JPH05291501A - 半導体保護装置 - Google Patents

半導体保護装置

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JPH05291501A
JPH05291501A JP9249692A JP9249692A JPH05291501A JP H05291501 A JPH05291501 A JP H05291501A JP 9249692 A JP9249692 A JP 9249692A JP 9249692 A JP9249692 A JP 9249692A JP H05291501 A JPH05291501 A JP H05291501A
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JP
Japan
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diode
type region
surge
pull
type
Prior art date
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Pending
Application number
JP9249692A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tajima
豊 田島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力保護装置全体としてのサージ耐量を向上さ
せた半導体保護装置を提供する。 【構成】Vdd端子と入力端子間に接続された第1のダイ
オードと、Vss端子と上記入力端子間に接続された第2
のダイオードとが半導体基板中に形成された半導体保護
装置において、第1のダイオードと第2のダイオードの
うちの少なくとも一方のダイオードを形成するPN接合
の底部に接して上記半導体基板と同一導電型の高濃度不
純物領域11を形成し、かつ上記PN接合の端部に接し
て上記半導体基板と同一導電型の低濃度不純物領域12
を形成することにより、PN接合の底面の方に電流が流
れやすくし、それによってサージ電流がPN接合面を均
一に流れるようにすることにより、PN接合端部におけ
るサージ電流の集中を防ぎ、入力保護装置全体のサージ
耐量を大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置が静電サ
ージによって破壊されるのを防止する半導体保護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体保護装置としては、例えば
図4〜図6に示すようなものがある。図4は半導体保護
装置の等価回路図、図5は図4中のプルアップダイオー
ド100の断面構造図、図6は図5のプルアップダイオ
ード100の等価回路図である。図4において、100
はプルアップダイオード、101はプルダウンダイオー
ドである。この回路は、信号の入力端子を介して印加さ
れる静電サージを、その極性に応じてプルアップダイオ
ード100またはプルダウンダイオード101を介して
Vdd端子またはVss端子に逃がすことにより、内部回路
を保護するものである。
【0003】次に、図5に基づいてプルアップダイオー
ド100の部分の構造を説明する。図5において、N型
基板1の主面上にN+型領域2、P+型領域4、酸化膜5
及びパッシベーション膜6がそれぞれ形成され、N+型
領域2はVdd端子に、P+型領域4は入力端子にそれぞ
れ接続されている。
【0004】次に、図5と図6に基づいてプルアップダ
イオード100の部分の回路構成を説明する。N型基板
1とP+型領域4とで形成されるPN接合底部(7の部
分)およびPN接合端部(8の部分)には、耐圧の異な
るダイオード7、ダイオード8がそれぞれ形成されてい
る。そしてダイオード7は抵抗9および10を介してV
ddに接続され、またダイオード8は抵抗10を介してV
ddに接続されている。
【0005】次に、図6に基づいて動作を説明する。入
力端子−Vdd端子間に印加される静電サージ(以下、単
にサージと記す)には、以下に示す2つの場合があり、
それぞれの場合に対する保護動作を示す。 (A)入力端子に正サージが印加された場合 ダイオード7および8が順バイアスされて、サージ電流
は入力端子からVdd端子へ流れる。 (B)入力端子に負サージが印加された場合 ダイオード7および8が降伏して、サージ電流はVdd端
子から入力端子へ流れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の半導体保護装置においては、以下に示す問
題点があった。 (A)入力端子に正サージが印加された場合 ダイオード7、8ともに順バイアスされる。ダイオード
7を流れる電流は、ダイオード8直下の基板表面部分を
経てVdd端子へ達する。半導体基板1内部には、P+領
域4から正孔電流が注入されると共にN+領域2から電
子電流が注入される。この電子電流による半導体基板1
内部の電圧降下により、ダイオード8の方がダイオード
7よりも順バイアスが深くなる電流集中効果が生じる。
そのためサージ電流の大部分がダイオード8に集中す
る。そしてダイオード8の接合面積は小さいので、ダイ
オード8の接合部温度は容易に上昇し、その結果ダイオ
ード8が破壊されてしまう。 (B)入力端子に負サージが印加された場合 ダイオード7、8ともに降伏する。ダイオードに流れる
電流Iは下記(数1)式で表わされる。 I=(V−V0)/R …(数1) ただし V:サージ電圧 V0:ダイオードの降伏電圧 R:ダイオードに直列に接続された抵抗値 そしてダイオード7と8とを比較すると、ダイオード8
の方が降伏電圧V0、直列に接続された抵抗値Rともに
小さい。したがってサージ電流の大部分はダイオード8
に集中することになり、前記(A)の場合と同様にして
ダイオード8が破壊に至る。なお、上記の説明はプルア
ップダイオード100についてのみ行なったが、プルダ
ウンダイオード101についても、入力端子とVss端子
間にサージが印加された場合、サージ電流がダイオード
の接合端部に集中するので、上記の説明と同様に端部に
おいてダイオードが破壊される。上記のように従来の半
導体保護装置においては、サージ電流がPN接合端部に
集中するためサージ耐量が小さい、という問題点があっ
た。
【0007】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、入力保護装置全体と
してのサージ耐量を向上させた半導体保護装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、本発明においては、半導体基
板(ウェル)主面に設けたPN接合の底面に接して半導
体基板と同一導電型の高濃度不純物領域を設け、かつ、
PN接合の端面に接して半導体基板と同一導電型の低濃
度不純物領域を設けたものである。
【0009】
【作用】上記の様に構成することにより、PN接合の底
面の方が電流が流れやすくなり、それによってサージ電
流がPN接合面を均一に流れるようにすることが出来る
ので、PN接合端部におけるサージ電流の集中を防ぎ、
入力保護装置全体のサージ耐量を大きくすることが出来
る。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例の断面図、図2
は図1の等価回路図である。
【0011】まず、図1に基づいて構成を説明する。こ
の実施例は、N*型領域(N型の高濃度不純物領域)1
1をP+型領域4の底部に接して設け、また、N-型領域
12をP+型領域4の端部に接して設けた点が従来例と
異なっている。その他の部分は前記従来例と同様であ
る。
【0012】次に、図1および図2に基づいて回路構成
を説明する。P+型領域4の底部とN*型領域11とによ
ってダイオード13が形成され、P+型領域4の端部と
N-型領域12とによってダイオード14が形成され
る。そしてダイオード13は半導体基板1内部の抵抗1
5を介してVdd端子に接続され、ダイオード14はN-
型領域12内部の抵抗16を介してVdd端子に接続され
ている。
【0013】次に作用を説明する。入力端子−Vdd端子
間に印加されるサージに対する保護動作は下記の通りで
ある。 (A)入力端子に正サージが印加された場合 この場合は、ダイオード13および14が順バイアスさ
れる。抵抗15は抵抗16よりも抵抗値が小さいため、
サージ電流はPN接合の端部に片寄ることなく底部に形
成されたダイオード13全体をほぼ均一に流れる。した
がって、従来のダイオードのようにPN接合端部で電流
集中効果が生じることはない。ダイオード13の接合面
積は広いので、従来例よりも半導体保護装置の破壊が起
きにくくなる。 (B)入力端子に負サージが印加された場合 この場合は、ダイオード13および14が降伏する。N
*型領域11とN-型領域12の濃度を適切に選び、ダイ
オード13の降伏電圧をダイオード14の降伏電圧より
も低く設定しておく。また抵抗15は抵抗16よりも抵
抗値が小さい。したがって前記(数1)式から判るよう
に、サージ電流の大部分はダイオード13を流れること
になる。ダイオード13の接合周囲は低濃度のN-型領
域12で囲まれているので、アバランシェ降伏によって
接合で生じた電子は高濃度のN*型領域11内を半導体
基板の深さ方向へ流れていく。そして電子はN*型領域
11の側面から抵抗15を経てVdd端子に達する。つま
りサージ電流の大部分は接合面積の広いダイオード13
をほぼ均一に流れる。したがってサージによる半導体保
護装置の破壊が生じにくくなる。
【0014】なお、上記の説明においては、プルアップ
ダイオード100にサージが印加された場合の保護動作
について説明したが、プルダウンダイオード101につ
いても同様の構造にすることにより、入力端子とVss端
子間に印加されたサージに対する保護ができる。
【0015】次に、図3は、本発明の第2の実施例の断
面図である。この実施例は、半導体基板1の主面にN-
型領域21を形成し、該N-型領域21の主面にN+型領
域2およびP+型領域4を設け、また、N+型領域2の底
面に接して、N-型領域21よりも深いN*型領域22を
形成した点が前記第1の実施例と異なっている。なお、
上記のN-型領域21は図1のN-型領域12に相当す
る。その他の部分は第1の実施例と同様である。
【0016】次に、回路構成について説明する。図3に
おいて、ダイオード13はN*型領域11と半導体基板
1内部の抵抗24とN*型領域22とを介してVdd端子
に接続されている。また、ダイオード14はN-型領域
21内の抵抗25を介してVdd端子に接続されている。
そして抵抗24と抵抗25の抵抗値の差(24<25)
は前記第1実施例の場合よりも大きくなる。
【0017】次に作用について説明する。入力端子−V
dd端子間にサージが印加された場合、第1実施例と比べ
てサージ電流のより多くの部分がダイオード13を流れ
る。このためサージによる半導体装置の破壊がより一層
起きにくくなる。なお、プルダウンダイオードについて
も同様の構造とすることにより、入力端子−Vss端子間
に印加されたサージに対する保護ができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、印加されたサージがプルアップダイオードもしく
はプルダウンダイオードの底面をほぼ均一に流れるよう
に構成したことにより、ダイオード端部への電流集中を
なくし、半導体保護装置のサージ耐量を向上させること
が出来る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図。
【図2】図1の等価回路図。
【図3】本発明の第2の実施例の断面図。
【図4】本発明を適用する半導体保護装置の等価回路
図。
【図5】図4中のプルアップダイオード100の断面構
造図。
【図6】図5のプルアップダイオード100の等価回路
図。
【符号の説明】
1…N型半導体基板 2…N+型領域 4…P+型領域 5…酸化膜 6…パッシベーション膜 7…N型基板1とP+型領域4とで形成されるPN接合
の底部 8…N型基板1とP+型領域4とで形成されるPN接合
の端部 9…半導体基板内部の抵抗 10…半導体基板表面の抵抗 11…N*型領域(N型の高濃度不純物領域) 12…N-型領域 13…P+型領域4の底部とN*型領域11とによって形
成されたダイオード 14…P+型領域4の端部とN-型領域12とによって形
成されたダイオード 15…半導体基板1内部の抵抗 16…N-型領域12内部の抵抗 21…N-型領域 22…N-型領域21よりも深いN*型領域 24…半導体基板内部の抵抗 25…N-型領域21内の抵抗 100…プルアップダイオード 101プルダウンダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部回路に高電位を与えるVdd端子と入力
    端子間に接続された第1のダイオードと、内部回路に低
    電位を与えるVss端子と上記入力端子間に接続された第
    2のダイオードとが半導体基板中に形成された半導体保
    護装置において、 上記第1のダイオードと第2のダイオードのうちの少な
    くとも一方のダイオードを形成するPN接合の底部に接
    して上記半導体基板と同一導電型の高濃度不純物領域を
    形成し、かつ上記PN接合の端部に接して上記半導体基
    板と同一導電型の低濃度不純物領域を形成したことを特
    徴とする半導体保護装置。
JP9249692A 1992-04-13 1992-04-13 半導体保護装置 Pending JPH05291501A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9249692A JPH05291501A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 半導体保護装置

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JP9249692A JPH05291501A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 半導体保護装置

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JPH05291501A true JPH05291501A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14055913

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9249692A Pending JPH05291501A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 半導体保護装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524248A (ja) * 2006-01-18 2009-06-25 ビシェイ−シリコニクス 高い静電放電性能を有するフローティングゲート構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524248A (ja) * 2006-01-18 2009-06-25 ビシェイ−シリコニクス 高い静電放電性能を有するフローティングゲート構造

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