JPH05288720A - 超音波振動計測による試料評価方法 - Google Patents

超音波振動計測による試料評価方法

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JPH05288720A
JPH05288720A JP4090818A JP9081892A JPH05288720A JP H05288720 A JPH05288720 A JP H05288720A JP 4090818 A JP4090818 A JP 4090818A JP 9081892 A JP9081892 A JP 9081892A JP H05288720 A JPH05288720 A JP H05288720A
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ultrasonic vibration
light
wave
measurement
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JP4090818A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takamatsu
弘行 高松
Masaru Akamatsu
勝 赤松
Akio Suzuki
紀生 鈴木
Akio Arai
明男 新井
Toshiyuki Yanai
敏志 柳井
Gakuo Ogawa
岳夫 小川
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料の温度変化,プラズマ密度の変化等によ
る試料の反射率の変化,試料の機械的振動,レーザ光路
における空気層のゆらぎといった外乱などの影響を受け
ることなく試料の超音波振動を計測し得る超音波振動計
測による試料評価方法。 【構成】 パルスレーザ2からのパルス光により試料1
に所定周波数の超音波振動を誘起すると共に,He−N
eレーザ4により試料1に照射される測定用の放射光の
試料1での反射光(ビーム1)と放射光(ビーム2)と
の干渉光を光電変換器8により検出する際に,ビーム
1,2間で周期差を与えて検出データをビート波Eとな
す。発振器11によりビート波Eと同位相の正弦波R1
を発生させてビート波Eに乗じた値の上記超音波振動の
周波数帯域の成分S1と,正弦波R1と90°位相の異
なる正弦波R2をビート波Eに乗じた値の上記超音波振
動の周波数以下の成分S2との比S0に基づいて試料1
の超音波振動を計測するように構成されている。上記構
成により外乱などの影響を受けずに高精度で試料評価を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料に超音波振動を誘起
し,これにより生じる試料表面の振動を測定して試料の
欠陥等を評価する試料評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】試料に周期的に強度変調した励起光を照
射すると,試料はこの光の吸収により発熱し,これによ
り熱膨張する。照射光は周期的に強度変調しているた
め,発熱による試料の温度変化は周期的となり,試料は
熱膨張をおこす。これらの熱応答を計測することにより
試料を評価する手法は光音響計測技術として知られてい
る。図3はマイケルソン型レーザ光干渉法により試料の
熱膨張振動を計測する手法を示したものである(Mirand
a,APPLID OPTICS Vo122,No18,P2882(1983))。ここに
61は被測定試料,62は試料に熱膨張振動を与えるた
めの励起光源であり,チョッパー63により励起光源6
2からの光を強度変調し,試料61に照射する。この熱
膨張振動をレーザ光干渉法により計測する。そのために
測定用レーザ64からの光を半透鏡65で二分し,一方
を試料の熱膨張測定点に,他方を空間的に固定した鏡6
6に照射させ,これらからの反射光を干渉させ光電変換
器67で受光する。光電変換器67からの電気出力Eは
次式で表される。 E=C1 +C2 ・cos(P(t)+Φ)…(1′) ここで,C1 ,C2 及びΦは試料61や干渉計の構成や
光電変換係数等に依存する定数,P(t)は励起光照射
による熱膨張振動による試料の表面変位による位相変化
であり,この計測により試料の熱膨張振動(位相Φ及び
振幅L)を計測することにより試料評価を行うことがで
きる。しかし,上記手法では励起光の熱拡散長内の情報
しか得られないため,試料深部を評価できない。そこ
で,図4に示す如く試料の裏面に超音波振動を誘起する
パルス光を照射し,この超音波振動を試料の表面あるい
は照射点から離れた地点で検出する(この手法も一般的
に知られている)。この時の検出データである光電変換
器67からの電気出力も上記(1′)式で表される。た
だし,式中のP(t)は超音波振動による試料の表面変
位による位相変化である。そして,検出される超音波振
動には超音波伝搬中の情報を含んでおり,試料内部の欠
陥,表面クラック等が検出できる。このように,マイケ
ルソン型レーザ光干渉法を応用することにより超音波振
動計測による試料深部の評価をも行うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,マイケルソン
型レーザ光干渉法を応用することにより試料の超音波振
動を計測する手法では,前記(1′)式における定数C
1 ,C2 及びΦの変化が外乱として測定精度を低下させ
る。例えば励起光照射による試料の温度変化およびプラ
ズマ(電子,ホール)密度の変化(半導体試料の場合)
により試料の反射率が変化する場合がある。この場合,
干渉光の信号は反射率変化に伴う外乱信号を含んでいる
ことになり,干渉光の信号から超音波振動を正確に計測
できない。また,試料に上下動以外の機械的振動(たわ
み,傾き振動等)が存在する場合,試料の機械的振動及
びレーザ光路における空気層のゆらぎを相殺することが
出来なくなる。これらも外乱信号となり,超音波の振動
変位の測定精度を低下させる。さらに試料の表面が粗面
の場合,反射光が散乱されてその強度,位相が変化す
る。このため,測定精度の低下を招きやすい。従って本
発明が目的とするところは,試料の温度変化,プラズマ
密度の変化等による試料の反射率の変化,試料の機械的
振動,レーザ光路における空気層のゆらぎといった外乱
などの影響を受けず,試料の超音波振動を計測すること
のできる超音波振動計測による試料評価方法を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,試料に所定周波数の超音波振動を誘起する
と共に,上記試料に照射される測定用の放射光の該試料
での反射光と該放射光との干渉光を検出し,上記干渉光
の検出データに基づいて上記試料の超音波振動を計測し
て試料評価を行う超音波振動計測による試料評価方法に
おいて,上記放射光と反射光との間で所定の周期差を与
えて上記検出データを該周期差に対応するビート波とな
し,上記ビート波に対して所定の位相をなす正弦波を該
ビート波に乗じた値の上記超音波振動の周波数帯域の周
波数成分と,上記正弦波に対して90°位相の異なる正
弦波を該ビート波に乗じた値の上記超音波振動の周波数
帯域より小さい周波数成分との比に基づいて上記試料の
超音波振動を計測することを特徴とする超音波振動計測
による試料評価方法として構成されている。又,上記干
渉光は複数の位置で検出することもできる。更に,上記
試料に照射される測定用の放射光と該放射光の該試料で
の反射光とを光ファイバにより導光することもできる。
更に,上記所定の位相を上記ビート波と同位相とするこ
ともできる。更に,上記所定の位相を変化させつつ上記
試料の超音波振動を計測することもできる。
【0005】
【作用】本発明によれば,試料に所定周波数の超音波振
動を誘起すると共に,上記試料に照射される測定用の放
射光の該試料での反射光と該放射光との干渉光を検出
し,上記干渉光の検出データに基づいて上記試料の超音
波振動を計測する際に,上記放射光と反射光との間で所
定の周期差を与えることにより上記検出データが該周期
差に対応するビート波となる。上記ビート波に対して所
定の位相をなす正弦波を該ビート波に乗じた値の上記超
音波振動の周波数帯域の周波数成分と,上記正弦波に対
して90°位相の異なる正弦波を該ビート波に乗じた値
の上記超音波振動の周波数帯域より小さい周波数成分と
の比に基づいて上記試料の超音波振動が計測される。
又,上記干渉光を複数の位置で検出することにより,試
料の表面が粗面の場合でもその表面からの反射光(散乱
光)がより確実に捕らえられるため,試面の表面状態の
影響を受けにくくなる。更に,上記試料に照射される測
定用の放射光と該放射光の該試料での反射光とを光ファ
イバにより導光することにより検出点の移動が容易とな
ると共に,試料の表面が粗面の場合でもその表面からの
散乱光がより確実に集光され,上記と同様に試料の表面
状態の影響を受けにくくなる。更に,上記所定の位相を
上記ビート波に対して同位相とすることにより該ビート
波に含まれる超音波振動成分が強調される。更に,上記
所定の位相を変化させつつ上記試料の超音波振動を計測
することにより,超音波振動成分が最も強調される位相
をカバーした計測を行うことができる。その結果,試料
の温度変化,プラズマ密度の変化等による試料の反射率
の変化,試料の機械的振動,レーザ光路における空気層
のゆらぎといった外乱などの影響を受けることなく試料
の超音波振動を計測することができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る超音波振動計測によ
る試料評価装置Oの概略構成を示す全体回路図,図2は
他の実施例に係る部分回路図である。本実施例に係る試
料評価方法は,基本的には前記図3の従来例と同様のレ
ーザ光干渉法により試料の熱膨張振動を計測するもので
ある。しかし,本実施例では測定用放射光と試料での反
射光との間で所定の周期差を与えて,これらの光の干渉
光を処理することにより外乱要素などを除去した点で従
来例と異なる。以下,本実施例においては主として上記
従来例と異なる部分について説明し,従来例と同様の部
分については既述のとうりであるので,その詳細説明は
省略する。
【0007】図1に示す如く本実施例に係る試料評価装
置Oでは,試料1の裏面にパルスレーザ2よりレーザ光
を照射し,試料1に超音波振動3を誘起する。超音波振
動3は試料1中を伝搬し,試料1の表面に振動変位をも
たらす。この変位をレーザ光干渉法で計測し,試料1の
内部を評価する。次に,この装置Oによる計測原理につ
いて述べる。測定用レーザ4として,He−Neレーザ
を用い,この放射光を半透鏡HM1でビーム1およびビ
ーム2に二分する。その一方(ビーム1)は音響光学変
調器5で光の振動周波数をFbシフトする。この光を光
ファイバの一種であるマルチモードファイバ6で導光す
る。導光されたビーム1をレンズLで集光し,試料1に
照射する。ビーム1の試料1での反射光は,再びマルチ
モードファイバ6で導光する。そして,半透鏡HM2で
反射させ,半透鏡HM3でビーム2と干渉させる。この
干渉光を空間フィルタ7を通して光電変換器8で受光す
る。光電変換器8からの出力をフィルタ9に通した後の
信号(ビート波信号)Eは次式で表される。 E=A・cos(2πFbt+P(t)+Φ) …(1) ここで,Aは試料1の表面状態,干渉光学系等に依存す
る関数,P(t)は超音波振動3による試料1の表面の
変位によるビーム1の位相変化,ΦはP(t)が零(前
記変位が無い)のときのビーム1,ビーム2間の光路長
差による位相差である。又,一般に試料1の表面状態の
変化や機械的振動,干渉系の外乱振動,レーザ光路中の
空気層のゆらぎにより,AおよびΦは変動する。P
(t)は試料1が超音波振動3によりL(t)なる表面
変位を生じたとき,次式で表される。 P(t)=(4π/λ)・L(t) (λは光の波長) …(2)
【0008】次に,信号Eのビート波に対して同位相の
信号R1を生成する。即ち,発振器11により周波数F
bなる正弦波信号R1を生成する。信号R1は次式で表
される。 R1=R・cos(2πFbt+s) (R,sは定数) …(3) 信号R1を乗算器10により信号Eに乗算して信号V1
とする。信号V1はL(t)がλに比べ十分小さいと
き,次式で表される。 V1〜K1 ・A・cos(Φ−s) −K1 ・A・sin(Φ−s)・L(t) +K12・A・cos(4πFbt+P(t)+Φ+s) (K1 ,K12は定数) …(4) この信号V1の第1項目はA,Φの外乱等による空気層
のゆらぎ等による交流成分であり,一般には数KHz以下
の低周波で成分である。第 2項目はL(t)による超音
波振動成分であり,10KHz〜100MHz程度の周波数
帯域にある。第3項目は任意に設定可能な高周波成分で
あり,本実施例では200MHz程度の高周波成分とす
る。従って,測定すべき超音波の周波数帯を透過するバ
ンドパスフィルタ14により4式の第2項の信号S1を
抽出することができる。信号S1は次式で表される。 S1=−K1 ・A・sin(Φ−s)・L(t) …(5) 次に,信号Eのビート波に対して位相が90°異なる信
号R2を生成する。即ち,信号R1の位相を位相シフタ
12により90°シフトして信号R2を生成する。信号
R2は次式で表される。 R2=R・sin(2πFbt+s) …(6) 信号R2を乗算器13により信号Eに乗算して信号V2
とする。信号V2はL(t)がλに比べて十分小さいと
き,次式で表される。 V2〜K2 ・A・sin(Φ−s) +K2 ・A・cos(Φ−s)・L(t) −K22・A・sin(4πFbt+P(t)+Φ+s) (K2 ,K22は定数) …(7) この信号V2の第1項,第2項,第3項は信号V1と同
様の各周波数帯域の周波数成分である。従って,測定す
べき超音波の周波数以下の低周波の周波数帯を透過する
ローパスフィルタ15により7式の第一項の信号S2を
抽出することができる。信号S2は次式で表される。 S2=K2 ・A・sin(Φ−s) …(8) そして,演算器16により信号S1と信号S2との比S
0を算出する。比S0は次式で表される。 S0=K・L(t) (Kは定数) …(9) これにより,超音波振動L(t)を求めることができ
る。
【0009】ここで,比S0には,試料1の温度変化,
プラズマ密度の変化等による試料の反射率の変化,試料
1の機械的振動,空気層のゆらぎ,ファイバの振動,測
定光学系の振動等,外乱により変動する上記(1)式に
おけるAおよびΦを含んでいない。従って,これら外乱
などの影響を受けずに,安定して試料1の超音波振動を
計測できる。その結果,高精度で試料1の評価を行うこ
とができる。上記(5),(8)式において,sin
(Φ−s)が小さい時,信号S1,S2が小さくなる。
このため,比S0の算出値の精度も低下する。この場
合,Φ−sを変化させることにより,sin(Φ−s)
を大きくすることができる。これにより,比S0の算出
値の精度を低下させずに高精度で超音波振動を計測する
ことができる。Φ−sを変化させて測定する際に,時間
的に変化させても良いが,Φ−sの異なる回路を複数設
けて各々からの信号S1,S2の比S0を並列演算する
ことも可能である。又,上記実施例では,ビーム1をマ
ルチモードファイバ6で集光して,導光し,ビーム2と
干渉させる光学系としている。このため,試料1上の検
出点を移動させて広域な測定を行うことができる。そし
て,試料1が粗面の場合でもビーム1の放射光(散乱
光)をより確実に集光することができる。ビーム1は従
来例と同様に空間に放射されてもよく,この場合は,光
電変換器8を移動させるか又は複数個設けることによ
り,試料1の表面からの散乱光をより確実に捕らえて検
出することができる。このようにして,試料1の表面状
態の影響により超音波振動の計測精度が低下することを
防ぐことができる。又,上記実施例では,信号R1を信
号Eと同位相としている。このため,両信号R,E間で
位相が異なる場合に比べて信号Eに含まれる超音波振動
成分であるL(t)が強調され,上記外乱の影響を受け
なくなる。従って,超音波振動の計測精度を向上させる
ことができる。更に,信号R1,E間の位相を変化させ
つつ,超音波振動を計測することにより,超音波振動成
分L(t)が最も強調される位相をカバーした広範囲の
計測を行うこともできる。この場合,計測精度を一層高
めることができる。更に,上記実施例では信号Eに信号
R1と,信号R1に対して位相を90°シフトした信号
R2とを乗算して信号V1,V2を算出したが,信号R
1の位相をシフトする代わりに信号Eの位相をシフトし
ても良い。即ち,図2に示す如く,位相シフタ17によ
り信号Eの位相を90°シフトすることによっても,同
様の信号V1,V2が得られ,上記実施例と同様の効果
が得られる。更に,超音波振動誘起用のパルスレーザ2
からパルス光を繰り返し照射して,各々のパルスに対す
る出力(比S0)を同期加算することにより,S/Nを
高めることもできる。尚,上記実施例では,試料1に超
音波振動を誘起するためにパルスレーザ2を用いたが,
実使用に際しては例えば圧電体などを利用しても何ら支
障はない。尚,上記実施例では,測定用レーザとしてH
e−Neレーザ1を用いたが,色素レーザ等波長可変光
源を用いれば,試料3の分光的評価が可能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る超音波振動による試料評価
方法は,上記したように構成されているため,試料の温
度変化,プラズマ密度の変化等による試料の反射率の変
化,試料の機械的振動,レーザ光路における空気層のゆ
らぎといった外乱などの影響を受けることなく試料の超
音波振動を計測することができる。その結果,高精度で
試料の評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る超音波振動による試
料評価装置Oの概略構成を示す全体回路図。
【図2】 他の実施例に係る部分回路図。
【図3】 従来のマイケルソン型干渉法を示す説明図。
【図4】 マイケルソン型干渉法を応用して試料の超音
波振動を計測する手法を示す説明図。
【符号の説明】
1…試料 2…パルスレーザ(誘起用レーザ) 3…超音波 4…He−Neレーザ(測定用レーザ) 5…音響光学変調器 8…光電変換器 10,13…乗算器 11…発信器 12…位相シフタ 14…バンドパスフィルタ 15…ローパスフィルタ 16…演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳井 敏志 神戸市東灘区北青木2−10−6 E6612 (72)発明者 小川 岳夫 神戸市西区美賀多台1−4−1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に所定周波数の超音波振動を誘起す
    ると共に,上記試料に照射される測定用の放射光の該試
    料での反射光と該放射光との干渉光を検出し,上記干渉
    光の検出データに基づいて上記試料の超音波振動を計測
    して試料評価を行う超音波振動計測による試料評価方法
    において,上記放射光と反射光との間で所定の周期差を
    与えて上記検出データを該周期差に対応するビート波と
    なし,上記ビート波に対して所定の位相をなす正弦波を
    該ビート波に乗じた値の上記超音波振動の周波数帯域の
    周波数成分と,上記正弦波に対して90°位相の異なる
    正弦波を該ビート波に乗じた値の上記超音波振動の周波
    数帯域より小さい周波数成分との比に基づいて上記試料
    の超音波振動を計測することを特徴とする超音波振動計
    測による試料評価方法。
  2. 【請求項2】 上記干渉光を複数の位置で検出する請求
    項1記載の超音波振動計測による試料評価方法。
  3. 【請求項3】 上記試料に照射される測定用の放射光
    と,該放射光の該試料での反射光とを光ファイバにより
    導光する請求項1記載の超音波振動計測による試料評価
    方法。
  4. 【請求項4】 上記所定の位相が上記ビート波と同位相
    である請求項1,2又は3記載の超音波振動計測による
    試料評価方法。
  5. 【請求項5】 上記所定の位相を変化させつつ上記試料
    の超音波振動を計測する請求項1,2又は3記載の超音
    波振動計測による試料評価方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011013130A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 基板内部検査装置、基板内部検査方法、及び基板の製造方法
CN103234941A (zh) * 2013-04-17 2013-08-07 中国工程物理研究院流体物理研究所 亚声速切向气流下材料激光反射率动态测量装置及方法
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US9134279B2 (en) 2010-08-27 2015-09-15 Hitachi, Ltd. Internal defect inspection method and apparatus for the same

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