JPH05289843A - カーソル制御方法 - Google Patents

カーソル制御方法

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JPH05289843A
JPH05289843A JP4092584A JP9258492A JPH05289843A JP H05289843 A JPH05289843 A JP H05289843A JP 4092584 A JP4092584 A JP 4092584A JP 9258492 A JP9258492 A JP 9258492A JP H05289843 A JPH05289843 A JP H05289843A
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JP
Japan
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cursor
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program
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event
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JP4092584A
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Inventor
Hiromi Fujiwara
ひろみ 藤原
Yoshiki Matsuda
芳樹 松田
Keiji Kojima
啓二 小島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アプリケーション・プログラムがカーソルを制
御する場合も、ユーザがカーソルを自由に操作して入力
操作をすることができるようにすること。 【構成】アプリケーション・プログラム(110)が入
力位置を示すカーソル(11)を制御するイベントを発
行した場合は、イベント検出プログラム(102)によ
ってこれを検出し、疑似カーソル制御プログラム(10
6)によりアプリケーション・プログラム(110)の
カーソル制御はカーソルに相当する小図形(12)を制
御するイベントに置き換えられる。 【効果】カーソルがアプリケーション・プログラムによ
って制御されないことにより、ユーザはカーソルを操作
して他の仕事のための入力操作を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機ソフトウェアにお
けるカーソルの制御方法に関わり、特にプログラムが並
列に動作する場合のカーソルの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機システムにおいてカーソル
はユーザのマウス等の入力装置からの入力位置を示すた
めにディスプレイ上に表示される。例えば、マルチ・ウ
ィンドウ・システム (" Xlib Programming manual ",19
88, O'Reilly & Associates,Inc, pp.1 - 10) において
は、ウィンドウ・サーバが入出力装置を管理し、ディス
プレイ上に複数のウィンドウと呼ばれる領域と一つのマ
ウス・カーソル(以下、簡単にカーソルと呼ぶ)を表示
する。各ウィンドウは特定のアプリケーション・プログ
ラムに対応する表示領域であり、ウィンドウ・サーバが
対応するアプリケーション・プログラムと結び付けてい
る。また、カーソルはユーザのマウス操作に従って複数
のウィンドウに移動し、どのアプリケーション・プログ
ラムに入力するかを制御したり、現在どのアプリケーシ
ョン・プログラムに入力しているかを把握するために表
示されている。
【0003】また、カーソルはユーザの入力位置を示す
ために表示されるだけでなく、ユーザの操作を誘導する
ためにも表示される。例えば、OSF/Motif("OSF/Motif S
tyleGuide", PRENTICE HALL, 1991, pp 1.6-1.7) はウ
ィンドウ・システムで使用される標準的なインタフェー
スであり、入力装置からの入力位置を示すカーソルを制
御し、カーソルを移動させる機能を持っている。これを
用いることにより、アプリケーション・プログラムはユ
ーザの注目を集めたい位置にカーソルを移動させ、ユー
ザの操作を誘導することができる。
【0004】さらに、カーソルは、別の技術によっては
アプリケーション・プログラムの実行状況を分かり易く
するために表示される。例えば、QuicKeys2("QuicKeys2
マニュアル", 1990, CE Software, pp.2.12-2.13) や
NeWS (" NeWS マニュアル ", Sun Microsystems) は、
ユーザの入力やカーソルの移動操作などの一連の動作を
記憶し、再実行するアプリケーション・プログラムを持
っている。一連の動作の再実行時には、アプリケーショ
ン・プログラムが入力装置からの入力位置を示すカーソ
ルを制御し、動作の記憶時にユーザが行なったカーソル
移動操作のとおりにカーソルを移動させることによっ
て、アプリケーション・プログラムの実行状況を分かり
やすく表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ウィンドウ・システム
において複数のアプリケーション・プログラムを並列に
実行させることは一般的であるが、上記従来技術では、
一つしかない入力位置を示すカーソルがアプリケーショ
ン・プログラムによって制御されてしまうために、同一
のカーソルの制御においてアプリケーション・プログラ
ム間で競合が生じるという問題がある。例えば、QuicKe
ys2 の Real Time Recording においてはユーザのカー
ソル操作は受け付けられず、カーソルは QuicKeys2 に
よって制御されるため、ユーザは別のアプリケーション
・プログラムのための入力操作ができないという問題が
ある。NeWS の journalling においては、ユーザがカー
ソルを移動させるとその直後に NeWS がカーソルを制御
してしまうといった具合に、ユーザと NeWS の間のカー
ソル制御に競合が生じてしまい、ユーザが思い通りにカ
ーソルを制御して入力操作をすることができないという
問題がある。
【0006】本発明の目的は、カーソルを制御するよう
な複数のプログラムが並列に実行されたときのカーソル
制御の競合を解消し、ユーザがウィンドウ・システムに
よって制御される入力位置を表すカーソルを操作して入
力操作をすることができ、さらに、カーソルを制御して
いるプログラムの実行状況がユーザに簡単に分かる方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ウィンドウ・システムによって制御される入力位置
を示すカーソルは、特定の一つのアプリケーション・プ
ログラムからのカーソル制御命令に応答してウィンドウ
・システムに制御させるようにし、他のアプリケーショ
ン・プログラムから入力位置を示すカーソルを制御する
命令が出力されたときは、カーソルに相当する小図形
(以後、これを疑似カーソルと呼ぶ)をディスプレイ上
に表示し、疑似カーソルを制御させるようにする。ま
た、疑似カーソルの形状や大きさや色をアプリケーショ
ン・プログラムごとに異ならせる。
【0008】
【作用】ウィンドウ・システムによって制御される入力
位置を示すカーソルは、ユーザが選択する特定の一つの
アプリケーション・プログラムのみが制御することがで
きるために、他のアプリケーション・プログラムとのカ
ーソル制御の競合が解消される。さらに、アプリケーシ
ョン・プログラムごとに専用の疑似カーソルをディスプ
レイ上に表示し、アプリケーション・プログラムは疑似
カーソルを制御することにより、アプリケーション・プ
ログラムの実行状況がユーザに簡単に分かり、かつ、カ
ーソルを制御する複数のアプリケーション・プログラム
の並列実行を可能にする。さらに、疑似カーソルの形状
や色をアプリケーション・プログラムごとに変化させる
ことにより、複数のアプリケーション・プログラムの識
別を可能にする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。図1は本発明のシステム構成を示す図である。図1
に示すようにシステムはCPU(1)、マウス(2)、
キーボード(3)、ウィンドウを表示するディスプレイ
(10)、主記憶(100)に格納されたカーソル制御
プログラム(101)、オペレーティング・システム
(107)、ウィンドウ・サーバ(108)、ユーザが
使用するためのアプリケーション・プログラムが記憶さ
れているアプリケーション・プログラム記憶領域(10
9)から構成されている。本実施例では、カーソル制御
プログラム(101)を設けて、アプリケーション・プ
ログラム群(110〜112)がウィンドウ・サーバ
(108)のイベント受付部(202)に出力したマウ
ス・カーソルの移動やディスプレイへの表示などのイベ
ントを、ウィンドウ・サーバ(108)のイベント処理
部(203)に送る前にカーソル制御プログラム(10
1)がイベントを加工し、ウィンドウ・サーバ(10
8)のイベント処理部(203)に送り返す所に特徴が
ある。
【0010】アプリケーション・プログラム記憶領域
(109)には複数のアプリケーション・プログラム
(110〜112)が記憶されている。
【0011】ディスプレイ(10)にはアプリケーショ
ン・プログラム1(110)と対応するウィンドウ1
(15)、疑似カーソル1(12)と、アプリケーショ
ン・プログラム2(111)と対応するウィンドウ2
(16)、疑似カーソル2(13)と疑似カーソルの使
用を指示するためのアイコン(14)が表示されてい
る。カーソル制御プログラム(101)は、イベント検
出プログラム(102)、疑似カーソル制御プログラム
(103)、カーソル管理プログラム(104)、アプ
リケーション・プログラム登録プログラム(105)、
疑似カーソル・データ記憶部(106)から構成され
る。
【0012】図2は本実施例における処理の概略フロー
を示す図である。アプリケーション・プログラム登録プ
ログラム(105)はオペレーティング・システム(1
07)により起動されたアプリケーション・プログラム
(201)を疑似カーソル・データ記憶部(106)に
登録し、アプリケーション・プログラム(201)の終
了時には消去するプログラムである。イベント検出プロ
グラム(102)はウィンドウ・サーバ(108)のイ
ベント受付部(202)に送られてくるイベントを種類
に応じて振り分け、処理が必要なイベントは疑似カーソ
ル制御プログラム(103)またはカーソル管理プログ
ラム(104)に、処理が必要無いイベントはウィンド
ウ・サーバ(108)のイベント処理部(203)に送
るプログラムである。ウィンドウ・サーバ(108)の
イベント受付部(202)はユーザのマウス操作イベン
トやアプリケーション・プログラムから送られてくるイ
ベントを受取り、イベント処理部(203)はディスプ
レイに表示したりアプリケーション・プログラムと通信
したりなどの処理をする。疑似カーソル制御プログラム
(103)はアプリケーション・プログラム(201)
からウィンドウ・サーバ(108)のイベント受付部
(202)に送られたカーソル制御に関するイベントを
疑似カーソルに対する制御に変換し、ウィンドウ・サー
バ(108)のイベント処理部(203)に送るプログ
ラムである。カーソル管理プログラム(104)は、疑
似カーソルとアプリケーション・プログラム(201)
を対応付け、管理するものである。疑似カーソル・デー
タ記憶部(106)は疑似カーソルの形状や色やディス
プレイ上の位置のデータとアプリケーション・プログラ
ム(201)とを対応付けて記憶するものである。
【0013】以下、本発明のカーソル制御方法を、複数
のアプリケーション・プログラム(110〜112)が
実行された場合を例に説明する。アプリケーション・プ
ログラムはユーザによってフォア・グラウンドでの実行
とバック・グラウンドでの実行を指定される。フォア・
グラウンドでの実行はただ一つのアプリケーション・プ
ログラムのみが許され、そのアプリケーション・プログ
ラムはウィンドウ・サーバの管理する入力位置を示すカ
ーソルを直接制御することができる。バック・グラウン
ドでは複数のアプリケーション・プログラムがフォア・
グラウンドのアプリケーション・プログラムと並列に実
行される。疑似カーソルはバック・グラウンドで実行さ
れているアプリケーション・プログラムからカーソルを
制御するイベントが発生された時に表示される。本実施
例ではアプリケーション・プログラム1(110)はユ
ーザの操作履歴を記憶して再実行する機能を持ち、再実
行時には操作履歴記憶時にユーザがカーソルを移動させ
たとおりにカーソルを制御して移動させるアプリケーシ
ョン・プログラムである。アプリケーション・プログラ
ム2(111)も同様にカーソルを制御する機能を持つ
アプリケーション・プログラムである。アプリケーショ
ン・プログラム3(112)はマウスを使用して絵を描
くようなアプリケーション・プログラムである。本実施
例では、アプリケーション・プログラム1(110)と
アプリケーション・プログラム2(111)がバック・
グラウンドで実行され、アプリケーション・プログラム
3(112)がフォア・グラウンドで実行されている。
【0014】図3はアプリケーション・プログラム登録
プログラム(105)の動作を示すフローチャートであ
る。
【0015】図3に示すようにアプリケーション・プロ
グラム登録プログラム(105)は、オペレーティング
・システム(107)によりアプリケーション・プログ
ラムが起動もしくは終了されるまで待つ(ステップ30
1)。アプリケーション・プログラム1(110)がバ
ック・グラウンドの指定で起動されると、起動命令であ
るかどうかを判断し(ステップ305)、起動命令であ
る場合は、アプリケーション・プログラム1(110)
がフォア・グラウンドで起動されたかどうかを判断し
(ステップ302)、バック・グラウンドで起動された
場合には、疑似カーソル・データ記憶部(106)にア
クセスして、アプリケーション・プログラム1(11
0)の名前”アプリケーション・プログラム1”をバッ
ク・グラウンド・アプリケーション・プログラム名の欄
に書き込み(ステップ304)、再びオペレーティング
・システム(107)によりアプリケーション・プログ
ラムが起動もしくは終了されるまで待つ(ステップ30
1)。アプリケーション・プログラムの起動には前述し
たようにバック・グラウンドでの起動の他にフォア・グ
ラウンドでの起動もある。例えば、アプリケーション・
プログラム3(112)がフォア・グラウンドで起動さ
れた場合には、アプリケーション・プログラムの名前”
アプリケーション・プログラム3”を疑似カーソル・デ
ータ記憶部(106)のフォア・グラウンド・アプリケ
ーション・プログラム名の欄に書き込み(ステップ30
3)、バック・グラウンドでの起動の場合と同様にステ
ップ301に戻る。アプリケーション・プログラムが終
了した場合は、終了命令であることを確認し(ステップ
305)、次のステップ(ステップ306)に移る。ア
プリケーション・プログラムがフォア・グラウンドで実
行されていた場合は疑似カーソル・データ記憶部(10
6)のフォア・グラウンド・アプリケーション・プログ
ラム名を消去し(ステップ307)、アプリケーション
・プログラムがバック・グラウンドで実行されていた場
合はバック・グラウンド・アプリケーション・プログラ
ム名を消去して(ステップ308)、対応する疑似カー
ソルをディスプレイから消去する(ステップ309)。
【0016】本実施例では、一つのプログラムをフォア
・グラウンドとすることにより、例えば、現在実行中の
フォア・グラウンドのアプリケーション・プログラムが
新たにウィンドウを生成して、そこでキーボード(3)
からの入力を待つときに入力位置を示すカーソル(1
1)をそのウィンドウに移動して簡単に入力することが
できるという利点を持っている。
【0017】図4はイベント検出プログラム(102)
の動作を示すフローチャートである。
【0018】図4に示すようにイベント検出プログラム
(102)は、ウィンドウ・サーバ(108)のイベン
ト受付部(202)からのイベントを待つ(ステップ4
01)。ウィンドウ・サーバ(108)にイベントが送
られると、イベント検出プログラム(102)はそのイ
ベントをウィンドウ・サーバ(108)のイベント受付
部(202)から受取り、イベントの内容に応じて処理
を振り分ける。イベント検出プログラム(102)で検
出されるイベントは、疑似カーソル(12または1
3)、あるいはバック・グラウンドでの実行を指示する
ためのバック・グラウンド・アイコン(14)がピック
されたというイベントと、バック・グラウンドで実行さ
れているアプリケーション・プログラムからのカーソル
制御に関するイベントであり、その他のイベントはウィ
ンドウ・サーバ(108)のイベント処理部(203)
に送り返される(ステップ404)。バック・グラウン
ドで実行されているアプリケーション・プログラム1
(110)からマウス・カーソル(11)を移動させる
イベントが発生されると、まず、バック・グラウンド・
アイコンがピックされたかを調べ(ステップ402)、
次に、図7に示す疑似カーソル・データ記憶部(10
6)のバック・グラウンド部(701)に登録されたア
プリケーション・プログラムからのイベントであると判
断され(ステップ403)、疑似カーソル制御プログラ
ム(103)に進む。
【0019】図7は疑似カーソル・データ記憶部(10
6)の内容を示す図である。
【0020】図7が示すように、疑似カーソル・データ
記憶部(106)は疑似カーソルの色と形とディスプレ
イ上の位置とバック・グラウンド・アプリケーション・
プログラム名の組(701)と、フォア・グラウンド・
アプリケーション・プログラム名(702)から成り、
バック・グラウンドのアプリケーション・プログラムは
疑似カーソルと1対1に対応付けられ、フォア・グラウ
ンドのアプリケーション・プログラムはウィンドウ・サ
ーバ(108)が制御しているカーソルに対応付けられ
る。各疑似カーソルは色と形によって視覚的に区別可能
である。アプリケーション・プログラム1(110)の
疑似カーソルはアプリケーション・プログラム名から疑
似カーソル番号は疑似カーソル1、色はred、形はa
rrow1、ディスプレイ上の位置は(x1、y1)で
あることが分かる。この疑似カーソル・データ記憶部に
は、あらかじめ登録される疑似カーソルの色と形が定義
されている。
【0021】このように、疑似カーソル・データ記憶部
(106)を設けることにより、アプリケーション・プ
ログラムはそれぞれ専用の疑似カーソルを持ち、疑似カ
ーソルは互いに区別可能であるという利点がある。
【0022】上記のように、アプリケーション・プログ
ラム1(110)がマウス・カーソル(11)を移動さ
せると、疑似カーソル制御プログラム(103)に進ん
でくる。
【0023】図5は疑似カーソル制御プログラム(10
3)の動作を示すフローチャートである。
【0024】図5に示すように、疑似カーソル制御プロ
グラム(103)では、まず、図7に示す疑似カーソル
・データのバック・グラウンド部(701)に登録され
たアプリケーション・プログラム名”アプリケーション
・プログラム1”から、マウス・カーソル制御イベント
を発生したアプリケーション・プログラム1に対応する
疑似カーソル1(12)を読み込む(ステップ60
1)。次に、イベントの内容によって別々の処理を行な
う。マウス・カーソル(11)をディスプレイ(10)
上の指定した位置に移動させるという内容のイベントの
場合は(ステップ602)、ディスプレイ上の現在の表
示位置から疑似カーソル1(12)を消し、疑似カーソ
ル・データ記憶部(106)の色と形とディスプレイ上
の位置とバック・グラウンド・アプリケーション・プロ
グラム名の組(701)の欄に移動イベントの指定先を
書き込み、移動イベントの指定先に疑似カーソル1(1
2)を描画して終了する。例えばマウス・ボタンが押さ
れたというマウス・ボタン制御イベントの場合は(ステ
ップ604)、マウス・ボタンが押されたというイベン
トをイベントを疑似カーソル1(12)の位置で発生さ
せてウィンドウ・サーバ(108)のイベント処理部
(203)に送る。
【0025】また、キー入力イベントの場合はマウス・
ボタン制御イベントと同様にキー入力イベントを疑似カ
ーソル1(12)の位置で発生させてウィンドウ・サー
バ(108)に送る。
【0026】アプリケーション・プログラム1(11
0)は以上の過程を繰り返して、ユーザのカーソル移動
操作を再実行し、ユーザは再実行の様子を疑似カーソル
1(12)によって簡単に見ることができる。このよう
に、アプリケーション・プログラムが専用の疑似カーソ
ルを制御することによって、ユーザのカーソル操作は妨
げられず、しかもユーザはアプリケーション・プログラ
ムの動作状況を簡単に把握することができるという利点
がある。
【0027】図6はカーソル管理プログラム(104)
の動作を示すフローチャートである。
【0028】図6が示すように、カーソル管理プログラ
ム(104)が開始されると、疑似カーソル(12また
は13)がピックされたかどうかが判断され(ステップ
501)、疑似カーソルがピックされた場合は、疑似カ
ーソル・データ記憶部(106)にアクセスして、現在
フォア・グラウンドのアプリケーション・プログラムを
バック・グラウンドにし(ステップ502)、ピックさ
れた疑似カーソルに対応するアプリケーション・プログ
ラムをフォア・グラウンドにし(ステップ503)、ピ
ックされた疑似カーソルを消去する(ステップ50
4)。疑似カーソルがピックされなかった場合はバック
・グラウンド・アイコン(14)がピックされたかどう
かが判断され(ステップ505)、バック・グラウンド
・アイコン(14)がピックされた場合は、フォア・グ
ラウンドのアプリケーション・プログラムをバック・グ
ラウンドにする(ステップ506)。
【0029】このことにより、フォア・グラウンドにあ
る一つのアプリケーション・プログラムのみがカーソル
を制御することができ、どのアプリケーション・プログ
ラムをフォア・グラウンドで実行させるかを切り替える
ことができる。
【0030】図8は本発明の実施例におけるカーソル制
御方法を使用した場合のディスプレイ表示例を示す。ウ
ィンドウ2(16)ではアプリケーション・プログラム
2(111)がアプリケーション・プログラム1(11
0)と同様にバック・グラウンドで実行され、アプリケ
ーション・プログラム2(111)によって新しいウィ
ンドウ4(17)が開き、入力を求めている。ウィンド
ウ3(18)ではアプリケーション・プログラム3(1
12)がフォア・グラウンドで実行されている。ユーザ
は疑似カーソル1(12)および疑似カーソル2(1
3)によってアプリケーション・プログラム1(11
0)およびアプリケーション・プログラム2(111)
の実行の様子を見ながら、本来のカーソル(11)を操
作してアプリケーション・プログラム3(112)を使
用していると仮定する。アプリケーション・プログラム
2(111)の動作状況は、アプリケーション・プログ
ラム2(111)がウィンドウ4(17)へのユーザ入
力を再実行している場合と、ウィンドウ4(17)への
入力装置からのユーザの入力を要求している場合の2通
りが考えられる。
【0031】アプリケーション・プログラム2(11
1)がユーザの入力を再実行している場合は、疑似カー
ソル2(13)の位置でマウス(2)のボタンが押され
たというイベントがアプリケーション・プログラム2
(111)によって発生され、ウィンドウ・サーバ(1
08)のイベント受付部(202)に送られる。このイ
ベントはイベント検出プログラム(102、図4)によ
って検出され(ステップ403)、疑似カーソル制御プ
ログラム(103)に送られる。疑似カーソル制御プロ
グラム(103、図5)ではこのイベントをマウス・ボ
タン制御イベントと判断し(ステップ604)、疑似カ
ーソル2(13)の位置において入力装置のマウス
(2)のボタンが押されたというイベントを発生してウ
ィンドウ・サーバ(108)のイベント処理部(20
3)に送る。ウィンドウ・サーバ(108)のイベント
処理部(203)は、アプリケーション・プログラム2
(111)に疑似カーソル2(13)の位置でマウス
(2)のボタンが押されたというイベントを送る。
【0032】このことにより、アプリケーション・プロ
グラム2(111)に対して疑似カーソルの位置でウィ
ンドウ・サーバ(108)の制御するマウス・カーソル
(11)からの入力があったように見せることができ
る。
【0033】アプリケーション・プログラム2(11
1)がユーザの入力を待っている場合は、アプリケーシ
ョン・プログラム2(111)をフォア・グラウンドで
実行することによりユーザはアプリケーション・プログ
ラム2(111)と対話的に入力操作ができる。アプリ
ケーション・プログラム2(111)をフォア・グラウ
ンドで実行させるためには、ユーザがマウス・カーソル
(11)をアプリケーション・プログラム2(111)
の疑似カーソル2(13)上に移動させ、マウス(2)
のボタンを押してピックする。すると、疑似カーソル2
(13)がマウス・カーソル(11)でピックされたと
いうイベントがウィンドウ・サーバ(108)のイベン
ト受付部(202)に送られ、イベント検出プログラム
(102、図4)によってこのイベントが検出され(ス
テップ402)、カーソル管理プログラム(104、図
6)に送られる。カーソル管理プログラム(104)で
は、疑似カーソルがピックされたと判断され(ステップ
501)、ステップ501の処理がされる。具体的に
は、疑似カーソル・データ記憶部(106)のフォア・
グラウンド・アプリケーション・プログラム名”アプリ
ケーション・プログラム3”を未使用のバック・グラウ
ンド・アプリケーション・プログラム名の欄に書き込
み、ピックされた疑似カーソル2(13)に対応する”
アプリケーション・プログラム2”をバック・グラウン
ド・アプリケーション・プログラム名の欄から消去し
て、フォア・グラウンド・アプリケーション・プログラ
ム名の欄に書き込み、疑似カーソル2(13)をディス
プレイから消去する。すると、マウス・カーソル(1
1)はアプリケーション・プログラム2(111)に対
応し、ユーザはマウス(2)を操作してアプリケーショ
ン・プログラム2(111)への入力を対話的に行なう
ことが可能となる。また、マウス・カーソル(11)で
直接アプリケーション・プログラム2(111)に入力
を行なった場合も、対話的に入力が行なわれる。この場
合は、ウィンドウ・サーバ(108)のイベント受付部
(202)に送られたユーザのマウス操作イベントはイ
ベント検出プログラム(102)で検出されずにそのま
まウィンドウ・サーバ(108)のイベント処理部(2
03)に送り返され、対応するアプリケーション・プロ
グラム2(111)への入力となる。
【0034】ユーザが新しくフォア・グラウンドのプロ
グラムを起動する場合に、現在フォア・グラウンドで実
行されているアプリケーション・プログラムをバック・
グラウンドで実行させるためにバック・グラウンド・ア
イコン(14)をピックすると、バック・グラウンド・
アイコン(14)がピックされたというイベントがイベ
ント検出プログラム(102)によって検出され(ステ
ップ402)、カーソル管理プログラム(104、図
6)が起動される。バック・グラウンド・アイコン(1
4)がピックされた場合には(ステップ505)、疑似
カーソル・データ記憶部(106)にアクセスして、フ
ォア・グラウンド・アプリケーション・プログラム名を
未使用のバック・グラウンド・アプリケーション・プロ
グラム名の欄に書き込み、フォア・グラウンド・アプリ
ケーション・プログラム名を消去する。
【0035】以上のようにして、アプリケーション・プ
ログラムが疑似カーソルを制御することにより、ユーザ
はウィンドウ・サーバが管理するマウス・カーソルを用
いて入力操作が可能であり、アプリケーション・プログ
ラムの動きも簡単に把握することができる。また、フォ
ア・グラウンドでアプリケーション・プログラムを実行
させることにより、ウィンドウ・サーバが管理するマウ
ス・カーソルをアプリケーション・プログラムが制御す
ることもできる。また、従来のアプリケーション・プロ
グラムを変更する必要がなく、アプリケーション・プロ
グラムから疑似カーソルを制御することができるという
効果がある。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、カーソルを制御するア
プリケーション・プログラムが実行される場合に、アプ
リケーション・プログラムは疑似カーソルを制御するた
め、ユーザはカーソルを操作して他の仕事を行なうこと
ができるという効果が得られる。
【0037】カーソルを制御するアプリケーション・プ
ログラムの動きは疑似カーソルの動きに反映されるた
め、アプリケーション・プログラムの動作がわかりやす
いという効果が得られる。
【0038】さらに、複数のアプリケーション・プログ
ラムが並列に動作している場合、それぞれのアプリケー
ション・プログラムに専用の疑似カーソルが与えられる
ため、複数のアプリケーション・プログラムは同時にカ
ーソルを制御することができ、しかも疑似カーソルは区
別可能であるので、それぞれのアプリケーション・プロ
グラムの動作の状況を簡単に識別し、把握できるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステム構成図を示
す。
【図2】本発明の実施例におけるプログラムとデータの
関係を示す。
【図3】本発明の実施例におけるアプリケーション・登
録プログラムの手順を示す。
【図4】本発明の実施例におけるイベント検出プログラ
ムの手順を示す。
【図5】本発明の実施例における疑似カーソル制御プロ
グラムの手順を示す。
【図6】本発明の実施例におけるカーソル管理プログラ
ムの手順を示す。
【図7】本発明の実施例における疑似カーソル・データ
記憶部の構造を示す。
【図8】本発明の実施例におけるカーソル制御方法を使
用した場合のディスプレイ表示例を示す。
【符号の説明】
11…マウス・カーソル、12…疑似カーソル1、13
…疑似カーソル2、101…カーソル制御プログラム、
102…イベント検出プログラム、103…疑似カーソ
ル制御プログラム、104…カーソル管理プログラム、
105…アプリケーション・プログラム登録プログラ
ム、106…疑似カーソル・データ記憶部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機システムにおいて、複数の並列に実
    行されるプログラムのそれぞれに割り当てられたカーソ
    ルを、それぞれのプログラムに対して割り当てられたウ
    ィンドウに表示し、該複数のプログラムの一つをユーザ
    により選択させ、ユーザが計算機の入力装置を使用して
    カーソル操作を指示したとき、それらの複数のカーソル
    のうち、その選択されたプログラムに対応するカーソル
    に対するものとして、そのカーソル操作を処理すること
    を特徴とするカーソル制御方法。
  2. 【請求項2】計算機システムにおいて、複数の並列に実
    行されるプログラムのそれぞれに割り当てられたカーソ
    ルを、それぞれのプログラムに対して割り当てられたウ
    ィンドウに表示し、該複数のプログラムの一つをユーザ
    により選択させ、ユーザが計算機の入力装置を使用して
    入力を指示したとき、その撰択されたプログラムに割り
    当てられたカーソルの位置において、その選択されたプ
    ログラムに対してその入力がなされたものとして処理す
    ることを特徴とするカーソル制御方法。
  3. 【請求項3】該複数のプログラムに割り当てられたカー
    ソルを互いに区別可能に表示することを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のカーソル制御方法。
  4. 【請求項4】該複数のプログラムをユーザが切り替えて
    選択可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のカーソル制御方法。
  5. 【請求項5】計算機システムにおいて、複数の並列に実
    行されるプログラムのそれぞれに割り当てられたカーソ
    ルを、それぞれのプログラムに対して割り当てられたウ
    ィンドウに表示し、いずれかのプログラムからカーソル
    移動命令が出力された時、該複数のカーソルのうち、そ
    のプログラムに対応するカーソルを選択的に移動させる
    ことを特徴とするカーソル制御方法。
  6. 【請求項6】計算機システムにおいて、複数の並列に実
    行されるプログラムのそれぞれに割り当てられたカーソ
    ルを、それぞれのプログラムに対して割り当てられたウ
    ィンドウに表示し、いずれかのプログラムから計算機の
    入力装置からの入力命令が出力された時、そのプログラ
    ムにその入力命令に応答してなされた入力を選択的に転
    送することを特徴とするカーソル制御方法。
JP4092584A 1992-04-13 1992-04-13 カーソル制御方法 Pending JPH05289843A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054114A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Fujitsu Component Ltd 情報処理装置、kvmスイッチ、サーバ及び制御プログラム
JP2012208942A (ja) * 2012-05-22 2012-10-25 Fujitsu Component Ltd 情報処理装置、kvmスイッチ及び制御プログラム

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