JP3150239B2 - 微小周期振動変位の測定装置 - Google Patents
微小周期振動変位の測定装置Info
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Description
定装置に関するものであり、特に画像により弾性体表面
の微小周期振動変位を測定する装置に関するものであ
る。
ス、例えば超音波モータ、弾性表面波素子、光学弾性波
素子等は、近年その重要性が増大しつつあり、盛んに研
究がなされている。これらにおいて伝播する弾性波の挙
動は大変複雑であり、これを測定または観測する手段が
種々考えられてきている。
伝播する弾性波を1点で測定するシステムを示すもので
あり、これらは通常光プローブ法と呼ばれている技術で
ある。
ーザビームを照射し、その1次回折光を検出する従来例
の1つである。同図において、101は被測定物たる弾
性表面波素子、102はレーザ光源、103は光検出
器、104は直接反射光と1次回折光とを分離するため
のスリット、105は弾性表面波素子を載置した可動ス
テージ、106は該ステージの位置を測定するポテンシ
ョメータ、107は弾性表面波素子101に弾性表面波
を励起させるための発振器、109は弾性表面波素子1
01に入力される信号を或る周期でON・OFFするた
めのパルス発生器、108はミキサー、110はパルス
発生器109と同期した信号を検出するためのロックイ
ンアンプ、111はX−Yレコーダである。レーザ光が
照射されている部分に弾性表面波が伝播していると、弾
性表面波による素子の表面の凹凸によって弾性表面波の
進行方向とその逆方向とに回折光が発生する。この時、
1次回折光と直接反射光とを測定することにより、弾性
表面波の振幅強度が測定される。
渉計で弾性波を観測する従来例の1つである。同図にお
いて、11は光源、112,112’は方向性結合器、
113は遅延ループ、114は短い光路、115は集光
レンズ、116は受光素子、12は被測定物である。光
源11から出射したレーザ光は方向性結合器112で遅
延ループ113と短い光路114とに分割される。遅延
ループ113を通過し、方向性結合器112’を経て、
被測定物12の測定面で反射し、短いループ114を通
って再び方向性結合器112を通過して受光素子116
に達した光と、逆のルートで受光素子116に達した光
との干渉で被測定物たる弾性体の表面変位を測定する。
例である。本システムの場合、レーザ光源Sからの光を
超音波回折セル121で回折させ、スリットS1を通過
させた後、非回折光をレンズL1で広げ、被測定物12
0の観測したい範囲全体を照射している。この方式では
超音波回折セル121で回折した光と被測定物120上
を伝播する弾性表面波によって回折された光との干渉で
感光板hrgにホログラムが形成される。L2,L3は
レンズであり、S2はスリットである。L4,L5はレ
ンズ、S3はスリット、SCRは再生像形成スクリーン
である。122はホログラム作成用光学系であり、12
3は弾性波伝播パターンの再生用光学系である。このシ
ステムにおいては、再生用光学系123でホログラムh
rgを照射することにより、弾性表面波の振幅強度だけ
でなく、位相情報も観測できる。
「弾性表面波工学;電子通信学会第6章測定技術」に記
載されており、図11のシステムは弾性波素子技術第1
50委員会第25回研究会資料「リング干渉方式による
圧電振動の計測と評価;大木、嶋、塩崎」に記載されて
いる。
簡便ではあるが、素子の表面に弾性表面波が伝播する際
に形成される凹凸を回折格子として用いるため、弾性表
面波の波長がレーザビーム径に対して十分大きいことが
必要である。この理由から、弾性表面波がレーザビーム
径の範囲内で位相がそろって伝播していない場合、回折
光の検出が困難であり、弾性表面波の波長レベルの観測
はできない。また、弾性表面波の振幅の大きさはレーザ
の0次光と1次回折光との比から求められるが、位相情
報は得られない。
幅の大きさ及び位相の情報が得られ、高い周波数でも感
度よく測定できる。しかしながら、光プローブ法の場
合、1点のデータのみしか得られないので、高精度のス
テージコントローラが必要になる。
ラムを作成しなければならず面倒であるという問題が生
じる。
に鑑み、被測定物の表面変位を広い範囲で同時に容易に
測定でき、しかも振幅強度に加えて位相をも検出できる
変位測定装置を提供することを目的とするものである。
如き目的を達成するものとして、圧電体に周期的な電気
信号を与え、その信号によって励起された機械振動の表
面変位を光学的に測定する装置において、圧電体に入力
される電気信号の周期と光源の発光周期とをわずかに異
ならせ、前記圧電体の表面変位を該圧電体に入力される
電気信号の周期と光源発光周期との差に基づくビート信
号として測定することを特徴とする微小周期振動変位の
測定装置、が提供される。
位を測定するための手段の光学系としては、マイケルソ
ン型干渉計を含んでなるものや、フィゾー型干渉計を含
んでなるものや、ファブリーペロー型干渉計を含んでな
るものを用いることができる。
法の実行のための手段を有するものを用いることができ
る。
するための手段を有し、得られる複数の干渉縞の画像デ
ータをつなぎあわせ合成する手段を有するものを用いる
ことができる。
入力される電気信号はバースト信号であり、前記圧電体
に電気信号が入力されていない時間帯では前記光源が発
光しないように制御されるか、同時間帯では前記画像入
力手段のシャッターが閉じられるように制御される。こ
れによれば、装置の発熱や疲労劣化が防止される。
半導体レーザである。該半導体レーザとしては多量子井
戸型半導体レーザを用いることができる。
施例を説明する。
ケルソン型干渉計を用いて光学系を構成した例である。
11は光源、12は被測定物(圧電体)、13は干渉計
の参照面、131は該参照面を前後に移動する機構、1
4はCCDなどの画像入力手段、15はビームスプリッ
タ(ハーフミラー)、16はレンズ、17は被測定物
(圧電体)に入力する信号の発生器(発振器)、18は
パルス発生器、19は画像データを蓄積するフレームメ
モリ、20はCRTなどの画像表示手段である。パルス
発生器18は、被測定物12への入力信号の発生器17
に同期しており、光源11の発光を制御する。
おいて、w1,w2は光源11から出力された2つの平
行な光線成分であり、ビームスプリッタ15はw1,w
2に対して45°の角度をなして挿入されている。これ
ら光線成分w1,w2はビームスプリッタ15により分
割され、一部が反射されて被測定物12の測定面に垂直
に入射し、他の一部が透過して参照面13に垂直に入射
する。それぞれのビームが被測定面または参照面で反射
されて、再びビームスプリッタ15に到達した地点での
電界は以下のようになる: Er1=Ar1Sin(ω1 t−2Lr1/λ1 +φ1 ) …(1) Er2=Ar2Sin(ω1 t−2Lr2/λ1 +φ2 ) …(2) Es1=As1Sin(ω1 t−2Ls1/λ1 +φ1 ) …(3) Es2=As2Sin(ω1 t−2Ls2/λ1 +φ2 ) …(4) ここで、Er1はビームw1がビームスプリッタ15を透
過し、参照面13で反射され、再びビームスプリッタ1
5に到達したときの電界、Er2はビームw2が同様な経
路でビームスプリッタ15に到達したときの電界、Es1
はビームw1がビームスプリッタ15で反射され、被測
定物12の測定面で反射され、ビームスプリッタ15を
透過したときの電界、Es2はビームw2が同様な経路で
ビームスプリッタ15を透過したときの電界である。ま
た、Ar1,Ar2,As1,As2はそれぞれの電界の振幅、
ω1 ,λ1 は光源の光の角周波数と波長、tは時間、L
r1,Lr2,Ls1,Ls2はビームw1,w2が、ビームス
プリッタ15から参照面、測定面までの距離、φ1,φ
2はビームw1,w2の初期位相である。
光強度Io1,Io2は、(1)式のビームと(3)式のビ
ームとの干渉、(2)式のビームと(4)式のビームと
の干渉であるから、次式で表される: Io1=(Er1+Es1)2 =Ar1 2 /2 +As1 2 /2 −(Ar1 2 /2)Cos2(ω1 t−2Lr1/λ1 +φ1 ) −(As1 2 /2)Cos2(ω1 t−2Ls1/λ1 +φ1 ) −Ar1As1Cos(2ω1 t+2φ1 −2(Lr1+Ls1)/λ1 ) +Ar1As1Cos(2(Lr1−Ls1)/λ1 ) …(5) Io2=(E2r+E2s)2 =Ar2 2 /2 +As2 2 /2 −(Ar2 2 /2)Cos2(ω1 t−2Lr2/λ1 +φ2 ) −(As2 2 /2)Cos2(ω1 t−2Ls2/λ1 +φ2 ) −Ar2As2Cos(2ω1 t+2φ2 −2(Lr2+Ls2)/λ1 ) +Ar2As2Cos(2(Lr2−Ls2)/λ1 ) …(6) (5)式及び(6)式の右辺の第1項及び第2項は参照
面または干渉面までの距離に依存しない直流成分、第3
項〜第5項は光の2倍の周波数の成分で、画像入力手段
14では検出されない。第6項のみが参照面と干渉面と
の距離の差に依存する成分であり、もし、測定面に弾性
波による変位がなく、2つのビームの強度が等しい場合
は、(5)式及び(6)式の第6項は等しくなり、画像
入力手段14では均一の明るさが検出される。Ls1とL
s2は測定面に弾性波による変位がない場合の距離L
s10 ,Ls20 と、2つのビームが測定面に当たる点s
1,s2の距離dと、点s2における弾性波の初期位相
θとによって(7)式及び(8)式のように書き表すこ
とができる: Ls1=Ls10 +aSin(ω2 t+θ+d/λ2 ) …(7) Ls2=Ls20 +aSin(ω2 t+θ) …(8) ここで、aは弾性波の振幅、ω2 は弾性波の角周波数、
λ2 は弾性波の波長である。
を有するため、弾性波の周期がこの画像入力手段14の
積分時間より十分短い場合、すなわち画像入力手段14
の応答周波数が弾性波の周波数より低い場合、(7)式
及び(8)式の第2項が平均化され、変位が観測されな
い。そこで、本参考例では光源が弾性波の角周波数ω2
に同期してパルス発光する。図2においては、弾性波の
位相が実線で表される時刻t0 において発光した後、弾
性波の位相が逆になる時刻t1 では発光せず、弾性波が
進行し、再び実線の位相になる時刻t2 において再び発
光することによって、光源が発光している間は常に
(7)式及び(8)式で表される距離Ls1,Ls2が固定
されるため、画像入力手段14で積分される各点の光量
も固定され、干渉縞が観測できる。
の波長以下の変位を観測する場合、参照面を波長レベル
で移動し、干渉縞を走査する方法(いわゆるフリンジス
キャン法)がよく用いられる。参照面を前後に移動する
機構131はこのための機構であり、以下にその原理を
説明する。
I1ac ,I2ac とおき、これらに(7)式及び(8)式
を代入すると、次の様になる: I1ac =Ar1As1Cos(2(Lr1−Ls10 −aSin(ω2 t+θ+d/λ2 ))/λ1 ) =A01Cos(A2 Sin(ω2 t+θ+d/λ2 )+ψ1 ) …(9 ) I2ac =Ar2As2Cos(2(Lr2−Ls20 −aSin(ω2 t+θ))/λ1 ) =A02Cos(A2 Sin(ω2 t+θ)+ψ2 ) …(10) (ここで、A01=Ar1As1,A02=Ar2As2,A2 =−
2a/λ1 ,ψ1 =2(Lr1−Ls10 )/λ1 ,ψ2 =
2(Lr2−Ls20 )/λ1 =ψ1 ) ここで、ψ1 (またはψ2 )についてλ1 の範囲で積分
する。すなわち、参照面を移動することによってLr1,
Lr2をλ1 の範囲で変化させ、それぞれの参照面の位置
で取り込んだ画像データをフレームメモリ上で積算す
る。これによって、上記(9)式及び(10)式は(1
1)式及び(12)式のようになり、弾性波による干渉
縞の位相変化が正弦波関数のもっとも感度が高い0度を
中心とした変化となる: S1ac =∫I1ac dψ1 =A01Sin(A2 Sin(ω2 t+θ+d/λ2 )) …(11) S2ac =∫I2ac dψ1 =A02Sin(A2 Sin(ω2 t+θ)) …(12) さらに、弾性波による測定面の変位の2倍を光源の波長
λ1 で規格化した値A2 が十分小さい場合、S1ac ,S
2ac は(13)式及び(14)式となり、弾性波による
干渉縞の位相変化が正弦波関数で与えられる: S1ac =A01A2 Sin(ω2 t+θ+d/λ2 ) …(13) S2ac =A02A2 Sin(ω2 t+θ) …(14) 実際のフリンジスキャン法では、参照面を前後に移動す
る機構131にピエゾ素子などを用い、参照面の位置を
波長レベルで制御し、例えば90°ずつ位相をずらして
4つの画像データを取り込み、これらの積算をする。本
参考例においてもこのような手法を用いることができ
る。
の測定面31が平坦でない場合に、弾性波が伝播する様
子を示している。この場合、参考例1と同じように時刻
t0 ,t2 と同位相のときのみ光源が発光すると、この
位相状態における弾性波による表面変位と測定面の平面
からのずれとが重なって実線の変位32が観測される。
ここで、t0 ,t2 とは逆の位相となる時刻t1 と同位
相となるときのみ光源が発光するようにして同じように
被測定物の測定面を観測すると図3における点線の変位
33が観測される。図1のフレームメモリ19で時刻t
0,t2 と同位相のときの画像データと時刻t1 と同位
相のときの画像データとの差をとれば、測定面31の平
面からのずれがキャンセルされ、弾性波による表面変位
の変化のみが観測できる。
じ構成で、光源のパルス発光周期2π/ωo と弾性波の
周期2π/ωs とをわずかにずらした時に観測される弾
性波の位相を示している。同図においては、測定面のあ
る点の変位を縦軸に、時間を横軸にとっている。ここ
で、周期2π/ωs の弾性波を、周期2π/ωo のパル
ス光源で照射し、その変位を検出すれば、波線のように
光源のパルス発光周波数と弾性波の周波数とのビートの
周期2π/|ωo −ωs |で弾性波が変位しているかの
ようになる。ビートの周期2π/|ωo −ωs |が画像
入力手段14の積分時間より十分長ければ弾性波による
測定面の変位が観測される。
は、フィゾー型干渉計を用いて光学系を構成した例であ
る。11は光源、12は被測定物(圧電体)、13は干
渉計の参照面、131は参照面を前後に移動する機構、
14はCCDなどの画像入力手段、15,15’はビー
ムスプリッタ(ハーフミラー)、16はレンズ、17は
被測定物(圧電体)に入力する信号の発生器(発振
器)、18はパルス発生器、19は画像データを蓄積す
るフレームメモリ、20はCRTなどの画像表示手段、
21は測定面に結像するためのレンズである。光源11
から出射された光はビームスプリッタ15’で下に向
き、レンズ21を介してビームスプリッタ15に向か
う。ビームスプリッタ15で分かれたビームはそれぞれ
測定面、参照面13で反射され、ビームスプリッタ15
で合成され、CCDなどの画像入力手段14で観測され
る。
干渉計と同様な原理で干渉縞が得られるので、参考例
1、参考例2及び実施例1と同様な方法で測定面の変位
を計測できる。また、フィゾー型干渉計の場合、参照光
と測定光との光路長差をほとんど0にしやすいので、可
干渉距離の短いLEDや多モードレーザを光源として使
用できる。本実施例の場合、光源をパルス発光させる必
要があり、半導体レーザをパルス発光させると通常マル
チモードになるけれども、この構成だと使用することが
できる。
ブリーペロー型干渉計を用いて光学系を構成した例であ
る。11は光源、12は被測定物(圧電体)、14はC
CDなどの画像入力手段、15,15’はビームスプリ
ッタ(ハーフミラー)、151,151’はハーフミラ
ー15を前後に移動する機構、16はレンズ、17は被
測定物(圧電体)に入力する信号の発生器(発振器)、
18はパルス発生器、19は画像データを蓄積するフレ
ームメモリ、20はCRTなどの画像表示手段、61,
61’は測定面やハーフミラーに垂直に光線を入射する
ためのレンズである。光源11から出射された光はビー
ムスプリッタ15’で下に向き、レンズ61,61’を
介してビームスプリッタ15に向かう。ビームスプリッ
タ15と測定面で多重反射したビームの干渉光強度はC
CDなどの画像入力手段14で観測される。
示す。同図では、説明のため、ビームを斜めに入射した
状態が示されているが、実際はビームはハーフミラー1
5や、測定面71に対し垂直に入射される。同図におい
て、B0はハーフミラー15で反射したビーム、B1は
ハーフミラー15を透過し、測定面71で反射し、再び
ハーフミラー15を透過したビーム、B2はハーフミラ
ー15を透過し、測定面71で反射し、ハーフミラー1
5で反射し、再度測定面71で反射し、再びハーフミラ
ー15を透過したビーム、B3,B4,…は同様にして
反射を繰り返した後にハーフミラー15を透過したビー
ムである。
b2,…とすると干渉光強度Ifpは(15)式で与えられ
る: Ifp=(Eb0+Eb1+Eb2+…)2 ={Afprh Cosω1 t +Afpth 2 rs Cos(ω1 t+2ψ) +Afpth 2 rh rs 2Cos(ω1 t+4ψ) +Afpth 2 rh 2rs 3Cos(ω1 t+6ψ) ・ ・ ・ }2 …(15) ここで、Afpはハーフミラー15に入射した光の電界の
振幅、rh ,th はハーフミラー15の反射係数と透過
係数、rs は被測定物の反射係数である。ψはハーフミ
ラー15と測定面71との距離を光の波長で除した値で
ある。
0.5、rs =1のときの干渉光強度と、測定面とハー
フミラーとの距離との関係を表している。P点になるよ
うにハーフミラー15と測定面71との距離を制御して
おけば、測定面上の弾性波による変位が微小でも、大き
な強度変化があり、感度を向上できる。
5,96をつなぎ合わせ合成して、大きな範囲の弾性波
による変位を測定する場合の概念図を示している。同図
では、櫛形電極93によって励起された弾性表面波によ
る測定面の変位を示している。通常、弾性波による変位
は測定したい範囲に対して非常に小さいので、被測定物
を可動ステージ上で制御し移動させて複数の画像を取り
込むと、ステージのピッチングや、平面精度、被測定物
の平面精度などにより、同じ測定ポイントでも異なる画
像では干渉縞の位相がずれることがある。しかしなが
ら、本発明の場合、測定装置にフレームメモリを設け、
複数の画像を取り込んで大きな範囲を測定する場合、画
像を重ねて入力する部分91,92を設け、この部分で
干渉縞の位相補正をすることが可能である。
が可能な光源である。また、画像として取り込むこと
と、参照面と測定面との距離に設計自由度を持たせるた
めに、光源としては可干渉性が高いレーザであることが
望ましい。本発明の装置で弾性表面波素子を計測する場
合、弾性表面波の周波数が高いため、所望のパルス幅は
数ナノ秒以下になる。この場合、固体レーザや気体レー
ザでは光源が大きくなってしまうので、半導体レーザが
適している。特に、多量子井戸型半導体レーザはパルス
発光してもマルチモードになりにくいため、この用途に
最適である。
に周期的な電気信号を与え、その信号によって励起され
た機械振動の表面変位を光学的に測定する装置におい
て、被測定物の弾性波による変位を広い範囲で瞬時に検
出でき、被測定物を伝播する弾性波の振幅強度と位相と
を容易に検出できる。
る。
伝播する様子を示す図である。
る。
る。
る。
示す図である。
範囲の弾性波による変位を測定する場合の概念図を示す
図である。
変位を観測する従来例を示す図である。
従来例を示す図である。
示す図である。
ー)移動の駆動手段 16 コリメータレンズ 17 圧電体を励起する発振器 18 パルス発生器 19 フレームメモリ 20 画像表示手段(CRT) 21 結像レンズ 61,61’ 測定面やハーフミラーに垂直に光線を
入射するためのレンズ 93 櫛形電極 94,95,96 画像データ 91,92 画像データの重なり合う部分 101 被測定物 102 光源(レーザ) 103 光検出器 104 スリット 105 可動ステージ 107 発振器 108 ミキサー 109 パルス発生器 110 ロックインアンプ 111 X−Yレコーダ 112,112’ 方向性結合器 113 遅延ループ 114 光路 115 集光レンズ 116 受光素子 120 被測定物 121 超音波回折セル 122 ホログラム作成用光学系 123 弾性波伝播パターンの再生用光学系 L1〜L5 レンズ S1〜S3 スリット hrg 感光板またはホログラム
Claims (9)
- 【請求項1】 圧電体に周期的な電気信号を与え、その
信号によって励起された機械振動の表面変位を光学的に
測定する装置において、圧電体に入力される電気信号の
周期と光源の発光周期とをわずかに異ならせ、前記圧電
体の表面変位を該圧電体に入力される電気信号の周期と
光源発光周期との差に基づくビート信号として測定する
ことを特徴とする微小周期振動変位の測定装置。 - 【請求項2】 前記機械振動の表面変位を測定するため
の手段の光学系がマイケルソン型干渉計を含んでなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の微小周期振動変位の測
定装置。 - 【請求項3】 前記機械振動の表面変位を測定するため
の手段の光学系がフィゾー型干渉計を含んでなることを
特徴とする請求項1に記載の微小周期振動変位の測定装
置。 - 【請求項4】 前記機械振動の表面変位を測定するため
の手段の光学系がファブリーペロー型干渉計を含んでな
ることを特徴とする請求項1に記載の微小周期振動変位
の測定装置。 - 【請求項5】 前記光学系が干渉縞の縞走査法の実行の
ための手段を有することを特徴とする請求項2〜4のい
ずれかに記載の微小周期振動変位の測定装置。 - 【請求項6】 前記光学系が前記圧電体を移動制御する
ための手段を有し、得られる複数の干渉縞の画像データ
をつなぎあわせ合成する手段を有することを特徴とする
請求項2〜4のいずれかに記載の微小周期振動変位の測
定装置。 - 【請求項7】 前記圧電体に入力される電気信号はバー
スト信号であり、前記圧電体に電気信号が入力されてい
ない時間帯では前記光源が発光しないように制御される
か、同時間帯では前記画像入力手段のシャッターが閉じ
られるように制御されることを特徴とする請求項1〜6
のいずれかに記載の微小周期振動変位の測定装置。 - 【請求項8】 前記光源は半導体レーザであることを特
徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の微小周期振動
変位の測定装置。 - 【請求項9】 前記半導体レーザは多量子井戸型半導体
レーザであることを特徴とする請求項8に記載の微小周
期振動変位の測定装置。
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