JPH05290703A - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
- Publication number
- JPH05290703A JPH05290703A JP8678692A JP8678692A JPH05290703A JP H05290703 A JPH05290703 A JP H05290703A JP 8678692 A JP8678692 A JP 8678692A JP 8678692 A JP8678692 A JP 8678692A JP H05290703 A JPH05290703 A JP H05290703A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- case
- electromagnetic relay
- armature
- sealed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の電磁継電器では、封止されたケース内で
の接点開閉による放電が発生すると接点表面に吸着され
た有機ガスが放電により分解し、ブラックパウダを生じ
接点の接触抵抗を著しく増大させる問題があり、これを
解決する。 【構成】電磁石１の励磁により接極子３を回転し、この
接極子３に接して配した可動接点ばね５ａの押圧により
固定接点ばね５との間に接点開閉を行うよう構成したサ
ブ組立品をケース７に収納し、ケース７の開口部を接着
剤１０で封止し通気孔７ａを封じた封止型電磁継電器に
おいて、ケース７の内部に酸素を含む複合ガスを封入
し、酸素濃度を２０％以上とする。
の接点開閉による放電が発生すると接点表面に吸着され
た有機ガスが放電により分解し、ブラックパウダを生じ
接点の接触抵抗を著しく増大させる問題があり、これを
解決する。 【構成】電磁石１の励磁により接極子３を回転し、この
接極子３に接して配した可動接点ばね５ａの押圧により
固定接点ばね５との間に接点開閉を行うよう構成したサ
ブ組立品をケース７に収納し、ケース７の開口部を接着
剤１０で封止し通気孔７ａを封じた封止型電磁継電器に
おいて、ケース７の内部に酸素を含む複合ガスを封入
し、酸素濃度を２０％以上とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に通信用及び制御用
の機器に使用される電磁継電器に関する。
の機器に使用される電磁継電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の電磁継電器は、接点の活
性化を防止するため、窒素ガス等の不活性ガスをケース
内部に充填している。
性化を防止するため、窒素ガス等の不活性ガスをケース
内部に充填している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電磁継電器
では、プラスチックで封止されたケース内での接点開閉
による電気回路の開閉に伴う放電により、接点表面に吸
着された有機ガスが不完全燃焼を起こし、ブラックパウ
ダを生成して接点の接触抵抗を著しく増大させ、信頼性
及び寿命の低下を引きおこすという問題があった。
では、プラスチックで封止されたケース内での接点開閉
による電気回路の開閉に伴う放電により、接点表面に吸
着された有機ガスが不完全燃焼を起こし、ブラックパウ
ダを生成して接点の接触抵抗を著しく増大させ、信頼性
及び寿命の低下を引きおこすという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、電磁継電器ケース内部の
充填ガスを酸素リッチにすることにより上記問題点を解
決した電磁継電器を提供することにある。
充填ガスを酸素リッチにすることにより上記問題点を解
決した電磁継電器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は電磁石の励磁に
より接極子を回転し、この接極子に当接して配した可動
接点ばねの押圧により固定接点との間に接点開閉を行な
うよう構成したサブ組立品をケースに収納し、このケー
スの開口部を接着剤で封止し且つ通気孔を封じた封止型
の電磁継電器において、前記ケースの内部に封入する複
合ガスを酸素リッチにしたものである。
より接極子を回転し、この接極子に当接して配した可動
接点ばねの押圧により固定接点との間に接点開閉を行な
うよう構成したサブ組立品をケースに収納し、このケー
スの開口部を接着剤で封止し且つ通気孔を封じた封止型
の電磁継電器において、前記ケースの内部に封入する複
合ガスを酸素リッチにしたものである。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の電磁継電器の一実施例の構造を示す
断面図である。
る。図１は本発明の電磁継電器の一実施例の構造を示す
断面図である。
【０００７】図１に示す本実施例の電磁継電器は、コア
８に巻線９を巻き付けた電磁石１、この電磁石１に並置
され一端をコア８の一端に固着し且つ他端をコア８の他
端に対向する開放端とするヨーク２、このヨーク２の開
放端に中央部を接し一方の端面をコア８の開放端面近辺
に位置させ且つ巻線９に通電してコア８を励磁するとき
コア８の開放端面に接する接極子３、並びにハウジング
１１に固定されて接極子３の中央部をヨーク２の開放端
位置で抑える復帰ばね４、電磁石１側に固定された固定
接点ばね５、一端をコモン端子６に固定し且つ他端に接
点５ｂを有する可動接点ばね５ａとを含んだサブ組立品
の全体がケース７で覆われ、また開口部は接着剤１０に
て封止されて構成されている。ここでケース７の内部に
は、酸素濃度を２０％以上とした複合ガスを封入する。
平常時、可動接点ばね５ａが接極子３のスタッド３ａ側
を電磁石１方向へ抑えているため、接極子３の他端部と
コア８との間には空間がある。
８に巻線９を巻き付けた電磁石１、この電磁石１に並置
され一端をコア８の一端に固着し且つ他端をコア８の他
端に対向する開放端とするヨーク２、このヨーク２の開
放端に中央部を接し一方の端面をコア８の開放端面近辺
に位置させ且つ巻線９に通電してコア８を励磁するとき
コア８の開放端面に接する接極子３、並びにハウジング
１１に固定されて接極子３の中央部をヨーク２の開放端
位置で抑える復帰ばね４、電磁石１側に固定された固定
接点ばね５、一端をコモン端子６に固定し且つ他端に接
点５ｂを有する可動接点ばね５ａとを含んだサブ組立品
の全体がケース７で覆われ、また開口部は接着剤１０に
て封止されて構成されている。ここでケース７の内部に
は、酸素濃度を２０％以上とした複合ガスを封入する。
平常時、可動接点ばね５ａが接極子３のスタッド３ａ側
を電磁石１方向へ抑えているため、接極子３の他端部と
コア８との間には空間がある。
【０００８】次に巻線９に通電すると、コア８が励磁さ
れ接極子３を吸引するので接極子３が矢印方向に回転動
作し、スタッド３ａが可動接点ばね５ａを電磁石１から
離れる方向に押し、接点５ｂを電磁石１側の固定接点ば
ね５から反対側へ移動させて接点回路の開閉を行う。接
点５ｂの開閉時には放電エネルギーが発生し、放電によ
る燃焼が起こる。しかし、ケース７の内部に充填された
ガスは酸素濃度２０％以上の複合ガスであるため、不完
全燃焼によりブラックパウダが生成するのを防ぐ。
れ接極子３を吸引するので接極子３が矢印方向に回転動
作し、スタッド３ａが可動接点ばね５ａを電磁石１から
離れる方向に押し、接点５ｂを電磁石１側の固定接点ば
ね５から反対側へ移動させて接点回路の開閉を行う。接
点５ｂの開閉時には放電エネルギーが発生し、放電によ
る燃焼が起こる。しかし、ケース７の内部に充填された
ガスは酸素濃度２０％以上の複合ガスであるため、不完
全燃焼によりブラックパウダが生成するのを防ぐ。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電磁継電
器の内部ガスを酸素リッチにすることにより、電気回路
開閉に伴う放電による不完全燃焼を防ぎ、ブラックパウ
ダの発生を著しく少なくできるので、接点の接触抵抗の
増大を低減することができ、これによって電磁継電器の
信頼性向上および長寿命化が図れるという効果を有す
る。
器の内部ガスを酸素リッチにすることにより、電気回路
開閉に伴う放電による不完全燃焼を防ぎ、ブラックパウ
ダの発生を著しく少なくできるので、接点の接触抵抗の
増大を低減することができ、これによって電磁継電器の
信頼性向上および長寿命化が図れるという効果を有す
る。
【図１】本発明に関する電磁継電器の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
１ 電磁石 ２ ヨーク ３ 接極子 ３ａ スタッド ４ 復帰ばね ５ 固定接点ばね ５ａ 可動接点ばね ５ｂ 接点 ６ コモン端子 ７ ケース ７ａ 通気孔 ８ コア ９ 巻線 １０ 接着剤 １１ ハウジング
Claims (2)
- 【請求項１】 電磁石の励磁により接極子を回転し、こ
の接極子に当接して配した可動接点ばねの押圧により固
定接点との間に接点開閉を行なうよう構成したサブ組立
品をケースに収納し、このケースの開口部を接着剤で封
止し且つ通気孔を封じた封止型の電磁継電器において、
前記ケースの内部に封入する複合ガスを酸素リッチにし
た事を特徴とする電磁継電器。 - 【請求項２】 前記複合ガスにおける前記酸素の濃度は
少なくとも２０％であることを特徴とする請求項１記載
の電磁継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8678692A JPH05290703A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8678692A JPH05290703A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 電磁継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05290703A true JPH05290703A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=13896444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8678692A Pending JPH05290703A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05290703A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101673641A (zh) * | 2008-09-12 | 2010-03-17 | 安电株式会社 | 电磁继电器 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52138659A (en) * | 1976-05-17 | 1977-11-18 | Fujitsu Ltd | Switch having sealed contacts |
| JPS59175528A (ja) * | 1983-03-12 | 1984-10-04 | アルカテル エヌ．ブイ． | 電磁リレ−をシ−ルする方法 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP8678692A patent/JPH05290703A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52138659A (en) * | 1976-05-17 | 1977-11-18 | Fujitsu Ltd | Switch having sealed contacts |
| JPS59175528A (ja) * | 1983-03-12 | 1984-10-04 | アルカテル エヌ．ブイ． | 電磁リレ−をシ−ルする方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101673641A (zh) * | 2008-09-12 | 2010-03-17 | 安电株式会社 | 电磁继电器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990202 |