JPH052905Y2 - - Google Patents

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JPH052905Y2
JPH052905Y2 JP1990087614U JP8761490U JPH052905Y2 JP H052905 Y2 JPH052905 Y2 JP H052905Y2 JP 1990087614 U JP1990087614 U JP 1990087614U JP 8761490 U JP8761490 U JP 8761490U JP H052905 Y2 JPH052905 Y2 JP H052905Y2
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circuit
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signal
shutter
dimming
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電子シヤツタを有し、自動露出制御
可能なカメラに利用されるフラツシユの調光信号
回路を備えたシヤツタ制御回路に関するもので、
特にフラツシユ撮影時におけるシヤツタ制御およ
びフラツシユ装置の調光回路に関するものであ
る。
[従来の技術] 先ず本考案の技術的な背景から説明すると、い
わゆるオートストロボと呼ばれる自動調光式フラ
ツシユ装置を使用する方式においては、フラツシ
ユ側に距離のフアクターを設定する必要がない。
即ち被写体を照射し、その反射光をフラツシユ装
置に設けた光電素子で受光し、適正光量に達した
時にフラツシユ光をカツトする方法によるもので
ある。このようにフラツシユ装置においても、応
答性のすぐれた光電素子が必要となり、また一方
ではカメラ側でも当然自動露出制御用の光電素子
を備えている。
このような機能を備えたカメラは、特開昭53−
83739号公報により提案されているが、一つの受
光素子を自然光の適正な測光と、ストロボ光等の
瞬時光の適正な測光とに兼用するため、累積的な
積分を行うのと異り、リセツト回路を必要として
いる。
すなわち、フオーカルプレーンシヤツタの後幕
が解放されてから助走区間を通過する数ミリセコ
ンドの間に、自然光を測光する積分回路をリセツ
トし、自然光に対する積分情報を完全にクリアー
した後に、ストロボ光に対する積分が行われる。
フオーカルプレーンシヤツタにおいては、特性
上から全開している時のみストロボ光等の瞬時光
に対する同調が可能であるから、上述の如く比較
的長い時間経過である後幕の助走区間の間にリセ
ツト回路を作動させることができる。
しかし、レンズシヤツタにおいては、シヤツタ
の開口運動の途中においても、ストロボ光に応答
することが必要であり、特に日中におけるフラツ
シユ撮影(以下「デイライトシンクロ」という。)
に際して重要であるが、リセツト回路を用いると
リセツト時間に相当する発光タイミングの遅れが
生じ不適正な発光となる。また、リセツト回路を
余分に設けなければならないという欠点がある。
また、実開昭55−95117号公報には、二つのス
トロボを同時に発光させるとともに一つの積分回
路を起動させ、それぞれ異る二つのレベルで順次
発光を停止するものが記載されている。
しかし、シヤツタとストロボの如く同時に起動
することが好ましくなく、事実上成立し得ない場
合には適用できない。また、いずれかの明るさに
依存して適正露光となつたかを区別できないた
め、例えば、主被写体が逆光となつている場合等
において、必ずしも主被写体がフラツシユ光の照
明により適正値が得られるとは限らない。
[解決しようとする課題] 本考案は上記欠点に鑑み、レンズシヤツタにお
いても遅れを生じることなく適正な露光および同
調が得られ、且つリセツト回路を必要としないシ
ヤツタ制御回路を得ることを目的とする。
また、一つの積分回路によつて、自然光に対す
るシヤツタ制御が行われた後に、ストロボ光に対
する発光制御が行われるようにするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案における光電素子は、例えばデイライト
シンクロの場合、まずシヤツタ制御については自
然光に対する、被写界光に応じた出力電流と時定
用コンデンサで積分回路を形成し、シヤツタの開
閉時間を制御するものである。さらに、シヤツタ
の閉じ信号によつて積分回路を一旦停止させ、機
械的あるいは電気的に遅延を経た後、フラツシユ
のトリガーを行なうと同時に上記積分回路を累積
的に再び作動させ、フラツシユによる反射光が予
め定められた光量に達した時に発光を停止させる
ようにしたものである。
[実施例] 以下図面にしたがつて、実施例について説明を
行なう。
第1図において光電素子aは、被写体からの光
を電気信号に変換するためのものであつて、シリ
コンフオトダイオードのように応答性のすぐれた
素子を使用する。光電素子aは、被写体の輝度に
応じた出力を積分回路bに与え、この積分回路
は、この出力とコンデンサ(第2図、符号10)
で構成してある。なお積分回路bは、シヤツタ制
御用と、フラツシユの調光用を別々に設けてもよ
いが、作動は全く同じであるので共用する方が回
路構成を簡略化できる。
電圧比較回路cは、積分回路bの出力を基準電
位と比較し検出信号を出すためのもので、この検
出信号は、シヤツタ制御時にはシヤツタの閉じ信
号として電磁石dに送られ、またフラツシユの調
光作動時には調光信号回路eに送られる。また電
圧比較回路cの検出信号は、作動切換回路gに入
力され、積分回路bがシヤツタ制御回路として作
動しているのを一旦停止させる。電磁石dがカツ
トオフされると、シヤツタが閉じ始めそれに同期
してフラツシユhの発光トリガー手段fが作動す
る。これは、一般的には機械的にスイツチがON
するものであるが、後述するように、シヤツタの
閉じ信号からわずかに遅延をかけた回路出力を利
用することもできる。発光トリガー手段fによつ
てフラツシユが発光すると同時に、作動切換回路
gが働いて積分回路bを再び作動させ、フラツシ
ユの調光作動が行なわれる。調光信号回路eか
ら、点線で示すようにフラツシユhの発光停止回
路に信号を送る。フラツシユの発光停止方式は、
主放電管に並列にバイパス用放電管を設けたも
の、あるいは、主放電管に直列に半導体スイツチ
素子を設けたもののどちらでも良い。
上記のように、本考案によれば1個の光電素子
aをシヤツタ制御回路の中で利用し、シヤツタ制
御作動が終了した後フラツシユの調光のためにこ
の光電素子を再び利用する。
第2図に示す本考案の具体的な構成について説
明する。
電源1は電源スイツチに接続され、光電素子3
は、トランジスタ4および5のベース間に接続さ
れている。トランジスタ5は、ベース・コレクタ
が短絡されダイオード構成で、抵抗6はバイアス
抵抗である。トランジスタ7,8、抵抗9は、ト
ランジスタ4の作動を制御するスイツチング回路
用である。トランジスタ4のコレクタには、積分
用の時定コンデンサ10が接続してある。コンデ
ンサ10には、タイミングスイツチ11が並列に
接続され、シヤツタ制御用の電圧コンパレータ1
2は、その出力に接続された電磁石13を制御す
ることによつて、シヤツタの閉じを制御する。電
磁石13がカツトオフされると、図示しない機構
でトリガースイツチ27は閉成する。
フラツシユの調光作動用電圧コンパレータ14
とコンパレータ12の正入力は、コンデンサ10
とトランジスタ4の接点に接続されている。また
それぞれの負入力は、ブリーダー抵抗15,1
6,17によつて分圧された点に接続されてい
る。抵抗18は、コンパレータ12の出力と、ト
ランジスタ8のベース間に接続されてある。ブロ
ツク19は、フラツシユ装置の回路の一部をブロ
ツク化したもので、DC/DCコンバータによつて
得られた高圧出力端子がHVで、主放電管20、
バイパス放電管21、主コンデンサ22のそれぞ
れに接続されている。23はトリガー電極であ
る。バイパス放電管21に直列に接続したSCR
24のゲート端子は、微分回路用のコンデンサ2
5と抵抗26に接続され、コンパレータ14の出
力によつて制御される。フラツシユの発光トリガ
ースイツチ27は、フラツシユ回路部19のT端
子に接続されている。トリガースイツチ27の信
号を電気的に自己保持するF,F回路28で、リ
セツトは電源OFFによつて行なわれる。トラン
ジスタ29は、F,F回路28の出力によつて作
動し、トランジスタ8の作動を制御する。フラツ
シユ使用時にONするスイツチ30が設けてあ
り、このスイツチ30がONすると、抵抗31は
トランジスタ4に一定のバイアスを与える。
次にその作動について、第3図の波形図を参照
しながら説明する。第3図において、VCはコン
デンサ10の端子電圧を示す波形で、aはコンパ
レータ12の負入力電圧、bはコンパレータ14
の負入力電圧を示す。Mgは電磁石13の作動
図、Aはシヤツタの開口面積を表わす波形、L
は、フラツシユの発光量波形である。
フラツシユ装置の主コンデンサ22に充電が行
なわれ発光準備が完了した状態で、カメラのレリ
ーズボタンの押し下げによつて電源スイツチ2が
入り、各回路部に電源が供給される。これを第3
図のSpONで示す。レリーズボタンをさらに押し
下げて、シヤツタの開きのために係止を解除し、
シヤツタが開き始めると同時に、タイミングスイ
ツチ11がOFFとなる。時定コンデンサ10は
トランジスタ4によつて制御される定電流で充電
されていく。第3図はタイミングスイツチ11が
OFFとなるSTOFF後の波形でこの状態を示す。
充電電圧がコンパレータ12の負入力として設定
した電圧aを越えた時、コンパレータ12は反転
し電磁石13はカツトオフとなり、シヤツタは閉
じ作動を開始する。
一方上記反転信号によつて抵抗18を介してト
ランジスタ8がONし、従つてトランジスタ7も
ONとなつて、定電流用トランジスタ4をOFFす
る。ここでコンデンサ10の充電は停止し、波形
が横軸に平行となる。ここでトランジスタ4のベ
ース電流は光電素子3によつて決定され、被写体
が明るい場合には光電流が大きく、従つてトラン
ジスタ4によつて制御される電流も大きくなつて
充電時間は早くなる。すなわち輝度に応じたシヤ
ツタ時間teが得られる。
シヤツタが閉じ作動を開始した時に、フラツシ
ユのトリガースイツチ(Sy)27がONする。こ
れによつてフラツシユが発光すると同時に、トリ
ガースイツチ27の信号はF,F回路28を介し
てラツチされ、トランジスタ29がONすること
によつてそれまでON状態にあつたトランジスタ
8,7がそれぞれOFFとなる。
そこでトランジスタ4が再びONとなつて、光
電素子3はフラツシユによる被写体から反射光を
受光し、その光量に応じた電流でコンデンサ10
は充電される。
充電電圧がコンパレータ14の負入力として設
定した電圧bを越えた時、上記コンパレータ14
は反転してその出力に接続された微分回路を介し
てSCRをONする。従つてバイパス放電管21が
瞬時に放電して、発光は停止する。
フラツシユに関する一連の作動はシヤツタの閉
じ信号の後、短時間の間に行なわれるためにシヤ
ツタが完全に閉じるのはこれらの作動が終つてか
らである。なおスイツチ30によつて抵抗31を
トランジスタ4のベースと電源の負に接続したの
は、非常に低輝度でのシヤツタ作動においては露
出時間teが必要以上に長くなるので、手振れを起
さない露出時間の範囲で長時間を制限するためで
ある。
次に第4図の実施例について説明する。図示し
た部分は第2図の実施例と異なる部分とその周辺
のみとし、他は第2図の実施例と同一であるの
で、省略してある。
抵抗41は、でトランジスタ42のベースとコ
ンパレータ12の出力間に接続されている。遅延
時間形成用のコンデンサ43および抵抗44を有
し、電圧コンパレータ45は、コンデンサ43の
充電電圧を検出し、フラツシユ制御回路19のト
リガー端子Tにその出力が接続されている。
作動について説明すると、シヤツタの閉じ信号
が出た時、すなわちコンパレータ12が反転して
その出力がLOWからHIになるとトランジスタ4
2がONからOFFとなる。従つてコンデンサ43
は抵抗44を介して充電され、コンパレータ45
の正入力がコンパレータ45の内部で設定された
電圧より下がると出力がHIからLOWに反転す
る。この信号でフラツシユはトリガーされ、また
F,F回路28を駆動する。シヤツタの閉じ信号
が出てから一定の遅延をかけてフラツシユをトリ
ガーするのは、高輝度時のシヤツタ作動と同調し
やすくするためである。
なお上記実施例においては光電出力を積分する
コンデンサ10をシヤツタ制御用とフラツシユ調
光用として共用し、電圧検出用のコンパレータを
それぞれ別にして2個使用しているが、本考案の
主旨として制限するところではなく、光電素子3
のみをシヤツタ制御用とフラツシユ調光用として
共用し、以降の処理回路は別々に構成してもよ
い。また、2個のコンパレータを1個で兼用する
構成でも成り立つものである。
[効果] 以上本考案によれば、シヤツタ制御用の光電素
子とフラツシユ調光素子を共用し、シヤツタ制御
の終了後、上記素子を含む積分回路の第1の積分
作動を一旦停止させ、フラツシユの発光トリガー
に連動して累積的に積分回路を第2の積分作動を
再開させるので、開口が徐々に大きくなつていく
プログラムレンズシヤツタに対して遅れを生じる
ことなく、且つ逆光状態にある主被写体に対して
フラツシユの効率を可及的に落すことなくに主被
写体及び背景を、ともに適正露光となる撮影が出
来る。さらには、リセツト回路を必要としないの
で回路構成の簡易化におよび回路部品の省略によ
つて総合的に安価になり、また調整工程も縮小で
きる等の効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はシヤツタ制御回路のブロツクダイヤグ
ラム、第2図は回路図、第3図は第2図の実施例
の作動を説明するための波形図、第4図は他の実
施例を示す回路図である。 a……光電素子、b……積分回路、c……電圧
比較回路、d……電磁石、f……発光トリガー手
段、e……調光信号回路、g……作動切換手段、
3……光電素子、4,5,7,8,29……トラ
ンジスタ、10……コンデンサ、11……タイミ
ングスイツチ、13……電磁石、12,14……
コンパレータ、19……フラツシユ制御回路、2
0……主放電管、21……バイパス放電管、22
……主コンデンサ、24……SCR、27……ト
リガースイツチ、28……F,F回路、45……
コンパレータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 光電素子と、積分回路と、電圧比較回路と、電
    磁石と、発光トリガー手段と、調光信号回路と、
    作動切換回路と、フラツシユとよりなり、 上記光電素子は、シヤツタ制御用とフラツシユ
    調光用を兼用し、被写体からの光を電気信号に変
    換するためのもので、 上記光電素子は、レンズシヤツタの開口運動の
    過程における周囲光の明るさに応答する受光信号
    及び、制御作動が終了した後上記フラツシユの調
    光のための上記フラツシユ光に応答する受光信号
    を出力するものであり、 上記積分回路は、上記光電素子によつて得られ
    た光電流を積分して第1の積分出力と第2の積分
    出力とを出力し、且つ光電出力のためのコンデン
    サを含み、このコンデンサの第1の積分開始はシ
    ヤツタの開きに連動して行ない、シヤツタの閉じ
    信号によつて上記第1の積分を停止し、上記フラ
    ツシユの発光トリガー手段に連動して累積的に上
    記コンデンサに第2の積分を開始するようにした
    ものであり、 上記電圧比較回路は、上記積分回路の出力を基
    準電位と比較して検出信号を出すもので、これは
    上記第1の積分出力を検出する第1の電圧比較回
    路と上記第2の積分出力を検出する第2の電流比
    較回路とよりなり、 上記第1の電圧比較回路は、上記電磁石に接続
    され、上記第2の電圧比較回路はフラツシユの調
    光信号回路に接続されフラツシユの発光を停止す
    る信号を出力するものであり、 上記電磁石は、上記電圧比較回路の出力に接続
    され上記シヤツタの閉じを制御するものであり、 上記発光トリガー手段は、シヤツタの閉じ信号
    に同期して上記フラツシユの発光信号を出力し、
    且つ、フラツシユ発光と同時に上記作動切換回路
    を作動させて、上記積分回路にフラツシユの調光
    作動を開始させるものであり、 上記調光信号回路は、上記電圧比較回路から検
    出信号がフラツシユの調光作動時に送られ、フラ
    ツシユの発光を途中で停止させるための発光停止
    回路に信号を送るものであり、 上記作動切換回路は、上記電圧比較回路に接続
    され、シヤツタ制御作動後は上記受光素子による
    光電出力をフラツシユの調光用として使うために
    上記積分回路を上記第1の積分から第2の積分へ
    切換えるものである。 ことを特徴とするフラツシユの調光信号回路を備
    えたシヤツタ制御回路。
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