JPH058587Y2 - - Google Patents

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JPH058587Y2
JPH058587Y2 JP1983062139U JP6213983U JPH058587Y2 JP H058587 Y2 JPH058587 Y2 JP H058587Y2 JP 1983062139 U JP1983062139 U JP 1983062139U JP 6213983 U JP6213983 U JP 6213983U JP H058587 Y2 JPH058587 Y2 JP H058587Y2
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JP
Japan
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light
value
strobe
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light receiving
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JP1983062139U
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JPS59168735U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は、オートストロボとプログラムシヤツ
タとを組み合せて日中シンクロ撮影を行なうカメ
ラシステムに利用され、オートストロボの調光F
値(調光レベル)を設定する受光素子と、プログ
ラムシヤツタの開口F値を設定するための受光素
子との受光角とが異なるようにした被写体輝度検
出装置に関するものである。
一般に逆光シーン(光が斜後方から当つている
斜光シーンも含む)では主要被写体が露光アンダ
ーとなるが、ストロボを併用した日中シンクロ撮
影を行なえば、主要被写体がストロボ光で照明さ
れるため、よりきれいな写真を撮ることができる
ことが知られている。最近では、被写体輝度に応
じて開口F値及びシヤツタ秒時値を調節するプロ
グラムシヤツタと、このプログラムシヤツタの開
口F値に応じてストロボの発光量を調節するため
に被写体輝度を測定して調光F値を設定するオー
トストロボとを組合せて日中シンクロ撮影を行な
うようにしたものが提案されている。しかし、従
来にあつては、プログラムシヤツタの受光素子及
びオートストロボの調光F値を設定するための受
光素子は、同一の受光角を有し、被写体を中央重
点測光するようになつているため、逆光シーンで
は主要被写体がアンダー気味となり、また背景が
暗いシーンでは主要被写体がオーバー気味になつ
てしまうという問題がある。例えば逆光シーンに
おいて、主要被写体の輝度がLV13であり、シ
ーンの平均輝度がLV15であると仮定した場合
に、プログラムシヤツタはLV15で露出制御を
行ない、オートストロボはLV15に対応する調
光F値を設定する。このオートストロボは、被写
体からの反射光の他に自然光(定常光)も測光し
て発光量を制御してしまうため、オートストロボ
の発光量は例えば適正値の50%となる。したがつ
て、この場合にはLV13の主要被写体は約1/4
LVだけ露光アンダーとなつてしまう。
本考案は、輝度分布が偏つているシーンであつ
ても主要被写体がほぼ適正露光となるように改良
した被写体輝度検出装置を提供することを目的と
するものである。
本案装置は、プログラムシヤツタの開口F値を
設定するための第1の受光素子の受光角に対し
て、オートストロボ調光F値を設定するための第
2の受光素子の受光角の方が大きくなるようにし
たことを特徴とするものである。したがつて、第
1の受光素子は主要被写体の存在確率が高い画面
の中央部を部分測光し、第2の受光素子は画面全
体を平均測光する。これにより、逆光シーンで
は、プログラムシヤツタの開口F値が大きくなる
からストロボの像面光量が増加して主要被写体の
露光が適正値に近くなり、また背景が暗い被写体
ではプログラムシヤツタの開口F値が小さくなる
から、ストロボの像面光量が低下し、主要被写体
の露光が適正値に近くなる。
以下、図面を参照して本考案の実施例について
詳細に説明する。
第1図は本考案に係るカメラを示すものであ
る。カメラボデイ1は、レンズ鏡筒2、ストロボ
発光部3、フアインダ4がその前面に設けられて
いる。前記レンズ鏡筒2は、その中央部に撮影レ
ンズ5を有し、この撮影レンズ5の両側にプログ
ラムシヤツタ用受光部6と、オートストロボの調
光F値を設定するための受光部7とが配置されて
いる。また、ストロボ光で照明された被写体から
の反射光を測定する受光部8もカメラボデイ1の
前面に設けられている。
第2図は受光部の受光角を示すものである。プ
ログラムシヤツタ用受光部6の受光角はθ1に設
定され、オートストロボの調光F値設定用受光部
7の受光角がθ2に設定されている。ここで受光
角θ2>θ1である。
第3図に示すように、プログラムシヤツタ用受
光部6は、クロスハツチングで示した画面9の中
央部を部分測光し、調光F値設定用受光部7はハ
ツチングで示した画面9の全体を平均測光する。
第4図はプログラムシヤツタの電気的構成を示
すものである。前記受光部6は、受光角を規制す
るためのレンズ10と、このレンズ10を通つた
光を測定する受光素子11とから構成されてお
り、被写体輝度に応じた光電流をシヤツタ制御回
路12に送る。なお、この実施例では、受光素子
11としてCdSが用いられているが、このCdSは
応答性が遅いために、瞬間的に発光するストロボ
光の反射光に追従しない。
レリーズボタン(図示せず)を押すと、マグネ
ツト13が通電され、その後シヤツタ羽根(図示
せず)が開き動作を開始する。このシヤツタ羽根
の開き動作が開始すると、スイツチ14がOFF
し、被写体輝度に応じた電流でコンデンサ15が
充電される。このコンデンサ15が所定の電圧ま
で充電されると、マグネツト13の通電が停止
し、シヤツタ羽根の閉じ動作が開始される。
第5図は第4図に示すプログラムシヤツタのプ
ログラム線図を示すものである。被写体輝度がL
1よりも小さい場合には、絞りが開放絞りとな
り、シヤツタ秒時だけが変化する。被写体輝度が
L1以上の時には、絞りとシヤツタ秒時の両方が
変化する。
第6図はオートストロボの概略を示すものであ
る。調光F値を設定するための受光部7は、受光
角を調節するためのレンズ20と、このレンズ2
0を通つた光を測定する受光素子21とからな
る。この応答性が遅い受光素子21と抵抗22の
接続点23に流れる光電流は、抵抗22で電圧値
に変換されて、バツフア回路24で受けた後、非
反転増幅器25に入力される。この非反転増幅器
25から出力された電圧値は、ダイオード26を
介してバツフア回路27に入力される。抵抗2
8,29からなる分圧器から出力された電圧値
は、ダイオード30を介して前記バツフア回路2
7に入力されるようになつている。したがつて、
バツフア回路27には、ダイオード26と27の
いずれか一方を通つた高い方の電圧が入力され
る。このバツフア回路27から出力された電圧
は、調光F値としてコンパレータ32の一側入力
端子に入力される。
ストロボ反射光を測定する受光部8は、受光角
を規制するレンズ33と、このレンズ33を通つ
た光を測定する応答性が速い受光素子34から構
成されている。第1図に示すストロボ発光部3内
に収納された閃光放電管36が発光すると同時
に、スイツチ37がOFFし、ストロボ反射光に
応じた光電流でコンデンサ38が充電される。こ
のコンデンサ38の端子電圧は、コンパレータ3
2の+側入力端子に入力されており、バツフア回
路27から出力された電圧(調光F値)を越えた
時に、コンパレータ32の出力信号が「H」とな
り、これが発光停止信号として発光制御回路39
に入力される。
発光制御回路39は、シンクロスイツチ40が
カメラのシヤツタに同期してONした時に、メイ
ンコンデンサ(図示せず)に蓄えた電気エネルギ
ーを閃光放電管36に供給してこれを光に変換す
る。この閃光放電管36の発光中に、ストロボ反
射光の積分値が調光F値に達すると、閃光放電管
36の通電が停止する。
前記バツフア回路27から出力される調光F値
の信号は、ストロボ発光部3に標準拡散反射板を
使用した時には、第4図と同じ曲線となり、プロ
グラムシヤツタの開口F値に対応するように調光
F値を設定する。
第7図は逆光時の調光F値と開口F値との関係
を示すものである。調光F値設定用受光部7は受
光角が大きいため、逆光シーンを測定して得た被
写体輝度はLaとなる。一方、プログラムシヤツ
タ用受光部6は、受光角が小さいため、暗い主要
被写体の輝度の影響を受ける。したがつて、プロ
グラムシヤツタ用受光部6で逆光シーンを測定し
て得た被写体輝度はLbとなる。前記被写体輝度
Laに対する調光F値はFaとなり、他方被写体輝
度Lbに対する開口F値はFbとなる。これにより、
調光F値Faは、開口F値Fbよりも大きくなるか
ら、ストロボ発光量が多くなり、主要被写体をほ
ぼ適正露光にすることができる。
また、背景が暗いシーンでは、第7図に示す状
態と逆の関係になるから、ストロボ発光量が少な
くなり、この場合もやはり主要被写体をほぼ適正
露光することができる。
上記構成を有する本考案は、オートストロボの
調光F値を設定するための受光部の受光角を大き
くし、プログラムシヤツタの開口F値を設定する
ための受光部の受光角を小さくしたから、逆光シ
ーン及び背景が暗いシーンに対して日中シンクロ
撮影を行なつた場合に、主要被写体をほぼ適正露
光にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したカメラの正面図、第
2図は受光角を示す説明図、第3図は測光領域を
示す説明図、第4図はプログラムシヤツタのブロ
ツク図、第5図はプログラム線図、第6図はオー
トストロボの概略図、第7図は逆光シーンにおけ
る調光F値と開口F値との関係を示す説明図であ
る。 1……カメラボデイ、2……レンズ鏡筒、3…
…ストロボ発光部、5……撮影レンズ、6……プ
ログラムシヤツタ用受光部、7……調光F値設定
用受光部、8……ストロボ反射光測定用受光部、
10,20……レンズ、11,21……受光素
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プログラムシヤツタの開口F値を設定するため
    に、撮影シーンの被写体輝度を測定する第1の受
    光素子と、撮影シーンに向けてストロボ光を投光
    するオートストロボの調光レベルを設定するため
    に、ストロボ光を含まない撮影シーンの被写体輝
    度を測定する第2の受光素子と、オートストロボ
    の発光量を制御するために、ストロボ光で照明さ
    れた撮影シーンの被写体輝度を測定する第3の受
    光素子とを備えたものにおいて、前記第1の受光
    素子は、撮影シーンの中央部を測光する受光角を
    持ち、第2の受光素子は第1の受光素子の受光角
    よりも広い受光角を持つていることを特徴とする
    被写体輝度検出装置。
JP1983062139U 1983-04-27 1983-04-27 被写体輝度検出装置 Granted JPS59168735U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983062139U JPS59168735U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 被写体輝度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983062139U JPS59168735U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 被写体輝度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59168735U JPS59168735U (ja) 1984-11-12
JPH058587Y2 true JPH058587Y2 (ja) 1993-03-03

Family

ID=30192338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983062139U Granted JPS59168735U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 被写体輝度検出装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57177129A (en) * 1981-04-23 1982-10-30 Olympus Optical Co Ltd Light emission controller of stroboscopic lamp of camera

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57177129A (en) * 1981-04-23 1982-10-30 Olympus Optical Co Ltd Light emission controller of stroboscopic lamp of camera

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JPS59168735U (ja) 1984-11-12

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