JPH04249726A - 静電容量の変化を利用したセンサの製造方法 - Google Patents

静電容量の変化を利用したセンサの製造方法

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JPH04249726A
JPH04249726A JP2416188A JP41618890A JPH04249726A JP H04249726 A JPH04249726 A JP H04249726A JP 2416188 A JP2416188 A JP 2416188A JP 41618890 A JP41618890 A JP 41618890A JP H04249726 A JPH04249726 A JP H04249726A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/084Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass

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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
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  • Pressure Sensors (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電容量の変化を利用し
たセンサの製造方法、特に、対向する2枚の基板のそれ
ぞれに形成された一対の電極間の静電容量の変化に基づ
いて、力、加速度、磁気といった物理量を検出しうるセ
ンサを、大量生産するのに適した方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車産業や機械産業などでは、力、加
速度、磁気といった物理量を正確に検出できる検出装置
の需要が高まっている。特に、二次元あるいは三次元の
各成分ごとにこれらの物理量を検出しうる小型の装置が
望まれている。このような需要に応えるため、特願平2
−274299号明細書には、静電容量の変化を利用し
た新規なセンサが提案されている。このセンサは、力、
加速度、磁気などの物理量を二次元あるいは三次元の各
成分ごとに検出することができ、しかも製造コストが比
較的安価であるという特徴をもっている。
【0003】このセンサの基本となる構成要素は、装置
筐体に固定される固定部と、外部からの力が伝達される
作用部と、固定部と作用部との間に形成され可撓性をも
った可撓部と、の3つの各部を有する可撓基板と、この
可撓基板に対向するように装置筐体に固定された固定基
板と、可撓基板の固定基板に対する対向面に形成された
変位電極と、固定基板の可撓基板に対する対向面に形成
された固定電極と、である。外部からの力が作用部に加
わると可撓基板が撓み、変位電極と固定電極との間の距
離が変わることになる。したがって、両電極間の静電容
量が変化する。この静電容量の変化は、外部から加えら
れた力に依存したものであり、静電容量の変化を検出す
ることにより力の検出が可能になる。作用部に重錘体を
接続しておけば、この重錘体に作用する加速度を検出す
る加速度センサとして用いることができ、作用部に磁性
体を接続しておけば、この磁性体に作用する磁気を検出
する磁気センサとして用いることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したセンサをより
低コストで供給するためには、効率良い大量生産の方法
を採ることが不可欠である。しかしながら、上述のよう
な構造をもったセンサを大量生産するための効率的な方
法は、現時点では知られておらず、量産化が図れない状
態である。特に、加速度センサや磁気センサとして用い
るには、重錘体や磁性体を各ユニットごとに接合する必
要があり、この重錘体や磁性体を所定の自由度をもって
支持するための構造も必要になる。このため、どうして
も生産コストが高くなるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、静電容量の変化を利用し
たセンサを、効率良く大量生産することができる製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)   本願第1の
発明は、第1の基板の中心部に作用領域、この作用領域
の周囲に可撓領域、この可撓領域の周囲に固定領域、を
それぞれ定義する段階と、この第1の基板の第1の面上
に、第1の電極層を形成する段階と、可撓領域に可撓性
をもたせるために、第1の基板を部分的に除去する加工
を行う段階と、第1の基板の第2の面に、第2の基板の
第1の面を接合する段階と、第2の基板を切断すること
により、第1の基板の作用領域に接合しており第2の基
板の一部分から構成される作用体と、第1の基板の固定
領域に接合しており第2の基板の一部分から構成される
台座と、を形成する段階と、第3の基板の第1の面上に
溝を形成し、この溝の底面に第2の電極層を形成し、こ
の第2の電極層が第1の電極層に対して所定間隔をもっ
て対向するように、第3の基板を第1の基板に接合する
段階と、を行い静電容量の変化を利用したセンサを製造
するようにしたものである。
【0007】(2)   本願第2の発明は、第1の基
板の中心部に作用領域、この作用領域の周囲に可撓領域
、この可撓領域の周囲に固定領域、をそれぞれ定義する
段階と、この第1の基板の第1の面上に、第1の電極層
を形成する段階と、可撓領域に可撓性をもたせるために
、第1の基板を部分的に除去する加工を行う段階と、第
1の基板の第2の面に、第2の基板の第1の面を接合す
る段階と、第2の基板を切断することにより、第1の基
板の作用領域に接合しており第2の基板の一部分から構
成される作用体と、第1の基板の固定領域に接合してお
り第2の基板の一部分から構成される台座と、を形成す
る段階と、第3の基板の第1の面上に、作用体が所定の
自由度をもって動きうるような溝を形成した後、この第
3の基板の第1の面を第2の基板の第2の面に接合する
段階と、第4の基板の第1の面上に溝を形成し、この溝
の底面に第2の電極層を形成し、この第2の電極層が第
1の電極層に対して所定間隔をもって対向するように、
4の基板を第1の基板に接合する段階と、を行い静電容
量の変化を利用したセンサを製造するようにしたもので
ある。
【0008】(3)   本願第3の発明は、第1の基
板上に複数の単位領域を定義し、各単位領域内において
、その中心部に作用領域、この作用領域の周囲に可撓領
域、この可撓領域の周囲に固定領域、をそれぞれ定義す
る段階と、この第1の基板の第1の面上に、第1の電極
層を形成する段階と、各可撓領域に可撓性をもたせるた
めに、第1の基板を部分的に除去する加工を行う段階と
、第1の基板の第2の面に、第2の基板の第1の面を接
合する段階と、第2の基板を切断することにより、各単
位領域において、第1の基板の作用領域に接合しており
第2の基板の一部分から構成される作用体と、第1の基
板の固定領域に接合しており第2の基板の一部分から構
成される台座と、を形成する段階と、第3の基板の第1
の面上に複数の溝を形成し、この各溝の底面に第2の電
極層を形成し、この第2の電極層が第1の電極層に対し
て所定間隔をもって対向するように、第3の基板を第1
の基板に接合する段階と、第1、第2、および第3の基
板を、各単位領域ごとに切り離し、それぞれ独立したセ
ンサを形成する段階と、を行い静電容量の変化を利用し
たセンサを製造するようにしたものである。
【0009】(4)   本願第4の発明は、第1の基
板上に複数の単位領域を定義し、各単位領域内において
、その中心部に作用領域、この作用領域の周囲に可撓領
域、この可撓領域の周囲に固定領域、をそれぞれ定義す
る段階と、この第1の基板の第1の面上に、第1の電極
層を形成する段階と、各可撓領域に可撓性をもたせるた
めに、第1の基板を部分的に除去する加工を行う段階と
、第1の基板の第2の面に、第2の基板の第1の面を接
合する段階と、第2の基板を切断することにより、各単
位領域において、第1の基板の作用領域に接合しており
第2の基板の一部分から構成される作用体と、第1の基
板の固定領域に接合しており第2の基板の一部分から構
成される台座と、を形成する段階と、第3の基板の第1
の面上に、作用体が所定の自由度をもって動きうるよう
な溝を形成した後、この第3の基板の第1の面を第2の
基板の第2の面に接合する段階と、第4の基板の第1の
面上に複数の溝を形成し、この各溝の底面に第2の電極
層を形成し、この第2の電極層が第1の電極層に対して
所定間隔をもって対向するように、第4の基板を第1の
基板に接合する段階と、第1、第2、第3および第4の
基板を、各単位領域ごとに切り離し、それぞれ独立した
センサを形成する段階と、を行い静電容量の変化を利用
したセンサを製造するようにしたものである。
【0010】
【作  用】本願第1の発明によれば、第2の基板の一
部によって重錘体あるいは磁性体(本願ではこれらの総
称を作用体としている)が形成され、別な一部によって
第1の基板を支えるための台座が形成される。すなわち
、第2の基板を切断することにより、作用体と台座との
両方を形成することができ、効率良いセンサの製造が可
能になる。また、本願第2の発明によれば、更に、作用
体の下方への動きを制限するための制御部材を、別な基
板によって形成することができる。
【0011】本願第3の発明は、上述の第1の発明にお
いて、同一の基板上に複数のセンサユニットを形成する
ようにしたものである。すなわち、各ユニットごとへの
切断工程を行う前に、各単位領域ごとに作用体と台座の
形成が可能になる。このように、各ユニットごとへの切
断工程前に、各基板単位で大半の処理を行うことができ
るため、大量生産に適した効率のよいセンサの製造が可
能になる。また、本願第4の発明によれば、更に、作用
体の下方への動きを制限するための制御部材を、別な基
板によって形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて詳
述する。ここで説明する実施例は、静電容量の変化を利
用した加速度センサに、本発明に係る方法を適用した例
である。
【0013】センサの構造および原理   本発明に係る製造方法について説明する前に、本発
明の適用対象となるセンサの構造およびその原理につい
て簡単に述べておく。図1は、本発明の適用対象となる
加速度センサの基本構造を示す側断面図である。このセ
ンサの主たる構成要素は、固定基板10、可撓基板20
、作用体30、そして装置筐体40である。図2に、固
定基板10の下面図を示す。図2の固定基板10をX軸
に沿って切断した断面が図1に示されている。固定基板
10は、図示のとおり円盤状の基板であり、周囲は装置
筐体40に固定されている。この下面には、同じく円盤
状の固定電極11が形成されている。一方、図3に可撓
基板20の上面図を示す。図3の可撓基板20をX軸に
沿って切断した断面が図1に示されている。可撓基板2
0も、図示のとおり円盤状の基板であり、周囲は装置筐
体40に固定されている。この上面には、扇状の変位電
極21〜24および円盤状の変位電極25が図のように
形成されている。作用体30は、その上面が図3に破線
で示されているように、円柱状をしており、可撓基板2
0の下面に、同軸接合されている。装置筐体40は、円
筒状をしており、固定基板10および可撓基板20の周
囲を固着支持している。
【0014】固定基板10および可撓基板20は、互い
に平行な位置に所定間隔をおいて配設されている。いず
れも円盤状の基板であるが、固定基板10は剛性が高く
撓みを生じにくい基板であるのに対し、可撓基板20は
可撓性をもち、力が加わると撓みを生じる基板となって
いる。いま、図1に示すように、作用体30の重心に作
用点Pを定義し、この作用点Pを原点とするXYZ三次
元座標系を図のように定義する。すなわち、図1の右方
向にX軸、上方向にZ軸、紙面に対して垂直に紙面裏側
へ向かう方向にY軸、をそれぞれ定義する。ここで、こ
のセンサ全体をたとえば自動車に搭載したとすると、自
動車の走行に基づき作用体30に加速度が加わることに
なる。この加速度により、作用点Pに外力が作用する。 作用点Pに力が作用していない状態では、図1に示すよ
うに、固定電極11と変位電極21〜25とは所定間隔
をおいて平行な状態を保っている。ところが、たとえば
、作用点PにX軸方向の力Fxが作用すると、この力F
xは可撓基板20に対してモーメント力を生じさせ、図
4に示すように、可撓基板20に撓みが生じることにな
る。この撓みにより、変位電極21と固定電極11との
間隔は大きくなるが、変位電極23と固定電極11との
間隔は小さくなる。作用点Pに作用した力が逆向きの−
Fxであったとすると、これと逆の関係の撓みが生じる
ことになる。このように力Fxまたは−Fxが作用した
とき、変位電極21および23に関する静電容量に変化
が表れることになり、これを検出することにより力Fx
または−Fxを検出することができる。このとき、変位
電極22,24,25のそれぞれと固定電極11との間
隔は、部分的に大きくなったり小さくなったりするが、
全体としては変化しないと考えてよい。一方、Y方向の
力Fyまたは−Fyが作用した場合は、変位電極22と
固定電極11との間隔、および変位電極24と固定電極
11との間隔、についてのみ同様の変化が生じる。 また、Z軸方向の力Fzが作用した場合は、図5に示す
ように、変位電極25と固定電極11との間隔が小さく
なり、逆向きの力−Fzが作用した場合は、この間隔は
大きくなる。ことき、変位電極21〜24と固定電極1
1との間隔も、小さくあるいは大きくなるが、変位電極
25に関する変化が最も顕著である。そこで、この変位
電極25に関する静電容量の変化を検出することにより
力Fzまたは−Fzを検出することができる。
【0015】一般に、容量素子の静電容量Cは、電極面
積をS、電極間隔をd、誘電率をεとすると、C=εS
/d で定まる。したがって、対向する電極間隔が接近すると
静電容量Cは大きくなり、遠ざかると静電容量Cは小さ
くなる。本センサは、この原理を利用し、各電極間の静
電容量の変化を測定し、この測定値に基づいて作用点P
に作用した外力、別言すれば作用した加速度を検出する
ものである。すなわち、X軸方向の加速度は変位電極2
1,23と固定電極11との間の容量変化に基づき、Y
軸方向の加速度は変位電極22,24と固定電極11と
の間の容量変化に基づき、Z軸方向の加速度は変位電極
25と固定電極11との間の容量変化に基づき、それぞ
れ検出が行われる。本発明は、このような原理に基づく
センサの製造方法に関するものである。よって、このよ
うなセンサ自体の具体的な構造や実施例については、前
掲の特願平2−274299号明細書を参照されたい。
【0016】本発明による製造工程I   それでは、図1に示すセンサを本発明による方法で
製造する工程について詳述する。本発明による方法の特
徴は、複数のセンサユニットを1枚の基板上に形成して
おき、後にこれを各ユニットごとに切断(ダイシング)
する点にある。まず、製造工程Iとして、各ユニットご
とのダイシングを行うまでの工程について説明する。は
じめに、主基板上に複数の単位領域を定義する。主基板
は、後のダイシング工程において各単位領域ごとに別々
に切り離され、それぞれが独立して変位基板として機能
することになる。図6は、主基板100上に形成された
複数の単位領域を示す。ハッチングを施した部分が1つ
の単位領域であり、各単位領域はそれぞれ正方形をして
いる。主基板100として半導体などのウエハを用いる
場合には、このように円盤状の基板の上に多数の単位領
域を形成するのが一般的であるが、ここでは説明の便宜
上、図7に示すように正方形の主基板100の上に4つ
の単位領域を形成する場合を例にとり、以下の説明を続
けることにする。
【0017】図8は、この製造方法の各工程を示す断面
図である。以下、この工程を詳述する。まず、図9に示
すように主基板100を加工する。この実施例では、主
基板100として単結晶シリコン基板を用いているが、
ガラス基板など他の材質の基板を用いてもよい。前述の
ように、この主基板100は説明の便宜上、正方形をし
ており、4つの単位領域に分かれているので、この4つ
の単位領域のそれぞれについて、全く同じ加工が施され
る。図9の(b) は加工後の主基板100の下面図、
(a) はこれを切断線a−aで切断した状態を示す側
断面図である。主基板100の上面には、第1の電極層
E1が所定位置に形成される。この第1の電極層E1は
、図3に示す5つの変位電極21〜25に相当するもの
であり(図9では、このうちの3つの断面が2ユニット
分示されている)、図3に示すような位置に形成される
。この実施例では、単結晶シリコン基板からなる主基板
100の表面に、不純物を拡散することにより、この第
1の電極層E1を形成している。このほか、主基板10
0上にアルミニウム層を付着させる方法により第1の電
極層E1を形成してもよい。要するに、導電性をもった
層を形成できる方法であればどのような方法によって第
1の電極層E1を形成してもかまわない。ただ、不純物
拡散層の形成や、アルミニウム層の形成による方法は、
従来の半導体プレーナプロセスの技術をそのまま利用す
ることができる点で好ましい。一方、主基板100の下
面には、エッチングなどの方法によって溝101を形成
し、その部分の肉厚を薄くして可撓性をもたしている。 この実施例では、溝101は図9の(b) に示すよう
に円形をしている。この溝101の内側が作用部110
、外側が固定部130、そして溝の部分が可撓部120
となる。 第1の電極層E1のうち、図3に示す変位電極21〜2
4に相当するものは、ちょうどこの溝の上の可撓部12
0に形成されており、変位電極25に相当するものは、
この溝で囲まれた作用部110に形成されている。図8
の(a) は、この主基板100の加工が終了した状態
を示す。
【0018】さて、続いて図10に示すような補助基板
200を用意する。この補助基板200は、最終的には
その一部分が重錘体を、残りの部分が台座を、それぞれ
構成するものであるから、重錘体および台座に適した材
料を用いるようにする。また、主基板100に対して接
合されるため、主基板100と熱膨脹係数がほぼ等しい
材料を用いた方が好ましい。たとえば、主基板100と
同じシリコン基板や、ガラス基板を用いるのが好ましい
。図10の(b) は加工後の補助基板200の上面図
、(a) はこれを切断線a−aで切断した状態を示す
側断面図である。このように、補助基板200の上面に
は、縦横に溝201および202が形成される。溝20
1は幅L1をもった深い溝であり、溝202は幅L2を
もった浅い溝である。溝201は、後にこの基板をダイ
シングしやすくするためのものである。この溝201を
形成する位置は、要するに、主基板100の作用部11
0に対応する部分210(図の4か所の部分)と、固定
部130に対応する部分220(その他の部分)と、が
分離されるような位置になっていればよい。別言すれば
、補助基板200を主基板100上に重ねて接合し、溝
201に沿って補助基板200のみを切断した場合に、
補助基板200が重錘体(部分210)と台座(部分2
20)とに分離するようにすればよい。また、溝202
は、切断後の重錘体の上方向への変位に関する自由度を
与えるためのものである。このような補助基板200が
用意できたら、これを図8の(b) に示すように、主
基板100に接合する。この接合は、接着剤による接着
でもかまわないが、確実な接合を行うために、材料どう
しを直接接合できる陽極接合を用いるのが好ましい。す
なわち、両者間に電圧を印加し、両者の温度を上げ、加
圧しながら接合するのである。
【0019】続いて、図8の(c) に示すように、補
助基板200を溝201に沿ってダイシングブレードで
切断する。切断路203は、溝201とは逆側(図の下
方)に形成される。これにより、部分210(重錘体と
なる)と部分220(台座となる)とが、完全に切り離
されることになる。図10の(b)に示すように、部分
210(重錘体)は4か所に位置するが、これが図9の
(b) に示す作用部110のみに接合された状態とな
る。また、それ以外の部分220(台座)は、図9の(
b) に示す固定部130のみに接合された状態となる
。なお、可撓部120は補助基板200からは浮いた状
態になっているため、いずれの部分とも接合されない。 このように、補助基板200をダイシングすることによ
り、重錘体210と台座220とを同時に形成すること
ができる。ここで、台座220は固定部130を支える
台座としての機能を果たすだけでなく、重錘体210の
横方向の変位が許容範囲を越えないように制御する制御
部材としての機能も果たす。この許容範囲は、切断路2
03の幅によって決定されることになる(切断路203
の幅よりも溝201の幅が小さい場合は、溝201の幅
によって決定される)。なお、ここで行ったダイシング
工程は、補助基板200のみに対するダイシング工程で
あり、主基板100はまだ1枚の状態である。
【0020】次に、図11に示すような制御基板300
を用意する。この制御基板300は、重錘体210の下
方向の変位を許容範囲に制御するためのものである。材
質としては、補助基板200と同様に、シリコン基板あ
るいはガラス基板を用いればよい。この制御基板300
の上面には、4つの単位領域のそれぞれについて、全く
同じ加工が施される。図11の(b) は加工後の制御
基板300の上面図、(a) はこれを切断線a−aで
切断した状態を示す側断面図である。上面には、4か所
に正方形の溝301が形成されている。この溝301は
、重錘体210の変位の下方向の自由度を制御するため
のものであり、自由度は溝301の深さによって決定さ
れることになる。この制御基板300を、図8の(d)
 に示すように、補助基板200に接合する。この接合
にも、陽極接合を用いるのが好ましい。
【0021】次に、図12に示すような副基板400を
用意する。この副基板400は、第2の電極層E2を支
持するためのものである。材質としては、主基板100
と同様に、シリコン基板あるいはガラス基板を用いれば
よい。この副基板400の下面には、4つの単位領域の
それぞれについて、全く同じ加工が施される。図12の
(b) は加工後の副基板400の下面図、(a) は
これを切断線a−aで切断した状態を示す側断面図であ
る。下面には、4か所に正方形の溝401が形成されて
おり、この溝401の底面に、それぞれ第2の電極層E
2が形成されている。この第2の電極層E2は、図3に
示す固定電極11に相当するものであり、図3に示すよ
うな位置、すなわち変位電極21〜25に対向する位置
に形成される。この実施例では、単結晶シリコン基板か
らなる副基板400の表面に、エッチングなどの方法に
より溝401を形成した後、この溝401の底面にアル
ミニウム層を付着させる方法により第2の電極層E2を
形成している。もちろん、第1の電極層E1と同様に不
純物拡散の方法により、この第2の電極層E2を形成し
てもかまわない。要するに、導電性をもった層を形成で
きる方法であればどのような方法によって第2の電極層
E2を形成してもかまわない。ただ、不純物拡散層の形
成や、アルミニウム層の形成による方法は、従来の半導
体プレーナプロセスの技術をそのまま利用することがで
きる点で好ましい。溝401の形成や第2の電極層E2
の形成は、半導体プロセスで用いられるマイクロマシー
ニング技術を利用することにより、きわめて高い精度で
行うことができる。この副基板400のもう1つの特徴
は、横幅が他の基板に比べて少し短くなっており、中央
には縦に長い溝402が形成されている点である。これ
は、後述するように、ワイヤボンディングのための便宜
を図るための工夫である。この副基板400を、図13
の(a) に示すように、主基板100に接合する。こ
の接合にも、陽極接合を用いるのが好ましい。このよう
にして、第1の電極層E1と第2の電極層E2とが、図
の上下で対向することになる。両電極間距離は、できる
だけ狭くした方が静電容量を増やし高感度の測定を行う
上で好ましい。前述したマイクロマシーニング技術を利
用すれば、両電極間距離を数μm程度にすることが可能
である。
【0022】この後、図13の(b) に示すように、
溝402の上方を切断路403によって切除する。更に
、図13の(c) に示すように、各単位領域を切断路
510に沿って切断すれば、図7に示す4つの単位領域
がそれぞれ分離され、センサ中枢部500が完成する。 完成したセンサ中枢部500の斜視図を図14に示す。 副基板400の横幅を短くし、縦に長い溝402を形成
しておいたのは、この図14に示すように、ボンディン
グパッド501を露出させるために他ならない。
【0023】本発明による製造工程II  続いて、各
基板をダイシングした後の工程について説明する。図1
4に示すようなセンサ中枢部500が得られたら、これ
を図15の側断面図に示すように、パッケージ600の
内部に収容する。すなわち、センサ中枢部500の底部
を、パッケージ600の内部に接着すればよい。パッケ
ージ600には、実装用のリード610が取り付けられ
ており、ボンディングパッド501とリード610の内
側端とが、ボンディングワイヤ620によってボンディ
ングされる。この後、パッケージ600に蓋630を被
せて封止すれば、加速度センサが完成する。
【0024】このように、基板単位の製造工程(前述の
製造工程I)に比べて、ダイシング後の各ユニット単位
の製造工程(上述した製造工程II)は非常に簡単であ
る。すなわち、本発明によれば、製造工程のほとんどを
基板単位で行うことができ、大量生産に適した効率よい
製造が可能になる。
【0025】他の実施例   以上、本発明を図示する一実施例について述べたが
、本発明はこの実施例のみに限定されるものではなく、
種々の態様で実施することができる。以下に、別な態様
による実施例を例示する。
【0026】(1)   上述の実施例では、制御基板
300を接合しているが、本発明の基本思想は、補助基
板200によって重錘体と台座とを形成する点にある。 したがって、制御基板300を接合する工程は必ずしも
必要な工程ではない。たとえば、重錘体210の底面を
削るなどして、台座220の厚みより重錘体210の厚
みを若干小さくしておけば、台座220の底面を直接パ
ッケージ600の内部底面に接合してもかまわない。重
錘体210の厚みが若干小さいため、加速度が作用しな
い状態では、重錘体210をパッケージ600の内部底
面から浮いた状態に維持できる。本願特許請求の範囲第
1項に記載された第1の発明は、この基本思想について
の発明であり、制御基板の接合は構成要素にはなってい
ない。 同第2項に記載された第2の発明は、第1の発明に更に
制御基板300を接合する工程を加えたものである。
【0027】(2)   上述の実施例では、加速度セ
ンサを製造する方法を説明したが、磁気センサを製造す
る場合も全く同様の工程を行うことができる。ただし、
加速度センサの場合は、作用部に力を作用させる作用体
が重錘体210であったのに対し、磁気センサの場合、
作用体を磁性体としなければならない。したがって、補
助基板200の材質としては磁性材料を用いることにな
る。
【0028】(3)   図10に示す補助基板200
では、予め溝201を形成している。この溝201は、
後の工程で補助基板200を切断する作業を容易にする
ためのものであり、必ずしも必要なものではない。後に
補助基板200をうまく切断することができれば、溝2
01は不要である。
【0029】(4)   図11に示す制御基板300
では、正方形の溝301を各単位領域ごとに形成したが
、代わりに図17に示すような単位領域にまたがって形
成された細長い溝302を有する制御基板300′を用
いてもかまわない。
【0030】(5)   上述の実施例は、図14に示
すように、ボンディングパッド501と各電極層(図1
4には示されていない)との電気的接続は、主基板内部
の拡散層によって行われている。ところが、図16に示
すセンサ中枢部500′のように、基板上にアルミニウ
ムなどからなる配線層502を形成して両者の電気的接
続を行うタイプのものでは、この配線層502のための
間隙503を確保する必要がある。この場合は、図12
に示す副基板400の代わりに、図18に示すような溝
404を有する副基板400′を用いるようにすればよ
い。
【0031】(6)   前述したように、上述の実施
例では説明の便宜上、図7に示す正方形の基板を用いて
4組のセンサ中枢部を製造する例を述べたが、実際には
図6に示すような円盤状のウエハを用いてより多数のセ
ンサ中枢部が製造できる。もちろん1枚の基板(ウエハ
)により1組のセンサ中枢部のみを製造してもかまわな
い。
【0032】(7)   上述の実施例では、重錘体2
10の周囲の空間は空気で満たされているが、この空間
にシリコンオイルなどを封入すると、衝撃や振動の吸収
効果が得られ、耐衝撃性、耐振動性が向上する。
【0033】(8)   静電容量の変化を信号として
取り出すには、一般に、容量素子に接続された発振回路
、この発振回路の出力を増幅する増幅回路、そして増幅
された信号の周波数を計数する計数回路などが必要とな
るが、主基板100を半導体基板で構成すれば、これら
の回路を主基板100上に形成することもできる。
【0034】(9)   図2および図3に示すように
、ここで述べた実施例では、固定基板10側に1枚の固
定電極11を、変位基板20側に5枚の変位電極21〜
25を形成しているが、逆に、固定基板10側に5枚の
固定電極を、変位基板20側に1枚の変位電極を、それ
ぞれ形成してもよい。
【0035】(10)  また、上述の実施例では、対
向する電極の一方を1枚の電極層、もう一方を5枚の電
極層、でそれぞれ形成している。この場合、検出回路の
構成上、1枚の電極層を共通電極として用いることにな
る。 これに対し、双方ともに5枚の電極層を形成するように
してもかまわない。この場合、5組の完全に独立した容
量素子が構成されることになり、より自由度をもった検
出処理が可能になる。
【0036】(11)  上述の実施例では、図3に示
すような形態で5枚の変位電極21〜25を配し、三次
元方向の加速度を検出しているが、変位電極25を用い
ずにZ軸方向の加速度成分の検出も可能である。すなわ
ち、変位電極21〜24の4枚だけを用いて三次元方向
の加速度検出を行うこともできる(詳細は、特願平2−
274299号明細書参照)。しかしながら、他軸成分
の干渉を抑制した精度良い測定を行う場合には、図3に
示すような5枚の電極配置が理想的である。別言すれば
、Z軸方向成分の検出を、中央に配した電極25で行い
、X軸あるいはY軸方向成分の検出を、その周囲に配し
た電極21〜24で行うのが好ましい。X軸あるいはY
軸方向成分の力が作用した場合、電極25の変位に比べ
て電極21〜24の変位が顕著であることが図4から理
解できよう(電極25は中央に配置されているため、全
体としてみれば変位していないと考えることができる)
。したがって、X軸あるいはY軸方向成分の検出には、
電極21〜24を用いるのが適当である。また、Z軸方
向成分の力が作用した場合、電極21〜24の変位に比
べて電極25の変位が顕著であることが図5から理解で
きよう。したがって、Z軸方向成分の検出には、電極2
5を用いるのが適用である。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、基板単位
で作用体(重錘体あるいは磁性体)と台座とを形成し、
また、必要な電極層の形成も基板単位で行うようにした
ため、静電容量の変化を利用したセンサを効率良く大量
生産することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象となる加速度センサの基本構
造を示す側断面図である。
【図2】図1に示すセンサの固定基板10の下面図であ
る。図2の固定基板10をX軸に沿って切断した断面が
図1に示されている。
【図3】図1に示すセンサの可撓基板20の上面図であ
る。図3の可撓基板20をX軸に沿って切断した断面が
図1に示されている。
【図4】図1に示すセンサの作用点PにX軸方向の力F
xが作用したときの、センサの撓み状態を示す側断面図
である。
【図5】図1に示すセンサの作用点PにZ軸方向の力F
zが作用したときの、センサの撓み状態を示す側断面図
である。
【図6】本発明による製造方法により、基板に単位領域
を定義した状態を示す図である。
【図7】説明の便宜上、より単純な単位領域を定義した
状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係る加速度センサ中枢部の
製造方法の前段階を示す工程図である。
【図9】図8に示す方法に用いる主基板の側断面および
下面を示す図である。
【図10】図8に示す方法に用いる補助基板の側断面図
および下面を示す図である。
【図11】図8に示す方法に用いる制御基板の側断面図
および下面を示す図である。
【図12】図8に示す方法に用いる副基板の側断面図お
よび下面を示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る加速度センサ中枢部
の製造方法の後段階を示す工程図である。
【図14】図13に示す方法で製造された加速度センサ
中枢部を示す斜視図である。
【図15】図14に示す加速度センサ中枢部をパッケー
ジに収容した状態を示す側断面図である。
【図16】本発明の別な実施例に係る方法で製造された
加速度センサ中枢部を示す斜視図である。
【図17】本発明の別な実施例に係る方法に用いる制御
基板の側断面図および上面を示す図である。
【図18】本発明の別な実施例に係る方法に用いる副基
板の側断面図および下面を示す図である。
【符号の説明】
10…固定基板 11…固定電極 20…可撓基板 21〜25…変位電極 30…作用体 100…主基板 101…溝 110…作用部 120…可撓部 130…固定部 200…補助基板 201,202…溝 203…切断路 210…重錘体 220…台座 300,300′…制御基板 301,302…溝 400,400′…副基板 401,402…溝 403…切断路 404…溝 500,500′…センサ中枢部 501…ボンディングパッド 502…配線層 503…配線層用間隙 510…切断路 600…パッケージ 610…リード 620…ボンディングワイヤ 630…蓋 E1…第1の電極層 E2…第2の電極層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の基板の中心部に作用領域、この
    作用領域の周囲に可撓領域、この可撓領域の周囲に固定
    領域、をそれぞれ定義する段階と、前記第1の基板の第
    1の面上に、第1の電極層を形成する段階と、前記可撓
    領域に可撓性をもたせるために、前記第1の基板を部分
    的に除去する加工を行う段階と、前記第1の基板の第2
    の面に、第2の基板の第1の面を接合する段階と、前記
    第2の基板を切断することにより、前記第1の基板の前
    記作用領域に接合しており前記第2の基板の一部分から
    構成される作用体と、前記第1の基板の前記固定領域に
    接合しており前記第2の基板の一部分から構成される台
    座と、を形成する段階と、第3の基板の第1の面上に溝
    を形成し、この溝の底面に第2の電極層を形成し、この
    第2の電極層が前記第1の電極層に対して所定間隔をも
    って対向するように、前記第3の基板を前記第1の基板
    に接合する段階と、を有することを特徴とする抵抗素子
    を用いたセンサの製造方法。
  2. 【請求項2】  第1の基板の中心部に作用領域、この
    作用領域の周囲に可撓領域、この可撓領域の周囲に固定
    領域、をそれぞれ定義する段階と、前記第1の基板の第
    1の面上に、第1の電極層を形成する段階と、前記可撓
    領域に可撓性をもたせるために、前記第1の基板を部分
    的に除去する加工を行う段階と、前記第1の基板の第2
    の面に、第2の基板の第1の面を接合する段階と、前記
    第2の基板を切断することにより、前記第1の基板の前
    記作用領域に接合しており前記第2の基板の一部分から
    構成される作用体と、前記第1の基板の前記固定領域に
    接合しており前記第2の基板の一部分から構成される台
    座と、を形成する段階と、第3の基板の第1の面上に、
    前記作用体が所定の自由度をもって動きうるような溝を
    形成した後、この第3の基板の前記第1の面を前記第2
    の基板の第2の面に接合する段階と、第4の基板の第1
    の面上に溝を形成し、この溝の底面に第2の電極層を形
    成し、この第2の電極層が前記第1の電極層に対して所
    定間隔をもって対向するように、前記第4の基板を前記
    第1の基板に接合する段階と、を有することを特徴とす
    る静電容量の変化を利用したセンサの製造方法。
  3. 【請求項3】  第1の基板上に複数の単位領域を定義
    し、各単位領域内において、その中心部に作用領域、こ
    の作用領域の周囲に可撓領域、この可撓領域の周囲に固
    定領域、をそれぞれ定義する段階と、前記第1の基板の
    第1の面上に、第1の電極層を形成する段階と、前記各
    可撓領域に可撓性をもたせるために、前記第1の基板を
    部分的に除去する加工を行う段階と、前記第1の基板の
    第2の面に、第2の基板の第1の面を接合する段階と、
    前記第2の基板を切断することにより、各単位領域にお
    いて、前記第1の基板の前記作用領域に接合しており前
    記第2の基板の一部分から構成される作用体と、前記第
    1の基板の前記固定領域に接合しており前記第2の基板
    の一部分から構成される台座と、を形成する段階と、第
    3の基板の第1の面上に複数の溝を形成し、この各溝の
    底面に第2の電極層を形成し、この第2の電極層が前記
    第1の電極層に対して所定間隔をもって対向するように
    、前記第3の基板を前記第1の基板に接合する段階と、
    前記第1、第2、および第3の基板を、各単位領域ごと
    に切り離し、それぞれ独立したセンサを形成する段階と
    、を有することを特徴とする抵抗素子を用いたセンサの
    製造方法。
  4. 【請求項4】  第1の基板上に複数の単位領域を定義
    し、各単位領域内において、その中心部に作用領域、こ
    の作用領域の周囲に可撓領域、この可撓領域の周囲に固
    定領域、をそれぞれ定義する段階と、前記第1の基板の
    第1の面上に、第1の電極層を形成する段階と、前記各
    可撓領域に可撓性をもたせるために、前記第1の基板を
    部分的に除去する加工を行う段階と、前記第1の基板の
    第2の面に、第2の基板の第1の面を接合する段階と、
    前記第2の基板を切断することにより、各単位領域にお
    いて、前記第1の基板の前記作用領域に接合しており前
    記第2の基板の一部分から構成される作用体と、前記第
    1の基板の前記固定領域に接合しており前記第2の基板
    の一部分から構成される台座と、を形成する段階と、第
    3の基板の第1の面上に、前記作用体が所定の自由度を
    もって動きうるような溝を形成した後、この第3の基板
    の前記第1の面を前記第2の基板の第2の面に接合する
    段階と、第4の基板の第1の面上に複数の溝を形成し、
    この各溝の底面に第2の電極層を形成し、この第2の電
    極層が前記第1の電極層に対して所定間隔をもって対向
    するように、前記第4の基板を前記第1の基板に接合す
    る段階と、前記第1、第2、第3および第4の基板を、
    各単位領域ごとに切り離し、それぞれ独立したセンサを
    形成する段階と、を有することを特徴とする静電容量の
    変化を利用したセンサの製造方法。
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