理回路の各FIFO回路20,
30,40においては、書き込み制御線WEの書き込み
許可信号パルスにより、ディジタル信号DATA1,DATA
2,DATA3が書き込まれる。また、演算回路50におい
ては、書き込み制御線WE121,WE122の書き込み許可
信号パルスにより、ディジタル信号DATA1の最後尾の信
号(センサ基板2の端部受光素子1aの信号)及びディ
ジタル信号DATA2の先頭の信号(センサ基板2の端部受
光素子1a´の信号)をそれぞれ書き込む。演算回路6
0においても同様に、書き込み制御線WE121,WE122
の書き込み許可信号パルスにより、ディジタル信号DATA
2の最後尾の信号(センサ基板2の端部受光素子1aの
信号)及びディジタル信号DATA3の先頭の信号(センサ
基板2の端部受光素子1a´の信号)をそれぞれ書き込
む。
【0020】読み出し動作においては、先ず、読み出し
制御線RE1の読み出し許可信号パルスによりFIFO
回路20からディジタル信号DATA1が出力信号線OUT
に出力される。次に、読み出し制御線RE12の読み出
し許可信号パルスにより演算回路50から1画素分の補
間出力信号Vxが出力信号線OUTに出力される。続い
て、読み出し制御線RE2の読み出し許可信号パルスに
よりFIFO回路30からディジタル信号DATA2が、読
み出し制御線RE23の読み出し許可信号パルスにより
演算回路60から1画素分の補間出力信号Vxが、読み
出し制御線RE3の読み出し許可信号パルスによりFI
FO回路40からディジタル信号DATA3が順次出力信号
線OUTに出力されることにより、長尺イメージセンサ
のライン全体の画像信号を得る。
【0021】図6及び図7は、本発明の他の実施例を示
すもので、センサ基板2の接続部分における仮想素子4
の想定を2個とするものである。図中、図1と同様の構
成をとる部分については同一符号を付している。この場
合、2個の仮想素子4についてそれぞれ1/4Pのずれ
が許容されるので、センサ基板2の端部受光素子1a相
互の配列ピッチをPxとすれば、2.25P≦Px≦
3.75Pを満足するようにセンサ基板2を配置すれば
よい。各仮想素子4の出力は、前記同様にセンサ基板2
の端部受光素子1aの出力を基に直線補間により推定し
て得ている。
【0022】各仮想素子4の出力を推定して得る方法に
ついて、図7を参照して更に詳細に説明する。図7はセ
ンサ基板2の一端部側の受光素子1a、仮想素子4、前
記センサ基板に隣接するセンサ基板2の一端部側の受光
素子1a´の出力をそれぞれ示している。各仮想素子4
の出力は、受光素子1aからの出力及び受光素子1a´
の出力から直線補間により求める。すなわち、受光素子
1aの出力をVa、受光素子1a´の出力をVa´、各
仮想素子4の出力をVy,Vzとすれば、Vy=(2V
a+Va´)/3,Vz=(Va+2Va´)/3で求
められる。前記直線補間により仮想素子の出力を求める
ことは、Pxを3等分した位置にそれぞれVy,Vzを
出力する仮想素子4を配置することに他ならない。
【0023】本実施例の場合、センサ基板2の端部受光
素子1a相互の配列ピッチPxは、3Pであることが望
ましいが、受光素子1の位置ずれ量は配列ピッチPに対
し25%程度までなら画質上問題がないので、センサ基
板2の位置合わせの精度が悪いような場合においても、
前記範囲(2.25P≦Px≦3.75P)内であれば
仮想素子4の仮想的な位置のずれは±1/4以内におさ
まるため、画質の劣化を防止できる。
【0024】本実施例においても前記実施例と同様に、
各センサ基板2の受光素子アレイからの時系列信号をデ
ィジタル変換し、これらの信号を信号処理回路で処理し
て長尺イメージセンサのライン全体の画像信号を得る。
信号処理回路の構成は図3と同様であるが、前記実施例
では接続部分において補間する画素(仮想素子4)を1
個としたのに対して、本実施例では2個としている。従
って、読み出し制御線RE12,RE23の読み出し許
可信号パルスのパルス幅を2画素分とする。
【0025】また、演算回路50,60中における演算
は、図8に示す回路で行なわれる。すなわち、ラッチ回
路51において、ディジタル信号DATA1及びディジタル
信号DATA2のうち、受光素子1の信号Va及び受光素子
1a´の信号Va´をそれぞれ書き込み制御信号WE12
1,WE122でラッチし、該信号をそれぞれROM回路5
2aで1/3の出力とする。各ROM回路52aの出力
をそれぞれROM回路52bにより2倍の出力とし、前
記ROM回路52aの出力とROM回路52bの出力と
を加算してラッチ回路53でラッチし、もう一方のRO
M回路52aの出力とROM回路52bの出力とを加算
してラッチ回路53でラッチする。ラッチされた信号は
各3ステートバッファ回路54に出力される。3ステー
トバッファ回路54においては、読み出し制御線RE1
2aの読み出し許可信号パルスに応じて、直線補間され
た補間出力Vyを出力する。また、3ステートバッファ
回路54においては、読み出し制御線RE12bの読み
出し許可信号パルスに応じて、直線補間された補間出力
Vzを出力する。各3ステートバッファ回路54の出力
は、補間出力Vy,Vzが出力されないときにはハイイ
ンピーダンス状態となっている。従って、演算回路5
0,60においては、直線補間された2画素分の信号を
得ることができる。
【0026】上述した実施例によれば、センサ基板2の
端部受光素子1a相互間に想定する仮想素子4の出力
は、仮想素子4の仮想位置に基づいて仮想素子4に最も
近い2つの端部受光素子1aの出力から直線補間した
が、周辺4個の受光素子1の出力を基礎としたり、ま
た、各出力に重み係数を乗じて演算するようにしてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、複数のセンサ基板を接
続した成る長尺イメージセンサにおいて、接続部におけ
るセンサ基板の端部受光素子相互間に仮想素子を想定
し、端部受光素子相互の間隔に応じて、前記仮想素子の
出力を当該仮想素子が検知すべき画素の周辺の画素配列
を参照して推定して出力する構成としたので、高精度の
基板切断及び接合技術を用いることなくセンサ基板を接
続して長尺イメージセンサを得ることができる。また、
端部受光素子相互の間隔を、受光素子配列ピッチの1.
5以上3.75以下として、仮想素子の数を2個以下と
するとともに、仮想素子1個に対してのずれ量を受光素
子配列ピッチPの1/4以下とすることができるので、
画質の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す長尺イメージセンサ
のセンサ基板接続部分の平面説明図である。
【図2】 図1の実施例におけるセンサ基板の端部受光
素子及び仮想素子の位置に対する出力を説明するための
グラフ図である。
【図3】 信号処理回路のブロック図である。
【図4】 信号処理回路において補間出力を得るための
ブロック図である。
【図5】 信号処理回路の動作を示すタイミングチャー
ト図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す長尺イメージセン
サの接続部分の平面説明図である。
【図7】 図6の実施例におけるセンサ基板の端部受光
素子及び仮想素子の位置に対する出力を説明するための
グラフ図である。
【図8】 信号処理回路において補間出力を得るための
ブロック図である。
【図9】 長尺イメージセンサの斜視説明図である。
【図10】 長尺イメージセンサにおけるセンサ基板接
続部分の従来構造を示す平面説明図である。
【符号の説明】
1…受光素子、 1a…端部受光素子、 2…センサ基
板、 3…支持基板、4…仮想素子、 10…絶縁性基
板、 11…金属電極、 12…光電変換層、 13…
透明電極、 14…引き出し配線、 20,30,40
…FIFO回路、 50,60…演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子を一列に配設して成るセ
    ンサ基板を、前記受光素子が直線状となるように継ぎ合
    せた長尺イメージセンサにおいて、隣接するセンサ基板
    の端部受光素子相互の配列ピッチを、センサ基板に配列
    された受光素子の配列ピッチの1.5倍以上3.75倍
    以下とするとともに、前記端部受光素子相互間に仮想素
    子を想定し、該仮想素子の出力を前記端部受光素子相互
    間の間隔に応じて、少なくとも前記端部受光素子の出力
    により補間出力演算手段で補間することを特徴とする長
    尺イメージセンサ。
JP4114293A 1992-04-08 1992-04-08 長尺イメージセンサ Pending JPH05292256A (ja)

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JP4114293A JPH05292256A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 長尺イメージセンサ

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JP4114293A JPH05292256A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 長尺イメージセンサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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