JPH0529221Y2 - - Google Patents

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JPH0529221Y2
JPH0529221Y2 JP13463187U JP13463187U JPH0529221Y2 JP H0529221 Y2 JPH0529221 Y2 JP H0529221Y2 JP 13463187 U JP13463187 U JP 13463187U JP 13463187 U JP13463187 U JP 13463187U JP H0529221 Y2 JPH0529221 Y2 JP H0529221Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、地下道、地下鉄あるいは建物の入口
に設置され、異常出水や高潮の際、雨水や海水の
流入を防止する防潮板装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、地下道や建物の入口に設置される防潮板
は第9図に示すように開口部両側壁1,1に断面
コ字形の溝2を有する係止部材3,3を向い合せ
て設け、出水時には前記溝2,2に仕切板4の両
端部を嵌合させるようにしたものや第10図に示
すように開口部床面5に仕切板6を埋設すると共
に該板6に電動あるいは油空圧で立上がり可能と
なるような装置7を取付け、出水時には前記装置
によつて仕切板6を立上がらせるようにしたもの
が知られている。
ところで、第9図に示すようなものは、仕切板
4を別途保管しておく必要があると共に、非常時
には保管場所から運んできて、取付作業が行わな
ければならず、手間がかかると云う難点がある。
さらに防潮板設置個所の側壁に溝を有する係止部
材を露出して設ける必要があり、美観、体裁の上
で問題がある。また第10図に示すものは、操作
は簡単であるが、構造が複雑で、設置に多大の費
用がかると共に、平常時に仕切板上は通路となる
ことが多く、人車の重量で装置が故障しやすいと
いう難点がある。
そこで、出願人は上記難点を解消すべく、緊急
時に開口間口に立設され可撓性を有する仕切板
と、床面に埋設され、前記仕切板の下端部を水密
に固定し、平常的には仕切板を格納する仕切板格
納ケースと、前記格納ケースの両端に配置され、
仕切板を立ち上げた時、仕切板両端部を水密に固
定する固定部材とからなる防潮板装置を考案し、
実願昭59−179419号をもつて登録出願した。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記防潮板装置はその後の出願
人の試験研究、また実用化の段階において、以下
のような問題点があることが判明した。
すなわち、上記防潮板装置は、非常時に仕切板
を格納ケースから引き出して立ち上げ、その両端
を側壁に設けた固定用部材に固定し、間口を遮断
するように構成されており、しかも仕切板が可撓
性を有する合成ゴム等のシートで作られているた
め、特に開口間口の広い場所に設置した装置にお
いては、開口中央部で侵入してくる水の圧力によ
つて仕切板が円弧状に弯曲し、水が仕切板上面を
オーバーフローしてしまい、防潮板装置としての
機能を果たし得ないという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記従来形の防潮板装置の問題点を排
除すべくなされたもので、緊急時に開口間口に立
設される可撓性を有する仕切板と、床面に埋設さ
れ、前記仕切板の下端部を水密に固定し、平常時
には仕切板を格納する仕切板格納ケースと、前記
格納ケースの両端に配置され、仕切板を立ち上げ
た時、仕切板両端部を水密に固定する固定部材と
からなる防潮板装置であつて、前記仕切板の少な
くとも上端部には、仕切板の幅方向に補強材を取
付けると共に、仕切板を立上げた時、前記補強材
の両端を側壁側に固定するようにしたものであ
る。
[実施例] 以下、本考案による防潮板について図示の実施
例に基づき具体的に説明する。
第1図は本考案の防潮板装置の実施例に示す正
面図で、図中符号20は開口間口に設置される防
潮板装置、21は開口間口床面、22,22は同
側壁である。防潮板装置20は緊急時に開口間口
に立上げられる仕切板23と開口間口床面に埋設
され、平常時に前記仕切123を格納しておく格
納ケース24及び仕切板23を立ち上げた時、仕
切板23の両端部を固定するために側壁22,2
2に設置される固定部材25,25より構成され
る。
仕切板23は合成ゴム等の可撓性材料からなり
防水性を有し、開口間口幅よりやや幅広のシート
状で、第2図に示すように下端部は格納ケース2
4内に配置された防水性の取付台26,26上に
押圧部材27を介してボルト28で取付けられ、
一方仕切板23両端部には固定片29,29が一
体に形成されて高さ方向の複数個所にボルト孔3
0,30,30が穿設されている。
さらに、仕切板23の上端部には、第1図及び
第3図に示すように袋状の折り返し31が幅方向
に形成され、該折り返し31の中にはパイプ状の
金属製補強材32が挿通されている。そして、補
強材32の両端には第3図に示すようにターンバ
ツクル式の締め付け具33を介して先端に抜け止
め34が形成された取付片35が配置されてい
る。
この仕切板23は平常時においては、床面に埋
設した格納ケース24内に、第5図乃至第6図に
示すように両端の固定片29,29を内側に折り
込み、屏風を折り畳んだ状態で格納される。
格納ケース24は、床面21の開口方向に埋込
まれる箱体で、底部には、第2図に示すように比
較的剛性を有するゴム体から作られた上縁にV字
形の溝26aを有する仕切板取付台26,26が
開口方向に二列平行に固定されており、前述した
ようにこの台26,26上に仕切板23下端部が
押圧部材27を介してボルト28で取付けられて
いる。
さらに前記押圧部材27上の長手方向に向けて
均等に分割された位置(本実施例においては3等
分)には、起倒自在の補強柱36が取付けられて
いる。この補強柱36は第2図に示すようにパイ
プ状で根元部を押圧部材27にヒンジ37で連結
されると共に、上端部には仕切板23上端に取付
けた補強材32と係合するような鉤形の係止片3
8が取付けられており、通常時には、格納ケース
24内に倒伏状態で格納されている。また、格納
ケース24の開口上縁部には、ヒンジ39,3
9,39,39を介して蓋40が開閉自在に、し
かも閉鎖したとき、床面と同レベルとなるように
取付けられている(第2図及び第4図)。
一方、前記格納ケース24の両端が位置する開
口側壁22,22には高さ方向に仕切板23の固
定部材25,25が取付けられている。この固定
部材25は第5図乃至第8図に示すようにヒンジ
41を介して扉42が取付けられた一対の箱状の
ケース本体43を開放面が互いに向かい合うよう
に開口側壁22,2に配置すると共に、前記ケー
ス本体43の底面部には、断面コ字形の基台44
が開口部を開口方向に向けて高さ方向に固定され
ている。そして、前記基台44の開口底面には弾
性体よりなり、頂部にV字溝45aが形成された
一対の仕切板受部材45が高さ方向に向けて、平
行配置されている。また、前記仕切板受部材45
には、その上面に圧着部材46が取付けられてい
る。この圧着部材46は金属製の断面コ字形で、
仕切板23とほぼ同一の高さであり、両フランジ
部材46a,46a先端が前記仕切板受部材45
のV字溝45aに嵌合され、基台44に立設した
複数本のボルト47を圧着部材46のウエブに穿
設したボルト孔48に挿通し、蝶ネジ49で締付
け固定されている。
さらに、固定部材のケース本体43の上端近く
で、仕切板23を立上げた時、仕切板23上端に
取付けた補強材32の取付片35に対接する位置
には、中央に係止用切り欠き50が設けられた係
止ブラケツト51が取付けられている。
次いで、上記構成を有する本考案の防潮板装置
につき、その使用方法について説明する。すなわ
ち、異常出水等の非常時には、先づ固定部材25
の扉42を開放し、ケース本体43内の蝶ネジ4
9を外して圧着部材46を仕切板受部材45を取
外す。ついで床面に設置した格納ケース24の蓋
を開放して仕切板23を引き出し、床面と垂直に
仕切板23を立上げ、上端に取付けた補強材端部
の取付片35をケース本体43上端に設けた係止
ブラケツト51の切り欠き50に挿入する(第3
図参照)。しかる後、立上げた仕切板23の両端
固定片29,29を押し拡げると共に、ボルト孔
30に固定部材25のボルト28を挿通し、その
上部から圧着部材46を同じくボルト孔48にボ
ルト47を挿通して、仕切板23を受部材45と
圧着部材46によつて挟込み、ボルト47な蝶ネ
ジ49によつて締付け固定する(第8図参照)。
ついで、仕切板23上端部の補強材32の両側に
取付けた締付け具33を回転させ、補強材32を
固定部材25に固定すると共に、床面の格納ケー
ス24から補強柱36を起立させ、先端係止片3
8を仕切板23上部の補強材32に係止する(第
4図参照)。
以上により仕切板23は開口間口に立設固定さ
れ、外部から流入して来る流水を完全に遮断す
る。
[考案の効果] 本考案は上記の構成としたので、仕切板の運搬
等の手間を省くことができ、迅速確実に緊急事態
に対処することができる。さらに仕切板は下端及
び両端部ともに押圧材によつて防水性を有する取
付台及び受部材上に固定されるので、水漏れがな
く、流水を完全に遮断することが可能である。し
かも仕切板には補強材が取付けられており、侵入
してくる水の圧力によつて仕切板が弯曲し、仕切
板上から水がオーバーフローするようなことがな
い。また平常時には、格納箱、固定部材ともに蓋
や扉によつて覆われているので、これらが露出す
ることがなく、美観、体裁の上でも多大の効果を
泰する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は同上の格納ケースおよび仕切板の取付状態を
示す一部破断した斜視図、第3図は仕切板上端部
を示す一部省略した斜視図、第4図は縦リブの上
部と補強材の係止方法を示す図、第5図及び第6
図は固定部材の正面図、第7図及び第8図は同上
断面図、第9図乃至第10図は従来形を示す図で
ある。 20……防潮板装置、21……開口床面、22
……側壁、23……仕切板、24……格納ケー
ス、25……固定部材、26……取付台、26
a,45a……V溝、27……押圧部材、28,
47……ボルト、29……固定片、30,48…
…ボルト孔、31……折り返し、32……補強
材、33……締め付け具、34……抜け止め、3
5……取付片、36……補強柱、37,39,4
1……ヒンジ、38……係止片、40……蓋、4
2……扉、43……ケース本体、44……基台、
45……受部材、46……圧着部材、46a……
圧着部材フランジ、49……蝶ネジ、50……切
り欠き、51……係止ブラケツト、52……把
手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 緊急時に開口間口に立設される可撓性を有す
    る仕切板と、床面に埋設され、前記仕切板の下
    端部を水密に固定し、平常時には仕切板を格納
    する仕切板格納ケースと、前記格納ケースの両
    端に配置され、仕切板を立ち上げた時、仕切板
    両端部を水密に固定する固定部材とからなる防
    潮板装置であつて、前記仕切板の少なくとも上
    端部には幅方向に補強材を取付けると共に、仕
    切板を立上げた時、前記補強材の両端を側壁側
    に固定するようにしたことを特徴とする防潮板
    装置。 2 仕切板格納ケースには、仕切板用補強柱が配
    置されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の防潮板装置。
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