JPH05288769A - 多次元半導体加速度センサ - Google Patents
多次元半導体加速度センサInfo
- Publication number
- JPH05288769A JPH05288769A JP4088811A JP8881192A JPH05288769A JP H05288769 A JPH05288769 A JP H05288769A JP 4088811 A JP4088811 A JP 4088811A JP 8881192 A JP8881192 A JP 8881192A JP H05288769 A JPH05288769 A JP H05288769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor chip
- acceleration sensor
- weight body
- semiconductor
- bonded
- Prior art date
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- Pending
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- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリコン単結晶からなる制御基板を必要とせ
ず、製造が容易であると共に製品コストを低減できる多
次元半導体加速度センサを提供することを目的とする。 【構成】 シリコンからなる半導体チップ1にはその可
撓部1bの表面にピエゾ抵抗素子が設けられている。ま
た、半導体チップ1の中央の作用部1aには、重錘体4
が接合されており、固定部1cには筒状の制御部材3が
接合されている。そして、この半導体チップ1は、固定
部1cに配設されたボンディングパッドに設けられたバ
ンプ(金属突起)5を介してアルミナ回路基板2に接続
されている。
ず、製造が容易であると共に製品コストを低減できる多
次元半導体加速度センサを提供することを目的とする。 【構成】 シリコンからなる半導体チップ1にはその可
撓部1bの表面にピエゾ抵抗素子が設けられている。ま
た、半導体チップ1の中央の作用部1aには、重錘体4
が接合されており、固定部1cには筒状の制御部材3が
接合されている。そして、この半導体チップ1は、固定
部1cに配設されたボンディングパッドに設けられたバ
ンプ(金属突起)5を介してアルミナ回路基板2に接続
されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その一部に重錘体が接
合された半導体ダイヤフラムの加速度による変形を感歪
抵抗ブリッジ回路で検出することにより加速度を検出す
る多次元半導体加速度センサに関する。
合された半導体ダイヤフラムの加速度による変形を感歪
抵抗ブリッジ回路で検出することにより加速度を検出す
る多次元半導体加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の多次元半導体加速度センサ
を示す断面図、図4は同じくその半導体チップを示す平
面図である(特開平3-2535号)。
を示す断面図、図4は同じくその半導体チップを示す平
面図である(特開平3-2535号)。
【0003】この種の多次元半導体加速度センサにおい
ては、半導体チップ10、重錘体11、ガラス台座1
2、下側制御基板13及び上側制御基板14によりセン
サチップが構成されており、このセンサチップがパッケ
ージ18の凹部内に固定されている。そして、このセン
サチップは、パッケージ18の上部を閉塞する蓋19に
より封止されている。
ては、半導体チップ10、重錘体11、ガラス台座1
2、下側制御基板13及び上側制御基板14によりセン
サチップが構成されており、このセンサチップがパッケ
ージ18の凹部内に固定されている。そして、このセン
サチップは、パッケージ18の上部を閉塞する蓋19に
より封止されている。
【0004】下側制御基板13は、その下面側がパッケ
ージ18に接合されており、その上面の中央部には凹部
13aが設けられている。この下側制御基板13上に
は、ガラス台座12が配置されている。ガラス台座12
は筒状の部材であり、その下端部が下側制御基板13の
上面周縁部に接合されている。
ージ18に接合されており、その上面の中央部には凹部
13aが設けられている。この下側制御基板13上に
は、ガラス台座12が配置されている。ガラス台座12
は筒状の部材であり、その下端部が下側制御基板13の
上面周縁部に接合されている。
【0005】半導体チップ10は、作用部10a、可撓
部10b及び固定部10cにより構成されており、固定
部10cの下面がガラス台座12に接合されている。ま
た、可撓部10bは、半導体チップ10の下面側に選択
的に溝を設けて肉厚を薄くした部分であり、これにより
作用部10aに応力が印加された場合に、可撓部10b
が選択的に撓むようになっている。更に、作用部10a
の下面には、重錘体11が接合されている。この重錘体
11は、ガラス台座12の内側に宙吊りの状態で配置さ
れている。
部10b及び固定部10cにより構成されており、固定
部10cの下面がガラス台座12に接合されている。ま
た、可撓部10bは、半導体チップ10の下面側に選択
的に溝を設けて肉厚を薄くした部分であり、これにより
作用部10aに応力が印加された場合に、可撓部10b
が選択的に撓むようになっている。更に、作用部10a
の下面には、重錘体11が接合されている。この重錘体
11は、ガラス台座12の内側に宙吊りの状態で配置さ
れている。
【0006】可撓部10bには、例えば半導体チップに
不純物を選択的に導入し熱拡散させて形成したピエゾ抵
抗素子Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4が設けられ
ており、これらの抵抗素子により感歪抵抗ブリッジ回路
が構成されている。この感歪抵抗ブリッジ回路の入出力
端は、半導体チップ10の上面縁部に設けられたボンデ
ィングパッド17に電気的に接続されており、このボン
ディングパッド17は、パッケージ18に固定されパッ
ケージ18の外部に導出するリード15の内側先端部に
ボンディングワイヤー16を介して電気的に接続されて
いる。
不純物を選択的に導入し熱拡散させて形成したピエゾ抵
抗素子Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4が設けられ
ており、これらの抵抗素子により感歪抵抗ブリッジ回路
が構成されている。この感歪抵抗ブリッジ回路の入出力
端は、半導体チップ10の上面縁部に設けられたボンデ
ィングパッド17に電気的に接続されており、このボン
ディングパッド17は、パッケージ18に固定されパッ
ケージ18の外部に導出するリード15の内側先端部に
ボンディングワイヤー16を介して電気的に接続されて
いる。
【0007】半導体チップ10の上方には上側制御基板
14が配置されている。この上側制御基板14は、その
下面に凹部14aが設けられており、下面縁部が半導体
チップ10の固定部10c上に接合されている。
14が配置されている。この上側制御基板14は、その
下面に凹部14aが設けられており、下面縁部が半導体
チップ10の固定部10c上に接合されている。
【0008】次に、このように構成された加速度センサ
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0009】加速度センサに加速度が加えられると、慣
性により、重錘体11と半導体チップ10との間に応力
が発生し、半導体チップ10の可撓部10bが機械的に
変形する。これにより、可撓部10bに設けられたピエ
ゾ抵抗素子の電気的抵抗が変化する。この抵抗の変化を
外部の検出装置により検出することにより、加速度を検
出することができる。この場合に、X方向、Y方向及び
Z方向の各加速度成分を、夫々抵抗素子Rx1〜Rx4、R
y1〜Ry4及びRz1〜Rz4により個別的に検出することが
できる。
性により、重錘体11と半導体チップ10との間に応力
が発生し、半導体チップ10の可撓部10bが機械的に
変形する。これにより、可撓部10bに設けられたピエ
ゾ抵抗素子の電気的抵抗が変化する。この抵抗の変化を
外部の検出装置により検出することにより、加速度を検
出することができる。この場合に、X方向、Y方向及び
Z方向の各加速度成分を、夫々抵抗素子Rx1〜Rx4、R
y1〜Ry4及びRz1〜Rz4により個別的に検出することが
できる。
【0010】なお、加速度が大きい場合は、重錘体11
に過度の外力が印加され、その結果可撓部10bが大き
く変形して半導体チップ10が破損することが考えられ
る。このような不都合を防止するために、上述の如く、
半導体チップ10の上方及び下方には夫々上側制御基板
14及び下側制御基板13が配設されており、重錘体1
1の縦方向の移動範囲を規制するようになっている。ま
た、ガラス台座12により、重錘体11の横方向の移動
範囲が規制される。この場合に、重錘体11の横方向の
移動範囲は重錘体11とガラス台座12との間の間隙に
より決定され、縦方向の移動範囲は下側制御基板13及
び上側制御基板14に設けられた凹部13a,14aの
深さにより決定される。
に過度の外力が印加され、その結果可撓部10bが大き
く変形して半導体チップ10が破損することが考えられ
る。このような不都合を防止するために、上述の如く、
半導体チップ10の上方及び下方には夫々上側制御基板
14及び下側制御基板13が配設されており、重錘体1
1の縦方向の移動範囲を規制するようになっている。ま
た、ガラス台座12により、重錘体11の横方向の移動
範囲が規制される。この場合に、重錘体11の横方向の
移動範囲は重錘体11とガラス台座12との間の間隙に
より決定され、縦方向の移動範囲は下側制御基板13及
び上側制御基板14に設けられた凹部13a,14aの
深さにより決定される。
【0011】図5乃至図9は、上述した多次元半導体加
速度センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
速度センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【0012】先ず、図5に示すように、シリコンウエハ
20の表面に不純物を選択的に導入して、ピエゾ抵抗素
子R及びこのピエゾ抵抗素子Rにより構成される感歪抵
抗ブリッジ回路を形成する。また、エッチング等によ
り、シリコンウエハ20の下面側に、平面視でリング状
に溝21を形成しシリコンウエハ20の肉厚を部分的に
薄くして、可撓部22を設ける。
20の表面に不純物を選択的に導入して、ピエゾ抵抗素
子R及びこのピエゾ抵抗素子Rにより構成される感歪抵
抗ブリッジ回路を形成する。また、エッチング等によ
り、シリコンウエハ20の下面側に、平面視でリング状
に溝21を形成しシリコンウエハ20の肉厚を部分的に
薄くして、可撓部22を設ける。
【0013】次に、図6に示すように、シリコンウエハ
20の下面側に台座及び重錘体となるガラス板23を陽
極接合法により接合する。このガラス板23には、溝2
1に対応する溝24が平面視で格子状に形成されてい
る。なお、シリコンウエハ20には溝21が設けられて
いるため、可撓部22はガラス板23から浮いた状態に
なる。
20の下面側に台座及び重錘体となるガラス板23を陽
極接合法により接合する。このガラス板23には、溝2
1に対応する溝24が平面視で格子状に形成されてい
る。なお、シリコンウエハ20には溝21が設けられて
いるため、可撓部22はガラス板23から浮いた状態に
なる。
【0014】次に、図7に示すように、ガラス板23を
その下面側から溝24に沿ってダイシングプレートで切
断する。これにより、ガラス板23が、重錘体となる部
分25と台座になる部分26とに分離される。
その下面側から溝24に沿ってダイシングプレートで切
断する。これにより、ガラス板23が、重錘体となる部
分25と台座になる部分26とに分離される。
【0015】次に、図8に示すように、ガラス板23の
下面に下側制御基板27を陽極接合する。この制御基板
27には、重錘体となる部分25に対応する位置に凹部
28が設けられている。従って、ガラス板23は、台座
となる部分26で制御基板27に接合される。
下面に下側制御基板27を陽極接合する。この制御基板
27には、重錘体となる部分25に対応する位置に凹部
28が設けられている。従って、ガラス板23は、台座
となる部分26で制御基板27に接合される。
【0016】次に、図9に示すように、ウエハ20上に
上側制御基板29を接合する。この制御基板29の下面
側には、可撓部及び固定部になる部分に整合して、凹部
30が設けられている。
上側制御基板29を接合する。この制御基板29の下面
側には、可撓部及び固定部になる部分に整合して、凹部
30が設けられている。
【0017】次いで、シリコンウエハ20、ガラス板2
3及び制御基板27,29からなる積層体を所定の形状
に切断することにより、各センサチップを相互に分離す
る。そして、図3に示すように、このセンサチップをパ
ッケージ18内に接合し、半導体チップ10のボンディ
ングパッドとパッケージ18のリード15とを電気的に
接続した後、パッケージ18に蓋19を接合することに
より、加速度センサが完成する。
3及び制御基板27,29からなる積層体を所定の形状
に切断することにより、各センサチップを相互に分離す
る。そして、図3に示すように、このセンサチップをパ
ッケージ18内に接合し、半導体チップ10のボンディ
ングパッドとパッケージ18のリード15とを電気的に
接続した後、パッケージ18に蓋19を接合することに
より、加速度センサが完成する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多次元半導体加速度センサには、以下に示す問題点があ
る。即ち、上述した従来の加速度センサの製造方法にお
いては、陽極接合法により制御基板27,29をガラス
板23又はウエハ20に接合する必要上、制御基板2
7,29としてシリコン単結晶基板が使用される。ま
た、フォトリソグラフィ法を使用し、このシリコン単結
晶基板をエッチング加工して凹部28,30を形成す
る。しかし、シリコン単結晶基板は高価であると共に、
エッチング加工作業が煩雑であるため、上述の方法によ
り製造された加速度センサには製品コストが高いという
欠点がある。
多次元半導体加速度センサには、以下に示す問題点があ
る。即ち、上述した従来の加速度センサの製造方法にお
いては、陽極接合法により制御基板27,29をガラス
板23又はウエハ20に接合する必要上、制御基板2
7,29としてシリコン単結晶基板が使用される。ま
た、フォトリソグラフィ法を使用し、このシリコン単結
晶基板をエッチング加工して凹部28,30を形成す
る。しかし、シリコン単結晶基板は高価であると共に、
エッチング加工作業が煩雑であるため、上述の方法によ
り製造された加速度センサには製品コストが高いという
欠点がある。
【0019】また、重錘体の形状は例えば1辺が4mm
の正方形であり小型であるため、制御基板の重錘体制御
用凹部の寸法精度は、少なくとも0.05mm程度は必
要であり、組み立て時の位置合わせが煩雑である。この
ため、従来の多次元半導体加速度センサは、量産した場
合の製造歩留りが低く、製品コストがより一層上昇する
という欠点もある。
の正方形であり小型であるため、制御基板の重錘体制御
用凹部の寸法精度は、少なくとも0.05mm程度は必
要であり、組み立て時の位置合わせが煩雑である。この
ため、従来の多次元半導体加速度センサは、量産した場
合の製造歩留りが低く、製品コストがより一層上昇する
という欠点もある。
【0020】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、シリコン単結晶からなる制御基板を必要と
せず、製造が容易であると共に、製品コストを低減でき
る多次元半導体加速度センサを提供することを目的とす
る。
のであって、シリコン単結晶からなる制御基板を必要と
せず、製造が容易であると共に、製品コストを低減でき
る多次元半導体加速度センサを提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多次元半導
体加速度センサは、作用部、この作用部の周囲に設けら
れてその表面にピエゾ抵抗素子が形成された可撓部及び
この可撓部の周囲に設けられてその表面上に前記ピエゾ
抵抗素子に電気的に接続されたボンディングパッドが配
設された固定部を備えた半導体チップと、前記ボンディ
ングパッドの表面上に設けられた金属突起と、この金属
突起を介して前記半導体チップに接続され前記半導体チ
ップを支持する回路基板と、前記作用部に接合された重
錘体とを有することを特徴とする。
体加速度センサは、作用部、この作用部の周囲に設けら
れてその表面にピエゾ抵抗素子が形成された可撓部及び
この可撓部の周囲に設けられてその表面上に前記ピエゾ
抵抗素子に電気的に接続されたボンディングパッドが配
設された固定部を備えた半導体チップと、前記ボンディ
ングパッドの表面上に設けられた金属突起と、この金属
突起を介して前記半導体チップに接続され前記半導体チ
ップを支持する回路基板と、前記作用部に接合された重
錘体とを有することを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明においては、半導体チップと回路基板と
が金属突起(以下、バンプという)を介して接続されて
いる。つまり、半導体チップは、バンプを介して回路基
板に電気的に接続されていると共に、このバンプを介し
て前記回路基板に支持されている。従って、本発明に係
る多次元半導体加速度センサにおいて、重錘体の縦方向
の移動範囲は、バンプの高さにより決定される。また、
重錘体の横方向の移動範囲は、例えば重錘体の側方に制
御部材を配設することにより決定することができる。
が金属突起(以下、バンプという)を介して接続されて
いる。つまり、半導体チップは、バンプを介して回路基
板に電気的に接続されていると共に、このバンプを介し
て前記回路基板に支持されている。従って、本発明に係
る多次元半導体加速度センサにおいて、重錘体の縦方向
の移動範囲は、バンプの高さにより決定される。また、
重錘体の横方向の移動範囲は、例えば重錘体の側方に制
御部材を配設することにより決定することができる。
【0023】本発明においては、上述の如く、バンプを
介して半導体チップを回路基板に接続する構造であり、
重錘体の移動範囲を規制するための制御部材としてシリ
コン単結晶等からなる制御基板を必要としない。このた
め、製造が容易であると共に、製品コストを低減するこ
とができる。
介して半導体チップを回路基板に接続する構造であり、
重錘体の移動範囲を規制するための制御部材としてシリ
コン単結晶等からなる制御基板を必要としない。このた
め、製造が容易であると共に、製品コストを低減するこ
とができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の実施例に係る多次元半導
体加速度センサを示す断面図、図2は同じくその基板実
装前の状態を示す断面図である。
体加速度センサを示す断面図、図2は同じくその基板実
装前の状態を示す断面図である。
【0026】シリコンからなる半導体チップ1は、従来
と同様に、作用部1a、可撓部1b及び固定部1cによ
り構成されており、可撓部1bには複数個のピエゾ抵抗
素子(図示せず)が形成されている。そして、これらの
ピエゾ抵抗素子により感歪抵抗ブリッジ回路が構成され
ている。この感歪抵抗ブリッジ回路の入出力端は、固定
部1cの表面上に配設されたボンディングパッド6に電
気的に接続されている。
と同様に、作用部1a、可撓部1b及び固定部1cによ
り構成されており、可撓部1bには複数個のピエゾ抵抗
素子(図示せず)が形成されている。そして、これらの
ピエゾ抵抗素子により感歪抵抗ブリッジ回路が構成され
ている。この感歪抵抗ブリッジ回路の入出力端は、固定
部1cの表面上に配設されたボンディングパッド6に電
気的に接続されている。
【0027】この半導体チップ1は、ピエゾ素子形成面
を下側にして、アルミナ回路基板2上にバンプ5を介し
て実装(半田実装)されている。なお、バンプ5は、例
えばめっき法を使用することにより、ボンディングパッ
ド6上に容易に形成することができる。また、アルミナ
回路基板2には、所定のパターンで配線が設けられてい
る。更に、回路基板2としては、アルミナ以外に、一般
的な種々の材料を用いて形成することが可能である。
を下側にして、アルミナ回路基板2上にバンプ5を介し
て実装(半田実装)されている。なお、バンプ5は、例
えばめっき法を使用することにより、ボンディングパッ
ド6上に容易に形成することができる。また、アルミナ
回路基板2には、所定のパターンで配線が設けられてい
る。更に、回路基板2としては、アルミナ以外に、一般
的な種々の材料を用いて形成することが可能である。
【0028】半導体チップ1の中央の作用部1aには、
重錘体4が接合されており、半導体チップ1の縁部の固
定部1cには、筒状の制御部材3が接合されている。こ
の制御部材3及び重錘体4は、例えば半導体チップ1に
ガラス板を接合し、このガラス板をダイシングすること
により同時に形成されたものである。
重錘体4が接合されており、半導体チップ1の縁部の固
定部1cには、筒状の制御部材3が接合されている。こ
の制御部材3及び重錘体4は、例えば半導体チップ1に
ガラス板を接合し、このガラス板をダイシングすること
により同時に形成されたものである。
【0029】このように構成された本実施例に係る多次
元半導体加速度センサにおいて、加速度が加えられる
と、慣性により、重錘体4と半導体チップ1との間に応
力が発生し、半導体チップ1の可撓部1bが変形して、
ピエゾ抵抗素子の抵抗値が変化する。この変化を検出器
で検出することにより、加速度を検出することができ
る。この場合に、重錘体4の横方向の移動範囲は、重錘
体4と制御部材3の内面との間隔により決定される。ま
た、重錘体4の縦方向の移動範囲は、バンプ5の高さに
より決定される。
元半導体加速度センサにおいて、加速度が加えられる
と、慣性により、重錘体4と半導体チップ1との間に応
力が発生し、半導体チップ1の可撓部1bが変形して、
ピエゾ抵抗素子の抵抗値が変化する。この変化を検出器
で検出することにより、加速度を検出することができ
る。この場合に、重錘体4の横方向の移動範囲は、重錘
体4と制御部材3の内面との間隔により決定される。ま
た、重錘体4の縦方向の移動範囲は、バンプ5の高さに
より決定される。
【0030】本実施例においては、半導体チップ1がバ
ンプ5を介してアルミナ回路基板2に接合されているた
め、従来必要であったシリコン単結晶からなる制御基板
が不要であり、製品コストを低減することができる。ま
た、制御基板をウエハに接合する工程(例えば、陽極接
合法による接合工程)も不要になり、製造が容易である
という利点もある。
ンプ5を介してアルミナ回路基板2に接合されているた
め、従来必要であったシリコン単結晶からなる制御基板
が不要であり、製品コストを低減することができる。ま
た、制御基板をウエハに接合する工程(例えば、陽極接
合法による接合工程)も不要になり、製造が容易である
という利点もある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る多次元
半導体加速度センサにおいては、半導体チップが金属突
起を介して回路基板に接合されているから、従来必要と
されていたシリコン単結晶からなる制御基板が不要とな
り、製造が容易になると共に、製品コストを低減するこ
とができるという効果を得ることができる。
半導体加速度センサにおいては、半導体チップが金属突
起を介して回路基板に接合されているから、従来必要と
されていたシリコン単結晶からなる制御基板が不要とな
り、製造が容易になると共に、製品コストを低減するこ
とができるという効果を得ることができる。
【図1】本発明の実施例に係る多次元半導体加速度セン
サを示す断面図である。
サを示す断面図である。
【図2】同じくその基板実装前の状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】従来の多次元半導体加速度センサを示す断面図
である。
である。
【図4】同じくその半導体チップを示す平面図である。
【図5】多次元半導体加速度センサの製造方法の一工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】同じくその一工程を示す断面図である。
【図7】同じくその一工程を示す断面図である。
【図8】同じくその一工程を示す断面図である。
【図9】同じくその一工程を示す断面図である。
1,10;半導体チップ 1a,10a;作用部 1b,10b;可撓部 1c,10c;固定部 2;回路基板 3;制御部材 4;重錘体 5;バンプ 6,17;パッド 12;ガラス台座 13,14,27,29;制御基板 18;パッケージ 20;ウエハ 23;ガラス板
Claims (1)
- 【請求項1】 作用部、この作用部の周囲に設けられて
その表面にピエゾ抵抗素子が形成された可撓部及びこの
可撓部の周囲に設けられてその表面上に前記ピエゾ抵抗
素子に電気的に接続されたボンディングパッドが配設さ
れた固定部を備えた半導体チップと、前記ボンディング
パッドの表面上に設けられた金属突起と、この金属突起
を介して前記半導体チップに接続され前記半導体チップ
を支持する回路基板と、前記作用部に接合された重錘体
とを有することを特徴とする多次元半導体加速度セン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4088811A JPH05288769A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 多次元半導体加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4088811A JPH05288769A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 多次元半導体加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05288769A true JPH05288769A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13953283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4088811A Pending JPH05288769A (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 多次元半導体加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05288769A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170962A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体加速度センサ |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP4088811A patent/JPH05288769A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006170962A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体加速度センサ |
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