JPH05290712A - リモートコントロール式回路遮断器 - Google Patents

リモートコントロール式回路遮断器

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JPH05290712A
JPH05290712A JP9273192A JP9273192A JPH05290712A JP H05290712 A JPH05290712 A JP H05290712A JP 9273192 A JP9273192 A JP 9273192A JP 9273192 A JP9273192 A JP 9273192A JP H05290712 A JPH05290712 A JP H05290712A
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存 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一部材で常閉型,常開型および瞬時型を構成
できるリモートコントロール式回路遮断器を提供する。 【構成】電磁石1と、この電磁石1のプランジャ3に連
結される連結部27を有するとともにプランジャ3の動
作方向の双方に各々にばね力を受ける一対のばね受け部
28,29を有して回動自在に軸支された保持枠2と、
この保持枠2に保持された可動接触子3とを備え、常閉
型および常開型に応じて一対のばね受け部28,29に
選択的にバイアスばね70を加えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リモートコントロー
ル式回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、双安定型の電磁石の通電方向を変
えることによりオン,オフの切換を行う瞬時型、可動接
触子が常時開成状態にばねにより付勢されて電磁石に通
電することにより閉成できる常開型、および可動接触子
が常時閉成状態にばねにより付勢されて電磁石に通電す
ることにより開成できる常閉型のリモートコントロール
式回路遮断器があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのタイ
プは構成が異なるため、従来別々に製造されていた。そ
のため、部品種数が増え、構造が複雑になるという欠点
があった。また複数極で瞬時型の場合、電磁石のコイル
を相互に並列に接続するとともに、切換スイッチを電磁
石の1つで駆動するとき、切換スイッチを駆動しない電
磁石の動作よりも、経年変化などにより切換スイッチを
駆動する電磁石が早く動作すると、切換スイッチを駆動
しない電磁石が充分に動ききらないうちに切換スイッチ
が切り換わることにより、切換スイッチを駆動しない電
磁石が吸引力不足のため、完全に動作しないことがある
という問題があった。
【0004】したがって、この発明の第1の目的は、同
一部材で常閉型,常開型および瞬時型を構成できるリモ
ートコントロール式回路遮断器を提供することであり、
第2の目的は複数極でも各極が確実に動作することがで
きるリモートコントロール式回路遮断器を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のリモートコン
トロール式回路遮断器は、電磁石と、この電磁石のプラ
ンジャに連結される連結部を有するとともに前記プラン
ジャの動作方向の双方に各々ばね力を受ける一対のばね
受け部を有して回動自在に軸支された保持枠と、この保
持枠に保持された可動接触子とを備え、常閉型および常
開型に応じて前記一対のばね受け部に選択的にバイアス
ばねを加えることを特徴とするものである。
【0006】請求項2のリモートコントロール式回路遮
断器は、請求項1において、双安定型の前記電磁石,前
記保持枠および前記可動接触子を複数極分有し、前記電
磁石のコイルを並列に接続するとともに、これらの電磁
石の通電方向を切り換える切換スイッチを前記電磁石の
一つにより駆動可能とし、かつ前記切換スイッチを駆動
しない前記電磁石に連結される前記保持枠の前記一対の
ばね受け部にそれぞれバイアスばねを設けたものであ
る。
【0007】
【作用】請求項1のリモートコントロール式回路遮断器
によれば、電磁石に通電しプランジャを動作させると、
保持枠が動作し可動接触子が開閉動作する。この場合、
一対のばね受け部の一方にバイアスばねを印加するとそ
のばね力により可動接触子が常開または常閉状態とな
り、ばね受け部の他方にバイアスばねを印加するとその
反対の状態になる。さらに一対のばね受け部にバイアス
ばねを印加しないときは可動接触子の各状態を保持する
瞬時型にできる。したがって、バイアスばねの選択によ
り、同一部材で常閉型,常開型および瞬時型のリモート
コントロール式回路遮断器を構成することができる。
【0008】請求項2のリモートコントロール式回路遮
断器によれば、請求項1において、双安定型の前記電磁
石,前記保持枠および前記可動接触子を複数極分有し、
前記電磁石のコイルを並列に接続するとともに、これら
の電磁石の通電方向を切り換える切換スイッチを前記電
磁石の一つにより駆動可能とし、かつ前記切換スイッチ
を駆動しない前記電磁石に連結される前記保持枠の前記
一対のばね受け部にそれぞれバイアスばねを設けたた
め、請求項1の作用のほか、切換スイッチで駆動されな
い電磁石の方が切換スイッチで駆動される電磁石より
も、いずれの方向にも確実に早く動作し始めるので、複
数極の開閉動作を確実にすることができる。
【0009】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図11
により説明する。すなわち、このリモートコントロール
式回路遮断器は、電磁石1と、保持枠2と、可動接触子
3とを有する。まず図1の器台14は前面が開口15と
なり、両端部に主端子16,17を設け、取付面90側
に取付部18を設け、操作端子19を主端子16の取付
面90寄りに設け、さらに操作端子19と取付部18と
の間に絶縁板20を設けている。また開口15がカバー
24により閉成され、連結孔25を通してナット(図示
せず)とねじ26とで連結されている。
【0010】電磁石1は、図3に詳細に示すように双安
定型の有極を実施例としている。すなわち、コイル5を
外周に巻装したコイル枠4と、コイル5の外側に配設さ
れた一対の内ヨーク6と、内ヨーク6の外側に設けられ
た永久磁石7と、永久磁石7の外側に設けられた外ヨー
ク8と、コイル枠4の中空部に貫通されたプランジャ9
と、プランジャ9の両端部に設けられて内ヨーク6と外
ヨーク8の両端部間に配設された接極子10と、接極子
10と外ヨーク8との間に設けられたレシジュアルプレ
ート11と、プランジャ9の一端部に取付けられた連結
部材12とを有し、図1の器台1の電磁石収納部13に
収納されている。また電磁石収納部13の下部にプリン
ト基板21が配設され、プリント基板21に切換スイッ
チ22を設けるとともにリード線23によりコイル5と
接続し、さらに操作端子19をプランジャ基板21に接
続している。
【0011】保持枠2は、電磁石1のプランジャ9に連
結される連結部27を有するとともに、プランジャ9の
動作方向の双方に各々ばね力を受ける一対のばね受け部
28,29を有して回動自在に軸支されている。実施例
では図5に示すように、L字形をなし、その屈曲部に軸
30を設け、一方の腕にばね受け部28,29および軸
を実施例とする連結部27を設け、他方の腕に接触子保
持部31を設けている。軸30は器台14の軸孔32に
嵌合し、カバー24を開口15に閉じることによりカバ
ー24の裏面に軸孔32に対向して形成した軸孔(図示
せず)に嵌合する。一対のばね受け部28,29は電磁
石1が常閉型および常開型に応じてバイアスばね(後
述)を印加するもので、この実施例の電磁石1は瞬時型
であるので設けていない。接触子保持部31は横断面コ
字形であって、一片の内側に枢支突起91を突設し、他
片の内側に抜止め突起33およびばね受け突起34を設
けている。92は連動軸(図2)である。
【0012】可動接触子3は保持枠2に保持されるが、
図6に示すように先端部に可動接点35を設け、後端部
に段曲げ部36を形成し、後端部の表面にばね受け突起
37(図2)を形成しており、中間部を接触子保持部3
1に挿入し、段曲げ部36を接触子保持部31の一片に
係合するとともにばね受け突起34,37間に接点圧ば
ね38を介在し、これにより可動接触子3を接触子保持
部31に保持し、抜止め突起33により抜止めされる。
したがって、可動接触子3の可動接点35が対向する可
動接触子40のオン状態の可動接点42に図7のように
接触すると、可動接触子3が枢支突起41を支点に回動
して接点圧ばね38が圧縮されて可動接点35に接点圧
が付与される。
【0013】図1,図7,図8は可動接触子3のオン状
態、図6はオフ状態であり、電磁石1に操作端子19を
通じて一方向に通電することにより図1等のオン状態に
しかつ永久磁石7により保持される。また電磁石1に他
方向に通電することにより図6のオフ状態にし永久磁石
7により保持される。80は表示レバーであり、図2お
よび図4に示すように器台14に設けた軸96に軸孔9
4を嵌合して支持させ、保持枠2の連動軸92に長孔9
5を摺動自在に嵌合している。また器台14の天部に設
けた穴部97に表示部98が臨んでいる。したがって、
保持枠2が軸30を中心に回動すると、表示レバー80
が回動し、表示部98が穴部97に対して移動し、オ
ン,オフの表示が行われる。
【0014】81は電磁石1をまたいで主端子16と可
動接触子3とを接続する電線、82は電線81と電磁石
1等との絶縁を確保するための絶縁ガイドである。開閉
機構部39について説明する。すなわち、この開閉機構
部39は、可動接触子3に対向する可動接触子40を有
し、この可動接触子40は中間部が固定軸41に軸支さ
れ、先端部に可動接点42を有し、後端部に開極ばね4
3が設けられている。可動接触子40の後端部に連結リ
ンク44の一端が連結され、連結リンク44の他端に可
動軸45が連結されている。固定軸46にラッチリンク
47が連結され、ラッチリンク47のスリット48に可
動軸45が摺動自在に支持されている。また可動軸45
にハンドルリンク49の一端が連結され、固定軸46に
軸支されたハンドル54にハンドルリンク49の他端が
連結されている。固定軸50にトリップリンク51が軸
支され、トリップリンク51にラッチリンク47がラッ
チされて固定される。そして開閉機構部39の部品はフ
レーム60(図2)に支持される。一方、トリップリン
ク51に対向して異常電流検出手段52を構成するバイ
メタル53および短絡検出用電磁石55が配設される。
【0015】短絡検出用電磁石55は、図2に示すよう
に、フレーム60と一体となったヨーク61と、ヨーク
61の一方に固定された固定鉄心62と、固定鉄心62
を貫通する可動棒63と、固定鉄心62に設けられた復
帰ばね64と、復帰ばね64を介して固定鉄心62に設
けられた可動鉄心65と、これらを収納するコイル筒6
6と、コイル筒66の外周に巻装されたコイル67から
なる公知の構成である。
【0016】この開閉機構部39は図6,図7がオン状
態、図1がオフ状態、図8がトリップ状態である。すな
わち、ラッチリンク47がトリップリンク51にラッチ
された状態で、ハンドル54を図6,図7のオン状態か
ら図1のオフ状態に操作すると、ラッチリンク47が固
定されているのでハンドルリンク49に引かれて可動軸
45がスリット48の上方に摺動しながら引き上げら
れ、ハンドルリンク49とハンドル54の連結軸99が
固定軸46と可動軸45を結ぶ線を越えるので、開極ば
ね44がハンドル54の操作した方向に作用するように
なる。また可動軸45の移動に伴ってハンドルリンク4
9が移動して可動接触子40がオフとなる。一方図1の
オフ状態から図6,図7のオン状態にハンドル54を操
作すると、開極ばね44が圧縮されながら可動軸45が
下方に摺動するように可動接触子40が前記と逆に動作
しオンとなる。
【0017】つぎに、ラッチリンク47がトリップリン
ク51にラッチされ、かつ図7のオン状態で電路に過電
流または短絡電流が流れた場合図8のトリップ状態にな
る。すなわち、過電流のときバイメタル53がわん曲し
てトリップリンク51を回動させ、また短絡電流のとき
短絡検出用電磁石55が動作してトリップリンク51を
回動させ、トリップリンク51の動作によりラッチリン
ク47が釈放される。ラッチリンク47がトリップリン
ク51から釈放されると、ラッチリンク47が回動可能
となるので開極ばね43のばね力により可動軸45がス
リット48の縁部を押しながら摺動してラッチリンク4
7を回動させ、このため連結リンク44が移動して可動
接触子40がトリップ開極する。またハンドル54が図
8の中立状態となってトリップ表示を行う。
【0018】83は消弧グリッド、84はアークガス還
流側板、85は警報スイッチや補助スイッチを支持する
ための中板、86はバイメタル53と主端子17を絶縁
する絶縁仕切り板、87はアーク走行板、88は可動接
触子40とフレーム60とを接続する電線、89はバイ
メタル53とコイル67とを接続する電線である。さ
て、前記したリモートコントロール式回路遮断器の電磁
石1は双安定型であり、その可動接触子3のストローク
に対するばね負荷線および吸引力曲線の特性図は図9の
(a)のようになっている。すなわち、Q1 は無励磁の
永久磁石7による吸引力曲線、Q2 ,Q3 は励磁吸引力
曲線、Q4 は接点圧ばね38によるばね負荷線である。
【0019】これに対して、常開型のリモートコントロ
ール式回路遮断器を構成する場合、前記電磁石1または
無極型の電磁石1を用い、かつ図10に示すようにバイ
アスばね70をばね受け部28と電磁石収納部13との
間に圧縮介在し、このバイアスばね70により電磁石1
のプランジャ9を復帰付勢するとともに可動接触子3を
オフ状態に付勢した常開型である。図9(b)は可動接
触子3のストロークに対するばね負荷線および吸引力曲
線の特性図であり、Q5 は励磁吸引力曲線、Q 6 はバイ
アスばね70の負荷線である。したがって、電磁石1に
通電しない状態ではオフであるが、電磁石1に通電した
場合バイアスばね70に抗してプランジャ9が励磁され
吸引されるため、可動接触子3が動作して可動接点3
5,42が相接触する。
【0020】また常閉型のリモートコントロール式回路
遮断器を構成する場合、図11に示すようにバイアスば
ね70をばね受け部29と器台14の天部との間に圧縮
介在し、このバイアスばね70により電磁石1のプラン
ジャ9を復帰付勢するとともに可動接触子3をオン状態
に付勢した常閉型である。図9(c)は可動接触子3の
ストロークに対するばね負荷線および吸引力曲線の特性
図であり、Q7 はバイアスばね70の負荷線、Q8 は励
磁吸引力曲線である。したがって、電磁石1のコイル5
に通電しないときは可動接点35,42は接触したまま
であるが、電磁石1のコイル5に通電したときはプラン
ジャ9が励磁されて吸引されるので、バイアスばね70
が圧縮され、可動接触子3が開極する。
【0021】この実施例によれば、電磁石1に通電しプ
ランジャ9を動作させると、保持枠2が動作し可動接触
子3が開閉動作する。この場合、一対のばね受け部2
8,29の一方にバイアスばね70を印加するとそのば
ね力により可動接触子3が常開または常閉状態となり、
ばね受け部28,29の他方にバイアスばね70を印加
するとその反対の状態になる。さらに一対のばね受け部
28,29にバイアスばね70を設けない場合はオンお
よびオフの各状態を保持する瞬時型にできる。したがっ
て、バイアスばね70の選択により、同一部材で常閉
型,常開型および瞬時型のリモートコントロール式回路
遮断器を構成することができる。
【0022】この発明の第2の実施例を図12ないし図
14に示す。すなわち、このリモートコントロール式回
路遮断器は、第1の実施例の図1ないし図8のものにお
いて、同構成の複数極(図では2極)のリモートコント
ロール式回路遮断器としている。この場合、各極の電磁
石1のコイル5,5′を図12に示すように並列に接続
するとともに、コイル5側の電磁石1の切換スイッチ2
2をコイル5′側の電磁石1に共用している。72は整
流用ダイオードである。さらに図13に示すようにコイ
ル5′側の電磁石1に連結した保持枠2のばね受け部2
8,29にそれぞれバイアスばね73,74を設けてい
る。その他、第1の実施例と共通の箇所には同一符号を
付している。
【0023】図14(a)は切換スイッチ22のある電
磁石1のプランジャ9のストロークに対するばね負荷お
よび吸引力特性であり、図14(b)は切換スイッチ2
2のない電磁石1すなわち保持枠2にバイアスばね7
3,74が設けられている電磁石1のプランジャ9のス
トロークに対するばね負荷および吸引力特性である。Q
1 は前記した無励磁吸引力曲線、Q2 ,Q3 は前記した
励磁吸引力曲線、Q4 は接点圧ばね、Q8 ,Q9 はバイ
アスばね73,74の負荷線である。この特性図から明
らかなように、バイアスばね73,74を有する電磁石
1の方がバイアスばねを有しない電磁石1よりもバイア
ス分より早く動作することができることがわかる。
【0024】この実施例によれば、双安定型の電磁石
1,保持枠2および可動接触子3を複数極分有し、電磁
石1のコイル5,5′を並列に接続するとともに、これ
らの電磁石1の通電方向を切り換える切換スイッチ22
を電磁石1の一つにより駆動可能とし、かつ切換スイッ
チ22を駆動しない電磁石1に連結される保持枠2の一
対のばね受け部28,29にそれぞれバイアスばね7
3,74を設けたため、切換スイッチ22で駆動されな
い電磁石1の方が切換スイッチ22で駆動される電磁石
1よりも、いずれの方向にも確実に早く動作し始めるの
で、複数極の開閉動作を確実にすることができる。
【0025】なお、常閉型および常開型の電磁石1は有
極構造でないものおよび双安定型有極構造のいずれを用
いてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1のリモートコントロール式回路
遮断器によれば、一対のばね受け部の一方にバイアスば
ねを印加するとそのばね力により可動接触子が常開また
は常閉状態となり、ばね受け部の他方にバイアスばねを
印加するとその反対の状態になり、さらに一対のばね受
け部にバイアスばねを印加しないときは可動接触子の各
状態を保持する瞬時型にできる。したがって、バイアス
ばねの選択により、同一部材で常閉型,常開型および瞬
時型のリモートコントロール式回路遮断器を構成するこ
とができるという効果がある。
【0027】請求項2のリモートコントロール式回路遮
断器によれば、請求項1において、双安定型の前記電磁
石,前記保持枠および前記可動接触子を複数極分有し、
前記電磁石のコイルを並列に接続するとともに、これら
の電磁石の通電方向を切り換える切換スイッチを前記電
磁石の一つにより駆動可能とし、かつ前記切換スイッチ
を駆動しない前記電磁石に連結される前記保持枠の前記
一対のばね受け部にそれぞれバイアスばねを設けたた
め、請求項1の効果のほか、切換スイッチで駆動されな
い電磁石の方が切換スイッチで駆動される電磁石より
も、いずれの方向にも確実に早く動作し始めるので、複
数極の開閉動作を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のカバーを外しかつハ
ンドルでオフにした状態の正面図である。
【図2】部分分解斜視図である。
【図3】電磁石の分解斜視図である。
【図4】電磁石を器台の奥側からみた状態の断面図であ
る。
【図5】保持枠の斜視図である。
【図6】電磁石でオフにした状態の正面図である。
【図7】オン状態の正面図である。
【図8】開閉機構部のトリップ状態の正面図である。
【図9】瞬時型,常開型および常閉型の電磁石のプラン
ジャのストロークに対するばね負荷線および吸引力曲線
の特性図である。
【図10】常開型の電磁石を用いたリモートコントロー
ル式回路遮断器の一部切欠正面図である。
【図11】常閉型の電磁石を用いたリモートコントロー
ル式回路遮断器の一部切欠正面図である。
【図12】第2の実施例の電磁石の駆動回路図である。
【図13】カバーを外しかつトリップした状態の正面図
である。
【図14】その電磁石の切換スイッチを駆動するものと
切換スイッチを駆動しないものとの電磁石のプランジャ
のストロークに対するばね負荷および吸引力曲線の特性
図である。
【符号の説明】
1 電磁石 2 保持枠 3 可動接触子 9 プランジャ 27 連結部 28,29 ばね受け部 70 バイアスばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石と、この電磁石のプランジャに連
    結される連結部を有するとともに前記プランジャの動作
    方向の双方に各々ばね力を受ける一対のばね受け部を有
    して回動自在に軸支された保持枠と、この保持枠に保持
    された可動接触子とを備え、常閉型および常開型に応じ
    て前記一対のばね受け部に選択的にバイアスばねを加え
    ることを特徴とするリモートコントロール式回路遮断
    器。
  2. 【請求項2】 双安定型の前記電磁石,前記保持枠およ
    び前記可動接触子を複数極分有し、前記電磁石のコイル
    を並列に接続するとともに、これらの電磁石の通電方向
    を切り換える切換スイッチを前記電磁石の一つにより駆
    動可能とし、かつ前記切換スイッチを駆動しない前記電
    磁石に連結される前記保持枠の前記一対のばね受け部に
    それぞれバイアスばねを設けた請求項1記載のリモート
    コントロール式回路遮断器。
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WO2011131604A1 (en) * 2010-04-20 2011-10-27 Eaton Industries Manufacturing Gmbh Remote-control resetting device

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WO2011131604A1 (en) * 2010-04-20 2011-10-27 Eaton Industries Manufacturing Gmbh Remote-control resetting device
CN102934194A (zh) * 2010-04-20 2013-02-13 伊顿工业制造有限公司 遥控复位装置

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JP3241426B2 (ja) 2001-12-25

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