JPH05291065A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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Publication number
JPH05291065A
JPH05291065A JP4087060A JP8706092A JPH05291065A JP H05291065 A JPH05291065 A JP H05291065A JP 4087060 A JP4087060 A JP 4087060A JP 8706092 A JP8706092 A JP 8706092A JP H05291065 A JPH05291065 A JP H05291065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
main body
caulking
electromagnetic device
transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4087060A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Umehara
孝司 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP4087060A priority Critical patent/JPH05291065A/ja
Publication of JPH05291065A publication Critical patent/JPH05291065A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音の発生を抑える電磁機器を提供する。 【構成】 断面略凸字状のケース本体14と断面略コ字状
のケース底板12とによってトランス本体14を挟持固定す
る筒状のケース体11を形成する。ケース底板12のトラン
ス本体14の鉄心14a が当接する載置面16a の縁部下端
に、下方に拡開するテーパ17a を有する略等脚台形状の
受け部17を複数形成する。ケース本体13の側板部23の縁
部下端に、下方に向かって長方形状に突出するかしめ片
24を複数設ける。トランス本体14の鉄心14a の積層方向
にケース本体13とケース底板12とを加圧してトランス本
体14を挟持して、かしめ片24を受け部17にかしめ固定す
る。 【効果】 スプリングバックがトランス本体14を挟持す
る方向に発生し、トランス本体14とケース体11との間に
隙間を生じず、騒音の発生を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケース体内に電磁機器
本体を保持した電磁機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁機器は、図9ないし図11に
示すように、積層された鉄心1とこの鉄心1に装着され
るコイル2とからなるトランスなどの電磁機器本体3を
ケース体4内部に配設し、収納する構造が採られてい
る。
【0003】このケース体4は、断面略凸字状のケース
蓋体5および断面略コ字状のケース底体6とからなり筒
状に形成されている。
【0004】そして、ケース蓋体5は、鋼板製で、上板
部5aおよびこの上板部5aの両側にL字状に折曲された電
磁機器本体3の鉄心1を挟持する当接部5bを形成し、さ
らに、これら当接部5bから下方に折曲され上板部5aに対
して垂直方向に位置する一対の側板部5cとから断面略凸
字状に形成され、これら各側板部5cの縁部には下方に向
かって突出するかしめ片7が間隙を介して複数形成され
ている。
【0005】また、ケース底体6は、ケース蓋体5と同
様に鋼板製で、底板部6aおよびこの底板部6aの長手方向
両側から略コ字状に折曲された電磁機器本体3の鉄心1
の下面を支持する一対の接合片部6bとで形成され、ケー
ス蓋体5より長尺に構成されている。さらに、底板部6a
の両端には、図示しない照明器具のシャーシなどにねじ
止めされる取付孔8が形成されている。
【0006】そして、ケース体4の組立てにあたって
は、図8に示すように、ケース底体6の底板部6a上面に
電磁機器本体3を設置し、ケース蓋体5をケース底体6
上に嵌合し、ケース蓋体5の側板部5cとケース底体6の
接合片部6bに接合させる。すなわち、電磁機器本体3の
鉄心1の積層方向に、ケース蓋体5とケース底体6とを
加圧して電磁機器本体3をケース蓋体5の当接部5bおよ
びケース底体6の接合片部6bにて挟持し、ケース蓋体5
の側板部5cのかしめ片7をケース底体6の接合片部6bに
かしめ係合することにより、ケース蓋体5とケース底体
6とを接合固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の図9な
いし図11に示すようなかしめ係合による電磁機器は、
電磁機器本体3の鉄心1の積層方向にケース蓋体5とケ
ース底体6とを加圧して電磁機器本体3を挟持し、ケー
ス蓋体5の側板部5cのかしめ片7をケース底体6の接合
片部6bにかしめ固定し加圧が取り除かれた後に、かしめ
片7のスプリングバック(springback)によりケース体
4と電磁機器本体3との間に隙間を生じる。この隙間の
ため、電磁機器本体3の通電時に電磁機器本体3から発
生する磁気吸引力によってケース体4が振動し、騒音を
発生する問題がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、ケース体と電磁機器本体との隙間を生じず、騒音
の発生を抑える電磁機器を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁機器は、ケ
ース底体とこのケース底体に嵌合されるケース蓋体とか
らなる筒状に形成されたケース体内に電磁機器本体を収
納し、前記ケース底体と前記ケース蓋体とをかしめ係合
により電磁機器本体を挟持保持した電磁機器において、
前記ケース蓋体に凸状に突出して形成されたかしめ片
と、前記ケース底体に前記ケース蓋体のかしめ片が係合
する凹状に形成された受け部とを具備し、前記かしめ片
および前記受け部のうち少なくともいずれか一方にテー
パを形成し、前記テーパにて前記電磁機器本体の挟持方
向に付勢して前記ケース蓋体のかしめ片を前記ケース底
体の受け部にかしめ係合したものである。
【0010】
【作用】本発明の電磁機器は、ケース蓋体に設けられた
凸状に突出して形成されたかしめ片、もしくは、ケース
底体に設けられたケース蓋体のかしめ片が係合する凹状
の受け部に、テーパを形成しているので、電磁機器本体
を挟持してケース蓋体とケース底体とをかしめ固定する
際に、スプリングバックが発生しても、かしめ部分にテ
ーパが形成されていることにより、スプリングバックは
電磁機器本体を挟持する方向に発生するため、電磁機器
本体とケース体との間に隙間を生じることを防止でき、
騒音の発生を抑えることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の電磁機器の一実施例の構成を
図面に基づいて説明する。
【0012】図1ないし図5において、11はケース体
で、このケース体11は、図示しない照明器具のシャーシ
などに取付けられる断面略コ字状のケース底体としての
ケース底板12とこのケース底板12に嵌合される断面略凸
字状のケース蓋体としてのケース本体13とにて筒状に形
成されている。そして、ケース体11は、これらケース底
板12およびケース本体13との間に、電磁機器本体として
のトランス本体14を挟持保持して内部に配設している。
【0013】一方、ケース底板12は、例えば厚み1.2
mmの鋼板にて形成され、底板部15およびこの底板部15の
長手方向両側から略コ字状に折曲された一対の接合片部
16とから、ケース本体13より長尺に構成されている。
【0014】そして、この接合片部16は、図3に示すよ
うに、接合片部16上面に前記トランス本体14の鉄心14a
の下面部が当接載置される載置面16a が形成されてい
る。さらに、接合片部16の縁部下端は、下方に拡開する
ようにテーパ17a が形成された略等脚台形状の複数の凹
状に切り欠かれた受け部17が設けられている。
【0015】また、底板部15のケース本体13の位置しな
い両端には、図示しない照明器具のシャーシなどにねじ
止めされる取付孔18が形成されている。
【0016】また、ケース本体13は、例えば厚み0.6
mmの2枚の鋼板間に厚み40〜80μmの図示しない粘
弾性樹脂などを挟み込んだ制振鋼板にて形成され、上板
部21および上板部21の両側にL字状に折曲されたトラン
ス本体14の鉄心14a を挟持する当接部22を形成し、さら
に、これら当接部22から下方に折曲され上板部21に対し
て垂直方向に位置する一対の側板部23とから断面略凸字
状に形成されている。
【0017】そして、これら各側板部23の縁部には下方
に向かって長方形状に突出するかしめ片24が間隙を介し
て複数形成されている。
【0018】そして、トランス本体14は、鉄心14a がケ
ース本体13の当接部22と、ケース底板12の載置面16a と
によって挟持され、ケース本体13のかしめ片24は、前記
ケース底板12の受け部17に係合してかしめられ、固定さ
れている。
【0019】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0020】ケース体11の組立てにあたっては、ケース
底板12の底板部15の上面の略中央に、トランス本体14の
鉄心14a の下面をケース底板12の載置面16a に当接載置
させる。
【0021】次に、トランス本体14の鉄心14a の上面を
ケース本体13の当接部22に接触させるとともに、ケース
本体13の側板部23に形成されたかしめ片24をケース底板
12の接合片部16に接合させて、ケース本体13の開口する
側をケース底板12上に嵌合させる。
【0022】そして、トランス本体14の鉄心14a の積層
を圧縮する方向にケース本体13とケース底板12とを加圧
してトランス本体14を挟持しつつ、ケース本体13の側板
部23のかしめ片24を受け部17にかしめることにより、ケ
ース本体13とケース底板12とをかしめ固定する。
【0023】ところで、ケース本体13の側板部23とケー
ス底板12の接合片部16とを接合させ、トランス本体14の
鉄心14a の積層方向にケース本体13とケース底板12とを
加圧してトランス本体14を挟持し、ケース本体13の側板
部23のかしめ片24をケース底板12の接合片部16の受け部
17にかしめ係合した後に、加圧が取り除かれたとき、ス
プリングバックが発生する。
【0024】しかし、上記一実施例によれば、受け部17
が略等脚台形状に下方に向かって拡開するようにテーパ
17a が切欠形成されているので、図5に示す様に、スプ
リングバックが発生してもトランス本体14を挟持する方
向、すなわち、図5中の矢印の方向に発生するため、ト
ランス本体14とケース体11との間に隙間を生じることを
防止でき、振動が発生しにくいため騒音の発生を抑える
ことができる。そして、スプリングバックが発生して
も、受け部17の拡開形成されたテーパ17a によってケー
ス本体13とケース底板12とのかしめ固定が緩むこともな
く、確実にかしめ固定できる。
【0025】次に、他の実施例の電磁機器を図6ないし
図8に基づいて説明する。
【0026】他の実施例としては、上記一実施例のケー
ス底板12の下方に拡開するようにテーパ17a が形成され
略等脚台形状に切欠かれた受け部17を、略コ字状に切欠
いた受け部31としてケース底板32に形成し、かつ、ケー
ス本体13の略コ字状のかしめ片24を、略コ字状の突出基
部の縁部が末広がり状に傾斜したテーパ33a を形成した
かしめ片33としてケース本体34に形成し、テーパ33a が
受け部31に掛かるようにかしめ片33を受け部31にかしめ
固定したもので、上記一実施例同様にかしめ固定の際、
かしめ片33の基部のテーパ33a によって、図8に示す様
に、スプリングバックが発生してもトランス本体を挟持
する方向である図8中の矢印の方向に発生するため、ケ
ース本体34とケース底板32とのかしめ固定が緩むことな
く、トランス本体とケース本体34およびケース底板32と
の間に隙間が生じることを防止し、振動を抑えて騒音の
発生を抑えることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の電磁機器によれば、ケース蓋体
に設けられた凸状に突出して形成されたかしめ片、もし
くは、ケース底体に設けられたケース蓋体のかしめ片が
係合する凹状の受け部に、テーパを形成しているので、
電磁機器本体を挟持してケース蓋体とケース底体とをか
しめ固定する際に、スプリングバックが発生しても、か
しめ部分にテーパが形成されていることにより、スプリ
ングバックは電磁機器本体を挟持する方向に発生するた
め、電磁機器本体とケース体との間に隙間を生じること
なく確実にかしめ固定でき、隙間による振動の発生を抑
え、騒音の発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁機器の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上ケース体のかしめ固定部分の拡大図であ
る。
【図3】同上一部切欠正面図である。
【図4】同上のかしめ固定前のかしめ片と受け部の側面
図である。
【図5】同上のかしめ固定部分のスプリングバック発生
の説明図である。
【図6】他の実施例のかしめ固定前のかしめ片と受け部
の側面図である。
【図7】他の実施例のケース体のかしめ固定部分の拡大
図である。
【図8】他の実施例のかしめ固定部分のスプリングバッ
ク発生の説明図である。
【図9】従来例の電磁機器の斜視図である。
【図10】従来例の電磁機器の分解斜視図である。
【図11】従来例のかしめ固定前のかしめ片と受け部の
側面図である。
【符号の説明】
11 ケース体 12 ケース底体としてのケース底板 13 ケース蓋体としてのケース本体 14 電磁機器本体としてのトランス本体 17 受け部 17a テーパ 24 かしめ片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース底体とこのケース底体に嵌合され
    るケース蓋体とからなる筒状に形成されたケース体内に
    電磁機器本体を収納し、前記ケース底体と前記ケース蓋
    体とをかしめ係合により電磁機器本体を挟持保持した電
    磁機器において、 前記ケース蓋体に凸状に突出して形成されたかしめ片
    と、 前記ケース底体に前記ケース蓋体のかしめ片が係合する
    凹状に形成された受け部とを具備し、 前記かしめ片および前記受け部のうち少なくともいずれ
    か一方にテーパを形成し、 前記テーパにて前記電磁機器本体の挟持方向に付勢して
    前記ケース蓋体のかしめ片を前記ケース底体の受け部に
    かしめ係合したことを特徴とする電磁機器。
JP4087060A 1992-04-08 1992-04-08 電磁機器 Pending JPH05291065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4087060A JPH05291065A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 電磁機器

Applications Claiming Priority (1)

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JP4087060A JPH05291065A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 電磁機器

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Publication Number Publication Date
JPH05291065A true JPH05291065A (ja) 1993-11-05

Family

ID=13904398

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4087060A Pending JPH05291065A (ja) 1992-04-08 1992-04-08 電磁機器

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JP (1) JPH05291065A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191622A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複合体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191622A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複合体

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