JPH052896Y2 - - Google Patents

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JPH052896Y2
JPH052896Y2 JP16764586U JP16764586U JPH052896Y2 JP H052896 Y2 JPH052896 Y2 JP H052896Y2 JP 16764586 U JP16764586 U JP 16764586U JP 16764586 U JP16764586 U JP 16764586U JP H052896 Y2 JPH052896 Y2 JP H052896Y2
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pbs
light
wave
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えばOTDR(Optical Time
Domain Reflectometer…光フアイバ障害点検出
器)などのように送信側、受信側が固定され、さ
らに送信側の光が直線偏光となつているような装
置に用いて好適なOTDR用光スイツチに関する。
〈従来の技術〉 第2図は従来知られているOTDR用1×2の
光スイツチの構成を示す要部平面図である。図に
おいて、1は第1の直角プリズム付き偏光ビーム
スプリツタ(以下、PBS−1という)、2はPBS
−1と同等の第2の直角プリズム付き偏光ビーム
スプリツタ(以下、PBS−2という)であり、
所定の距離を隔てて対向して配置されている。こ
れらの偏光ビームスプリツタ1,2の間にPLZT
からなるスイツチング素子5および6が配置さ
れ、直線偏光された光がポートからへと入出
射する。この様な光スイツチにおいて、ポート
側に光フアイバ11が配置され、ポート側には
受光素子12が、ポート側にはレーザ光等の直
線偏光光源(以下、単に光源という)10が配置
されている。なお、図では省略するがポートか
らへと入出射する光は光フアイバや分布屈折型
レンズ等を介して伝送され、これらの部品は図示
しないスイツチブロツクに固定されているものと
する。
今、スイツチング素子5,6に電圧(半波長)
を印加しない状態で、ポートに光源10から例
えば水平偏光(以下、P波という)を入射する
と、このP波はPBS−1の誘電体多層膜面(以
下PBS面という)n1を透過してプリズムP1で反
射してスイツチング素子5を透過し、PBS−2
のPBS面n2を透過して光フアイバ11に入射す
る。このとき光フアイバ11からは (1) 入射端面で生じるフレネル反射、 (2) 光フアイバの接続点や破断点および出射端面
で生じるフレネル反射、 (3) 後方散乱光、 等が戻つてくる。このうち(1)は本来検出すべき
信号(2),(3)に比べて大きく、しかもOTDRにお
いては有害なものである。
これらの戻り光はスイツチング素子に半波長電
圧を印加していない場合、P波はPBS−2の
PBS面n2およびスイツチング素子5を透過してプ
リズムP1で反射してポートに戻る。またS波
はPBS面n2、プリズムP2で反射し、スイツチン
グ素子6を透過してPBS−1のPBS面n2で反射
してポートに戻る。
次に、光源10をオフとしてスイツチング素子
に半波長電圧を印加した場合、戻り光のうちのP
波はPBS−2のPBS面n2を透過してスイツチン
グ素子5を透過した時点で位相が90°回転してS
波となり、プリズムP1で反射してPBS面n1で反
射してポートに出射する。またS波はPBS面
n2、プリズムPn2で反射し、スイツチング素子6
を透過した時点で位相が90℃回転してP波とな
り、PBS−1のPBS面n1を透過してポートか
ら出射する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 現在OTDRに最も強く要求されているのは光
フアイバ通信の長距離化に伴う長距離測定が可能
な大きなダイナミツクレンジであり、換言すれば
検出する後方散乱光レベルをいかに上げるかが問
題である。このための処置としては光源としての
レーザダイオードの出力を大きくしたり、光学系
の挿入損失を少なくすることが考えられるが、こ
れらは各部品(レーザダイオード、偏光ビームス
プリツタ、レンズ等)の性能で決つてしまい、限
界がある。本考案は上記問題点に鑑みて成された
もので、OTDRにおいて入射光のレベルを2倍
にすることにより戻り光のレベルを上げることを
目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するための本考案の構成は、
対向して配置され、入射光を偏光分離・合成する
第1および第2の直角プリズム付き偏光ビームス
プリツタと、前記直角プリズム付き偏光ビームス
プリツタの間に配置され、前記第1、第2の直角
プリズム付き偏光ビームスプリツタ間を通る直線
偏光の振動方向を制御するスイツチング素子とを
有するOTDR用光スイツチにおいて、前記第1、
第2の直角プリズム付き偏光ビームスプリツタ間
に少なくとも1つの偏光ビームスプリツタを追加
するとともに、この追加した偏光ビームスプリツ
タの一つに直線偏光を入射する様に構成したこと
を特徴とするものである。
〈実施例〉 第1図は本考案の一実施例を示す要部平面図で
ある。図において、第2図と同一要素には同一符
号を付して説明は省略するが、本考案においては
スイツチング素子5とPBS−2の間に第3の偏
光ビームスプリツタ3(以下、PBS−3という)
を、PBS−1とスイツチング素子6の間に第4
の偏光ビームスプリツタ4(以下、PBS−4と
いう)を追加し、PBS−1のポートに第1の
光源10からの光を、PBS−4のポートに第
2の光源11からの光を入射させるように構成し
たものである。
上記構成において、スイツチング素子5,6に
半波長電圧を印加しない状態で光源10からポー
トを介してPBS−1にP波を入射すると、こ
のP波はPBS−1のPBS面n1を透過しプリズム
P1で反射し、スイツチング素子5、PBS−3お
よびPBS−2のPBS面n2を透過してポートに
出射する。また、光源11からはポートを介し
てS波を入射する。このS波はPBS−4で反射
し、スイツチング素子6を透過しプリズムP2
反射し、PBS面n2で反射してポートに出射す
る。従つて光フアイバ11には従来の2倍の光が
入射し、戻り光の強さも2倍となる。この戻り光
のうちのP波はPBS面n2,PBS−3,スイツチ
ング素子5を透過しプリズムP1で反射してPBS
面n1を透過してポートに戻る。一方S波はPBS
面n2、プリズムP2で反射してスイツチング素子6
を透過してPBSで反射してポートに出射す
る。
次に、光源10,11をオフとし、スイツチン
グ素子に半波長電圧を印加する。この状態での戻
り光のうちのP波はPBS面n2,PBS−3を透過
し、スイツチング素子5を透過した時点でS波と
なり、プリズムP1およびPBS面n2で反射してポ
ートに出射する。また、S波はPBS面n1,プリ
ズムP1で反射してスイツチング素子6を透過し
た時点でP波となり、PBS−4およびPBS面n1
を透過してポートに出射する。
ここで、PBSの不完全性について説明する。
上述ではPBS面ではP波のすべてが透過し、S
波はすべて反射するものとして説明したが、実際
にはP波のうちの僅かな光がPBS面で反射し、
また、S波のうちの僅かな光がPBS面を透過し
消光比低下の原因となる。
第3図a,bは偏光ビームスプリツタ(PBS)
の不完全さを模式的に示すものでa図は矢印d方
向から強さ1のP波がPBSに入射にした場合、
その一部εpがPBS面nで反射され、矢印e方向
には1−εpの透過度となり、b図は同様に矢印
d方向から強さ1の垂直偏光(以下、S波とい
う)がPBSに入射にした場合、その一部εpが矢
印e方向にPBS面nを透過し、矢印f方向には
1−εsの反射度となる事を示している。
ここで、第2図に示す従来例と本考案の構成に
おける消光比について比較する。はじめに従来の
構成でスイツチング素子に半波長電圧を印加しな
い場合のポートに出射する光の漏れ量Ppは次
式で表わす事が出来る。
Pp=(1−εs2)εs1 +(1−εp2)εp1 +(1−εs1)εs2 +(1−εp1)εp2 …(1) ここで、εs1、εp1はPBS−1のS波、P波に対
する不完全さを示し、εs2、εp2はPBS−2のS
波、P波に対する不完全さを示している。
次に、光源10をオフとし、スイツチング素子
に半波長電圧を印加した場合のポートに達する
光の強さPpoは次式で表わす事が出来る。
Ppo=(1−εs2)(1−εp1) +(1−εp2)(1−εs1) +εs2・εp1+εp2・εs1 …(2) 今、PBS−1,2の不完全さを5×10-3(この
値を有するPBSは市販されている)として式(1)、
(2)の比すなわち、ポート−間の戻り光の消光
比Pp/Ppoを求めると、 消光比=0.0199/1.9801 ≒1/99.5=20.0dBとなる。
次に本考案の一実施例である第1図について消
光比を見ると、 Pp= (1−εp2)(1−εp3)εp1 +εp2(1−εp4)(1−εp1) +(1−εs2)εs4εs1 +εs2εs3(1−εs1) …(3) ここで、εs3、εp3はPBS−3のS波、P波に対
する不完全さを示し、εs4、εp4はPBS−4のS
波、P波に対する不完全さを示している。
次に、光源10をオフとし、スイツチング素子
5,6に電圧(半波長)を印加した場合のポート
に達する光の強さPpoは、 Ppo =(1−εp2)(1−εp3)(1−εs1) +(1−εs2)(1−εp4)(1−εp1) +εs2εs3εp1+εp2εs4εs1 …(4) ここで、式(3)、(4)から従来例と同様にPBS−
1〜4の不完全さを5×10-3として消光比Pp
Ppoを求めると、 消光比=0.005025/1.970 ≒1/198.0=23.0dBとなる。
従つて本考案によれば戻り光の強さを2倍にす
るとともに消光比を3dB改善する事ができる。な
お、消光比は少し落ちるがPBS−3は必ずしも
必要としない。なお、本実施例については戻り光
の強度レベルを上げるために第2の光源から第1
の光源と同様の波長のS波を入射したが、戻り光
のレベルが問題とならない場合は、例えば第1の
光源から1.3μm帯、第2の光源から1.5μm帯の光
を入射すれば、2波長をカバーするOTDRを構
成することが出来る。
〈考案の効果〉 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば、従来の光スイツチの入射光強度
を2倍にするとともに消光比を改善する事が出
来、2波長をカバーするOTDRの製作も可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部平面図、
第2図は従来例を示す要部平面図、第3図a,b
はPBSの不完全さを説明する為の模式図である。 1……第1の直角プリズム付き偏光ビームスプ
リツタ(PBS−1)、2……第2の直角プリズム
付き偏光ビームスプリツタ(PBS−2)、3,4
……偏光ビームスプリツタ、5,6……スイツチ
ング素子、10……第1の直線偏光光源、11…
…第2の直線偏光光源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向して配置され、入射光を偏光分離・合成す
    る第1および第2の直角プリズム付き偏光ビーム
    スプリツタと、前記直角プリズム付き偏光ビーム
    スプリツタの間に配置され、前記第1,第2の直
    角プリズム付き偏光ビームスプリツタ間を通る直
    線偏光の振動方向を制御するスイツチング素子と
    を有するOTDR用光スイツチにおいて、前記第
    1,第2の直角プリズム付き偏光ビームスプリツ
    タ間に少なくとも一つの偏光ビームスプリツタを
    追加するとともに、この追加した偏光ビームスプ
    リツタの一つに直線偏光を入射するように構成し
    たことを特徴とするOTDR用光スイツチ。
JP16764586U 1986-10-31 1986-10-31 Expired - Lifetime JPH052896Y2 (ja)

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