JPH05291627A - 発光ダイオード - Google Patents

発光ダイオード

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JPH05291627A
JPH05291627A JP4118322A JP11832292A JPH05291627A JP H05291627 A JPH05291627 A JP H05291627A JP 4118322 A JP4118322 A JP 4118322A JP 11832292 A JP11832292 A JP 11832292A JP H05291627 A JPH05291627 A JP H05291627A
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JP
Japan
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light emitting
light
transmissive material
emitting diode
light transmissive
Prior art date
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Pending
Application number
JP4118322A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Suehiro
好伸 末広
Toshio Sugita
寿男 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐候性の向上を図ることができると共に、複
雑な形状に成形できる発光ダイオードを提供する。 【構成】 発光素子12、リード14a,14bの先端
部及びワイヤ16を第一光透過性材料18aにより一体
的に封止する。第一光透過性材料18aを第二光透過性
材料18bにより封止する。第一光透過性材料18aに
は、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を用い、第二光透
過性材料18bには、熱可塑性樹脂であるポリカーボネ
ートを用いる。熱可塑性樹脂をインジェクション成形に
より加工して、凹面状反射面22と放射面24が形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子が発した光を
効率よく外部に放射することができる発光ダイオードに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a)は従来の発光ダイオードの概
略平面図、図3(b)はその発光ダイオードのC−C矢
視方向概略断面図である。図3に示す発光ダイオード
は、発光素子52と、リード54a,54bと、ワイヤ
56と、光透過性材料58と、凹面状反射面62と、放
射面64とを有するものである。
【0003】発光素子52は一方のリード54a上にマ
ウントされ、また、ワイヤ56により他方のリード54
bと電気的に接続されている。発光素子52、リード5
4a,54bの先端部及びワイヤ56は、光透過性材料
58により一体的に封止されている。発光素子52の発
光面に対向する側に凹面状反射面62が形成され、発光
素子52の背面側に平坦な放射面64が形成されてい
る。凹面状反射面62は光透過性材料58の一方の面を
鍍金や金属蒸着等によって鏡面加工したものである。光
透過性材料58には、発光素子52に与えるダメージを
少なくするために、エポキシ樹脂が用いられる。
【0004】このように構成された発光ダイオードで
は、発光素子52が発する光を一度、凹面状反射面62
で反射した後に放射面64から外部に放射されるので、
発光素子52が発する光の略全光束を前方に放射するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光透過性樹
脂として用いられているエポキシ樹脂は、耐候性が悪
く、太陽光等からの紫外線により、エポキシ樹脂が黄変
して劣化現象が起こる。このため、発光素子52が発す
る光のうち、青或いは緑等の短波長側の光はエポキシ樹
脂により吸収され、透過率が著しく低下する。したがっ
て、従来の発光ダイオードは、特に屋外で使用すると、
徐々に青或いは緑等の短波長の光の出力が低下するとい
う問題があった。
【0006】また、エポキシ樹脂の成形方法には、一般
にポッティング法やトランスファ成形法が用いられてい
るが、エポキシ樹脂は成形時の粘性が低いため、複雑な
形状に成形しようとすると、先端部等の狭い空間には樹
脂が達せず、空気残りが生じることがある。したがっ
て、従来のエポキシ樹脂を用いた成形方法では、成形で
きる形状に制限があり、熱可塑性樹脂を用いたインジェ
クション成形のように複雑な形状の成形ができないとい
う問題があった。
【0007】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、耐候性の向上を図ることができると共に、複雑
な形状に成形できる発光ダイオードを提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る発光ダイオードは、発光素子と、該発
光素子に電力を供給するリード部と、前記発光素子を封
止する第一光透過性材料と、該第一光透過性材料を封止
する第二光透過性材料とを備えることを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明は前記の構成によって、第一光透過性材
料を封止する第二光透過性材料として、たとえば熱可塑
性樹脂を用いることにより、外部から照射された紫外線
によって、発光ダイオードの表面が黄変して劣化するの
を防ぐことができる。また、熱可塑性樹脂をインジェク
ション成形により加工することができるので、たとえ複
雑な形状であっても第二光透過性材料を所望の形状に成
形することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の第一実施例について図面を参
照して説明する。図1(a)は本発明の第一実施例であ
る発光ダイオードの概略平面図、図1(b)はその発光
ダイオードのA−A矢視方向概略断面図である。
【0011】図1に示す発光ダイオードは、発光素子1
2と、リード14a,14bと、ワイヤ16と、第一光
透過性材料18a及び第二光透過性材料18bと、凹面
状反射面22と、放射面24とを備えるものである。
【0012】発光素子12は、一方のリード14a上に
マウントされ、他方のリード14bとはワイヤ16によ
り電気的に接続されている。発光素子12、リード14
a,14bの先端部及びワイヤ16は第一光透過性材料
18aにより一体的に封止されている。また、第一光透
過性材料18aは第二光透過性材料18bにより封止さ
れている。
【0013】第一光透過性材料18aは発光素子12を
封止するものなので、第一光透過性材料18aには、硬
化時の収縮率や熱膨張率が小さいものを用いて発光素子
12に与えるダメージを少なくすることが望ましい。ま
た、第一光透過性材料18aとして塩素や重金属などの
不純物イオンを含むものを用いると、そのイオンが発光
素子12の発光層に移動して、発光層が破壊されるの
で、発光素子12の寿命が低下することになる。さら
に、発光層の屈折率は一般に非常に大きいので、第一光
透過性材料18aにも屈折率が大きいものを用いること
により、臨界角をある程度大きくして、発光層から発さ
れる光の取り出し効率を高めることが望ましい。以上の
理由から、第一光透過性材料18aには、従来の発光ダ
イオードと同様に、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を
用いる。第一光透過性材料18aはトランスファ成形に
より略半球形状に成形される。
【0014】第二光透過性材料18bには、熱可塑性樹
脂であるポリカーボネートを用いる。熱可塑性樹脂をイ
ンジェクション成形により加工することにより、凹面状
反射面22と放射面24が形成される。第二光透過性材
料18bの下面であって、発光素子12の発光面に対向
する側に、凹面状反射面22を形成している。凹面状反
射面22は、第二光透過性材料18bの凸面を鍍金や金
属蒸着等により鏡面加工したものであり、鏡面加工の際
にリード14a,14b間の短絡を防止するためにリー
ド14a,14bには絶縁が施されている。この凹面状
反射面22は、発光ダイオードの特性に応じて、たとえ
ば回転放物面状又は回転楕円面状に形成される。一方、
第二光透過性材料18bの上面であって、発光素子12
の背面側に、平坦な放射面24を形成している。
【0015】上記構成の発光ダイオードでは、発光素子
12に電力が供給されると、発光素子12が発光し、発
光素子12が発する光は凹面状反射面22により反射さ
れ、放射面24より外部に放射される。このように発光
素子12が発する光を一度、凹面状反射面22で反射し
た後に外部に放射することにより、発光素子12が発す
る光を有効に前方に放射することができる。
【0016】第一実施例の発光ダイオードでは、第一光
透過性材料を封止する第二光透過性材料として熱可塑性
樹脂であるポリカーボネートを用いたことにより、外部
から照射された紫外線によって、発光ダイオードの表面
が黄変して劣化するのを防ぐことができる。したがっ
て、屋外で使用する場合でも、発光素子が発する光のう
ち、青或いは緑等の短波長側の光の出力が低下するのを
防止して、発光ダイオードの性能が低下するのを防ぐこ
とができる。
【0017】次に本発明の第二実施例について図面を参
照して説明する。図2(a)は本発明の第二実施例であ
る発光ダイオードの概略平面図、図2(b)はその発光
ダイオードのB−B矢視方向概略断面図である。
【0018】第二実施例の発光ダイオードが第一実施例
のものと異なる点は、発光ダイオードの上部を第二光透
過性材料18bで円錐台状にモールド形成した点であ
る。これにより、第一実施例に比べて放射面24aを小
さくすることができる。また、凹面状反射面22aの形
状は、発光素子12から発された光が効率よく放射面2
4aに入射するように設計されている。尚、第二実施例
において第一実施例と同様の機能を有するものには同一
の符号を付すことによりその詳細な説明を省略する。
【0019】第二実施例の発光ダイオードでも、第二光
透過性材料として熱可塑性樹脂であるポリカーボネート
を用いたことにより、熱可塑性樹脂をインジェクション
成形により加工することができるので、円錐台等の複雑
な形状であっても、先端部等に空気残りが生じることは
なく、第二光透過性材料を所望の形状に成形することが
できる。尚、第二実施例におけるその他の作用・効果は
第一実施例のものと同様である。
【0020】尚、本発明は上記の各実施例に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が
可能である。たとえば、上記の各実施例では、発光素子
から発された光を一度凹面状反射面で反射した後、放射
面を介して外部に放射する反射型の発光ダイオードを用
いた場合について説明したが、発光素子から発された光
を直接、放射面を介して外部に放射するレンズ型の発光
ダイオードに用いた場合でも同様の作用・効果を奏す
る。
【0021】また、上記の各実施例では、第二光透過性
材料として熱可塑性樹脂であるポリカーボネートを用い
た場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、第二光透過性材料には、たとえばアクリ
ル樹脂等の他の熱可塑性樹脂を用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
一光透過性材料を封止する第二光透過性材料として、た
とえば熱可塑性樹脂であるポリカーボネートを用いるこ
とにより、外部から照射された紫外線によって、発光ダ
イオードの表面が黄変して劣化するのを防ぎ、発光ダイ
オードの性能の低下を防止することができると共に、熱
可塑性樹脂をインジェクション成形により加工すること
ができるので、たとえ複雑な形状であっても第二光透過
性材料を所望の形状に成形することができる発光ダイオ
ードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施例である発光ダイオ
ードの概略平面図、(b)はその発光ダイオードのA−
A矢視方向概略断面図である。
【図2】(a)は本発明の第二実施例である発光ダイオ
ードの概略平面図、(b)はその発光ダイオードのB−
B矢視方向概略断面図である。
【図3】(a)は従来の発光ダイオードの概略平面図、
(b)はその発光ダイオードのC−C矢視方向概略断面
図である。
【符号の説明】
12 発光素子 14a,14b リード 16 ワイヤ 18a 第一光透過性材料 18b 第二光透過性材料 22,22a 凹面状反射面 24,24a 放射面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、該発光素子に電力を供給す
    るリード部と、前記発光素子を封止する第一光透過性材
    料と、該第一光透過性材料を封止する第二光透過性材料
    とを備えることを特徴とする発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記第一光透過性材料は熱硬化性樹脂、
    前記第二光透過性材料は熱可塑性樹脂である請求項1記
    載の発光ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記第二光透過性材料は、前記発光素子
    の発光面に対向する面が凸面状に形成されたものである
    請求項1又は2記載の発光ダイオード。
  4. 【請求項4】 前記第二光透過性材料は、前記発光素子
    の発光面に対向する面に凹面状反射面が、前記発光素子
    の発光面の背面側に前記凹面状反射面により反射された
    光を外部に放射する放射面が形成されたものである請求
    項1又は2記載の発光ダイオード。
JP4118322A 1992-04-10 1992-04-10 発光ダイオード Pending JPH05291627A (ja)

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JP4118322A JPH05291627A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 発光ダイオード

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008096714A1 (ja) * 2007-02-05 2008-08-14 Nikon Corporation 樹脂封止発光素子、平面状光源及びそれらの製造方法、並びに液晶表示装置
US7607801B2 (en) 2003-10-31 2009-10-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Light emitting apparatus
US20130175516A1 (en) * 2011-09-02 2013-07-11 The Procter & Gamble Company Light emitting apparatus
JP2019135558A (ja) * 2019-04-19 2019-08-15 ヒロセ電機株式会社 光電気変換コネクタ及びその製造方法

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