JPH0528922U - 車両のハンドルの絶対ニユートラル位置検出センサ - Google Patents
車両のハンドルの絶対ニユートラル位置検出センサInfo
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- JPH0528922U JPH0528922U JP7808691U JP7808691U JPH0528922U JP H0528922 U JPH0528922 U JP H0528922U JP 7808691 U JP7808691 U JP 7808691U JP 7808691 U JP7808691 U JP 7808691U JP H0528922 U JPH0528922 U JP H0528922U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ハンドル軸に連動する各プーリに巻掛けられ
た無端状の第1のテープ8と、第1のテープ8に形成さ
れたニュートラル位置用被検出孔10と、ハンドル軸に
連動する各プーリに巻掛けられた無端状の第2のテープ
9と、第2のテープ9に形成されたニュートラル位置用
被検出孔11と、両テープ8,9に対応して位置固定さ
れたニュートラル位置用検出体16とを備え、ハンドル
の回転可能範囲においてハンドルのニュートラル位置で
一回のみ、第1のテープ8の被検出孔10と第2のテー
プ9の被検出孔11とが互いに合致してニュートラル位
置用検出体16に検出されるように、第1のテープ8と
第2のテープ9との間の回転比iが設定されている。 【効果】 ハンドルの回転可能範囲でニュートラル信号
を一回だけ出力するようにして、制御システムの停止に
関係なくハンドルの絶対的なニュートラル位置を検出す
ることができる。
た無端状の第1のテープ8と、第1のテープ8に形成さ
れたニュートラル位置用被検出孔10と、ハンドル軸に
連動する各プーリに巻掛けられた無端状の第2のテープ
9と、第2のテープ9に形成されたニュートラル位置用
被検出孔11と、両テープ8,9に対応して位置固定さ
れたニュートラル位置用検出体16とを備え、ハンドル
の回転可能範囲においてハンドルのニュートラル位置で
一回のみ、第1のテープ8の被検出孔10と第2のテー
プ9の被検出孔11とが互いに合致してニュートラル位
置用検出体16に検出されるように、第1のテープ8と
第2のテープ9との間の回転比iが設定されている。 【効果】 ハンドルの回転可能範囲でニュートラル信号
を一回だけ出力するようにして、制御システムの停止に
関係なくハンドルの絶対的なニュートラル位置を検出す
ることができる。
Description
【0001】
この考案は各種車両のハンドルのニュートラル位置を検出するセンサに関する ものである。
【0002】
従来、ハンドルのニュートラル位置の検出は図5に示すようなステアリングア ングルセンサ1によりハンドルの回転角度検出とともに行われている。このステ アリングアングルセンサ1においては、ハンドル軸2と一体回転可能な回転体1 9の外周に多数の回転角用被検出孔20が円形状に等間隔で並設されているとと もに、その少し内側で回転体19に一つのニュートラル位置用被検出孔21が形 成され、この回転体19に対応して検出器15が設けられている。この検出器1 5は回転角検出用及び回転方向検出用フォトインタラプタ17,18と、ニュー トラル位置検出用フォトインタラプタ16とを有している。そして、ハンドル( 図示せず)が一回転すると、ハンドル軸2とともに回転体19も一回転し、ニュ ートラル位置検出用フォトインタラプタ16が回転体19の一回転ごとにそのニ ュートラル位置用被検出孔21を検出してニュートラル信号を出力するようにな っている。従って、ハンドルの左右回転可能範囲でこのニュートラル信号はハン ドルの回転数に応じて複数回生じる。
【0003】
このようなステアリングアングルセンサ1は各種制御システムに利用され、そ のシステムの稼働中にはハンドルの回転角度とニュートラル信号とによりニュー トラル位置を検出することはできるが、通常、車両のエンジン停止時にはバッテ リーの節電上制御システム全体も停止するため、その停止時にハンドルが回転す ると、制御システムの停止時に記憶したハンドルの位置と実際のハンドルの位置 とが異なり、制御システムにより検出されたハンドルのニュートラル位置に誤差 が生じ、良好な制御を行なう上で問題があった。
【0004】 本考案はハンドルの回転可能範囲でニュートラル信号を一回だけ出力するよう に改良して、制御システムの停止に関係なくハンドルの絶対的なニュートラル位 置を検出するセンサを提供することを目的としている。
【0005】
この目的に鑑み、本考案に係る車両のハンドルの絶対ニュートラル位置検出セ ンサにおいては、後記する各実施例の図面に示すように、ハンドル軸2に連動す る各プーリ3,5,5aに巻掛けられた無端状の第1のテープ8と、この第1の テープ8に形成されたニュートラル位置用被検出部10と、ハンドル軸2に連動 する各プーリ3,5,5b,7に巻掛けられた無端状の第2のテープ9と、この 第2のテープ9に形成されたニュートラル位置用被検出部11と、この両テープ 8,9に対応して位置固定されたニュートラル位置用検出体16とを備え、ハン ドルの回転可能範囲においてハンドルのニュートラル位置で一回のみ、前記第1 のテープ8のニュートラル位置用被検出部10と第2のテープ9のニュートラル 位置用被検出部11とがそれらの交差部分8a,9aで互いに合致して前記ニュ ートラル位置用検出体16により検出されるように、第1のテープ8と第2のテ ープ9との間の回転比iが設定されている。
【0006】 さらに、前記第1のテープ8と第2のテープ9とのうち、少なくとも一方のテ ープ8,9に回転角用被検出部12が並設され、このテープ8,9に対応して位 置固定された回転角用検出体17,18によりこの回転角用被検出部12が検出 されるようになっている。
【0007】
第1のテープ8のニュートラル位置用被検出部10と第2のテープ9のニュー トラル位置用被検出部11とは、ハンドルのニュートラル位置だけで互いに合致 し、その位置以外のハンドルの回転可能範囲ではニュートラル位置用検出体16 によるニュートラル信号の出力は行われない。
【0008】 テープ8,9が回転すると、テープ8,9の回転角用被検出部12を回転角用 検出体17,18が検出する。
【0009】
【第1実施例】 まず、本考案の第1実施例に係るハンドルの絶対ニュートラル位置検出センサ を図1から図3を参照して説明する。
【0010】 このセンサはステアリングアングルセンサ1内に組み込まれている。ハンドル 軸2上にはプーリ3が一体回転可能に取着され、このハンドル軸2に対し平行な 回転軸4にプーリ5が一体回転可能に取着されているとともに、同じく平行な回 転軸6にプーリ7が一体回転可能に取着されている。前記プーリ3とプーリ5と の間には無端状の第1のテープ8が巻掛けられているとともに、前記プーリ3と プーリ5とプーリ7との間には無端状の第2のテープ9が巻掛けられ、第2のテ ープ9が第1のテープ8よりも長くなっている。第1のテープ8の一側縁と第2 のテープ9の一側縁とはその長手方向に沿って互いに交差し、その交差部分8a ,9aで第1のテープ8に一つのニュートラル位置用被検出孔10が形成されて いるとともに、第2のテープ9に一つのニュートラル位置用被検出孔11が形成 されている。また、この交差部分8a,9aに対し反対側になる両テープ8,9 の他側縁には多数の回転角用被検出孔12が等間隔で並設されている。なお、前 記プーリ3及びプーリ5の両端部には送り歯13が形成され、両テープ8,9の 他側縁に並設された送り孔14にこの送り歯13が係入されて両テープ8,9が 両プーリ3,5に対し滑りを生じないようになっている。
【0011】 前記両テープ8,9の交差部分8a,9aに対応して検出器15が設けられて いる。この検出器15にはニュートラル位置検出用フォトインタラプタ16と、 回転角検出用及び回転方向検出用フォトインタラプタ17,18とが取り付けら れている。それらのフォトインタラプタ16,17,18はそれぞれ発光素子1 6a,17a,18aと受光素子16b,17b,18bとからなる。
【0012】 図2及び図3に示すように、ハンドル(図示せず)がニュートラル位置にある 状態では、第1のテープ8のニュートラル位置用被検出孔10と第2のテープ9 のニュートラル位置用被検出孔11とが互いに合致し、ニュートラル位置検出用 フォトインタラプタ16において発光素子16aからの光が両孔10,11を通 って受光素子16bに至り、ニュートラル信号を出力するようになっている。こ のニュートラル位置からハンドルを左回転又は右回転させると、同一の回転数だ けハンドル軸2が回転してプーリ3も回転する。その回転は両テープ8,9に伝 達される。第1のテープ8と第2のテープ9との間の回転比iはそれらの長さに より決まる。
【0013】 両テープ8,9が左回転又は右回転すると、第2のテープ9の回転角用被検出 孔12をフォトインタラプタ17又はフォトインタラプタ18が検出するため、 その検出数に応じてハンドルの回転方向及び回転角を検出することができる。な お、第1のテープ8の回転角用被検出孔12を利用してもよい。
【0014】 一方、第1のテープ8のニュートラル位置用被検出孔10と第2のテープ9の ニュートラル位置用被検出孔11とは、前述したハンドルのニュートラル位置だ けで互いに合致し、その位置以外のハンドルの左右回転可能範囲ではニュートラ ル位置検出用フォトインタラプタ16において常に互いにずれた状態にあり、ニ ュートラル位置検出用フォトインタラプタ16によるニュートラル信号の出力は 行われないようになっている。具体的には、ニュートラル位置用被検出孔10, 11間にこのような位置関係を持たせることができるように、第1のテープ8と 第2のテープ9との間の回転比iを設定する。すなわち、これらの被検出孔10 ,11のサイズなどについての条件を無視すれば、第1のテープ8が自然数だけ 回転してニュートラル位置用被検出孔10がニュートラル位置検出用フォトイン タラプタ16の位置に達した時、第2のテープ9が自然数だけ回転していない状 態にあるため、そのニュートラル位置用被検出孔11がこの被検出孔10に対し ずれた位置にあり、ニュートラル位置検出用フォトインタラプタ16がニュート ラル信号を出力しないようにする。
【0015】 従って、この第1実施例に係るセンサ1においては、ハンドルが絶対的なニュ ートラル位置にある場合のみ、ニュートラル信号を出力するので、制御システム の停止時にハンドルを回転させても、従来技術で示したようなニュートラル位置 のずれがなくなり、ハンドルの絶対的なニュートラル位置を常時確実に検出する ことができ、良好な制御を行い得る。
【0016】
【第2実施例】 次に、本考案の第2実施例を前記第1実施例との相違点を中心に図4を参照し て説明する。
【0017】 前記第1実施例では第2のテープ9がプーリ3やプーリ5以外にプーリ7にも 巻掛けられて第1のテープ8の長さと第2のテープ9の長さを変えるようにして いるが、この第2実施例では前記プーリ7が省略され、直径の異なる一対のプー リ5a,5bが回転軸4上に回転可能に支持されている。そして、第1のテープ 8がプーリ3とプーリ5aとの間に巻掛けられているとともに、第2のテープ9 がプーリ3とプーリ5bとの間に巻掛けられている。その他は第1実施例の場合 と同様である。
【0018】 なお、図示はしないが、第1のテープが巻掛けられる両プーリと、第2のテー プが巻掛けられる両プーリとを変速機構により互いに連動させれば、両テープの 回転比は変わるため、両テープの長さを同一にすることができる。
【0019】
本考案に係るセンサによれば、ハンドルの回転可能範囲でニュートラル信号を 一回だけ出力するようにして、制御システムの停止に関係なくハンドルの絶対的 なニュートラル位置を検出することができる。
【図1】(a)は第1実施例に係るセンサを示す概略正
面図であり、(b)は同じく概略平面図である。
面図であり、(b)は同じく概略平面図である。
【図2】(a)は同センサにおいて両テープ上の検出器
を示す部分概略平面図であり、(b)はこの検出器を省
略して両テープを示した部分概略平面図である。
を示す部分概略平面図であり、(b)はこの検出器を省
略して両テープを示した部分概略平面図である。
【図3】(a)は同センサにおいてハンドルのニュート
ラル位置検出状態を示す概略部分断面図であり、(b)
及び(c)はそれぞれハンドルの左右回転角検出状態を
示す概略部分断面図である。
ラル位置検出状態を示す概略部分断面図であり、(b)
及び(c)はそれぞれハンドルの左右回転角検出状態を
示す概略部分断面図である。
【図4】第2実施例に係るセンサを示す概略正面図であ
る。
る。
【図5】従来のセンサを示す概略正面図である。
1 ステアリングアングルセンサ、2 ハンドル軸、3
プーリ、5 プーリ、5a プーリ、5b プーリ、
7 プーリ、8 第1のテープ、8a 交差部分、9
第2のテープ 9a 交差部分、10 ニュートラル位
置用被検出孔、11 ニュートラル位置用被検出孔、1
2 回転角用被検出孔、16 ニュートラル位置検出用
フォトインタラプタ(検出体)、17,18 回転角検
出用及び回転方向検出用フォトインタラプタ(検出
体)、i 回転比。
プーリ、5 プーリ、5a プーリ、5b プーリ、
7 プーリ、8 第1のテープ、8a 交差部分、9
第2のテープ 9a 交差部分、10 ニュートラル位
置用被検出孔、11 ニュートラル位置用被検出孔、1
2 回転角用被検出孔、16 ニュートラル位置検出用
フォトインタラプタ(検出体)、17,18 回転角検
出用及び回転方向検出用フォトインタラプタ(検出
体)、i 回転比。
Claims (2)
- 【請求項1】 各プーリ(3,5,5a)に巻掛けた無
端状の第1のテープ(8)と、この第1のテープ(8)
に形成したニュートラル位置用被検出部(10)と、各
プーリ(3,5,5b,7)に巻掛けた無端状の第2の
テープ(9)と、この第2のテープ(9)に形成したニ
ュートラル位置用被検出部(11)と、この両テープ
(8,9)に対応して位置固定したニュートラル位置用
検出体(16)とを備え、 ハンドルの回転可能範囲においてハンドルのニュートラ
ル位置で一回のみ、前記第1のテープ(8)のニュート
ラル位置用被検出部(10)と第2のテープ(9)のニ
ュートラル位置用被検出部(11)とがそれらの交差部
分(8a,9a)で互いに合致して前記ニュートラル位
置用検出体(16)により検出されるように、第1のテ
ープ(8)と第2のテープ(9)との間の回転比(i)
を設定したことを特徴とする車両のハンドルの絶対ニュ
ートラル位置検出センサ。 - 【請求項2】 請求項1において、第1のテープ(8)
と第2のテープ(9)とのうち、少なくとも一方のテー
プ(8,9)に回転角用被検出部(12)を並設し、こ
のテープ(8,9)に対応して位置固定した回転角用検
出体(17,18)によりこの回転角用被検出部(1
2)を検出可能にしたことを特徴とする車両のハンドル
の絶対ニュートラル位置検出センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7808691U JP2525375Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 車両のハンドルの絶対ニュートラル位置検出センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7808691U JP2525375Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 車両のハンドルの絶対ニュートラル位置検出センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528922U true JPH0528922U (ja) | 1993-04-16 |
JP2525375Y2 JP2525375Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=13652040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7808691U Expired - Lifetime JP2525375Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 車両のハンドルの絶対ニュートラル位置検出センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525375Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP7808691U patent/JP2525375Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525375Y2 (ja) | 1997-02-12 |
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