JPH0528935U - ビユレツト - Google Patents

ビユレツト

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JPH0528935U
JPH0528935U JP7835491U JP7835491U JPH0528935U JP H0528935 U JPH0528935 U JP H0528935U JP 7835491 U JP7835491 U JP 7835491U JP 7835491 U JP7835491 U JP 7835491U JP H0528935 U JPH0528935 U JP H0528935U
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豊 遠峰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、内部の液体の滴下時、流速を調節
し易いビュレットを提供することを目的としている。 【構成】 本考案のビュレット1は、ビュレット1の本
体2に設けた穴5、コックにあけた穴8のうち、少なく
ともいずれか一方の穴の断面形状がコック3の回転方向
に指向して縦長に構成されたものである。したがって、
手でコック3を回すだけで、分液,滴定等の使用目的に
応じて流速を調節し易く、構造が簡単で、操作性,製作
性が良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はビュレット、特に、流速を調節し易くしたビュレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のビュレットとして図5及び図6に示すものが知られている。図 において、1はビュレット、2はこのビュレット1の本体、3はこの本体2に設 けたコック、4はこのコック3のつまみで、このつまみ4を回すことにより、コ ック3の開閉を行い、また本体2からの流体の流速を調整するようになっており 、5は本体2に設けた穴、6は本体2に設けた目盛線、7はこの本体2の内壁、 8は穴5に向き合ってコック3にあけたコック穴である。
【0003】 この例では、流体が液体であって、前記目盛線6が一般に適用されているよう に、出用として設けられている場合について説明する。出用のビュレット1では 、使用時、内壁7に液体が付着してぬれていることによる影響を考慮して、前記 目盛線6により読取った測定値が正しい値を示すようになっており、この種の化 学用体積計等による精密測定には留意しなければならないことは説明するまでも ない。
【0004】 図7は従来のビュレット1のコック穴8の開閉時の状態を示す模式図であり、 lは穴5がコック穴8に接してからのコック3の回転によりコック穴8の移動し た距離である。図7からもわかるように、従来のビュレットにおいては、流速が 小さい小流時であっても、コック3の回転により、滴下する液体の通路となる平 行斜線で示したコック穴8の開口部11の面積が変化し、これに伴って流量,流 速が急変するものであった。 以上の構成において、ビュレットの使用にあたっては、内壁7に滴が付着して ないことを確かめ、振り下げなどを使用して鉛直にセットする。使用時、本体2 の上部に設けたゼロを示す目盛線の位置よりも、数cc余分にビュレット1内に 液体を入れ、つぎにコック3を開いて勢いよく出して、コック部の気ほうを除い てちょうどゼロの目盛にメニスカス(水際)を合わせてから液体を滴下すること により滴定をはじめるようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のビュレットにおいては、分液、滴定などの用途に応じて、つまみ4を回 して適応した流量に調節しようとする場合、特に流速が微少時、流速が急変する ので調節しにくく、時間がかかり、たいへん煩わしい難点があった。 また、滴定を行いながらコック穴8の開口面積を変えることにより、適応した 流速の調節を行うことは、熟練を要する作業であるという問題があった。 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ビュレッ トの本体に設けた穴とコックにあけた穴のうち、少なくとも一方の穴の断面形状 がコックの回転方向に指向して縦長構成したことにより、迅速,確実に流速を調 節し易いビュレットを安価に提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案のビュレットは、ビュレットの本体に設けた穴とコックに開 けた穴のうち、少なくともいずれか一方の穴の断面形状をコックの回転方向に指 向して縦長に構成したものである。
【0007】
【作用】
本体に設けた穴とコックにあけた穴のうち、少なくともいずれか1方の穴の断 面形状が、コックの回転方向に指向して縦長につくられているので、コックの回 転角当りの流速の変化を小さく、しかも、回転範囲を広くできるので、熟練者で なくても、手により迅速,容易に流速が調節される。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案のビュレットの一実施例について図に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示す正面図、図2は本考案のコックを示す説明図、 (a)は平面図、(b)は断面図である。 従来例図5ないし図7におけると同一部分または相当部分は同一符号を用い、 説明の重複をさける。
【0009】 図において、8aはコック3にあけた穴であるコック穴で、ビュレット1の本 体2に設けた円形の穴5と向き合って設けられ、断面形状がコック3の回転方向 に指向して縦長につくられており、滴下時、つまみ4を回してコック3に設けた コック穴8aを本体2側に設けた円形の穴5に合わせるようにすることにより、 ビュレット1内の液体を滴下するようになっている。
【0010】 本考案の一実施例では、コック穴8aの断面形状がコック3の回転方向に向か って左右一対の縦長であって、縦長部9の先端10が鋭角状である場合について 説明する。
【0011】 前記排出口であるコック穴8aの断面形状が、コック3の回転方向に指向して 縦長につくられているため、手によりつまみ4を回すだけで流速を調節し易く構 成されている。
【0012】 図3は本体2に設けた円形の穴5とコック3にあけたコック穴8aが、一部開 口した状態を示す模式図で、(a)は本考案の一実施例の場合、(b)は従来例 の場合で、コック穴の開口部11の面積が等しいときのコック穴の回転移動距離 が、従来例におけるlよりも本考案の一実施例におけるLの方が長く、本考案の 一実施例のコック穴8aが従来のビュレットにおけるコック穴8に比べて特に小 流時において、コック3の回転による流速の変化がきわめてゆるやかで小さく、 しかもコック3の開閉間のつまみ4の回転角範囲が広い。
【0013】 このことから、手によりつまみ4を回すだけで、熟練者でなくても、滴定時等 に迅速,容易に流速について精密に調節できることが理解される。 縦長部9の先端10をコック3の回転方向に指向して鋭角状に形成したことに より、回転角当りの流速の変化を小さくし、構造が簡単で、設計,製作し易く、 ゴミ,よごれなどでつまることがなく、洗浄に便利である。 さらに、この一実施例では、縦長部9の先端10の鋭角の大きさを変えたもの を作ることにより、適合したコック3の回転角当りの流速の制御をすることがで きる。
【0014】 この考案の一実施例においては、流速を調節するコックを設けたビュレットで あって、本体2にあけた穴5とコック3にあけたコック穴8aの断面形状が、コ ック3の回転方向に指向して縦長で、縦長部9を有したことにより、コック3を 回すだけで熟練者でなくても容易に調節でき、安価で操作性,製作性が良い。
【0015】 (他の実施例) 前記本考案の一実施例では、縦長部9の先端10が鋭角状である場合について 説明したが、符号5aを本体2に設けた穴の形状が縦長である穴であるとすると 、図4に示した他の実施例の(a),(b),(c),(d),(e)のように 、本体2に設けた穴とコック3にあけた穴の形状が、それぞれ(a)円形,だ円 形,(b)円形,ひし形,(c)だ円形,だ円形,(d)ひし形,ひし形,(e )ひし形,円形であっても、前記一実施例におけると同一の効果を奏する。
【0016】 また、上記一実施例では、本体2に設けた穴とコック3にあけた穴の断面形状 が、コック3の回転方向に指向して縦長である例として、だ円形,ひし形などで ある場合について説明したが、これに限定されることなく、断面形状が縦長であ る他の形状であってもよい。
【0017】 そして、前記一実施例では、コック3にコック穴8aを、コック3の回転方向 に指向して縦長に設けた場合について説明したが、図示されないコック3の中央 部に断面形状が円形であって、コック穴の上端部と下端部にコック3の回転方向 に指向して縦長に溝状部を、コック穴の上端部と連通して設けてもよく、流速の 調節を一層容易にでき、しかも、溝状部9をかなり長目にコック3の外側部に穿 設することにより、コック3の回転をさらに長く、製作し易く、溝状部にゴミ等 のつまりがなく、清掃が簡単である。
【0018】
【考案の効果】
上述したように、本考案のビュレットによれば、本体に設けた穴とコックにあ けた穴の断面形状を、コックの回転方向に指向して縦長に構成したことにより、 特に小流時、コックの回転角当りの流速の変化を小さくでき、しかも、調節のた めの回転角範囲が広いので、使用時、手でコックを回すだけで、流速を容易に調 節でき、構造が簡単で、操作性,製作性が良いビュレットを安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例のビュレットを示す正面図
【図2】 本考案の一実施例のコックを示す説明図
【図3】 本考案の一実施例と従来例のコック穴の開口
状態を示す模式図
【図4】 他の実施例におけるコック穴の開口状態を示
す模式図
【図5】 従来例のビュレットを示す正面図
【図6】 従来例のビュレットを示す説明図
【図7】 従来例におけるコック穴の開口状態を示す模
式図
【符号の説明】
1 ビュレット 2 本体 3 コック 4 つまみ 5,5a 穴 8,8a コック穴 9 縦長部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流速を調節するコックを設けたビュレッ
    トであって、該ビュレットの本体に設けた穴と前記コッ
    クにあけた穴のうち、少なくとも一方の穴の断面形状
    が、前記コックの回転方向に指向して縦長であり、前記
    コックを回すだけで、前記流速を調節し易く構成したこ
    とを特徴とするビュレット。
JP7835491U 1991-09-27 1991-09-27 ビュレット Expired - Lifetime JPH0746348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7835491U JPH0746348Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ビュレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7835491U JPH0746348Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ビュレット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528935U true JPH0528935U (ja) 1993-04-16
JPH0746348Y2 JPH0746348Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=13659654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7835491U Expired - Lifetime JPH0746348Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ビュレット

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JP (1) JPH0746348Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140004144U (ko) * 2012-12-27 2014-07-07 피티티 글로벌 케미칼 피씨엘 혼합물 또는 용액의 제조 및 전달 장치
CN109939759A (zh) * 2019-04-18 2019-06-28 马占龙 一种高精度双管酸碱通用滴定管

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KR20140004144U (ko) * 2012-12-27 2014-07-07 피티티 글로벌 케미칼 피씨엘 혼합물 또는 용액의 제조 및 전달 장치
CN109939759A (zh) * 2019-04-18 2019-06-28 马占龙 一种高精度双管酸碱通用滴定管

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JPH0746348Y2 (ja) 1995-10-25

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Effective date: 19960521