JPH05291860A - エンコード回路 - Google Patents
エンコード回路Info
- Publication number
- JPH05291860A JPH05291860A JP4086795A JP8679592A JPH05291860A JP H05291860 A JPH05291860 A JP H05291860A JP 4086795 A JP4086795 A JP 4086795A JP 8679592 A JP8679592 A JP 8679592A JP H05291860 A JPH05291860 A JP H05291860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gain
- input
- differential amplifier
- small
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大信号入力時の発振余裕度を小さくすること
なく、高周波、小信号入力時のエンコード特性の1/2
乗特性からのずれを小さくする。 【構成】 ゲイン可変アンプ4を入力差動アンプ2の出
力とマイナス入力との間に接続した構成のエンコード回
路において、ゲイン可変アンプ4のゲインが大きいとき
には、入力差動アンプ2のゲインを小さくし、ゲイン可
変アンプ4のゲインが小さいときには、入力差動アンプ
2のゲインを大きくすることにより、幅広い入力レベル
に対して安定で、所定の特性からずれを小さくした。
なく、高周波、小信号入力時のエンコード特性の1/2
乗特性からのずれを小さくする。 【構成】 ゲイン可変アンプ4を入力差動アンプ2の出
力とマイナス入力との間に接続した構成のエンコード回
路において、ゲイン可変アンプ4のゲインが大きいとき
には、入力差動アンプ2のゲインを小さくし、ゲイン可
変アンプ4のゲインが小さいときには、入力差動アンプ
2のゲインを大きくすることにより、幅広い入力レベル
に対して安定で、所定の特性からずれを小さくした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイファイVTRなど
において広く用いられる、ノイズリダクション用のエン
コード回路に関するものである。
において広く用いられる、ノイズリダクション用のエン
コード回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイファイVTRなどにおいて用いられ
るノイズリダクション用のエンコード回路としては、従
来、図3に示すような構成が一般的であった。図におい
て、1は入力端子、2は差動アンプ、3は検波回路、4
はゲイン可変アンプ、5は出力端子である。この回路で
は、差動アンプのゲインをA、ゲイン可変アンプのゲイ
ンをβ、入力信号をVin、出力信号をVoutとする
と、 Vout=(Vin・A)/(1+A・β) …………… (1) となり、さらにA・β>>1の時は Vout=Vin/β …………… (2) 一方、ゲイン可変アンプのゲインは、検波回路の出力電
圧、すなわち、出力信号の大きさによって決まるため、
ゲインを出力信号の大きさに比例するように設定するこ
とができる。すなわち、 β=C・|Vout| …………… (3) (2)、(3)式より |Vout|=D・(|Vin|)1/2 …………… (4) となり、ノイズリダクション用のエンコード回路に必要
な1/2乗特性を得ることができる(C及びDは、定
数)。
るノイズリダクション用のエンコード回路としては、従
来、図3に示すような構成が一般的であった。図におい
て、1は入力端子、2は差動アンプ、3は検波回路、4
はゲイン可変アンプ、5は出力端子である。この回路で
は、差動アンプのゲインをA、ゲイン可変アンプのゲイ
ンをβ、入力信号をVin、出力信号をVoutとする
と、 Vout=(Vin・A)/(1+A・β) …………… (1) となり、さらにA・β>>1の時は Vout=Vin/β …………… (2) 一方、ゲイン可変アンプのゲインは、検波回路の出力電
圧、すなわち、出力信号の大きさによって決まるため、
ゲインを出力信号の大きさに比例するように設定するこ
とができる。すなわち、 β=C・|Vout| …………… (3) (2)、(3)式より |Vout|=D・(|Vin|)1/2 …………… (4) となり、ノイズリダクション用のエンコード回路に必要
な1/2乗特性を得ることができる(C及びDは、定
数)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエン
コード回路では、正しいエンコード特性を得るためには
A・β>>1が必要であるが、入力レベルが小さくなった
ときには、βも小さくなる(例えば、入力レベルが標準
−60dBでは、βは標準の1/30となる。)。一
方、Aを大きくすると、大入力時、βが大きくなった
時、発振する恐れがあるため、Aを大きくすることには
限界がある。このため、従来のエンコード回路では、小
入力時、エンコード特性が本来の特性からずれていた。
Aの値自体が周波数特性により、高周波で小さくなるた
め、高周波(〜10kHz)、小入力時には特にずれが
大きかった。
コード回路では、正しいエンコード特性を得るためには
A・β>>1が必要であるが、入力レベルが小さくなった
ときには、βも小さくなる(例えば、入力レベルが標準
−60dBでは、βは標準の1/30となる。)。一
方、Aを大きくすると、大入力時、βが大きくなった
時、発振する恐れがあるため、Aを大きくすることには
限界がある。このため、従来のエンコード回路では、小
入力時、エンコード特性が本来の特性からずれていた。
Aの値自体が周波数特性により、高周波で小さくなるた
め、高周波(〜10kHz)、小入力時には特にずれが
大きかった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、高周
波、小入力時のエンコード特性のずれを小さくすること
を目的としている。
波、小入力時のエンコード特性のずれを小さくすること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、差動アンプのゲインAを検波回路の出力電
圧に応じて変化させ、入力信号が小さいときはAが大き
くなり、大きいときはAが小さくなるようにしたもので
ある。
するために、差動アンプのゲインAを検波回路の出力電
圧に応じて変化させ、入力信号が小さいときはAが大き
くなり、大きいときはAが小さくなるようにしたもので
ある。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成により、従来、エンコー
ド特性のずれの大きかった小入力時にAを大きくするこ
とにより、A・β>>1を実現してずれを小さくするとと
もに、大入力時には、Aを小さくすることにより、発振
余裕を大きくとることができるものである。
ド特性のずれの大きかった小入力時にAを大きくするこ
とにより、A・β>>1を実現してずれを小さくするとと
もに、大入力時には、Aを小さくすることにより、発振
余裕を大きくとることができるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1、図
2を参照しながら説明する。
2を参照しながら説明する。
【0008】図1には、本発明のエンコード回路の機能
ブロック図を示した。図1の差動アンプは、従来は入力
レベルに関係なく固定ゲインのアンプであったが、本発
明では、検波回路の出力電圧により差動アンプのゲイン
Aが変化するようになっており、その結果、小入力時す
なわちβが小さいときはAを大きくし、大入力時すなわ
ちβが大きいときは、Aを小さくすることができる。
ブロック図を示した。図1の差動アンプは、従来は入力
レベルに関係なく固定ゲインのアンプであったが、本発
明では、検波回路の出力電圧により差動アンプのゲイン
Aが変化するようになっており、その結果、小入力時す
なわちβが小さいときはAを大きくし、大入力時すなわ
ちβが大きいときは、Aを小さくすることができる。
【0009】図2には、図1のゲイン可変差動アンプの
回路の一実施例を示した。図において、1、6、5はそ
れぞれ差動アンプのプラス入力、マイナス入力、出力で
あり、7の電流源は、差動アンプのゲインを変化させる
ための制御入力である。また、8は電源端子、9は接地
端子、10は定電圧入力端子である。この差動アンプの
ゲインは、信号周波数がある程度以上高く、6dB/O
CTの周波数特性を持っている場合には、入力差動対Q
6,Q7の電流値に比例するため、この電流値を変化さ
せることにより、ゲインを変化させることができる。従
って、電流源7を検波回路の出力、すなわち出力信号の
大きさに比例するようにすれば、本発明の目的である、
入力信号が小さいときは差動アンプのゲインAを大き
く、入力信号が大きいときはAを大きくすることができ
る。
回路の一実施例を示した。図において、1、6、5はそ
れぞれ差動アンプのプラス入力、マイナス入力、出力で
あり、7の電流源は、差動アンプのゲインを変化させる
ための制御入力である。また、8は電源端子、9は接地
端子、10は定電圧入力端子である。この差動アンプの
ゲインは、信号周波数がある程度以上高く、6dB/O
CTの周波数特性を持っている場合には、入力差動対Q
6,Q7の電流値に比例するため、この電流値を変化さ
せることにより、ゲインを変化させることができる。従
って、電流源7を検波回路の出力、すなわち出力信号の
大きさに比例するようにすれば、本発明の目的である、
入力信号が小さいときは差動アンプのゲインAを大き
く、入力信号が大きいときはAを大きくすることができ
る。
【0010】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、入力信号が小さいときは入力差動アンプの
ゲインが大きくなり、入力信号が大きいときは、差動ア
ンプのゲインが小さくなるので、小入力時のエンコード
特性のずれが小さく、かつ、大入力時の発振余裕度の大
きなエンコード回路を提供することができる。
明によれば、入力信号が小さいときは入力差動アンプの
ゲインが大きくなり、入力信号が大きいときは、差動ア
ンプのゲインが小さくなるので、小入力時のエンコード
特性のずれが小さく、かつ、大入力時の発振余裕度の大
きなエンコード回路を提供することができる。
【図1】本発明によるエンコード回路の機能ブロック図
【図2】図1に於けるゲイン可変差動アンプの一例の回
路図
路図
【図3】従来のエンコード回路の機能ブロック図
1 入力端子 2 差動アンプ 3 検波回路 4 ゲイン可変アンプ 5 出力端子 6 差動アンプマイナス入力端子 7 差動アンプゲイン制御電流源 8 差動アンプ電源端子 9 差動アンプ接地端子 10 差動アンプ定電圧入力端子
Claims (1)
- 【請求項1】プラス側入力を入力端子とし、出力をエン
コード出力端子とする差動アンプと、前記差動アンプの
出力を入力とする検波回路と、前記差動アンプの出力を
入力とし、出力を前記差動アンプのマイナス側入力に接
続し、かつそのゲインが前記検波回路の出力電圧によっ
て変化するゲイン可変アンプとから構成されるエンコー
ド回路において、前記差動アンプのゲインが、前記検波
回路の出力電圧に応じて変化することを特徴とするエン
コード回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4086795A JPH05291860A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | エンコード回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4086795A JPH05291860A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | エンコード回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05291860A true JPH05291860A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13896723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4086795A Pending JPH05291860A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | エンコード回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05291860A (ja) |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP4086795A patent/JPH05291860A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |